記録ID: 1398555
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積雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍
飛騨の名峰笠ヶ岳〜穴毛谷一ノ沢より日帰りナイトハイク〜
2018年03月11日(日) [日帰り]
kagoru-dake
その他1人
体力度
5
1泊以上が適当
- GPS
- 08:56
- 距離
- 13.6km
- 登り
- 1,908m
- 下り
- 1,945m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 8:56
- 休憩
- 2:04
- 合計
- 11:00
0:37
0:40
10分
穴毛谷堰堤
0:50
0:50
100分
一ノ沢取付
2:30
2:40
65分
広サコ尾根支稜取付
9:33
9:38
47分
広サコ尾根支稜取付
10:25
10:25
5分
一ノ沢取付
10:30
10:35
20分
穴毛谷堰堤
11:10
夜間は積雪の状態が良く、踏み抜き等なく快適に歩けた。よって山頂でのご来光に間に合わせることができた。しかしながら下山は一転、7時台から雪が腐りだし、歩行にやたらと気を遣い、想像以上に時間が掛かってしまった。
天候 | 2018/03/11:満点の星空〜快晴〜下山後曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【新穂高〜左俣林道〜穴毛谷一ノ沢取付】 スタートより蒲田川を渡り左俣林道を歩く。登山口ゲートから先は積雪有り。ガチガチに凍結した雪の上に新雪が乗っている。夜間で気温が低いためか踏み抜きがほとんど無く快適だった。途中までそれなりに時間の経過したトレースがあった。先週のトレースだろうか。自分は穴毛谷方面へ向かうため、そのトレースともすぐにお別れ。橋(橋の名称失念)を渡り灌木を避けながら穴毛谷の堰堤へ向かう。ウサギのトレースが沢山あった。たくましい。穴毛谷はデブリだらけ。これから取り付く一ノ沢もデブリだらけであった。 【一ノ沢〜広サコ尾根支稜】 デブリ地獄の一ノ沢を直登。ここで標高を600mほど稼ぐ。一ノ沢は勿論のこと穴毛谷は雪崩の巣なので、なるべく早く通過したい。今回は気温の低い夜間に通過、雪が締まっており幾分か安心。一ノ沢内部は新しいデブリが沢山ある。最近雪崩が発生したと思われる。そのためしばらくは大きな雪崩が起こらない(かも)と、若干気持ちに余裕が生まれた。ちなみに、一ノ沢内にもウサギのトレースが沢山あった。たくましい。やがて一ノ沢は広サコ尾根の支陵にぶつかる。広サコ尾根支陵は、素敵な雪陵である。このスノーリッジがクリヤの頭に向けて真っ直ぐに延びている。今回は雪が締まっており快適だ。場合によっては踏み抜き地獄である。過去に3回歩いたが、いずれも踏み抜きが凄まじく、まさに地獄であった。今回ほどコンディションに恵まれることは中々無いかも。支陵もウサギのトレースが沢山である。かわいい。 【クリヤの頭〜笠ヶ岳】 今回は積雪の状態が非常に良いため、ほぼ夏道通り、雷鳥岩等の小ピークを一つも踏まず、トラバース気味に山頂へ向かった。雪が腐ると非常に嫌らしい。下山時は腐り始めており神経を使った。ちなみに、このあたりも雪崩が発生するので、基本は各小ピークを全て踏み、稜線伝いに歩くことを推奨する。4年ほど前の3月末に日帰りした際、横着してトラバースした際に雪崩を起こしたことがある。あの時は肝を冷やした。ちなみに、この区間はウサギのトレースが無かった。寂しい。笠ヶ岳直下は雪壁となっている。下山時は雪が腐り始めており、怖かった。 【笠ヶ岳〜クリヤの頭】 午前7時過ぎから既に雪が腐り始めており、とても嫌らしかった。特に笠ヶ岳直下の雪壁と、各小ピークのトラバースは非常に神経を集中する場面であった。今後気温の上昇で積雪が不安定になることが見込まれるため、トラバースはあまり推奨できない。 【クリヤの頭〜広サコ尾根支稜〜一ノ沢】 雪が腐っておりとにかく歩きにくかった。アイゼンはすぐ団子になる。一ノ沢内もデブリだらけで歩きにくい。とっとと通過したかったが、デブリに足を取られ時間が掛かってしまった。午前中でさえ積雪が不安定なため、午後の通過は避けた方が良いだろう。ブロック雪崩も怖いし。 【穴毛谷一ノ沢取付〜新穂高】 やっとこさ取付に戻り一安心。さっさと逃げ去り左俣林道へ。自分達のトレースしか無かった。やはり左俣は人が少ない。だがそれがいい。 |
その他周辺情報 | 登山の玄関口は新穂高温泉である。温泉も美味しい食べ物も雷鳥の里も、ちょっと範囲を広げればクマ牧場も、とにかく観光に関するものなら何でも有る。 |
写真
撮影機器:
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
ネックウォーマー
バラクラバ
毛帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
ピッケル
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
|
---|---|
備考 | 今回インナーグローブを忘れてしまった。3月とはいえ写真撮影すると手が痛い。次回は持って行こう。 |
感想
約3年ぶりの笠ヶ岳。最後に行ったのも3月であったが、あの時は雪質が悪く踏み抜き地獄であった。それに対して今年は雪がよく締まっており快適な登山を行うことができた。天候も言うこと無しの快晴で、山頂からの素晴らしいご来光を見ることができてとても満足。しかしながら、予想以上に雪が腐るのが早かった。午前8時にもなればどこもグズグズであった。笠ヶ岳は美しい名峰だが、雪崩が非常に怖いので無茶な登山は控えねば…。それにしても静かな左俣の山々、やはり好きです。今シーズン(積雪期)も折り返し地点ではあるが、あと2〜3回はこのエリアに行きたいところである。
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