キュウハ沢出合↑寿岳↑塔ノ岳→長尾尾根↓本谷吊橋
- GPS
- 06:30
- 距離
- 15.8km
- 上り
- 1,334m
- 下り
- 1,341m
コースタイム
- 山行
- 5:56
- 休憩
- 0:29
- 合計
- 6:25
天候 | いや、晴れてたけど風がw |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
チェンスパ等は不要だが、一部のザレ場にはタッピングスパイクが欲しかった。 |
写真
感想
山デビュ8戦目。
目覚ましをかけずに11時ぐらいに起きて、ベットの上でヌクヌクとドラクエでもして夕方ぐらいに好日山荘かWILD1あたりをフラフラして、ギリギリでアウトドア派の自我を保つというステキな休日の過ごし方もできたはずだが、寒風吹きすさぶ塔ノ岳に行ってしまった。
今回も破線やバリっぽい道で登って一般道で下りるというルートを地図で探した結果、キュウハ沢出合から寿岳を経て塔ノ岳に至り、長尾尾根から本谷吊橋に下りるという周回コースを見つけた。
消化試合感覚でラクに下りたい下山の一部に破線(上ノ丸〜本谷吊橋)があるのが気に入らんかったが、まあ仕方ないっす。
さて、8時スタートの計画で8時20分に現着というゼンゼン許容範囲内のスタートを切ります。
塩水橋から沢沿いの舗装道を一時間弱歩くが、朝の沢の音ってなんか不気味でキライですわ。沢沿いって大抵暗いし、なんかこれから魔界に入って行くカンジにさせられます。(ビビり過ぎ?)
で、ビビりながらも事実上の登山口となるキュウハ沢出合に辿り着きます。舗装から山に入る時もビビりポイントですがこれは瞬間的なもので、すぐにルートは?踏み跡は?テープは?と実務に気が紛れます。
ここでフリースを脱いで、長T+レインウェアで尾根に取りつきますが、思ってた以上に尾根がクッキリしてて、迷う不安なく足が進む進む。気が付いたら汗だくでしたわw
それでも気分よく、ペース落とさずにガシガシ行きます。しばらくすると、風がゴォーゴォー言い始め、「うーん涼しいぜ♪」と快適な時間が数十秒、その後急激に寒くなる。
止まってフリース着るか?とも思うが、あまりの寒さに止まる勇気がない。
とりあえず稜線まで出ようとハアハア言いながら登ります。心臓バクバクで身体の中は暑いのにすげー寒いという新しい感覚w(いやけっこー笑い事でもない)
あまりに寒いので主脈稜線に出たら丹沢山は諦めて塔ノ岳に直行しようと考えました。
寿岳では先週(ぐらい)のヤマレコで投稿者が自作して設置してくれた山名標識を確認し、その後のバラ科植物のトゲ攻撃と相変わらずの強風に翻弄されます。
で、実際に稜線に出て塔ノ岳方面に歩き出すと、“いや、丹沢山、行けるんじゃね?”という誘惑が・・・
Uターンして丹沢山方面に歩きだします。そして数分、いやムリだろ・・・
ナニやってるんでしょうね〜w 稜線上を行ったり来たりっすw
なんかハイペースの登りの息切れと急激な寒さでアタマがフラフラしてましたわ。
そして目を覚まし、塔ノ岳に向かいます。
で、塔ノ岳手前の登り階段で足に違和感が・・・
ぜんぜん足が上がらず、少しの凹凸ですぐに躓きます。こんなこと今までにないぞ?
腿を触ったらカチカチになってます。あ、コレ、足攣るな・・・と感じます。
確か水分が足りないと足を攣りやすいと聞いたことがあった気がするので、ひと口も飲まずに腰にぶら下げてた烏龍茶を飲みました。
「キンキンに冷えてやがる・・・、犯罪的だ・・・」とカイジの気持ちが判る烏龍茶でした。
まあ、極寒のキンキンとは言えとりあえず水分は取ったので大丈夫かと塔ノ岳に向かって階段をゆっくり登ります。
山頂には着いたものの風が強くて寒くて寒くて立ち止まれません。とりあえず・・・トイレだなと、山小屋のハナレの「トイレ」と書いてある扉を入りました。
トイレって暖けええええ!
だが、長居するには環境が悪く、外に出てとりあえず「塔ノ岳山頂」みたいな標識の写真を撮ります。で風裏になるようなとこを2秒ぐらい探しましたが・・無いw
堪らず山小屋に進入します。
山小屋とかほぼ経験ないので勝手が判らず、とりあえず「こんにちわ〜」と言って入ってみました。カウンターの様なものがあって店員さん(?)のような人がいました。
メニューにコーヒーというのが目に入ったので、カウンターで「コーヒーを」と注文してみました。で、空いてる席があったので荷物を下ろして座ってみました。
少しすると、「はい、コーヒーそうぞ〜」とコーヒーが運ばれてきました。
うーん、ドトールコーヒー方式だな。
コーヒー飲みながらレインウェアを脱いでみたらTシャツがグショ濡れでキンキンに冷えてやがる!こりゃ寒いワケだわw
つっても脱ぐわけにもいかんし、とりあえずこの小屋にいる間にフリースを着て、ネックウォーマーを装着することにしました。コーヒー一杯で粘らない客なので、身支度が出来たら出発します。
小屋を出てヤビツ方面に下りていきます。少し下りると風が弱まり日差しも強くなってきました。フリース効果も手伝って、やっと極寒を脱したようです。
しかし新大日前の登り返しで、また足が攣る前兆がでます。
これは・・・休憩が必要なのか?そうなのか?
今までの山行ではあまり休憩とかしたことがありませんでした。まあ行けるとこまで行くかと思ってる間にタイミングを失い、結局ほとんど休憩しなかったカンジです。
だが、今日は休憩しよう!今しよう!と決め、カップヌードル・コーヒー(またかよ)・キットカットを平らげました。もうこれでも足が攣るならどうしようもありません。満を持して出発です。
新大日から先は主脈を離れた登山道で、さらに先で本谷橋への分岐を左折するんですが、この新大日〜本谷分岐間で道に迷った人のブログを読んだことがあります。
その人は分岐まで行く前に左側(本谷川側)に迷い込んでしまったようです。
地図を見ると、しばらく尾根を進んだ後、右側に尾根を逸れて同じ標高をしばらく進む箇所があります。恐らくそこで尾根を逸れずに進んでしまったのでしょう。地図上でもそこはキレイな尾根なので思わず吸い込まれそうです。
という、不安な進路となるため、ここからは常に地図を片手に手持ちで進んで行きます。1241mの地点、1202mの地点、1004mの地点と標高を下げて行きます。
その先でやや登り返すカンジで879mのピークが前方に現れます。これ!この尾根に乗ってはいけない!
おお〜、地図見て尾根を右に逸れます♪ 俺って・・・ついに一人前なんじゃ・・
寒さが一服した上に自尊心まで満たされ順調に下山してきます。
いやー地図と実物が一致するのって楽しいわ〜
方角に加えて、下るのか登るのか平行移動か、斜面は右下がりか左下がりか、そんなことを良く見ておけば大体判るモンっすね
で、最後にちと不満な本谷への破線道へ。
かなり標高も下がり太陽の位置も下がり、斜面の向きも太陽の逆ってことで、かなり暗いとこを歩きます。いや、まだ14時前なんで真昼間なんだけど、やはり暗い場所というのはヒトを不安にさせるもんです。
前述の迷った人は、たしか暗くなってどうにもならず、全部登り返して塔ノ岳の山小屋まで避難したと書いてた。今日の俺だったら足攣るな・・・
と、ややテンションを下げながらも事実上のゴール地点である本谷吊橋に到着。
下りてきた後で沢沿いを歩く時、沢の音がまったく不気味に感じないのはナゼなんでしょう?
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