泉から船形山 山頂小屋泊 定義下山


- GPS
- 10:51
- 距離
- 30.9km
- 登り
- 1,851m
- 下り
- 2,028m
コースタイム
- 山行
- 5:56
- 休憩
- 0:05
- 合計
- 6:01
天候 | 1日目は晴れから曇り。二日目は晴れ。夜半から朝は強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
残雪と夏道の繋ぎに分かりにくい所あり。熊の平おりて林道跡の交差付近は笹がかぶっていて、三峰から北泉に戻る場合は探し辛そう。 |
写真
感想
久々の避難小屋宿泊でザックが重いせいか,夏日の暑さに体が慣れていないせいか,歩みがなんとも重い。家族連れも含め,泉ヶ岳へのハイカーが多いという,冬期で人と会うことも少ない山が続いていたので,慣れない雰囲気の中で,ザックの重さに汗を絞られるような登り。三叉路でスパッツを装着。北泉で登りはひと段落。ここからは人と会うこともないコースになり,熊鈴も鳴らす。やはり今年は雪は少なく,夏道が大体でている。北泉から下りでまもなく2人組とスライド。水源への下りで1名とスライド。三峰とまですか?と尋ねたらブッシュが酷くて手前で戻ってきたとのこと。水源で水を補給し熊ノ平を越えて林道にゆるく下るが,このあたりで夏道に雪と笹がかぶっていてかき分けるように進む。慎重につないでいく。逆コースは難しいかもしれない。このあたりから雪べったりとなるが,ブッシュがきついというのでいつもはまっすぐ尾根に乗り上げて肩に登るが,夏道を意識して右手から詰める。いつも通りに雪上を登れそうなので夏道を無視して肩へ。上部は雪が乏しく夏道で越えてゆく。
蛇ヶ岳までは雪上と乗り越えきつい箇所は夏道で。蛇ヶ岳の下りは夏道だが枝がまだ積雪に倒されていて歩きにくい。コルあたりは雪の上で歩きやすくなり,ポールへの登り返しは夏道のつなぎがわかりにくいがトレースがあって辿る。ポールからはほぼ雪と夏道が平行していて好きなように登れる。千畳敷きからは夏道だがすっかり乾いている。
明日は平日なせいか,小屋は貸切状態。暇なので掃除して,ご来光石へ炊事用の雪をとってきたら,何もすることはなくなり,アンダーウェアを着込んだり,記録整理したり,ストレッチしたり,ワンセグで天気予報みたりして時間をつぶして,ワインの時間になる。なお,ドコモ系回線は小屋内も通じるようになったよう。晩御飯はキムチ鍋とその後の卵雑炊で汁の残りもなく完食。これとビールですっかりお腹いっぱいになり,ワインも半分,つまみほとんど残して寝てしまう。
曇りがちで夕日や朝日は見えないが夜景はよく見える。夜は強風で小屋はがたがたにぎやか。朝も風が強い状態で雨具上下を着込んで出発。蛇ヶ岳まで下がって雨具を脱ぐ。後白髭までの稜線を楽しみ,その後は展望のきかない夏道になる。昨年,「地図上」の登山道を忠実に辿ってやぶ漕ぎになったので,積雪期に使う1150mまで下降した平坦部から山腹に右折する「実際」の夏道につなぐ。上空沢,下空沢交差も夏道につなぎ,今回は忠実に「実際」の夏道をトレースする。途中からすっかり新緑の季節になり,すがすがしくも,熊鈴を鳴らしながら下山。
かつてGWの船形で吹雪かれたこともあったが,今回はほとんどを半そでTシャツで行動。冬装備も持参はしてきたが,暑いGWになれないようにしないと。
コメント
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yamkoiさん。今晩は。28日,29日と升沢〜大滝〜山頂小屋〜長倉尾根〜大倉山〜枡沢と一回りしてきました。大滝からの登りは夏道とは様相が大分異なり,かなり厳しかったです。人が歩いた気配もなく,アイゼンなしでは難しいと感じました。御一緒できず残念でした。小屋に御一人でしたか。28日には船形の主様と再開でき,またおいしいコーヒーをごちそうになりました。また20時近くには女子高ワンゲルの生徒20人ほどが到着し,かなり賑やかでした。翌日水源までのコースで笹藪のため道をロストしてしまい,林道に飛び出してしまうなど大分タイムロスをし,升沢に着いたときは暗くなってしまいました。一昨年はあの辺りで夏道が出ていたので苦もなく通過できましたが,今回は突然夏道と思われる痕跡が笹藪に消えてしまうのには閉口しました。もうちょっと目印が欲しいなとも思いましたが,あのようなロケーションをコンパスワークで乗り切るのもある意味東北の山の醍醐味なのかも知れませんね。
oyagumaさん こんにちわ ご無沙汰していました。
もしかしたら,小屋でお会いできれば,楽しい夜になりそうだな〜と淡い期待をしていたのですが,単身先から3週間ぶりに仙台に戻ったのが28日夜(日中は新潟の二王子を登って)で29日は久々の自宅と山の準備で,入れたのが4/30-5/1でした。主もおられたようで残念です。女子高ワンゲル20時の20名の乱入も驚きです。間違いなく寒くなく(蒸し暑い?),にぎやかで,でも,朝はトイレ問題。,羨ましいような,悩ましいような。。。
山頂小屋は少し寂しい位がよいような。
ご来光石で雪を確保しましたが,まっすぐに登ってくるトレースが2つありましたが,oyagumaさんのだったようですね。上から見下ろすと気持ちよさそうで,いつか雪がたっぷりの時期に前船形山までいきたいと思っていました。大滝からは藪気味ですか。
長倉尾根は道標が本当に何もない「いいコース」ですよね。何十年か前につけられたであろう消えかかった赤ペンキと茶色で何が書いてあったかわからない丸とたん位がわずかにあるだけですよね。雪べったりの時は夏道を意識せず,北泉あるいは三峰に向かっていけばよいのですが,この時期はそれをやるとやぶに阻まれて,体力と時間と道具(腕時計,熊鈴,眼鏡等々)を消耗するという痛い目に何度もあって,地図読み,地形の叩き込みなどルートファインディングには慎重になっています。それにしても車で周回できるのがよいですね。冬期は大倉山から林道への下降が心配で実行できないでましたが検討してみたいです。
また,どこかでお会いしましょう。
お早うございます。GW後半初日はあいにくの天気ですね。
大滝からは雪が大分少なくなっており,藪の切れ間を探しながら登りました。ここはまあ高いところ目指していけば良かったんですが,雪が付いた夏道付近の急坂は下から見ると覆いかぶさってくるようで,ちょっと引いてしまいました。念のためと持っていったピッケル,アイゼンに助けられました。昼近くのスタートだったので,日も段々と傾き,御来光岩よりやや薬師森寄りの尾根に出たときは,正直ホッとしました。
以前小屋で御一緒した時は結構寒かったですよね。あの時の記憶があるので,防寒装備が結構な量になってしまい,無駄に体力を使いました。
女子高生軍団は,礼儀正しく,すがすがしいパーティーでした(孫見たいなもんなんで,そう思ったのかも知れません。15歳若かったら,興奮と緊張で眠れなかったかも・・。)。気の毒だったのは顧問の先生で,1階にいた酔ったオジさんにコテンパンにやられてました。彼女らは泉を朝出発してきたのだそうですが,道迷いがあり,あの時刻の到着になったようです。1年生は不安だったかもしれませんね。80Lのザックにテントやら大型食器を詰めて,12時間近い行程をこなすんですから,山女子恐るべしです。
ああ,それと私も物無くしの常習です。今場所も愛用してきたボトルを落っことしてきました。ザックの外に付けているものは十分注意しなければと,いつも反省しながらチョンボを繰り返してます。3年前の秋に船形へ登ったときにはリストバンドを無くしてきましたが,翌年の春に登って写真を撮っていたら,何と目の前のケルンに引っかけてあるではありませんか。一冬ここで耐えたんだなと思うと涙がでそうになりました。どなたかが風で飛ばないようにして下さったんでしょう。今は,本棚に飾ってあります。
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