白馬岳 栂池自然園から往復(テント1泊2日)

2018年04月29日(日) 〜 2018年04月30日(月)

• GPS: 32:00
• 距離: 17.6km
• 登り: 1,561m
• 下り: 1,561m

コースタイム

1日目

• 山行: 3:22
• 休憩: 0:00
• 合計: 3:22

9:46 栂池パノラマウェイ 自然園駅
12:30 12:30 乗鞍岳
13:08 白馬大池（テント泊）

2日目

• 山行: 7:34
• 休憩: 1:14
• 合計: 8:48

5:05 白馬大池（テント泊）
6:51 6:51 小蓮華山
8:27 8:38 白馬岳
8:48 9:10 白馬山荘
9:27 9:37 白馬岳
10:45 10:45 小蓮華山
11:51 12:22 白馬大池山荘
12:48 12:48 乗鞍岳
13:53 栂池パノラマウェイ 自然園駅

天候

4/29：快晴
4/30：晴れのち曇り

写真

4/28 9:31

快晴予報なのでウキウキでゴンドラに乗車。ゲレンデで野焼きしてました。

4/28 9:44

ゴンドラに同乗したスキーヤーの人の話によると、去年はゴンドラ中間駅まで滑り降りれたみたいですが、今年は雪が少なくて無理だそうです。

4/28 10:44

ゴンドラからロープウェーに乗り継いで、さあ登ろうかと思った瞬間「！！アイゼンが無い！！」。ビジターセンターに泣きつきましたが、販売／レンタルやってませんでした。。。

4/28 10:51

仕方ないのでこの日は自然園の散策だけして下りました。天気良いのに連休初日からショック！

4/28 13:34

昼には下山したので付近を散策。鯉のぼりと残雪の北アルプスは絵になりますね〜。

4/28 14:19

大町の山岳博物館がある鷹狩山は散策路が充実してます。気持ちよく歩けました。

ハイライトは展望台からの北アルプスの眺めですかね。かなりの段数の階段を登る必要がありますが。

4/28 15:22

今年はソメイヨシノも早く散ってしまったので、違う種類しか残ってませんでした。もしかしたら桜と違う花かも。

4/28 15:24

青空と新緑が気持ち良い！

4/29 8:35

気を取り直して翌日またゴンドラ乗り場へ。広い無料駐車場がありますが、昨日よりも遥かに人が多い。何かの大会が開催されるとか。チケット売り場は長蛇の列なので8時の始発は早々に諦める。

4/29 9:23

ゴンドラで乗り合わせた人の話によると、自然園からそのまま斜面を登って行っても稜線に出られるらしい。今回は無理せずそのルートは使わないけど、次回は考えておこう。

4/29 9:46

昨日と同じく遭対協の方の入山説明をうけてから出発！ロープウェー駅を出たあと、ビジターセンター方面には行かず、成城大学小屋方面の尾根から取り付きます。

4/29 10:14

すごい人手だ。ほとんどがスキーヤーですが。

4/29 11:20

広い尾根を登って天狗原に到着。祠の周辺は雪が溶けているので良い休憩ポイントになってました。

4/29 11:22

夏に登った時も天狗原から白馬乗鞍岳の頂上台地までが急登だった記憶がありますが、残雪期は壁になってました。ここも先行者がたくさん。

4/29 11:56

壁を登っている途中に天狗原を振り返る。

4/29 11:56

そして上を見る。上部に大きくて深い亀裂がありましたが、この時期なら雪崩は起きないのかな？みんな普通に迂回して通過してました。

4/29 12:25

頂上台地に出ました！夏道も出ていましたが、今回は残雪の方に回りこんで雪の上を進みました。

4/29 12:34

乗鞍岳到着！ここまでの登りで初日の工程はほぼ終わったも同然。

4/29 12:49

残雪の多い年は白馬乗鞍岳から直接大池へ下れるみたいですが、今年はハイマツがたくさん出ているので途中まで夏道を下りました。

4/29 12:59

池はまだありませんでした。一部色が変わっている所があったのでそこを歩くとヤバイかもしれませんが。

4/29 14:08

小屋は埋まっていて営業していないので、小屋の周りにテントを張っている人が多いですが、探してみるといろんな所に張ってます。

4/29 14:19

トイレは無いのかな？私は2日目の白馬山荘でトイレをお借りしたので特に問題はありませんでした。

4/29 20:31

夜は月明かりと雪の反射でかなり明るかったです。夕方からテントがパタパタと音を立てるくらいの風は吹いてましたが、特に強くはありませんでした。

4/30 4:27

翌朝。昨日は乗鞍岳方面にあった月が、今朝は背後に沈もうとしている。朝は風もなく想像していたよりは寒くなかったです。

4/30 5:09

日の出とともに白馬岳に向けて出発！

4/30 5:16

右のハイマツの中の夏道はほぼ出てきていますが、今回はせっかくアイゼンを履いているのでハイマツの左から回り込んで登りました。

4/30 5:38

いきなりライチョウのつがいに遭遇。

4/30 5:37

まったく逃げませんね。。。写真撮り放題です。

4/30 6:00

この写真くらい夏道が続く場合はアイゼンは外しました。歩きにくいし。

4/30 6:08

道端にいきなりライチョウのつがいが出現。オスの方は今日見た中で一番夏毛の割合が多い。岩場の民か。

4/30 6:14

夏道から残雪に変わるところ。ここからアイゼン装着。

4/30 6:28

この雪の斜面を青空に向かって登る感じが好きです。右側が谷底なんで若干ビビりますけど。

4/30 6:38

八ヶ岳（たぶん）の後ろに富士山（たぶん）も見えました。手前の山並みも美しい。

4/30 6:51

小蓮華岳にもつがいのライチョウ出現。この辺が雷鳥坂でしたっけ？

4/30 6:52

このライチョウは少し夏毛の割合が多い。

4/30 7:09

白馬岳の長野県側の切れ落ちた斜面。大迫力！

4/30 7:44

写真では伝わりませんが、ここが結構な急斜面。まぁ滑落しても谷には落ちていきそうには無いですけど。

4/30 7:45

こっちは単独っぽいメスのライチョウ。

4/30 7:55

雪の上をトコトコ登って行く別のライチョウ。写真には撮れませんでしたが、この他に空を飛んでいるライチョウも見ました。

4/30 8:18

ここまでくれば山頂まで完全夏道。稜線縦走中は雪道より夏道を歩いている方が多かった気がします。

4/30 8:28

山頂には他に数名いましたが、大雪渓側に下って行く人もいました。（聞いてないので大雪渓を使っているのかはわかりませんが）

4/30 9:10

トイレをお借りするために初めて白馬山荘内に入りましたが、その規模に驚きました。ありがとうございました。

4/30 9:41

剥がれ落ちそうな雪。さすがにこんな所は歩かないですが、残雪と地面の間には多かれ少なかれ隙間があるので残雪を歩く時の安全性は周りの状況から見極めるしかないですかね。

4/30 9:52

雪倉岳から日本海へ続くこの稜線がとても綺麗でした。

4/30 11:02

安定感はありますが、このような細めのラインの上を歩く場所もあります。

4/30 11:20

ゴンドラで乗り合わせた人に聞いたとおり、眼下に見える自然園から船越ノ頭に向けて登っている人が数名いました。稜線の近くは急斜面に見えるけど登れるのでしょうか？

4/30 11:51

大池に戻ってきました。午後から曇る予報でしたが、ここまでは青空で良かったです。

4/30 13:29

ロープウェーに向けて下る頃には空がどんよりしてきました。まぁ翌日は快晴でしたけど。。。

撮影機器：

PowerShot SX620 HS CANON

感想

libra

白馬岳は夏季に何度か登ったことはありますが、今回初めて残雪期に登りました。
今回会う人全員が今年は雪が少ないと話していました。
稜線縦走は半分かそれ以上夏道だったのでアイゼンの着け外しが面倒くさかったです。

二日間とも天気が良くて気温も上がったのでたまに踏み抜きはありましたが、
雪庇に近づかないように歩けばルートは問題ない気がします。
一部急登があるので初心者は注意が必要ですが。
（ロープウェー終点で遭対協？の方からの入山説明が実施されますが、
　それによると数日前にも救助があったそうです。）

今の時期は白馬山荘以外に途中の山小屋は営業しておらず、
稜線での行動時間が長いので天候が安定していることが絶対条件ですかね。

あと今回はライチョウを9羽も見たので一日で見た回数としては過去最高でした。
初日のアイゼン忘れさえ無ければ100点だったのに・・・。