取立山 願いが叶い白山と対面


- GPS
- 06:47
- 距離
- 10.3km
- 登り
- 940m
- 下り
- 930m
コースタイム
- 山行
- 5:55
- 休憩
- 0:52
- 合計
- 6:47
天候 | 快晴! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
積雪たっぷり。 朝はストック・チェーンスパイクで快適でしたが、昼前から雪が緩むと同時にチェーンにくっつくようになったので外しました。 急坂の下りでは12本アイゼンとピッケルを使用しました。 多くの方はツボ足で歩行されていました。長靴派も多し。 アイゼン、ワカン、スノーシューも小数ですがおられました。 午前は締まっており快適に歩くことが出来ましたが、午後は雪が緩み踏み抜き地獄となりました。 またショートカット箇所の急斜面は滑落に注意です。(当日、滑落事故あり) 3/12 追記。3月7日にはスキーうぃしていて滑落による死亡事故があったようです。 いずれも僅かな不注意だったんだと思いますが、身近な山でも重大な事故に繋がってしまう雪の怖さを知りました。 |
その他周辺情報 | 立ち寄り湯は「永平寺温泉 禅の湯」入浴料500円 最寄りの「勝山温泉センター 水芭蕉」は3月いっぱい休業中です |
写真
感想
プチ遠征二日目。本命の取立山に登りました。
白山を眺める山としてヤマレコで初めて知り、昨年12月に登りましたが、その時はあいにくの曇り空で白山を見ることが出来ませんでした。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1340889.html
そのリベンジを果たすべく、天気予報を睨みつつ晴れの日を待っていました。
2月中旬、記録的な豪雪に見舞われた福井県。
福井県に入った途端に平地でも雪が現れ、その豪雪の影響を感じました。
登山口で既に積雪は2m以上。天気も最高。
午前中は雪質も良くて踏み抜きもなく快適に歩行。
今回は主にショートカットルートを歩いたので、前回とは異なり急斜面がありました。
その急斜面を登っていると、上から人が落ちてきました。
最初から見ていた訳ではないのですが、音から判断するに5m〜10m位は滑落したのではと思います。
幸か不幸か立木にぶつかって止まったのですが、木がなければ更に下まで落ちていたことと思います。
かなりの勢いで木にぶつかったので声を掛けたところ、足が痛いと言っていましたが直ぐ起き上がるなどその時は骨折はないように見えました。
しばらく様子をみてみるということだったので先に進みましたが、他レコによると骨折しヘリで救出されたとのことです。後で知ってビックリです。
滑落の原因はスノーシューで急斜面を登っていた(或いは下っていた)ことにあると思います。
スノーシューは見た感じアトラス製だと思います。
アトラス製は平地では歩き良いのですが、急斜面の登降には向いていないと思います。
というか、あの急斜面では他メーカー製のスノーシューでも危険と思います。
とか偉そうなことを言える立場ではなく、下りでは私がちょっとしたアクシデントに遭遇しました。
良い天気に昼前から雪も緩み、ボコボコ、ズボズボの状態になりました。
さっきとは違う急斜面を下っているときに左足で雪を踏み抜きました。
と同時に勢い余って前向きに倒れ込みました。
膝上まで潜った足は抜けないまま右足が浮き、全体重+ザックの重みが左膝関節に集中。
体が前に倒れた状態では左足を抜くことも右足に体重を掛けることも出来ません。
手を伸ばし何とか体を横向きまで回し、ようやく足を抜くことが出来ました。
この間、1分近く掛かったと思いますが、その間、膝は耐えてくれました。
横側の健をちょっと延ばしたようですが、歩くには支障なく降りることが出来ました。
反省点として、急斜面での下りでは踏み抜いても前向きに倒れることがないよう、勢いを付けずに歩くことが肝要であると身に染みる経験でした。
なお膝の具合は昨日は少し足を引きずりましたが、今夜は痛みもほとんどなくなりました。
あと反省点がもう一つ。サービスエリアで一夜を過ごしましたが、あろうことか寝過ごしてしまいました。
原因はスマホがバッテリー不足でアラームが鳴らなかったこと。
予定より1時間遅れの出発となり、鉢伏山まで足を伸ばせなくなりました。鉢伏山からの白山の眺望を期待していただけにかなり残念。
話は変わりますが、踏み抜きだらけの雪道をスイスイ歩いている方がいました。
きっと歩き慣れているのでしょう。こういう方は長靴ですね。
コツは小股で柔らかく歩き片足に全体重を預けない。
踏み抜く前に次の足を置くといいのかも。
まるで忍法水蜘蛛みたいです。実践は難しそうです。
単位面積あたりの体重を減らすのが一番かも...(^^;
それから昨日に続きチェーンスパイクのレビュー。
欠点が見つかりました。湿雪の場合、チェーンに雪がくっつきます。
結果、最大の長所である「軽量」がスノーシュー並みの重さになってしまいました。アンチスノープレートが必要かな?
なんだかんだありましたが、純白の白山を眺めることが出来た素晴らしい山行が実現した充実した山行でした。満足満足!
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