西穂高岳西尾根 春山バリエーションルート


- GPS
- 28:36
- 距離
- 11.5km
- 登り
- 2,146m
- 下り
- 900m
コースタイム
- 山行
- 7:26
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 7:26
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
装備
個人装備 |
アイゼン
ピッケル
ワカン
ビーコン
スコップ
ゾンデ
日焼け止め
ヘルメット
|
---|---|
共同装備 |
ポール
テント
テントマット
ロープ
コンロ
|
感想
【3/31(土)】右俣林道から斜面をトラバースして穂高平小屋へ向かう夏道入口から入山しました。ところが、途中で雪の段差が大きく通過できない箇所がありました。ここで、上方に見える穂高平へ急斜面を直登してショートカットしようとのCLの指示。この登りがキツイ。先頭のSLがルートファインディングして登り詰めました。いきなりの核心部でした。
穂高平からは踏み跡をたどって西尾根に取り付き、ひたすら登ります。木立の間から時折見えるアルプスの眺めに癒されます。森林限界手前の2343mピークで、先行パーティが幕営作業中でした。ここは比較的広く幕営跡もあったので、予定地点の少し手前でしたが私たちもここを幕営地と決めました。この日の標高差は1243m。18:00就寝。
【4/1(日)】この日も真っ青のいい天気。山頂までの標高差は566m。登り始めてすぐに眼前に立ちはだかる第一岩峰は直登ルートもあるようですが、右に巻きます。そのあとJPに突き上げる急峻なルンゼを、ピッケルを頼りに必死に登ります。ここが核心部。苦しくて何度も息を整えます。足がひきつってくるので、足に休息を与えないということを聞きません。雪崩の発生を危惧しながら、斜面で休息すると不安感が募ります。JPの稜線に上がったときは不安から解放されて、ホッとしました。
第二岩峰まで来ると山頂は目の前。一般登山道から登頂した登山者たちの談笑の声が手に取るように聞こえました。
下りは西穂山荘を経由してロープウェイで出発地へ。2日間かけて必死に登った山なのに、わずか10数分で下界です。ロープウェイの窓から、私たちの登った西尾根を感慨深く眺めました。
今回の山行では、CLは使用する機会のなかった50mロープを担架し、ザック重量は優に20kgを超えていたと思います。SLは先頭で果敢にラッセルしてくれました。
ちなみに私のザックは軽量化にギリギリ努めて17kgでした。(HAB)
<コース状況>人気のバリエーションルートであることもあり、踏み跡があって助かりました。
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