編笠山・西岳〜凍結路から絶景へ
- GPS
- 08:40
- 距離
- 12.0km
- 登り
- 1,320m
- 下り
- 1,307m
コースタイム
- 山行
- 6:26
- 休憩
- 1:55
- 合計
- 8:21
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
【駐車場〜1800m地点】雪なし 【1800m〜2100m】凍結箇所多数(迂回可能) 【2100m〜2400m】積雪 【2400m〜編笠山】岩石地帯(ほぼ雪なし) 【編笠山〜青年小屋】岩石地帯(隙間は雪で埋まり雪面上を歩ける) 【青年小屋〜西岳】多雪(踏み抜き注意) 【西岳〜2000m】積雪&後半は凍結箇所登場(危険個所は迂回) 【2000m〜駐車場】雪なし 編笠山の登りと西岳の下りでは、樹林帯の中(残雪のない場所)での登山道のみの凍結が厄介でした。岩石地帯は手掛かりが多いので、慎重に行けば問題ないと思います。編笠山〜西岳間は積雪たっぷりで、この日は踏み抜きもほとんどなかったですが、たまにもぐると膝や腿までいくので、今後気温が上がると厄介そうです。 |
写真
感想
気温は低めで風も冷たかったですが、日差しがヒーターのように暖かく風も弱かったので、とても快適な山行でした。でもその割には、人が大変少なかったです。ヤマレコの事前レコでもアイスバーンの文字があったので、それを皆さん避けたのかな〜?、などと思いながら登ってました。あるいは、雪が好きな人はもっと雪が残る山に、嫌いな人は完全に融けた山に行くだろうから、中途半端な編笠山はどちらからも避けられてしまったのかもしれません。
確かに、狭くて急な道をツルツルの氷が覆っている個所などもあったので、特に下りが苦手な人は避けた方が無難でしょう(あるいはかかとに爪のある10本爪以上のアイゼンを履くか)。ただ、凍結箇所があるのは樹林帯の中のみで、登山道に限定されてます。
私達はチェーンスパイクで行きましたが、登りはカチカチだったので蹴りこんだり、少しでも白く雪が付いているところを登ったりでなんとかやり過ごしました。そのうち雪が増えてくると、チェーンスパイクでも全く問題ありませんでした。(でも、だいぶ使い込んできたので、そろそろ研がないといけないようです)(追記:その後金属用やすりを買ってきて研ぎました。)
森林限界を抜けるとそこで待っていたのは大展望!南アルプスが目の前に見えるのはもちろん、中央アルプスや御嶽山、そして富士山もバッチリです!やがて始まる岩石地帯は結構怖かったですが(多分景色がよすぎて高度感がでたせい)、雪がほとんどなくチェーンスパイクを外して歩けたので、少し時間はかかりましたが無事に山頂にたどり着けました。
山頂からは目の前に、権現、ギボシが大きくそびえ、その左には赤岳・横岳・阿弥陀岳が勢ぞろい!真っ青な八ヶ岳ブルーの空に白い峰々が輝いて見えました。その他にも北アルプスが端から端まで全部見えてました。乗鞍の左には見慣れない真っ白な山があってどこの山か分からなかったのですが、あとで調べてみるとなんと白山でした。
山頂では、風は弱いながらもものすごく冷たく、手がじんじんしてくる感じ。でも風を避けさえすれば日差しが温かいので特に防寒着を着こまなくても平気でした。景色を堪能しながら食事をして、岩石地帯をまた下るのはちょっと怖いという妻の意見もあったので、西岳を回っていくことに。青年小屋までの下りでも岩石地帯になるはずですが、そちらは北斜面なので雪で埋もれていて、楽に下れました。
青年小屋から西岳への道に入ると様子は一変し、すっかり辺り一面真っ白な雪道に。融けて地面が露出しているところなどはどこにもありません。場所によってずいぶん違うものですね。
時々、腿まで潜ったんじゃないかという深い穴を避けつつ、快適な雪道を進むこと1時間で西岳に到着しました。空はまだ青く、権現岳が美しく聳え立っています。赤岳も樹林の隙間から覗いていました。
西岳からの下りでも、積雪の多い場所を過ぎ、雪が少なくなってくると凍結箇所が出て来ました。ただ、大分表面が融けて柔らかくなっていたので、チェーンスパイクでも下れる場所が増えてはいましたが、これはヤバいという場所は慎重に通過しました。
やがて雪がなくなると、あとはなだらかになった斜面をひたすら下っていき、林道を何回か3回横切り、不動清水を過ぎると、やがて駐車場に着きました。
すっかり日も長くなったので、のんびり下れるのがいいですね。絶景を堪能できた一日となりました。
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