暴風の唐松岳(途中まで)
- GPS
- 03:02
- 距離
- 4.9km
- 登り
- 436m
- 下り
- 433m
コースタイム
天候 | 山行中 快晴! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年03月の天気図 |
アクセス |
ゴンドラリフト周辺の駐車場 この日は平日なので無料駐車場に停められました |
コース状況/ 危険箇所等 |
一般の雪山 トレースが薄くなるところもありますが 先が見通せていれば大丈夫だと思います |
写真
感想
朝日に染まる剱岳が見たくて テントを背負って唐松岳を目指します
支度をしている駐車場では自分と同じテント装備の方が出発の準備をしています 挨拶して話すと樺辺りでテントを張ると言います 自分の中でもこの時期唐松岳山荘あたりのテン泊は相当条件が良くないと厳しいと思うので 下ノ樺辺りでテントを張ろうと思い歩きはじめます
八方池山荘でアイゼンを付けているときに隣の方が上は凄い風だね〜って話しているのが耳に入りますが それ程気になりませんでした 実際に歩き出すと見える先は随分雪煙が舞っています でもきっとあの丘の向側は静かなんだろうなって考えながら進みます ちょっと上の方に行って先の尾根が見渡せるとこまで来ます 空は雲一つない快晴そのものです 視界も良好なんですが この尾根では風を避ける所がありません その風は強弱はなく常に強です 弱くなる隙間がありません 下の樺辺りで服装を整えようと思ってもなかなかいい場所が見つかりません この稜線上でリュックを開けたりしたらたちまち中身が飛んで行ってしまうような怖さです テント泊跡のくぼ地でようやく身支度を整えて歩きはじめます
もうこの時には既にこの日のテント泊は諦めます でもせっかくここまで来たのだから山頂までは行きたく歩きます 本当は不要になった装備をデポしていきたいのですが この風なので心配で置いて行けません
目の前に丸山が見えた辺りで それまでは山頂に行くつもりの考えしかなかったのですが 急に足が下山方向に向きを変えてしまいます その時数歩下向きに歩いたら訳が分かりました ここが限界だったのです 思いリュックが帆になってしまい風をもろに受けます それも一定方向からじゃなく予想もしていない方向からも吹いてきます 常に耐風姿勢ととりながら一歩一歩降りていきます その強い風をじっとやり過ごしているときにも アイゼンを付けている脚が動き出して浮き上がってしまう場面も沢山ありました 最終的にはリュックの放棄も考えましたがどうにか八方池まで戻って来られて一安心です 登っているときに後ろに見えてたテント泊装備の方の姿もいつの間にか見えなくなっていました
この時点では山荘泊も十分考えられたのですが 完全に心が下を向いてしまい そのまま下山しました
このレコを作っている今でも考えてみると 今回の山行はこれからの自分の山行にとても意味のある貴重な経験になったのだと思います あの時きっと山の神様がもう帰れって体の向きを変えてくれたのだと思います あのまま進んでいたらと思うとゾッとします
今回 計画通りの山行とはいきませんでしたが 北アルプスの絶景も見れたし 朝のモルゲンロートも見ることが出来ました 松川橋からのモルゲンはkazumさんに教えて頂きました ありがとうございました。
今までは山に登る事しか考えてなかったので これからは絶景探しもいいかなって思っています
正に 山の神々と色々な神様に感謝とお礼です。
こんばんは、kijimunaさん。
私も隣の尾根で風に吹かれてました。
先々週に比べれば暖かく凍傷の心配がないので気にしませんでした。
遠見から唐松の山頂を見ると何人か登頂していたのが見えてました。
写真25に私が写っているかもしれませんね。
いい天気でしたが、あの風ですからね。勇気ある撤退です。
growmonoさん おはようございます!
隣を歩いてたんですね〜
そうなんですよ!
気温はそれ程きにならなかったのですが
どうしてもあの風では 仕方ないです
山頂は踏みたかったのですが
また次回にとっておきます
コメントありがとうございました
そろそろ何処かでお会いしそうですね
こんにちは☆kijimunaさん
朝陽に染まる白馬 美しいですね
雪山に染まる柔らかい色合いがなんとも言えません
12日 行かれたんですね
山荘に泊まられていたら13日に再会できたんですねーー
ニアミスで残念です( ノД`)
さえぎる風の無いこの尾根の強風は 時々恐怖にも感じますよね
私は14日早朝試みましたが 強風過ぎて立っていられず
一度戻りました
やはり何人も強風に危険感じ戻っていらしていました
ご無事で何よりです(*^^*)
本当にお疲れ様でした
uutanさん こんにちは!
下界は花粉が凄すぎです
きっと今週来週がピークです 目がかゆくて仕方ありません
そのてん 長野は良いですね〜 杉が少なくて
上信越道で下仁田を過ぎるころから始まってしまいます
山荘に泊まっていればと 今になって後悔しています
唐松岳は北アルプスですもんね
厳しくて当たり前だと再認識です
あの風でほっぺたをひっぱたかれて目が覚めました
また絶景を見に行きます。
kijimunaさんこんにちは〜
見事なモルゲンですね!
あの周辺は写真だけの目的でも被写体が沢山あるので逆に困ってしまいますね
(^^;
ゴンドラが動けば大丈夫と思ってましたが厳しい1日だったようですね・・
何より何事もなく下山されて良かったです!
しかしピンポイントで月曜日だけ狙い打ちされているような気が(*_*)
kazumさん こんにちは!
今回は色々とお世話になりました
忙しいのに丁寧な説明 どれも迷わず行けました
唐松岳はまた山が来い!って呼ばれたら行こうと思います
でも八方尾根の仕組みが何となく分かったような気がします
それだけでも良しですよ
本当に月曜だけですね〜 何でしょ
尾瀬には当たりたいですね
kijimunaさん こんばんは。
松川にかかる橋からの眺めは素晴らしいですよね!
私もよく撮影に行きます。 ピンクに染まる山の写真が素晴らしいです
穏やかな八方尾根は積雪期の北アルプスでは入門コースとおもいますが、気象の変化の激しいこのエリア、牙をむくとやはり怖い所です。
私も爆風を何度か経験していますが、八方尾根は逃げ場がありませんからね。 撤退して大正解です。
唐松岳頂上山荘でテン泊していたら白馬の街まで風で飛ばされますよ〜
穏やかな日、登山道の状況がよければkijimunaさんでしたら余裕で大荷物でも登れる事とおもいます。
またの楽しみですね、
お疲れさまでした
kazutoさん おはようございます。
最近はどうも天候に見放されているような気もしないでもないのですが
こればかりは仕方のないことなので自分なりに承知しております
今回見たあの絶景 そしてkazutoさんが見たあの星空
来年また見に行こうと思います その時は小屋泊にしようかなと
実は大きい荷物ですとゴンドラに乗るときに難儀しますので
冬の八方尾根の星空と朝方の様子は絶対見てみたいです
またその時は色々教えてください。
いつもありがとうございます。
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