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Yamareco

記録ID: 1373205
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
道東・知床

厳冬期の羅臼岳南西ルンゼ

2018年02月03日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
19:43
距離
25.5km
登り
2,356m
下り
2,352m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
18:40
休憩
1:03
合計
19:43
2:40
612
スタート地点
12:52
13:34
5
13:39
13:39
22
14:01
14:02
71
15:13
15:13
238
19:11
19:14
101
20:55
21:10
65
22:15
22:17
6
22:23
ゴール地点
天候 晴れ後吹雪
過去天気図(気象庁) 2018年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
厳冬期の羅臼岳に来る人は居ないと思いますが、極少数の「マゾヒスト」のために記載します。
1 南西ルンゼ
・標高1200m以上はガチガチの氷化斜面
・ルンゼの標高差は550mあるので滑落は死を意味します。
・ルンゼは雪崩が発生
・ルンゼ上部から頻繁に岩と氷塊の落下有
※ 上記状況から南西ルンゼへ挑む場合はGW前後がベターかと思います。
2 羅臼平
・ホワイトアウトになりジーグル装着とIT航法(地図連動GPSアプリ)で前進。
3 羅臼コース
・南西ルンゼでの滑落を懸念して下調べしていない羅臼コースを下山しましたが、第2の壁〜第1の壁まで正規ルートは斜面途中をトラバースする形で設置されており、この季節の登山道は雪で埋まっているほかスリップすると標高差200m下の川に滑落します。滑落を防止するために第2の壁からハイ松原までアイゼンで股下ラッセルしました。
・登山川は第2の壁から羅臼川の合流点まで函や滝があるので川通し下山は不可能!
・所々に発生している温泉で出来た雪の空洞を多数踏み抜いて痛い目に遭うほか著しく体力を消耗します。
・下山時に里見台や一息峠から谷を巻くようにコースが設定されていますが、斜面途中をトラバースする形で設置されている道は雪で埋没しているほか地図に記載されているコースが実際はズレていると思われ、ルート確保が非常に難しいです(※ 付近で3時間ラッセルで右往左往しました。)。最終的にピオレトラクションで崖を降りて、崖を登り返すという強硬手段で突破しました。
・道央近辺の山と違いトレースはなく、下山するまで人の気配はありません。

※ 命に関わるので率直に書きますが、冬山経験の浅い方は絶対にアクセスしてはいけません。相応の装備、体力、知識、経験を有していないと遭難します。
一言で総括すると厳冬期の知床は非常に厳しいです。
装着するIHI製タービンと道東に向かうボクの気持ちはフルブースト!
7
装着するIHI製タービンと道東に向かうボクの気持ちはフルブースト!
トンネルのライトはナトリウム灯の光が優しくて好きです札幌!。
3
トンネルのライトはナトリウム灯の光が優しくて好きです札幌!。
千歳を出発して4時間45分で斜里のセブンに到着!。
3
千歳を出発して4時間45分で斜里のセブンに到着!。
おまけ:前日の斜里岳北稜は万里の長城ような鹿防止柵で僕もブロックされました((+_+))。
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おまけ:前日の斜里岳北稜は万里の長城ような鹿防止柵で僕もブロックされました((+_+))。
さて熊の湯ゲート02:40に出発をします!。
3
さて熊の湯ゲート02:40に出発をします!。
僕はそんなに足が速くないので心配ありません。
2
僕はそんなに足が速くないので心配ありません。
覆道を数か所通りますが、背後から不気味な風の音が聞こえます(~_~;)。
3
覆道を数か所通りますが、背後から不気味な風の音が聞こえます(~_~;)。
平均してこの程度のラッセルです。
3
平均してこの程度のラッセルです。
「GPV」「IMOC」「てんくら」ともに明け方から曇り予報だったが、見事なまでに予報は外れ‥、
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「GPV」「IMOC」「てんくら」ともに明け方から曇り予報だったが、見事なまでに予報は外れ‥、
羅臼ドンっ!、朝日を浴びる羅臼岳を見て「かっけー!」と叫びました!(^^)!。
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羅臼ドンっ!、朝日を浴びる羅臼岳を見て「かっけー!」と叫びました!(^^)!。
知床峠まで雪崩斜面を5カ所程通過しないといけません!。
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知床峠まで雪崩斜面を5カ所程通過しないといけません!。
上を見ると「君が通過中に雪崩れちゃうぞ!」みたいな感じで斜面が佇んでいます‥。
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上を見ると「君が通過中に雪崩れちゃうぞ!」みたいな感じで斜面が佇んでいます‥。
僕のトレースは熊の湯から続いているのさっ!。
3
僕のトレースは熊の湯から続いているのさっ!。
このような雪崩斜面を見ると‥、
1
このような雪崩斜面を見ると‥、
最上部からスキーで滑走を開始して‥、
2
最上部からスキーで滑走を開始して‥、
ジャンプして下まで滑走したら面白いだろうな!。(※ 着地など以後の事については各人計画でお願いします。)
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ジャンプして下まで滑走したら面白いだろうな!。(※ 着地など以後の事については各人計画でお願いします。)
朝日を浴びる羅臼岳。いや〜、本当に格好良い!。
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朝日を浴びる羅臼岳。いや〜、本当に格好良い!。
南西ルンゼを見てゾクゾクしてきました!。5月の手術前に約束したとおり戻ってきたぞ!。
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南西ルンゼを見てゾクゾクしてきました!。5月の手術前に約束したとおり戻ってきたぞ!。
巨神兵な俺(イイ歳)!。
8
巨神兵な俺(イイ歳)!。
ハイシーズンには観光客で賑わう知床峠は‥、
2
ハイシーズンには観光客で賑わう知床峠は‥、
厳冬期にはボクしかいないので‥、
4
厳冬期にはボクしかいないので‥、
営業しても赤字は必至!。(※ 背景は天頂山!)
4
営業しても赤字は必至!。(※ 背景は天頂山!)
去年5月4日以来の知床峠!。
5
去年5月4日以来の知床峠!。
知床峠を出発して羅臼岳を目指します!。
4
知床峠を出発して羅臼岳を目指します!。
羅臼岳南西ルンゼ取付きに到着!。
5
羅臼岳南西ルンゼ取付きに到着!。
標高1000m付近でアイゼン&アイスバイルを装着!。
7
標高1000m付近でアイゼン&アイスバイルを装着!。
前から気になっていたので南西ルンゼの標高差を計ってみる事にした!。
2
前から気になっていたので南西ルンゼの標高差を計ってみる事にした!。
直登開始!。セイセイセイっ!。
4
直登開始!。セイセイセイっ!。
斜面は氷化しており、キックステップが必須!。
6
斜面は氷化しており、キックステップが必須!。
南西ルンゼ取付きでは大した斜度には見えないが直登を開始するとご覧のとおり不気味な斜度です。
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南西ルンゼ取付きでは大した斜度には見えないが直登を開始するとご覧のとおり不気味な斜度です。
とりあえずルンゼ中央の喉仏と言われる岩を目指します!。
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とりあえずルンゼ中央の喉仏と言われる岩を目指します!。
取付きから喉仏岩まで南西ルンゼ行程中の3分の1です。これ以降は斜度が加速度的に増してきます!。
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取付きから喉仏岩まで南西ルンゼ行程中の3分の1です。これ以降は斜度が加速度的に増してきます!。
登坂中は絶対に下を見てはいけません!。
10
登坂中は絶対に下を見てはいけません!。
グイグイと南西ルンゼの斜度と己の疲労が増してきます!。
6
グイグイと南西ルンゼの斜度と己の疲労が増してきます!。
キツい‥が休む場所など無い!。後は己と南西ルンゼとのガチンコ勝負!。
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キツい‥が休む場所など無い!。後は己と南西ルンゼとのガチンコ勝負!。
高度を上げていくとルンゼ中央部で弱層&雪崩の痕跡を発見したのでルンゼ脇に退避!。実際雪崩も発生していました。
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高度を上げていくとルンゼ中央部で弱層&雪崩の痕跡を発見したのでルンゼ脇に退避!。実際雪崩も発生していました。
ルンゼの雪面には雪崩を起こす亀裂多数で、それらを回避しながら登攀を続けます。
4
ルンゼの雪面には雪崩を起こす亀裂多数で、それらを回避しながら登攀を続けます。
天気は良いですが日中でもマイナス13℃という知床の過酷な環境の中で登攀します。
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天気は良いですが日中でもマイナス13℃という知床の過酷な環境の中で登攀します。
蒼い空の向こう南西ルンゼ源頭部を捕捉!。疲れた体に鞭を打ってペースを上げる!。その時‥!、
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蒼い空の向こう南西ルンゼ源頭部を捕捉!。疲れた体に鞭を打ってペースを上げる!。その時‥!、
一瞬の気の緩みか滑落した。アイスバイルの一撃により滑落を停止できたが本当に死ぬところだった‥。俺を救ったのは今は亡きシャルレ・モゼール!。
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一瞬の気の緩みか滑落した。アイスバイルの一撃により滑落を停止できたが本当に死ぬところだった‥。俺を救ったのは今は亡きシャルレ・モゼール!。
滑落の恐怖に震えながらも登攀していると斜度が緩くなりルンゼ源頭が近いのを確信する。
6
滑落の恐怖に震えながらも登攀していると斜度が緩くなりルンゼ源頭が近いのを確信する。
よっしゃー、3時間かけて南西ルンゼを突破!。GW時期より厳冬期の方が時間がかかったぞ!。
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よっしゃー、3時間かけて南西ルンゼを突破!。GW時期より厳冬期の方が時間がかかったぞ!。
実際に計ってみたら南西ルンゼの標高差は550mでした!。もはやルンゼやクーロアールの次元を超えている!。
5
実際に計ってみたら南西ルンゼの標高差は550mでした!。もはやルンゼやクーロアールの次元を超えている!。
羅臼岳火口壁より山頂である溶岩ドームを捕捉!。
5
羅臼岳火口壁より山頂である溶岩ドームを捕捉!。
蒼と白の景色の中、ダブルアックスで取付き‥、
8
蒼と白の景色の中、ダブルアックスで取付き‥、
山頂到着!。去年の脳の手術前の約束通り再び羅臼岳の山頂に立ちました!。
14
山頂到着!。去年の脳の手術前の約束通り再び羅臼岳の山頂に立ちました!。
晴れている間に山頂に到着したが、その後に驚くほど急速に天候が悪化してホワイトアウトになる!。
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晴れている間に山頂に到着したが、その後に驚くほど急速に天候が悪化してホワイトアウトになる!。
ホワイトアウトの中、溶岩ドームを羅臼平方向に降りる。何も見えない!。ヤバい‥、これ程急激に天候が悪化するとは‥。
5
ホワイトアウトの中、溶岩ドームを羅臼平方向に降りる。何も見えない!。ヤバい‥、これ程急激に天候が悪化するとは‥。
遮る物が無い広大な羅臼平では知床の暴風に曝される。寒さを通り越して痛い!。全速離脱したいが目標となるようなランドマークは無く、地面以外何も見えなかったのでジーグル装着&山旅ロガーを見ながら前進!。
2
遮る物が無い広大な羅臼平では知床の暴風に曝される。寒さを通り越して痛い!。全速離脱したいが目標となるようなランドマークは無く、地面以外何も見えなかったのでジーグル装着&山旅ロガーを見ながら前進!。
厳冬期の羅臼平(標高1500m)でのホワイトアウト&知床の暴風にもGORE-TEXのシールドは耐える!。
4
厳冬期の羅臼平(標高1500m)でのホワイトアウト&知床の暴風にもGORE-TEXのシールドは耐える!。
ホワイトの切れ間から下山方向を目視で捕捉!。助かった‥。この後寒さのせいでカメラのバッテリーがダウン!。これ以降写真を撮っている余裕もなくなりました。
5
ホワイトの切れ間から下山方向を目視で捕捉!。助かった‥。この後寒さのせいでカメラのバッテリーがダウン!。これ以降写真を撮っている余裕もなくなりました。
視界不良の中で羅臼平を下ったので、誤って屏風岩の東側に降りてしまった。仕方なく急斜度帯を木に捕まりながら降りる(※屏風岩の西側の方が正規ルートですが登り返して復帰する体力はない。)。
2
視界不良の中で羅臼平を下ったので、誤って屏風岩の東側に降りてしまった。仕方なく急斜度帯を木に捕まりながら降りる(※屏風岩の西側の方が正規ルートですが登り返して復帰する体力はない。)。
屏風岩から泊場の間は、危険だが他のルートが無いため仕方なく雪崩斜面やデブリ斜面を数か所か歩きます。
2
屏風岩から泊場の間は、危険だが他のルートが無いため仕方なく雪崩斜面やデブリ斜面を数か所か歩きます。
追加写真4:次の写真のCo956からの大崩落斜面のデブリを歩くがデブリがSBになっているほか、付近は温泉が湧出しておりデブリの下が空洞で踏み抜き多数で非常に危険です。
2
追加写真4:次の写真のCo956からの大崩落斜面のデブリを歩くがデブリがSBになっているほか、付近は温泉が湧出しておりデブリの下が空洞で踏み抜き多数で非常に危険です。
登山川沿いを下ろうと思いましたが、第2の壁付近で川が函状になり、下れなくなったのでラッセルで150m登り返して正規ルートに復帰する(※この登り返しから下山までが、この山行中で最もエネルギーを消耗しました。)。
2
登山川沿いを下ろうと思いましたが、第2の壁付近で川が函状になり、下れなくなったのでラッセルで150m登り返して正規ルートに復帰する(※この登り返しから下山までが、この山行中で最もエネルギーを消耗しました。)。
第2の壁からハイ松原までトラバースするように設置された正規ルートを滑落を警戒しながら地獄のような鬼ラッセルです。足首は常に斜めで捻挫のような症状&疲労が極限でも生きて下山するために弱音を吐いている場合ではない!。
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第2の壁からハイ松原までトラバースするように設置された正規ルートを滑落を警戒しながら地獄のような鬼ラッセルです。足首は常に斜めで捻挫のような症状&疲労が極限でも生きて下山するために弱音を吐いている場合ではない!。
地図に表示されない谷や沢をヘッデン装着で歩きます。里見台付近からの脱出で3時間以上費やしました(※ 日中であればもっと効率的なルートを発見できたかも‥。)。
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地図に表示されない谷や沢をヘッデン装着で歩きます。里見台付近からの脱出で3時間以上費やしました(※ 日中であればもっと効率的なルートを発見できたかも‥。)。
里見台からこの付近が非常に危険でした!。この付近は地図判読能力&夜間登山経験がないと行動できません。
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里見台からこの付近が非常に危険でした!。この付近は地図判読能力&夜間登山経験がないと行動できません。
厳冬期の知床の山を歩いて熊の湯に無事下山!。20時間25kmの行程を死力を尽くしました!。
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厳冬期の知床の山を歩いて熊の湯に無事下山!。20時間25kmの行程を死力を尽くしました!。
下山後ワイパーに警察からメモが挟まっていました。このようにダッシュボードに表示しておきましたが、表示されてないと「安否確認→音信不通→捜索開始」と大事になりますので気を付けましょう。
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下山後ワイパーに警察からメモが挟まっていました。このようにダッシュボードに表示しておきましたが、表示されてないと「安否確認→音信不通→捜索開始」と大事になりますので気を付けましょう。
下山後は「Yes.Coke!」。疲弊した体に染み渡る!。脱水症状一歩手前だったから最高に旨かった!。今日のコーラの旨さは絶対に忘れない!。
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下山後は「Yes.Coke!」。疲弊した体に染み渡る!。脱水症状一歩手前だったから最高に旨かった!。今日のコーラの旨さは絶対に忘れない!。
これらの登山道具が無ければ生きて下山できなかった‥。俺を支えてくれて本当にありがとう!。(※帰宅後撮影)
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これらの登山道具が無ければ生きて下山できなかった‥。俺を支えてくれて本当にありがとう!。(※帰宅後撮影)
下山後は羅臼の街で23時に営業している飲食店は無かったのでセイコーマ−トでラーメンを貪る!。併せて2本目の「Yes、Coke!」。暖かさと旨さで生きている有難さを実感する!。
9
下山後は羅臼の街で23時に営業している飲食店は無かったのでセイコーマ−トでラーメンを貪る!。併せて2本目の「Yes、Coke!」。暖かさと旨さで生きている有難さを実感する!。
下山後は昨日と同じく越川温泉に入浴して、お湯の暖かさで生きているのを実感した。生きているのは素晴らしい‥。
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下山後は昨日と同じく越川温泉に入浴して、お湯の暖かさで生きているのを実感した。生きているのは素晴らしい‥。
木曜日から寝てなかったのと山行の疲労で入浴しながら寝てしまい、千歳に帰る最中に夜が明ける‥。
6
木曜日から寝てなかったのと山行の疲労で入浴しながら寝てしまい、千歳に帰る最中に夜が明ける‥。

感想







厳冬期羅臼岳南西ルンゼ‥。北海道を去る前に必ず行かなくては‥と思っていた。
キャリアアップの影響で3月末に北海道を離れ、関東の本部に行く事になっており、プライベートな部分では「俺の人生終わった‥。」と思っているが、その前にやり残した宿題を片付けるべく厳冬期の羅臼岳南西ルンゼに挑んできました!。
山行中に当初は綺麗な羅臼岳に喜んでいましたが、「南西ルンゼでの滑落停止」や下山時に「山頂から羅臼平でのホワイトアウト」、「羅臼コースでのスノーシューが使えない状態でのトラバース鬼ラッセル」、「地図に表示されない谷を超えるのために夜9時半にヘッデン装着でのピオレトラクションでの氷壁の登攀」等、想定外の要素などで余裕は無くなり、今までの登山人生で一番の大変だったが精神が肉体を凌駕してあるゆる困難を克服し、20時間25km以上の行程を死力を尽くして下山する事が出来ました。

なかなかどうして人生とは難しいものだけど、せっかく救われた命だから少しは前向きに考えてみようと思う‥山行を通じて感じた1日だった。

※ 2/6 20:30追記:何回もこのレコに訪れている方が居て羅臼岳にアタックするのでは‥と思ったので下山に使った羅臼ルートの危険個所等について、写真とコメント追加しました。

※ R1.6.18追記:厳冬期の南西ルンゼからの登頂記録は、私がヤマレコにアップして以降、ネット上にもちょくちょくと出てくるようになりましたが、YAMAPにアップしている記録のとおり南西ルンゼをピストンをした方が良い。羅臼コース下山は遭難の危険性が高いです。

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コメント

よくぞご無事で
morethanさんこんにちは。
レコがあがるのを待ってましたがコースタイムを見て目が飛び出そうでした。じっくり拝見しながら山行の過酷さを想像しましたが、本当に無事に生還できてよかったですね。登頂までも時間がかかっていますがそこまでは天気にも恵まれて会心の心境だったと想像しますが下山時の状況は想像を絶するものだったろうと思います。
「生きてて良かった〜」という実感がストレートに伝わってくる気がします。しっかり体を癒して下さい。
2018/2/5 5:57
Re: よくぞご無事で
positive51さんこんばんは(^^)/。
まずは「知床岳に登る」と連絡するも羅臼岳に変更したのをお詫びします(T_T)。知床岳の登山口の相泊は工事の影響で駐車は難しいのが判明したので、以前よりルート研究してあった羅臼岳に変更しました(※前日の写真で羅臼岳がとてもカッコ良かった事もあるのですが‥。)。
今回の羅臼岳は15時間程度の時間行程を覚悟していましたが、想像以上に厳冬期の知床は過酷でした。まずは「知床の寒風に晒されながら南西ルンゼの550mの標高差を3時間かけて登り体力を消耗」「キックステップ&フロントポインティングし過ぎで脚力を消耗」「下山時に山頂〜標高1500mの羅臼平でホワイトアウト」「羅臼平〜泊場まで雪崩斜面のトラバース」「登山川から第2の壁まで登り返してハイ松台まで地獄ラッセル」「午後9時にピオレトラクションでの登攀」等で経験や体力に自信が無い方なら遭難するような山行で道央近辺の山より遥かに厳しい環境でした。
しかし「生きて下山し、最高のコーラが飲みたい!」という気持ちが己を支えており、精神が肉体を凌駕してあるゆる困難を克服して無事下山できました!(^^)!。無事下山した時のコーラが最高に旨かったのを生涯忘れる事は無いでしょう!(^^)!。
また「あるゆる困難を持てる手段を尽くして厳冬期の知床の山を単独で20時間25kmをやり遂げた」この山行は己の限界や登山の経験値&レベルをグっと引き上げてくれました!。
本来はもっとpositive51さんに伝えたい事はありますが、今度お会いした時にお話しできたら‥と思います(^_^)/~。
2018/2/5 20:25
プロフィール画像
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