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Yamareco

記録ID: 143743
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無雪期ピークハント/縦走
奥秩父

静寂と緊張の両神山(八丁峠からピストン)

2011年10月23日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
06:10
距離
5.4km
登り
715m
下り
704m

コースタイム

八丁トンネル駐車場8:20ー8:50八丁峠9:00ー9:40西岳9:45ー10:45東岳ー11:10両神山頂11:40ー12:05東岳ー13:00西岳13:05ー13:45八丁峠14:00ー14:30駐車場
天候 晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2011年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
八丁トンネル駐車場(無料、白線なしで15台くらいのスペース、トイレあり)
日曜8:00時点で自分含め2台でした

志賀坂トンネルから八丁トンネルへの林道は通行止めのことがあります。通行止めスケジュールは写真参照
コース状況/
危険箇所等
八丁峠〜東岳の間、長い鎖場が連続します。核心部は西岳ー東岳の間。垂直に近い箇所もあり、腕力に頼らざるを得ないところも。高度感による恐怖は比較的少ないように思いました。
鎖場以外の登山道は堆積した落ち葉で覆われ、浮き石がわからないので落石を起こしやすいです。自分も3回ほどこぶし大の石を谷へ落としてしまいました。
また八丁トンネル登山口から八丁峠までは堆積した落ち葉が雨に濡れ大変すべりやすくなっていました。

登山ポスト(届けと筆記用具付き)と登山者カウンターは登山口にあります。
登山口は駐車場脇
2011年10月23日 08:20撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
10/23 8:20
登山口は駐車場脇
2011年10月23日 08:35撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
10/23 8:35
長い鎖場がこのあと続々登場
2011年10月23日 20:19撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
10/23 20:19
長い鎖場がこのあと続々登場
道中、景色は楽しめる
2011年10月23日 09:14撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
10/23 9:14
道中、景色は楽しめる
紅葉も楽しめる
2011年10月23日 09:15撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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10/23 9:15
紅葉も楽しめる
鎖も楽しめる
2011年10月23日 20:19撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
10/23 20:19
鎖も楽しめる
よじのぼる
2011年10月23日 20:19撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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10/23 20:19
よじのぼる
はいつくばって登る
2011年10月23日 20:19撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
10/23 20:19
はいつくばって登る
まず西岳。鎖の核心部はここから
2011年10月23日 09:39撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
10/23 9:39
まず西岳。鎖の核心部はここから
美しい山並み
2011年10月23日 09:39撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
10/23 9:39
美しい山並み
東岳。登りやすそうな斜面は見当たらない
2011年10月23日 09:45撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
10/23 9:45
東岳。登りやすそうな斜面は見当たらない
どれが両神山かわからず
2011年10月23日 09:46撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
10/23 9:46
どれが両神山かわからず
岩をくぐる
2011年10月23日 09:55撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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10/23 9:55
岩をくぐる
鞍部から見上げる東岳
2011年10月23日 20:20撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
10/23 20:20
鞍部から見上げる東岳
これでもか、と続く鎖場
2011年10月23日 20:20撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
10/23 20:20
これでもか、と続く鎖場
東岳付近にあった奥宮みたいなもの
2011年10月23日 10:04撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
10/23 10:04
東岳付近にあった奥宮みたいなもの
ナイフリッジ。ここはトラバースの鎖があるけど、足場がないので鎖を使わず背中を行くのが正解だと思う
2011年10月23日 20:20撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
10/23 20:20
ナイフリッジ。ここはトラバースの鎖があるけど、足場がないので鎖を使わず背中を行くのが正解だと思う
お花
2011年10月23日 10:08撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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10/23 10:08
お花
振り返る西岳
2011年10月23日 10:19撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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10/23 10:19
振り返る西岳
越えてきたギザギザ稜線
2011年10月23日 10:21撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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10/23 10:21
越えてきたギザギザ稜線
鎖場の数は数えたらきりがない
2011年10月23日 20:20撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
10/23 20:20
鎖場の数は数えたらきりがない
秋の日差しがさしこみ美しい
2011年10月23日 20:21撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
10/23 20:21
秋の日差しがさしこみ美しい
2011年10月23日 20:21撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
10/23 20:21
日差しがあんまりきれいだったので撮影
2011年10月23日 10:29撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
10/23 10:29
日差しがあんまりきれいだったので撮影
どーん
2011年10月23日 20:21撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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どーん
きれい
2011年10月23日 10:32撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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10/23 10:32
きれい
ぼんやりしてきれい
2011年10月23日 10:33撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
10/23 10:33
ぼんやりしてきれい
どどーん
2011年10月23日 20:21撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
10/23 20:21
どどーん
2011年10月23日 10:38撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
10/23 10:38
2011年10月23日 10:45撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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10/23 10:45
2011年10月23日 10:46撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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東岳
2011年10月23日 20:21撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
10/23 20:21
東岳
2011年10月23日 10:47撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
10/23 10:47
東岳を過ぎるとようやくほっとする登山道
2011年10月23日 10:52撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
10/23 10:52
東岳を過ぎるとようやくほっとする登山道
余裕で紅葉をめでる
2011年10月23日 10:55撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
10/23 10:55
余裕で紅葉をめでる
ここがいちばんきれいだった
2011年10月23日 10:56撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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10/23 10:56
ここがいちばんきれいだった
樹林も気持ちいい
2011年10月23日 11:00撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
10/23 11:00
樹林も気持ちいい
最後の鎖を越えて
2011年10月23日 20:21撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
10/23 20:21
最後の鎖を越えて
山頂
2011年10月23日 11:08撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
10/23 11:08
山頂
険しい道だった
2011年10月23日 11:09撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
10/23 11:09
険しい道だった
山頂から南の展望
2011年10月23日 11:25撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
10/23 11:25
山頂から南の展望
雲取山かな
2011年10月23日 11:35撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
10/23 11:35
雲取山かな
午後はときどきガス
2011年10月23日 12:03撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
10/23 12:03
午後はときどきガス
あーきれいだ
2011年10月23日 12:03撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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10/23 12:03
あーきれいだ
虫もいないし
2011年10月23日 12:04撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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10/23 12:04
虫もいないし
2011年10月23日 12:04撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
10/23 12:04
2011年10月23日 12:07撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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10/23 12:07
2011年10月23日 12:58撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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10/23 12:58
下りでいちばん怖かった鎖場は西岳から下りるあたり
2011年10月23日 20:23撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
10/23 20:23
下りでいちばん怖かった鎖場は西岳から下りるあたり
自分がいた
2011年10月23日 13:19撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
10/23 13:19
自分がいた
2011年10月23日 13:22撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
10/23 13:22
両神山の稜線。険しかった
2011年10月23日 13:25撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
10/23 13:25
両神山の稜線。険しかった
2011年10月23日 13:44撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
10/23 13:44
2011年10月23日 13:46撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
10/23 13:46
駐車場見えた
2011年10月23日 14:26撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
10/23 14:26
駐車場見えた
最後まで鎖と縁がきれない
2011年10月23日 14:27撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
10/23 14:27
最後まで鎖と縁がきれない
志賀坂トンネルからの林道はこんなスケジュールで通行止め
2011年10月23日 20:23撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
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10/23 20:23
志賀坂トンネルからの林道はこんなスケジュールで通行止め

感想

週末は月曜日に代休を充てて、友人と瑞牆山の予定だったので、自分は日曜から入って金峰山に登って今年最後のテント泊にしようと考えていた。だけど天気はもやもや、おまけに瑞牆山の友人は急遽の仕事で来週に延期してほしいという。
土曜日は一日天気と山のことを考えていて、とりあえず日帰りでどこかへと、そしてどうやら埼玉あたりは悪くない感じだったので、両神山に決定。自宅からのアクセスを優先すると八丁トンネル登山口から八丁峠を経て行くコースが一番近そうなので、コースも決定。
かなり鎖場の連続するルートということで、ネットでいろいろ研究したけど不安も残る。でも先日くたびれた状態で西黒尾根を下ったし、来年は劔岳の計画もあるので、練習も兼ねて挑んでみた。

志賀坂トンネルから八丁トンネルまでの林道は対向車がきたらどうしようと思ったけど来なかったので無事に登山口へ。先行者の車が一台あった(山頂手前でこの先行者には追いついた)。雲は多めだけど空は晴れている。駐車場からは正面に二子山等がきれいに見える。

登山開始。速攻で鎖場。10分も登らないうちにずいぶん下に駐車場が見える。八丁峠までは鎖場は少しだけど、前日の雨で地面が濡れていて、登山道を落ち葉が覆い尽くしているので、かなりすべりやすく慎重を要した。

八丁峠で一服して、ここからは両側が切れ落ちた稜線歩き、とはいえ激しいアップダウンの道。西岳へ向かうといよいよ長い鎖場が登場して来る。前日の雨で岩が濡れているとやだなあと心配してたけど、稜線の鎖場はほとんど乾いていたのでよかった。東岳手前までは他の登山者の姿もなく、集中してマイペースで鎖場にとりかかれた。西岳について一服。ここから東岳までが核心部。まずは急すぎる下りで鞍部まで。あとはこれでもかというくらい息つく間もない長い鎖場の連続。神経と腕力を要する。
鎖場の占める割合が多いので、コースタイムもさほど縮まらない。東岳頂上で休んでいた先行のパーティーを抜いて、ここから両神山頂まではほっとするなだらかな道が大半。紅葉した樹林に日が差し込み、とてもきれいだった。この辺で同じ駐車場からの先行者に追いついた。自分の車を上から見ていたようで、抜くときに「追いついたね」と言われちょっと話す。最後にまた鎖場を登って、山頂に到着。

八ヶ岳や富士山は見えなかったけど、360度のいい眺めだった。先月登った雲取山がみえていてうれしい。人も少なく、祠にお願いごとをしたりして、しばらくのんびりする。日向大谷のほうから登って来る人たちがぽつぽつ着きはじめたところで、下山開始。

アップダウンが多いので往路とあまりタイムは変わらない。また復路も同じ数の鎖場をこなすので、普段より神経、筋肉をずいぶん使ったように思う。歩行距離、標高差の数字では計れないハードな山行だ。木の根もくせ者で、一度だけ危うくつまずいて転落しそうになり肝を冷やす。また鎖以外の道では相対的に注意力が散漫になるのか、うすい踏み跡に入り込んでしまうこともあった。すぐに気づいたけど。

最後に八丁峠でなんでもないところですべって転び、右すねをすりむく。オトシマエ、ということにする。八丁峠から駐車場への下りもすべりやすく、すたすたとは行けないので、最初から最後まで気の抜けないコースだった。

紅葉シーズンの日曜日でも、山頂含め登山者の数は少なく、静寂の山だった。ウワサ通りの怒濤の鎖場には緊張を強いられたけど、人も少なく渋滞等はなかったのでじっくり楽しむことができた。
しかし神経や腕力、脚力をフル活用させられるので、標高こそ低いものの、なかなか手強い百名山だ。

本当は翌日(これを書いているいま)は日光白根山に行きたかったけど、なんだかどんよりな空と予想以上の疲れで、日和ってしまいこの記録を書く。

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未入力 奥秩父 [日帰り]
技術レベル
3/5
体力レベル
3/5
無雪期ピークハント/縦走 奥秩父 [2日]
両神山〜八丁峠〜坂本
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
4/5
体力レベル
4/5

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