大山弥山(大ノ沢右岸稜〜七合尾根下降)


- GPS
- 07:35
- 距離
- 10.9km
- 登り
- 1,097m
- 下り
- 1,083m
コースタイム
- 山行
- 7:09
- 休憩
- 0:22
- 合計
- 7:31
天候 | 晴れ一時曇り 風あり |
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過去天気図(気象庁) | 2018年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車場無料 スキー場は9:00〜 トイレ使用もスキー場営業時間内 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◎大ノ沢右岸稜…樹林帯はヤブが出ていて、雪が少なくはまり込みが多い。 稜線は北西の風を受けるので風対策必要。 浮石注意。 前衛峰(ジャンダルム)は左に巻く。直登は△。 ◎七合尾根…滑落と落とし穴に注意。 新雪の量で難易度は大きく変わりそう。 |
その他周辺情報 | 大山桝水高原スキー場ライブカメラ http://www.ustream.tv/channel/masumizuskiing?rmalang=it_IT |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
ゲイター
マフラー
ネックウォーマー
バラクラバ
毛帽子
着替え
靴
ザック
ザックカバー
アイゼン
ピッケル
スコップ
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
携帯
時計
サングラス
ツェルト
カメラ
ポール
シェラフ
ヘルメット
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感想
今年は雪が少ないようです。
もう春が近づいたような様子でした。
初めて大ノ沢から登りました。沢筋を下ったことはありますが、登りは初めてになります。右岸稜・左岸稜のどちらを選ぶかですが、右岸稜の方が低いので、登りの距離が短いことと、以前正面道を歩いたことがあるので、地形的には問題ないかなあということで右岸稜を選択。
環状道路から大ノ沢ロックシェードの手前がとりつき点。雪の量はこんなもんかなと思いましたが、上がっても上がってもヤブはすっきりすることなく、樹林帯を抜けるまで少々苦労することになりました。結構はまり込むので、スノーシュー使っています。
樹林帯を抜けると一気に視界が広がり、風が出ます。正面に前衛峰が見えていて、近く見えるのですが、登っても登っても近づかないような苦しい時間帯。足元は少ない雪と、空洞に草つき、浮石など、ちょっと気が抜けないような状態です。一時の間はガスに覆われてまわりが見えない時間もありました。北西からの風がだんだん強くなって、顔面や右手が痛くなってきます。それでも進まないことにはどうにもならないので、亀のように一歩ずつ足を出していくような感じです。
前衛峰手前に足跡を発見しました。こないだの週末にでもどなたか単独で登られたようです。わたしはここが初めてなので、どんなふうに巻くのか足跡をトレースしていきました。ところがこの方の足跡は巻くどころか、小さな沢筋を跨いで、前衛峰直登の超攻撃的ラインでございました。踏み跡が明瞭なので跡を辿らせてもらいましたが、それがなければまちがいなく左へ逃げると思います。結果、危なげなくというか、楽に乗り越えることができました。角度は60度超えるような壁20数mといったところでしょうか。単独でフリーでこんなとこ登るなんて、きっとクレイジーなお方なのでしょう。
その後はガスがとれて青空が広がり、迫力満点の大ノ沢源頭部を見ながらのんびり頂上台地へ辿り着きました。頂上台地に出ると風はおさまり、陽射しもあってやっとひと息つけました。これまでのきつい傾斜を横着して蹴りこみを怠ったので、ふくらはぎが伸びきってしまってもう足がダメです。山頂までの距離がだいぶ遠く感じました。
下りはどこか西側の斜面をスノーシューで探検しようと思ってたのですが、別山、八合、七合とみていくうちに、晴れ渡ってきれいな北壁にひかれて七合尾根を下りました。足がもうダメだったので、急な所なんかは、見られるとはずかしいけども、赤ちゃん這い這いでいきました。
南光河原から桝水までの道路歩きはきつかったですが、なかなか充実した山行だったので、あまり自分なにやってんだ〜??とはなりませんでしたー。
温暖化(暖冬)傾向なのですかね?私が住んでいるところも例年になく低温で小雪が舞いましたが、積雪はあまりありませんでした。(昨年の方が沢山降りました。)暖冬や寒い冬を繰り返してはいるようですが、確実に温暖化に向かっているように思います。
こんばんはw
これはほんとよくわからないです
こんな冷える冬も珍しいと思うんですが、雪が少ないですね。
でも近くでも、あるところにはありますよねえ??
はじめまして。こんにちは。
2月18日(日)に前衛峰を直登した者です。
当初北壁のルートを登るつもりでしたが、前日までの予報では天気はもう一つで ガスの中の登攀は嫌なので、大山西面で行ってみたいと思っていた 右岸稜↑ 左岸稜↓にしました。(実際はとっても良い天気でしたが)
昨年のMtYamaguchi氏のレコでは、前衛峰は巻くとなっていましたが、岩・雪ミックス登攀の練習も兼ねて 最初から登るつもりでした。だから全く逃げずにど真ん中を登った次第です。混乱を招いたなら大変失礼しました。
この日は、山頂に着いたら大変な賑わいで縦走者も数名は見てとれたので、左岸稜下降はやめ 縦走〜大山寺〜に予定変更しました。(なお、北壁の登攀者も数パーティーは見られ、後悔一杯)
最終的には、更に変更して槍尾根〜キリン〜文殊〜桝水とたどりました。
話は変わりますが、fli-flaさんのその他のレコを拝見しました。二つ興味をひくものがありました。
1. 天狗沢の氷瀑? 2月25日にも北壁に行きましたが、ありました、ありました!遠くからでしたが、青いの見えました。来年はそこに行ってバイルを突き立ててみたいと思いました。
2. 中ノ沢スラブ・滝沢スラブ そんなものがあったんですか? 知らなかったです。雪がなくなったら スラブも含めて北壁の周りを探検してみたいです。
興味をひくレコをありがとうございます。今後も面白いレコを期待しております。
kent8639 さんコメントありがとうございます
だいぶくたびれてちょっと萎えかけたところに力強い足跡で元気が出ました。自分では絶対いかないようなとこでしたので、いい経験させてもらいました。ありがとうございます!
天狗沢はもしかしたら今年は気温が低かったから例年よりいいのかもしれません。
中ノ沢はネットで無雪期に登攀されてるレポ発見しました。ぜひ安全にチャレンジされてください。気が向きましたらヤマレコにレポなど上げていただけると、いろいろ勉強になります〜
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