ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 1447008
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
富士・御坂

初めての富士山(吉田ルート)

2001年08月23日(木) 〜 2001年08月24日(金)
情報量の目安: A
都道府県 山梨県 静岡県
 - 拍手
でぶねこ山 その他7人
GPS
32:00
距離
15.3km
登り
1,638m
下り
1,642m
天候 1日目:晴、ところによりガス
2日目:晴
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
新宿駅西口八十二銀行前バス停から富士山ツアーバス乗車。
予約できる山小屋
佐藤小屋
頂上富士館
江戸屋
胸突江戸屋
里見平★星観荘
日の出館
本七合目鳥居荘
白雲荘
午前7時20分、新宿西口でバス乗車。朝っぱらから全員寝ております!
1
午前7時20分、新宿西口でバス乗車。朝っぱらから全員寝ております!
富士山五合目到着。ここで昼食
1
富士山五合目到着。ここで昼食
素晴らしい天気です。山頂も見えております
1
素晴らしい天気です。山頂も見えております
しかし出発すると、ガスが・・・
しかし出発すると、ガスが・・・
子供の頃は車で五合目までしか来たことがなかったが、この先どんな世界が広がるのか、胸が高鳴る
子供の頃は車で五合目までしか来たことがなかったが、この先どんな世界が広がるのか、胸が高鳴る
まだ平らなので余裕の表情
まだ平らなので余裕の表情
和気藹々と(笑)
少し登りになってくる
1
少し登りになってくる
蜿蜒とつづら折り。時折ガスも晴れる
蜿蜒とつづら折り。時折ガスも晴れる
至る所で記念撮影
至る所で記念撮影
まだまだ序の口だよ〜
まだまだ序の口だよ〜
七合目鎌岩館で休憩。オロナミンCの看板が懐かしい
七合目鎌岩館で休憩。オロナミンCの看板が懐かしい
体力はまだまだあるのに、とにかく息が続かない。傾斜がきつくなると会話も途切れる・・・
体力はまだまだあるのに、とにかく息が続かない。傾斜がきつくなると会話も途切れる・・・
本七合目鳥居荘。休憩がとても心地よく、登る気を喪失させてしまう。みんなバテ気味
1
本七合目鳥居荘。休憩がとても心地よく、登る気を喪失させてしまう。みんなバテ気味
見下ろすと斜度に驚く
1
見下ろすと斜度に驚く
漸く本八合目。本日のお宿はトモエ館
1
漸く本八合目。本日のお宿はトモエ館
完全に雲の上
仲良く就寝〜(笑) この頃は布団しかなかったと思うけど、今は殆ど寝袋なのかな?
仲良く就寝〜(笑) この頃は布団しかなかったと思うけど、今は殆ど寝袋なのかな?
2日目。2時過ぎに起き出して準備
2日目。2時過ぎに起き出して準備
外は漆黒の闇。登山者の行列が一本の光の筋となって空に向かってうねうねと続く
外は漆黒の闇。登山者の行列が一本の光の筋となって空に向かってうねうねと続く
山頂付近。だいぶ空も白んできた
山頂付近。だいぶ空も白んできた
しばし、待つ。あまり風がなくて良かった
しばし、待つ。あまり風がなくて良かった
雲海からのご来光
2
雲海からのご来光
お鉢巡りへ
初めて見る富士の噴火口・大内院。深さが2百メートルもあり足が竦んだ
1
初めて見る富士の噴火口・大内院。深さが2百メートルもあり足が竦んだ
遥か向うに剣ヶ峰
遥か向うに剣ヶ峰
馬の背を登り詰める。この時はまだ測候所のドームが残っている
2
馬の背を登り詰める。この時はまだ測候所のドームが残っている
みんなで記念撮影
3
みんなで記念撮影
私の隣のK氏は、普段着(靴も)のまま涼しい顔で富士山に登頂し、涼しい顔で下山して行った!
1
私の隣のK氏は、普段着(靴も)のまま涼しい顔で富士山に登頂し、涼しい顔で下山して行った!
下山。登山に慣れない自分にとっては、登りよりも寧ろ膝の負担がきつい下りで苦労したように記憶している
1
下山。登山に慣れない自分にとっては、登りよりも寧ろ膝の負担がきつい下りで苦労したように記憶している

感想

約20年前の当時の日記。

 朝7時20分、新宿八十二銀行前に集合。ツアーバス乗車。朝食や昼食は事前にコンビニで買ったもので。
 バスの中は楽しい。私たちは一番後ろの席を占領して、修学旅行のような、旅のあの楽しい気分を存分に味わった。

 五合目到着。山の匂い。冷んやりした大気。下界と山を画するそれらの要素によって、私たちの胸は高鳴る。
 五合目で食事をした後、ゆっくりと登山開始。私を含め数人は金剛杖を買った。

 途中途中に休憩を取りながら登る。六合目、七合目と行くうちにどんどん息が苦しくなる。体力はまだまだあるのに、息が続かない。岩場に差し掛かった時にはみな会話もなく無口になってしまった。途中の山小屋や岩の上で休憩するのがとても心地よく、また登る気を喪失させてしまう。
 この途中の休憩ごとに、山小屋で杖に焼き印を入れてもらった。

 そうした内に本八合に到着。宿のトモエ館に入る。すぐに夕食。ご飯はべとべとだったがカレーライスを食べ、ビールを飲んだ。さすがにこの標高なので食欲をなくす人もいた。
 まだ七時くらいだが、明日は2時過ぎに起きねばならないので布団に入る。私は少し頭痛がしてなかなか寝付けない。薬を飲んだらいくらか治ったようだ。

 深夜、トイレに起きた。外に出る。満天の星空。先日徳島の祖谷の方でも綺麗な星空を見たが、富士山のは別格だった。寒さも忘れて、暫くの間は空から目を離すことが出来なかった。

 2日目。夜中の2時過ぎに床を出て皆で準備を始める。
 外は漆黒の闇。だがその中に、一本の光の筋が空に向かってうねうねと伸び、動いている。目が慣れてくると、気持ち悪いほどの人の列が出来ているのが判る。しかも牛歩の如く鈍い。
 途中、人を追い越したりしながら、私たちは山頂を目指した。

 山頂に至った時にはほんの少しだが空が白んでいた。私たちは岩に腰掛け、東の方を向き御来光を待った。
 そして光が来た。雲海に昇る太陽は幻想的だ。実際に見た者にしか分からないものだ。

 太陽は高く昇り、浅間神社奥宮を礼拝してお鉢巡りをした。取り壊し決定の測候所がある剣ヶ峰で記念撮影。測候所の裏に出てみると、平野に富士の影がくっきりと映っていた。
 富士の噴火口・大内院は深さ200mもある。見ているだけで吸い込まれるようで懼しい。
 山頂には米軍の兵士たちも来ていた。水たまりも凍る寒さなのに半袖短パンの迷彩服といういで立ちだった。夜通し登ってきたのだろうか。(三沢キャンプの米兵らしい)。

 お鉢を一周して、山頂の山小屋でうどん等を食べた。山頂では携帯の電波が届いていた。他に、有料の「バイオトイレ」にも入ってみた。

 下山。下山道は登山道と半分共通だが、専用の部分もある。そこは砂地で足を取られやすい。登りよりも寧ろ膝の力を使っているような感じがする。

 下山は各人思い思いのスピードで降りたので、先頭で着いた数名で後続が来るまでの間、小御嶽神社を見に行くなどしていた。皆が揃い、レストランで昼食。ソフトクリームも。

 バスで新宿へ。既に夜。ここで一旦解散。残った4人で焼肉屋か飲み屋を探してうろうろ。飲み屋に入り、酒盛り。10時過ぎまで飲む。
 4人で夜の新宿の街中を金剛杖を持って歩いているのが、我ながら変な感じがして恥ずかしい気もした。いつもより視線は確かに多かった。だが中には、
「あ、あれ富士山に行った人だよ」
と話しているのが聞こえたりもした。
 

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:183人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

山滑走 富士・御坂 [日帰り]
富士山(吉田口〜お鉢巡り〜吉田大沢滑走)
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5
ハイキング 富士・御坂 [2日]
富士山(吉田口)
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
1/5
体力レベル
4/5
ハイキング 富士・御坂 [2日]
富士山登山 富士吉田ルート
利用交通機関: 電車・バス
技術レベル
1/5
体力レベル
2/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら