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Yamareco

記録ID: 1445906
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
栗駒・早池峰

虎毛山 鬼首峠から中央分水嶺を行く

2018年04月29日(日) 〜 2018年04月30日(月)
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
14:33
距離
18.5km
登り
1,603m
下り
1,593m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
4:00
休憩
0:00
合計
4:00
11:25
95
鬼首トンネル宮城側P
13:00
13:00
40
鬼首峠
13:40
13:40
20
P965
14:00
14:00
85
仙北沢渡渉 Co810
15:25
P1085(ビバーク地点)
2日目
山行
10:05
休憩
0:00
合計
10:05
5:40
20
P1085(ビバーク地点)
6:00
6:00
40
P1097
6:40
6:40
25
P1171
7:05
7:05
100
P1256
8:45
8:45
45
虎毛山
9:30
9:30
20
夏道Co1300地点まで下る
9:50
9:50
40
虎毛山へ戻る(休憩)
10:30
10:30
45
虎毛山から下山開始
11:15
11:15
20
P1256
11:35
11:35
35
P1171
12:10
12:10
20
P1097
12:30
12:30
70
P1085
13:40
13:40
40
仙北沢渡渉 Co810
14:20
14:20
20
Co950 名もなき沼
14:40
14:40
65
鬼首峠
15:45
鬼首トンネル宮城側P
一日目:虎毛山頂小屋泊の予定だったが、仙北沢からの登り返しでtooleが体調不良を訴え、P1085でビバークした。
天候 29日(日)昭和の日 快晴sun
30日(月)振替休日 快晴sun
過去天気図(気象庁) 2018年04月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
国道108号鬼首トンネル宮城側Pに駐車した。この駐車帯を起点とする一般登山が可能なルートは無い。携帯の電波は圏外だが、公衆電話が設置されている。国道108号は秋田県と宮城県を繋ぐ冬季でも通行可能な唯一の道である。
toole記
コース状況/
危険箇所等
※今回歩いたコースは夏道が一切無く、一般登山のカテゴリーを逸脱した行程です。たとえ時期が同じであっても、その年の残雪の状況によっては濃密な藪や水量豊富な沢に阻まれることも考えられます。その点を考慮された上でこの記録を閲覧ください。

【鬼首トンネル〜鬼首峠】
地形が複雑なため、小さな尾根を横切ったり、小沢を渡渉したりと小さなことに気を取られるやや煩雑なルート。雪が豊富だった3月に歩いたときは沢にスノーブリッジが架かっており、渡渉で苦労することなく、小さな尾根も簡単に越えられた印象がある。また地形図では読み取れない藪の作業道が所々に走っている。

【鬼首峠〜P1085】
中央分水嶺の尾根上は雪解けが進み藪が出ていたので、雪が残る緩い沢を辿って沼地がある付近のピークを目指すことにした。名もなき沼東側の950峰に立ち、その先の分水嶺をたどりP1085に至るルート、または直線的に仙北沢に降りて登り返すルート、すなわちP1085の南西尾根の残雪状況を俯瞰した。kamadamさんと話し合いの結果、分水嶺ルートは雪に乏しく起伏が激しいだろうということで選択肢から外し、雪が豊富そうに見える仙北沢に一旦降りて、P1085の南西尾根を登り返すルートを採用した。
仙北沢上流部はスノーブリッジが架かっており、難なく渡渉できた。登り返しのP1085南西尾根はだいぶ藪化していたが、東寄りの斜面に雪が残っており、なんとか繋ぐことができた。この尾根の登りで僕は両足が攣りそうになり、思うように動かなくなった。回復が見込めなければ時間的にも虎毛山頂までの藪漕ぎ到達は不可能と判断するに至り、P1085でビバークすることにした。

【P1085〜P1256】
P1085から先は所々藪があるものの、幅広で比較的安定した雪堤の上を行く。オーソドックスな稜線歩きの始まりとでも表現できるかもしれない。僕がいままで歩いてきたルートでは須金岳から山猫森にかけての風景ととても良く似ていた。また仙北沢右又源頭部ではスラブ地形がみられた。雪堤の溶け残りを越え、藪をかきわけながら登り、平坦な主稜線へと出る。

【P1256〜虎毛山】
虎毛小屋を目指して緩く広い傾斜を登る。Co1320付近で藪に突き当たるが、まともに突入してしまうと激烈な藪漕ぎが待っている。Co1320からは万滝沢の源頭をトラバースするように東側へ回り込むルートを取ると良い。以降、春川左又の源頭を掠めるようなルートを取る。総じて虎毛山頂から南側に伸びる巨大幅広尾根の東側を意識したルート取りをすることで最小限の藪漕ぎで山頂に到達することができる。

toole記
あまりの雪の無さに不安を覚えつつも登り始める。
2018年04月29日 11:34撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
2
4/29 11:34
あまりの雪の無さに不安を覚えつつも登り始める。
早速藪に入るtooleさん。
2018年04月29日 11:33撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
4
4/29 11:33
早速藪に入るtooleさん。
おそらく作業道と思われる。
2018年04月29日 11:57撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
2
4/29 11:57
おそらく作業道と思われる。
いいバランスです。
2018年04月29日 12:33撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
12
4/29 12:33
いいバランスです。
沢を渡渉するkamadamさん。
2018年04月29日 12:36撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5
4/29 12:36
沢を渡渉するkamadamさん。
送電線の下に出て・・
2018年04月29日 12:39撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
1
4/29 12:39
送電線の下に出て・・
そして鬼首峠に上がった。
2018年04月29日 12:58撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
3
4/29 12:58
そして鬼首峠に上がった。
鬼首峠に出たよ、tooleさん。
2018年04月29日 12:58撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
9
4/29 12:58
鬼首峠に出たよ、tooleさん。
鬼首峠から沢地形を拾っていく。
2018年04月29日 13:10撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
2
4/29 13:10
鬼首峠から沢地形を拾っていく。
振り返ると、神室連峰の天狗〜小又の稜線が見える。
2018年04月29日 13:25撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
2
4/29 13:25
振り返ると、神室連峰の天狗〜小又の稜線が見える。
P965付近から虎毛山頂小屋が見える。
2018年04月29日 13:43撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
2
4/29 13:43
P965付近から虎毛山頂小屋が見える。
仙北沢へ下る。
2018年04月29日 14:00撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
1
4/29 14:00
仙北沢へ下る。
仙北沢の上流部へ降り立った。
ここから登り返し。
2018年04月29日 14:17撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
4/29 14:17
仙北沢の上流部へ降り立った。
ここから登り返し。
なるべく雪の上を行く。
2018年04月29日 14:39撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
3
4/29 14:39
なるべく雪の上を行く。
雪堤ロードを登っていく。空が青い!
2018年04月29日 15:07撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
6
4/29 15:07
雪堤ロードを登っていく。空が青い!
足が攣っているとtooleさん。
2018年04月29日 15:09撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
4
4/29 15:09
足が攣っているとtooleさん。
P1,085に上がった。ここでビバークしよう。
2018年04月29日 15:25撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
5
4/29 15:25
P1,085に上がった。ここでビバークしよう。
仙北沢を挟んで片倉森(1,040m)。
2018年04月29日 15:25撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
3
4/29 15:25
仙北沢を挟んで片倉森(1,040m)。
両足痙攣のため、P1085にてビバークを申し出る。
2018年04月29日 16:25撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
19
4/29 16:25
両足痙攣のため、P1085にてビバークを申し出る。
明日以降の行程を眺める。
2018年04月29日 16:26撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
4/29 16:26
明日以降の行程を眺める。
* ̄(エ) ̄)ノいい場所だよね!
小屋泊まりよりずっと良かったネ(K
2018年04月29日 16:26撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
10
4/29 16:26
* ̄(エ) ̄)ノいい場所だよね!
小屋泊まりよりずっと良かったネ(K
禿の北峰だと思うんだよね。
2018年04月29日 16:26撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
6
4/29 16:26
禿の北峰だと思うんだよね。
今宵は満月ですよ🌕
2018年04月29日 18:30撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
7
4/29 18:30
今宵は満月ですよ🌕
2018年4月30日の朝を迎えた。
2018年04月30日 05:16撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
4
4/30 5:16
2018年4月30日の朝を迎えた。
片倉森(左)と禿岳北峰。
2018年04月30日 05:18撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
5
4/30 5:18
片倉森(左)と禿岳北峰。
天日干しして
2018年04月30日 05:47撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4
4/30 5:47
天日干しして
準備整いました。
行きましょうkamadamさん。
2018年04月30日 05:47撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
8
4/30 5:47
準備整いました。
行きましょうkamadamさん。
実に清々しい朝を迎えました。
2018年04月30日 05:55撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
8
4/30 5:55
実に清々しい朝を迎えました。
一旦下って、藪藪、登り。
2018年04月30日 06:06撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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4/30 6:06
一旦下って、藪藪、登り。
仙北沢右又の源頭はスラブ地形になっていた。
2018年04月30日 06:11撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4
4/30 6:11
仙北沢右又の源頭はスラブ地形になっていた。
ここを突破すれば・・
2018年04月30日 06:12撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4
4/30 6:12
ここを突破すれば・・
さらに残雪を拾って登っていく。
2018年04月30日 06:20撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
4
4/30 6:20
さらに残雪を拾って登っていく。
藪にも入りつつ。
2018年04月30日 06:30撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
2
4/30 6:30
藪にも入りつつ。
県境稜線を登るtooleさん。
2018年04月30日 06:30撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
9
4/30 6:30
県境稜線を登るtooleさん。
神室連峰東面の眺めが素晴らしい。小又山(左)と天狗森。
2018年04月30日 06:44撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
11
4/30 6:44
神室連峰東面の眺めが素晴らしい。小又山(左)と天狗森。
神室山と前神室。
2018年04月30日 06:44撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
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4/30 6:44
神室山と前神室。
鳥海山も。
2018年04月30日 06:44撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
7
4/30 6:44
鳥海山も。
禿岳北峰。3年前の2月に歩いたルートがよく見える。
2018年04月30日 06:48撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
7
4/30 6:48
禿岳北峰。3年前の2月に歩いたルートがよく見える。
小又山を背景に登るtooleさん。
2018年04月30日 06:48撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
9
4/30 6:48
小又山を背景に登るtooleさん。
神室連峰が一望できます。
後ろに鳥海山。
2018年04月30日 06:54撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
8
4/30 6:54
神室連峰が一望できます。
後ろに鳥海山。
小屋が見えてきた。
2018年04月30日 07:09撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
4/30 7:09
小屋が見えてきた。
今日も足に違和感があり、kamadamさんに先に行ってもらう。
2018年04月30日 07:12撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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4/30 7:12
今日も足に違和感があり、kamadamさんに先に行ってもらう。
虎毛の激ヤヴに消えていくkamadamさん。
2018年04月30日 07:24撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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4/30 7:24
虎毛の激ヤヴに消えていくkamadamさん。
こんな藪だけど、ちょっと入る位置を間違えました。
もっと東側に回り込めば良かったね(K
2018年04月30日 07:30撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
4/30 7:30
こんな藪だけど、ちょっと入る位置を間違えました。
もっと東側に回り込めば良かったね(K
灌木の上に立って山頂小屋を見る。まだ遠い・・
2018年04月30日 07:43撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
4
4/30 7:43
灌木の上に立って山頂小屋を見る。まだ遠い・・
お〜い!tooleさ〜ん。ヘルメットも見えない(汗)
2018年04月30日 07:43撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
5
4/30 7:43
お〜い!tooleさ〜ん。ヘルメットも見えない(汗)
なんと、右手(東側)にまだ豊富な残雪があった。
2018年04月30日 08:04撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
3
4/30 8:04
なんと、右手(東側)にまだ豊富な残雪があった。
tooleさんが脱出してくるのを鈴を鳴らして待つ。
2018年04月30日 08:04撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
4/30 8:04
tooleさんが脱出してくるのを鈴を鳴らして待つ。
もう少し東寄りに入らないといけなかった(汗
トナカイの角みたいな灌木が襲い掛かってきます!
2018年04月30日 08:08撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
5
4/30 8:08
もう少し東寄りに入らないといけなかった(汗
トナカイの角みたいな灌木が襲い掛かってきます!
振り向くと月山が見えた。
2018年04月30日 08:32撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
11
4/30 8:32
振り向くと月山が見えた。
ホントだ、まさにトナカイの角だ(k
山頂小屋に向けてあと少し!
2018年04月30日 08:33撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
1
4/30 8:33
ホントだ、まさにトナカイの角だ(k
山頂小屋に向けてあと少し!
やれやれ・・・
2018年04月30日 08:43撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
8
4/30 8:43
やれやれ・・・
久しぶりの虎毛小屋。
2018年04月30日 09:00撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
10
4/30 9:00
久しぶりの虎毛小屋。
神室が真っ白く輝いている。
2018年04月30日 09:00撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
3
4/30 9:00
神室が真っ白く輝いている。
こちらは栗駒山。
2018年04月30日 09:20撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
7
4/30 9:20
こちらは栗駒山。
高松岳。
2018年04月30日 09:20撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
6
4/30 9:20
高松岳。
夏道を下ってみます。
2018年04月30日 09:30撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4
4/30 9:30
夏道を下ってみます。
あの山が見たいんだが・・
2018年04月30日 09:39撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
4/30 9:39
あの山が見たいんだが・・
虎毛山頂に戻り、小屋の東側に回り込むと見えた!
2018年04月30日 09:59撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
4
4/30 9:59
虎毛山頂に戻り、小屋の東側に回り込むと見えた!
そう、この山、前森山です。
奥には高松岳と山伏岳。
2018年04月30日 10:04撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
9
4/30 10:04
そう、この山、前森山です。
奥には高松岳と山伏岳。
戸沢山から攻めてくべきなのでしょうかね。
2018年04月30日 10:12撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
2
4/30 10:12
戸沢山から攻めてくべきなのでしょうかね。
滝ノ沢山とかこっちからも検討してみましょうか。
右奥に栗駒。
2018年04月30日 10:13撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
3
4/30 10:13
滝ノ沢山とかこっちからも検討してみましょうか。
右奥に栗駒。
切れ味鋭そうな前森の南東尾根。
2018年04月30日 10:13撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4
4/30 10:13
切れ味鋭そうな前森の南東尾根。
今回は偵察だけして帰ります。
2018年04月30日 10:55撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
2
4/30 10:55
今回は偵察だけして帰ります。
広々とした雪原を行くkamadamさん。
2018年04月30日 11:14撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
6
4/30 11:14
広々とした雪原を行くkamadamさん。
神室の牙二つ。
2018年04月30日 11:18撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
3
4/30 11:18
神室の牙二つ。
県境稜線を戻ろう。
2018年04月30日 11:25撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
8
4/30 11:25
県境稜線を戻ろう。
神室連峰、全部見えるね。
2018年04月30日 11:38撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
8
4/30 11:38
神室連峰、全部見えるね。
稜線を下るkamadamさん。
2018年04月30日 11:43撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
3
4/30 11:43
稜線を下るkamadamさん。
微妙な残雪を下るtooleさん。
2018年04月30日 11:45撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
6
4/30 11:45
微妙な残雪を下るtooleさん。
スラブ状斜面の脇を下る。
2018年04月30日 11:48撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
3
4/30 11:48
スラブ状斜面の脇を下る。
通りたくないけど
藪の急斜面の登り返し。tooleさんはサングラスが無くて大変だったと思う。(K
2018年04月30日 11:55撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
2
4/30 11:55
通りたくないけど
藪の急斜面の登り返し。tooleさんはサングラスが無くて大変だったと思う。(K
虎毛山を振り返って。
2018年04月30日 12:09撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
2
4/30 12:09
虎毛山を振り返って。
ビバーク地で昼食後、出発。ブナ林と禿岳北峰。
2018年04月30日 13:27撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
4
4/30 13:27
ビバーク地で昼食後、出発。ブナ林と禿岳北峰。
先を行くkamadamさん。
2018年04月30日 13:32撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
4/30 13:32
先を行くkamadamさん。
ひょいひょいっと
2018年04月30日 13:41撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
3
4/30 13:41
ひょいひょいっと
仙北沢に咲いていたミズバショウ。
2018年04月30日 13:50撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4/30 13:50
仙北沢に咲いていたミズバショウ。
950峰への登り返し。
2018年04月30日 14:05撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
2
4/30 14:05
950峰への登り返し。
頑張りどころ。
2018年04月30日 14:10撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
4/30 14:10
頑張りどころ。
名もなき沼。
2018年04月30日 14:28撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
1
4/30 14:28
名もなき沼。
沢がせき止められてできたのかな?
2018年04月30日 14:33撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4/30 14:33
沢がせき止められてできたのかな?
鬼首峠到着。
2018年04月30日 14:48撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
3
4/30 14:48
鬼首峠到着。
送電線の下を歩いて
2018年04月30日 15:04撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
4/30 15:04
送電線の下を歩いて
いろいろ通り・・
2018年04月30日 15:45撮影 by  FinePix XP60, FUJIFILM
3
4/30 15:45
いろいろ通り・・
無事帰ってきました。
おしまい。
2018年04月30日 15:51撮影 by  COOLPIX AW130, NIKON
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4/30 15:51
無事帰ってきました。
おしまい。

感想

kamadamさんからお誘い頂いてこの記録となった。目的地は虎毛山の虎毛沢を挟んで北側に位置する前森山だった。実はこの山、虎毛の登山道と高松岳縦走路が接続する付近からきれいに見える山で、いつか僕も登頂してみたいと考えていた山だった。個人的には沢登りカテゴリーでの登頂を考えていて、縦走路の途中から虎毛沢に降りて、虎毛沢から西側の緩い尾根藪漕ぎか、または沢をたどり前森山の山頂に立つ、という計画を数年前から立てたままになっていた。

kamadamさんの計画では虎毛山頂から北西尾根を下り、虎毛沢に降りる。そのまま虎毛沢を前森山南東方向の鞍部まで詰めて尾根伝いに登頂するというものだった。きれいな形の北西尾根にもし雪が付いていれば、面白い山行になるだろうと思い、承諾したのだった。

結果としては、僕の足の状態が思わしくなくビバークして当初の計画から遅れたこと、更に虎毛直下の激藪に負けたことで前森山は遠のいたのだった。3月初旬くらいならこのルートも生きてきそうだが、その時期に虎毛沢に降りるのはちょっと怖いかなと思う。

それでも"虎毛山登山"としては藪漕ぎありの、ワイルドな沢渡渉&登り返しありの、そして神室連峰一気通貫極上の眺め。もう言うことなしの充実した山行。分水嶺歩きの続きも繋げちゃった☆
kamadamさん、またお誘いください。

虎毛山の北隣に前森山という山がある。この奥深い山が気になったのは、直接眺めたからではなく、宮城の登山家SONEさんのブログを見てからだった。高松岳から虎毛に向けて縦走した時、虎毛の前衛峰のように見えるのだという。ブログには存在感のある姿が掲載されている。

虎毛山山頂小屋に泊まって翌日向かえば、登ることができるだろう。そう思って、この山域を庭にしているtooleさんに声をかけたところ、快く同行の了承をいただいた。彼からの返信メールには、「秋田でも超難関の山」とある。雪山・沢・藪山など、バリエーションルートを歩いている彼からして「超難関の山」と呼ばしめる山とは、どんな山だろう・・彼とお会いするのも久しぶりで、それも大きな楽しみだ。

結果は、難しい山だと改めて認識させられるものとなった。帰省する息子を迎えに出てからなので、登山開始は昼前頃になったが、この時期の虎毛山自体、重い荷物で半日で登れる山そしてルートでもなく、私の考えが甘かった。前森山は自分に登れるのかどうかわからないが、一応宿題ということにしておきたい。

tooleさんとは要所要所で話し合い、ルートを選んでいった。特に、出だしから鬼首峠までの地形は複雑で地図だけでは分かり辛く、GPSを持ったtooleさんに頼った。日頃運動不足ということで彼本来の調子ではなかったが、むしろその方が私のゆっくりペースには合っていた。

ビバークしたP1,085は、平らな巨体を横たえる虎毛山が眼前に迫る好適地。風も無く、ヘッデンもいらないほどの明るい満月の夜だった。

今回最も強烈だったのは、何と言っても虎毛山のモーレツな藪。あんなに酷い藪は経験したことがない。山パンツ両足だけではなく、買ったばかりの長靴にも裂け目が入った。もう多少の藪は怖くなくなった感じ(笑)。

好天に恵まれ、展望を堪能することができたのは幸いだった。虎毛山頂小屋の東側には残雪があり、そこに移っての高松岳や前森山、焼石連峰などなどの眺め。虎毛からの戻りでは、神室連峰の美しい東面を眺めつつ下る贅沢さ。鬼首峠の奥にひっそりと佇む沼も探訪し、中身の濃い山旅となった。

tooleさん、ありがとう。またバリエーションルートを歩きましょう。

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コメント

虎毛のさらに向こう
このコンビで歩かれたのはずいぶん久しぶり?変態的なルートも楽しませていただきました。虎毛の裏の藪、やっぱりkamadamさんにとっても、あれが最凶でしたか。私がめげたのも、じゃ納得です。
冬場はなんということもない鬼首峠への道一つとっても、雪が薄くなってくると難しい地形が現れるんですね。
tooleさんの脚が攣ったおかげで素敵な幕営ができましたね。いいところじゃないですか。tooleさんの雄たけび(悲鳴か)が聞こえるようです。この日の神室、虎毛は天気最高でしたものね。
今度はぜひお二人で前森山制覇してください。とてもとても楽しみです。
2018/5/6 21:01
Re: 虎毛のさらに向こう
ホント、tooleさんの脚が攣ってくれて良かったです
先に行ってくださいと言われ(もちろんその選択肢はないですが)、一人虎毛山頂小屋に泊まろうとしていたら、きっとあの藪の中で満月を眺めながら立ち往生していたことでしょう
変態的なルート、また探してみます
2018/5/7 6:24
cheezeさん☆
人が足を攣りそうになって苦しんでいるというのに、その"おかげ"deathか💀 人間万事塞翁が🐻ですね
変態的ルートなんてお褒めのお言葉までありがとうございます この日は東北の山どこ歩くにも最高でしたよね。前森山は密かに想いを寄せていたのに、計画が大っぴらになっちゃいましたよ この山はルートを考えるのがとても楽しいです。虎毛山塊は奥が深いですよ
2018/5/7 12:38
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