ヤマシャクヤク咲く霊仙山
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.2km
- 登り
- 853m
- 下り
- 827m
コースタイム
- 山行
- 5:50
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 5:50
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 タクシー
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登りの樹林帯を抜けてから主稜線に出るまでの登山道は急でザレているのでスリップ注意。石灰岩の間の安全で歩きやすいルートを探しながら登る必要あり。下山に通過する場合は特に注意が必要。稜線に出てから山頂台地までは大小の石灰岩が折り重なった上を歩くようになるので、バランスを崩さない様、又、捻挫などに注意。下山に通った汗拭峠から大洞谷へ下降する部分は台風の影響で荒れていて、登山道が狭く、斜めになっているのでスリップに注意。落合までは数か所の渡渉があるが水量が多くなければ問題は無し。その他は非常に歩き易い気持ちの良い登山道が続いている。道標もしっかりしている。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
レジャーシート
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
保険証
携帯
時計
タオル
カメラ
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感想
ヤマシャクヤクが見ごろを迎えた霊仙山に期待に胸を膨らませて向かった。今畑の登山口は廃村となっており、かって多くの人が住んだであろう集落は朽ち果てるのを待つかのようであった。山深い場所で過去に人が住んだ場所というものは何もなかった自然と比べ侘しさを強く感じる。時代の流れとはいうものの本当に寂しい限りである。登り始めてしばらくは急斜面に付けられた九十九折れの登山道を行くが、整備されていて非常に歩きやすい。新録と時折顔をのぞかせる可憐な花々に癒されながら登る。それまでの尾根道が一旦緩やかになり、そこからはこの山域特有の石灰岩が混じった急登を天に向かうような感覚で登っていく。振り返れば鮮やかな新録の向こうには近江平野と琵琶湖が霞んである。ザレと石灰岩の入り混じった急斜面を慎重にルートを選びながら登る。近江展望台で一息つき、急登の後半に挑む。さしもの急登が緩やかになったあたりからは目指す霊仙の山頂が望めれるようになる。このあたりから最高点の下部まで大小の石灰岩が折り重なった斜面をトラバース気味に登山道が付けられている。北側斜面一帯がヤマシャクヤクの群生地となっている。折から咲き始めた所で、気品のある純白や黄味がかった白の花を我を忘れて撮影した。石灰岩だらけで季節風の吹き荒れる斜面にこのような可憐な花が咲く不思議を思いながら鑑賞した。トラバース道を終えると目の前に山頂と最高点が目の間に姿を表す。石灰岩台地特有の地形に驚きながら、最高点、山頂を越え、経塚山はトラバースして汗拭峠を目指して下山する。八合目には池の畔に神社の鳥居が祀ってあった。七合目のお猿岩を過ぎ、急坂をジグザグを切って下降した斜面にもヤ、マシャクヤクが小さく群落していた。この後はブナの新緑溢れる気持ちの良い登山道を汗拭峠へ下り、榑ヶ畑登山口への道を右に分け、落合へ向かう。峠から大洞谷に降り立つまでは急斜面に幅の狭い、外頃し、ザレた道となるので滑落に注意が必要である。落合まで、3〜4回の渡渉をして堰堤工事現場を過ぎると間もなく落合である。落合も今畑同様廃村になっており、新緑溢れる山々に囲まれ、陽光溢れる廃屋が一層寂しく感じられた。(感傷だけでは何の問題解決にならないと思いつつ)
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