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Yamareco

記録ID: 1385135
全員に公開
雪山ハイキング
御在所・鎌ヶ岳

綿向山、イハイガ

2018年02月20日(火) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
05:22
距離
12.6km
登り
1,043m
下り
1,027m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
4:16
休憩
1:06
合計
5:22
11:49
18
12:07
12:12
23
12:35
12:43
0
12:43
12:46
2
12:48
13:10
15
13:25
13:25
28
13:53
13:57
6
14:03
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32
14:35
14:49
53
15:42
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8
15:50
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12
16:02
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14
16:16
16:23
5
16:28
16:29
1
16:30
16:32
23
16:55
16:55
16
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
御幸橋駐車場から
コース状況/
危険箇所等
駐車場を出たところから雪が踏みしめられているか、凍結している。すぐチェーンアイゼンを装着。五合目から12本爪アイゼンを装着。
あざみ小舎
五合目小屋
五合目小屋
七合目行者コバ
イハイガ山頂からパノラマ写真
イハイガ山頂からパノラマ写真
誰もいない綿向山山頂
誰もいない綿向山山頂
綿向山山頂
綿向山から七合目への下降点の表示
綿向山から七合目への下降点の表示
これから進む北尾根分岐、東支尾根。右は雨乞山
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これから進む北尾根分岐、東支尾根。右は雨乞山
東支尾根990mピークから綿向山を振り返る
東支尾根990mピークから綿向山を振り返る
一つ下って、970mピークから990mピークと綿向山。990mピークに若者の姿が見える
一つ下って、970mピークから990mピークと綿向山。990mピークに若者の姿が見える
これから目指すイハイガのピークと雨乞〜イブネ、クラシ
これから目指すイハイガのピークと雨乞〜イブネ、クラシ
雪庇ができた東支尾根
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雪庇ができた東支尾根
細い稜線にあるイハイガ山頂
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細い稜線にあるイハイガ山頂
イハイガ山頂から綿向山を見る。あそこまで戻るのか。
イハイガ山頂から綿向山を見る。あそこまで戻るのか。
イハイガ山頂から雨乞〜イブネ、クラシ
イハイガ山頂から雨乞〜イブネ、クラシ
清水頭から南雨乞、雨乞〜イブネ、クラシ
清水頭から南雨乞、雨乞〜イブネ、クラシ
稜線に動物の足跡
稜線に動物の足跡
東支尾根の南斜面と雨乞山
東支尾根の南斜面と雨乞山
幸福ブナ。子供らの幸せを祈ってくぐりました。
幸福ブナ。子供らの幸せを祈ってくぐりました。
表参道を下る。最後まで日差しがあり、幸せな一日であった。
表参道を下る。最後まで日差しがあり、幸せな一日であった。
帰宅途中に綿向山を遠望する
帰宅途中に綿向山を遠望する

装備

個人装備
長袖シャツ 長袖インナー ハードシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ アウター手袋 予備手袋 防寒着 ゲイター ネックウォーマー 毛帽子 ザック アイゼン 昼ご飯 行動食 非常食 水筒(保温性) レジャーシート 地図(地形図) 計画書 ヘッドランプ GPS ファーストエイドキット 常備薬 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ストック カメラ

感想

午前中、病院で検診を受けるので、本日は会社を休んだ。せっかく、休むのだから、山に行こう!、と前から決めていた。幸い、天気も良さそう、ということで休日は混んで駐車もままならないらしい綿向山に決定。検診に時間がかかって、駐車場に到着したのは11時30分過ぎ。いくらなんでも遅すぎると思ったが、先日、綿向山に1日に2回登った強者の活動日記があったので勇気づけられて身支度開始。駐車場には10台以上は駐車していた。さすが人気のある山だ。
綿向山より北部はカルスト地形などで有名な石灰岩地帯(工業的な採掘もされてます)、綿向山より南部は田上山系にみられるような花崗岩地帯。綿向山は丁度、これらの境であるため両方が混在して、石灰岩が火山岩と接触変質した大理石などが見られるらしいが、あいにく、雪の下。地質学の勉強は次回にします。
駐車場を出ると、すぐに雪が踏みしめられたり凍結したりで滑りやすいのでチェーンアイゼン装着。ヒップそりを背に持って登山モードではないスノーブーツの高身長の若者が、あっさり抜いていった。今から登り人も居るんだ。
ヒミズ谷出合小屋で登山届を出して、すぐの橋を渡ると、雪のない土道だったが、すぐに雪がついており、滑りやすいがアイゼンが効く。山の斜面を大きくジグザグに登って高度を稼ぐ。およそ10分ごとに1合目、2合目と表示がある。あざみ小舎は窓がなく吹きさらしではあるが、とてもきれい。まだまだ、樹林帯なので、ここで準備を整えても良さそう。さらに登って、五合目小屋に到着。ここまで来ると下山者がどんどん降りてくる。これから登るのが少し恥ずかしい。五合目の小屋は皆さんが食事をされる場所。大きくはないがゆっくりできそうな良い小屋でとてもきれい。赤い屋根も雪山に目立って、信州のスキー場に来た気分になる。ここは綿向山を愛する会が管理されているようで、事前にHPを拝見した。そこには、今年1月3日に降雪による道迷い遭難があった記載されていた。人気のある山でも荒天になれば非常に危険なので、上記の事故を警鐘にして、それなりの装備はして来た。今日は一日、晴れの予報。大丈夫と思うが天気次第で臨機応変に判断するつもり。出発が遅いので、2時までに綿向山山頂につけば、イハイガに挑戦可能、2時30分までにつけば竜王山周回、それ以降に到着の場合は、おとなしく往路を降りる予定でいる。もちろん、風や雪の状態、体力、気力を総合的に判断して決めることにする。
五合目小屋で12本爪アイゼンに履き替えて登りだす。下りてくる5人ほどのパーティー先頭の年配の女性と出くわすが、停まらない。道の際に避けると「人数が多いので、ごめんなさいね」と言われたが、人数が多ければ優先?それは「違うだろう!」。先頭は後続に声を掛けて道を開けるべきだろう。昨年秋の涸沢でも同じような光景に出くわした。さらに進んで7合目から上の急登でも、またしても年配の女性が、停まらない。たまたま、年配の女性ばかりだったが、ごく一部の登山者は道を譲ることを知らない。場所によってはとても危険だ。もう少し、学習してもらいたい。と、思っただけ。言わないけどね。でも、ほかの登山者の方は完璧。素晴らしかった。
さて、7合目を越えると暴風が襲ってきた。音も凄い。てんくらCだけのことはある。インナーの上にハードシェルに着替え、手袋は防寒テムレスに交換して耐風準備OK.
綿向山には目標の2時前に到着。雪景色が素晴らしい。みんなすでに降りているらしく誰も居ない。写真を撮った後、さて、どうするか・・・。風は恐ろしく強いが、天気はこれ以上ない晴天。イハイガ方面に行けるところまで進むことにした。北尾根分岐から東支尾根に降りて990mピークまで降りると、出発開始直後に抜いていった若者が休んでいた。声を掛けて聞いてみると二十歳の青年。雪山ブーツで、滑りそうな斜面を平気で登ってくるのだから、すごいわ。真似できません。「もう少し進んでみる」と声を掛けて、急斜面を降りて970mピークへ進む。幸い、強風に埋まりかけているが僅かにトレースがある。見晴らしも良好でルートファイディングも問題なさそう。北からの強風がまともに当たって、ストックをしっかり持たないと飛ばされそう。こういう風は、かつて3000mの稜線で味わっているが、誰も居ない、今後来る人もないであろう雪山の単独行では不安になる。「目標のイハイガまで、晴天で視界良好。尾根を忠実に辿ってしっかり歩けば問題ない。」と自分に言い聞かせて、時折、膝上まで潜りながら進む。最低鞍部からのイハイガ山頂までの最後の直登は10分と見込んだが、それより早く着いた。イハイガの山頂は東西に長く、東の端に行くと風が当たらずに視界が開けて素晴らしい。正面に雪をかぶった雨乞山、デカい。これを見たらますます登りたくなった。清水頭から南雨乞、雨乞、杉峠、イブネクラシ銚子への稜線も絶景だ。雨乞山の右には鎌ヶ岳が顔を出している。北を向けば御池、霊仙、伊吹山まで見える。北アは見えない。早朝だったら見えたのだろうなあ。
晴天に恵まれ、いつまでも居たいが、そうもいかないのでイハイガに別れを告げて、元の道を登り返す。稜線を巻いてトラバースした事例も報告されているが、今日の状況では、稜線をたどった方が安全な気がする。強風の中、異なるパターンのシュカブラを横に見ながらの急登。時々、足元が崩れて雪と戯れながら綿向山まで戻った。もう安心。気を抜いて滑って転倒するのを恐れ、アイゼンをヒミズ谷出合小屋までつけたままで一気に下った。駐車場では、やはり私の車が最後の1台であった。ここまで晴天で、夕陽の中、帰途についた。素晴らしい天気、景色に感謝!!

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