月山 姥ヶ岳
- GPS
- 05:19
- 距離
- 12.2km
- 登り
- 949m
- 下り
- 947m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
10台位は駐車できそう。 到着時は、ほぼ満車。 一台分だけ空きが有ったので、運よく駐車できた。 |
その他周辺情報 | 雪は硬めで、ラッセルになるような個所は殆ど無かった。 この日は気温が高かった為、クラストしている箇所も殆ど無かったが、 姥ヶ岳上部はさすがに硬い。 姥ヶ岳への登りでは、スキーよりもアイゼンの方が容易だった。 |
写真
感想
志津温泉を出発し、姥沢へ続く車道を進む。
当初は快晴で、朗らかな陽気に包まれた登山日和。
この時期にしては珍しい位の気温の高さで雪が溶けだしており、
その雪質は残雪期のものに近かった。
雪は硬く沈んでおり、ラッセルになるような場面は殆ど無し。
歩みは軽く、‟この調子であれば姥ヶ岳のみならず、月山本峰の登頂も可能では?”
と、思わせられるような良コンディションであった。
しかし、月山リフトに到着した頃から天候は崩れ、雲が多くなる。
この日の予報では、月山周辺の好天が続くのは午前中まで。
午後になると天候が崩れ、風も強まるとの事だった。
実際、その通りとなり、姥ヶ岳に登頂した頃には月山は雲で覆われてしまい、
再びその姿を見る事は叶わず。
風も強くなってきて、時折、背中に背負ったスキーが激しく揺さぶられる。
皆、この日の天候変化を警戒したのだろうか。
麓の駐車場は満車であったにも関わらず、姥沢から姥ヶ岳の区間で登山者は皆無。
午前中のものと思われるスノーシューのトレースが一筋あったのみで、
姥ヶ岳山頂は閑散としていた。
もし、あと2時間早く出発していたら…
きっと、天候は持ち堪え、月山登頂は可能だっただろう。
登山者からスキーヤーに転職したが、今でも私はピークに立ちたいという意識が強い。
折角の登頂機会を逃した事が悔やまれて、月山には後ろ髪を惹かれる思いである。
だが、ぐずぐずしていたら雲が降りてきて、姥ヶ岳も覆われてしまうかもしれない。
今の自分の実力では、ホワイトアウト状況下での滑走は不可能。
姥ヶ岳山頂での滞在もそこそこに下山を決め、滑走準備へと取り掛かる。
滑走準備完了。さて、ではどこを滑ろうか?
周囲を見渡してみれば一目瞭然だが、姥ヶ岳の斜面は実に良いゲレンデだ。
邪魔になるような立木は一切無く、滑走面は広大。
傾斜も程良く、どの方面でも滑れそうである。
登って来たルートをそのまま滑ってリフト駅に戻るのも良し、
月山方面に滑るも良し(下山ルートと逆方向であるが…)
そして、その南面にも魅力的な斜面が広がっている。
一目で気に入り、その南面を選択。
滑走を開始した。
この日の陽気は幸いであった。
御蔭で滑走面の雪は程よく緩んでおり、クラスト箇所は無し。
残雪期を思わせるその雪質は、これまで滑ってきたパウダースノーとは全く異なるが、
整地されたゲレンデの雪質に近い為、スキーの制御は容易であった。
上部は風紋が多く凸凹している為、あまり快適には滑れなかったが、
中間部を過ぎると滑走面はフラットになり、極めて快適。
パウダースノーでは上手く出来ないパラレルターンが気持ち良く決まり、
思わず歓声を上げたくなる。
姥ヶ岳の滑走を終え、姥沢まで降りた後は、石跳川方面へと滑走してみた。
樹林帯に入り、未だに苦手なツリーランとなったが、樹間が広く、
雪質も良かった為、手こずるような個所は無し。
当初の予定では石跳川へと降りるつもりが、ルートミスで別の沢へと
降りてしまったが、こちらの沢ルートも中々良好。
月山の滑走ルートにハズレ無し、との印象を強く受ける。
少し沢沿いを滑ると車道へと抜け、あとは適当に麓を散策してから志津温泉へと下山した。
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