GWに吹雪に遭った燕岳

2018年05月04日(金) 〜 2018年05月05日(土)

• GPS: 32:00
• 距離: 9.8km
• 登り: 1,387m
• 下り: 1,387m

コースタイム

1日目

• 山行: 3:25
• 休憩: 0:30
• 合計: 3:55

12:05 中房温泉
12:40 12:45 第一ベンチ
13:05 13:05 第二ベンチ
13:35 13:45 第三ベンチ
14:55 15:10 合戦小屋
16:00 燕山荘

2日目

• 山行: 3:05
• 休憩: 0:45
• 合計: 3:50

9:10 燕山荘
9:40 9:50 燕岳
10:15 10:30 燕山荘
11:10 11:20 合戦小屋
12:05 12:15 第三ベンチ
13:00 中房温泉

天候

4日　小雪　5日　吹雪後晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

5月4日　新宿7：00-スーパーあずさ1号（指定席）−9：39松本9：56−10：31穂高
10：55（乗合バス）-11：50中房温泉
新宿ー穂高￥7,530　乗合バス(片道）￥1,700
5月5日　中房温泉14：00（乗合バス）ー14：55穂高15：22−あずさ26号（新宿行き）
穂高ー新宿（特急自由席）￥6,810

コース状況／危険箇所等

合戦尾根から燕岳往復のコースは、危険と感じる箇所はありません。
コース上も10Mおきに赤旗が打たれており、視界が悪くても不安は感じませんでした。
ピッケルは持たずに行きました。確かに転倒したら危険ですが、そうでなければ、ストックの方が体勢が安定します。
アイゼンは、第三ベンチ上から使用。10本歯は必要だと思います。チェーンアイゼンの海外からの登山グループは、天候が悪かったことも有り、引返すように合戦小屋の方から説得されていました。

その他周辺情報

穂高駅前に以前にあった立ち食いそば屋は、無くなっていました。
それ以外のコンビニも駅近にはなく、穂高駅で行きに食事＆行動食を確保しようとしても困難なので注意。松本駅で調達しておく必要あり

燕山荘：1泊二食付￥10,000
（クラブ燕山荘のスタンプは四つ目。無料宿泊まで、残りあと6年で6つ）

写真

5/4 7:00

7：00新宿発のスーパーあずさ1号は、E353系で社内快適でした

5/4 10:45

穂高駅から中房温泉への乗合バスの時刻表
10時55分のバスに乗った登山客は、なぜか我々2名のみ

5/4 10:51

バス停が以前と逆サイドに。
ショックなことに駅前に有った立ち食い蕎麦が無くなっており、早めの昼食が取れませんでした

5/4 12:16

中房温泉では、小雪が降っていたので、雨具を着て出発

5/4 12:53

約35分で第一ベンチに
雪がやんだので、雨具を脱ぎます

5/4 12:55

第一ベンチで

5/4 13:16

第二ベンチまでは20分ほど

5/4 13:57

第三ベンチまでは30分

5/4 14:38

富士見ベンチまでも約30分
第三ベンチから10分ほど登ったところでアイゼンを装着

5/4 14:42

登山道には、これぐらいの積雪

5/4 14:47

5/4 15:06

合戦小屋も富士見ベンチから30分程度

5/4 15:10

コーヒー￥500を頂きました

5/4 15:10

軽食も取れるようです

5/4 15:20

この辺りから雪の降り具合が激しくなって来ました。
森林限界となるので、雨具に毛帽、オーバー手と、冬山使用で燕山荘を目指します。

5/4 15:46

合戦尾根の上部も10M間隔に赤布が打たれ、視界が悪い中でも不安は感じませんでした。

5/4 16:14

強風の中、燕山荘に到着
中房温泉から4時間

5/4 16:15

GWだというのにテントが少ない
強風のため、テント泊を止めて小屋どまりにした人も多いとのこと

5/4 16:53

新館の一番奥のスペースです。
5畳の部屋に5名でした

5/4 18:21

外が明るくなったので、外に出てみましたが、夕陽は雲の中でした

5/4 18:30

5/4 18:35

夕暮れの燕岳

5/4 18:35

夕暮れの燕山荘

5/4 18:44

夕食は18：30の回でした。
この日のディナーには、五一ワインを付けました

5/4 18:44

チーズインハンバーグです

5/5 4:42

朝食は、このどちらかで

5/5 4:59

5日の朝5時。小屋の外は吹雪でした

5/5 5:00

5月5日5時。小屋の外はマイナス7度

5/5 5:03

踊り場の素敵なライト

5/5 5:48

朝食は、5：45の回にしました。
美味しい、鮭ごはん

5/5 9:14

小屋の天気予報で午後から、天気が回復するとあったので、
朝食後3時間ぐらい、部屋で読書をしつつ待機をしていたら、予報通りに天気が回復

5/5 9:14

燕岳

5/5 9:15

槍ヶ岳の山頂は雲の中

5/5 9:20

では、燕岳へ

5/5 9:26

登山道に昨夜の雪が積もっているので、今回は稜線上でもアイゼンを付けて行きました

5/5 9:35

5/5 9:48

山頂は混み合っていました

5/5 9:51

槍の穂先の雲がとれません

5/5 9:52

5/5 9:52

山頂からの景色をパノラマで

5/5 9:53

同行者と

5/5 9:58

三角点にタッチ

5/5 9:53

5/5 9:54

北燕岳

5/5 9:55

5/5 9:55

5/5 10:04

メガネ岩

5/5 10:04

大きさは、これくらい

5/5 10:19

イルカ岩

5/5 10:19

5/5 10:26

燕岳往復1時間5分で小屋に戻りました

5/5 10:27

小屋前で記念撮影

5/5 10:27

5/5 10:27

5/5 10:28

5/5 10:29

合戦尾根と有明山

5/5 10:39

それでは下山します

5/5 10:44

小屋裏から槍ヶ岳に名残を惜しみます

5/5 10:44

5/5 10:44

5/5 10:45

あと少しで、雲が切れそう

5/5 10:45

5/5 10:45

すると槍の穂先が見えました

5/5 10:46

5/5 10:46

表銀座の縦走路

5/5 10:49

下山します

5/5 10:52

5/5 10:55

雪面の日差しのコントラストに目を奪われ、なかなか下れません

5/5 10:56

5/5 10:57

5/5 10:57

5/5 11:03

5/5 11:04

5/5 11:12

5/5 11:12

5/5 11:18

合戦小屋は賑わっていました

5/5 11:24

昨晩の柏餅を頂きます

5/5 11:33

合戦小屋の下から大天井岳の稜線を望みます

5/5 11:34

5/5 12:16

第三ベンチでアイゼンを外しました

5/5 12:57

下は春の気配

5/5 13:10

2時間半で中房温泉到着

5/5 13:56

バスまで1時間あったので入浴￥700

5/5 14:25

14時のバスは、二席分が全て埋まるくらいの、かなりの混みでした。バスから春の気配を満喫

5/5 14:57

左から爺ヶ岳、鹿島槍、五竜

5/5 14:59

後立山連邦

5/5 15:18

穂高駅で新宿直通の特急を待ちます

5/5 15:19

ホームからの燕岳

5/5 15:34

乗車率は100％とのことでしたが、運良く自由席に並んで座れました

撮影機器：

LUMIX DMC-FT4 パナソニック

感想

yamanone

GWなのに吹雪に遭うという、この時期の登山の怖さを知らされた山行でした。

以下は、4日16時のやさしい山のお天気教室からの抜粋です。
「5月4日の地上天気図では3日の関東南岸から三陸沖に進んだ低気圧がオホーツク海に遠ざかり、日本海の低気圧も勢いを弱めていました。そのため、日本列島の平野部では広い範囲で天気が回復する予想でした。
しかし、500hpaの高層天気図では寒冷渦が日本海の上空にあり、ほとんど停滞していました。北アルプスの高い山では標高が高いために、上空の寒冷渦の影響が大きく現れます。
5日の地上天気図では南から高気圧に覆われますが、高層天気図では、午前9時の時点では寒冷渦から伸びる気圧の谷がちょうど北アルプスの上空にかかっています。このため、北アルプスでは朝方を中心に吹雪が続き、天候回復は昼を過ぎてからになりそうです。」

まさに、このような天候になりました。
下界でGWを過ごす友人のFBは、好天気を満喫するものばかりなので、雲泥の違いです。高層天気図の重要性を認識させられました。

合戦尾根は北アルプスの3大バカ登りと言われていますが、30分ごとに目標になるベンチが設定されており、アクセントになって登りやすい登山路です。
朝食後に燕山荘のご主人と少しお話しできる機会があり、お盆の期間でも、ウチは予約制もあるので、予約が取れれば20名の団体でも歓迎と言っていただけたので、来年夏は表銀座に団体で伺いたいと思います。