強風の中の乗鞍岳 剣ヶ峰で見えた一瞬の晴れ間

2018年05月05日(土) [日帰り]

• GPS: 05:45
• 距離: 13.3km
• 登り: 1,372m
• 下り: 1,371m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:30
• 休憩: 1:15
• 合計: 5:45

距離 13.3km 登り 1,372m 下り 1,372m

6:02 三本滝レストハウス
6:21 かもしかリフト最上部（ツアーコース開始点）
7:12 7:15 ツアーコース終点
7:56 8:11 肩の小屋口
8:38 肩ノ小屋
8:40 9:10 剣ヶ峰口
9:31 9:32 朝日岳（乗鞍）
9:37 蚕玉岳
9:43 9:48 乗鞍岳
9:51 9:52 乗鞍岳頂上小屋
9:55 朝日岳（乗鞍）
10:04 10:05 剣ヶ峰口
10:11 10:13 肩ノ小屋
10:29 10:31 摩利支天岳（乗鞍）
10:50 11:04 肩ノ小屋
11:09 肩の小屋口
11:18 ツアーコース終点
11:36 かもしかリフト最上部（ツアーコース開始点）
11:46 11:47 三本滝レストハウス
11:47 ゴール地点

天候

強風・雹・ガス

アクセス

利用交通機関：

自家用車

三本滝レストハウスの駐車場（朝6時の時点でまだ余裕あり）

コース状況／危険箇所等

○三本滝〜位ヶ原山荘分岐
・森林に囲まれたスキーコースになっているので道には迷う心配はなかった。
・ところどころ赤い数字の書いた看板がある。
○位ヶ原山荘分岐〜肩の小屋
・目印はほとんどない。朝一番だったため踏み跡もなく、地図を見ながら摩利支天と朝日岳の間の谷を、目指して進んでいくと小屋に到着できた。
・肩の小屋に近づくについて風が激しくなっていく。雹が吹き付けるので、サングラスやゴーグルは必須

写真

5/5 6:05

朝6時ごろの三本滝レストハウス前駐車場の様子
登山者・スキーの人がいっぱい。
一段下の駐車場は、まだまだ余裕あり。

5/5 6:05

まずはカモシカゲレンデを登っていきます、
7〜8組ほどの人たちが先に出発してました。

5/5 6:14

あちこちに雪の中からのフキノトウ

5/5 6:27

森の中のスキーコースを進んでいきます。

5/5 6:34

斜面をジグザグに登っていく人たちが見えます。

5/5 7:05

ところどころで赤い看板。ありがたい。

5/5 7:19

間違って位ヶ原のほうに行かないように注意
この付近でお会いした方と一緒に行動しました。なんと同じ大学のOBの方でした！世間は狭い(笑)

5/5 7:38

大雪原前から先頭になってしまい、踏み跡のない強風の中を歩きます。

5/5 7:41

とりあえず地形図通り谷をまっすぐ進んでいきます。

5/5 8:00

小屋が見えました！自分の地図には載ってない小屋
肩の小屋口のところにこれらがあります。

5/5 8:02

左がトイレ、右が避難小屋？です。
完全に閉鎖されてます。

5/5 8:04

避難小屋の傘の下で雪宿りしながら軽食休憩。吹き付ける雹をしのぎつつ日光に当たれて少し元気回復。

5/5 8:28

なおも雪原を進んでいきます。風が強すぎて全然前に進めない！

5/5 8:42

つるっつるに凍ってますね..

5/5 8:44

肩の小屋に到着。小屋と小屋の隙間に入って一休み。
中央に見えているのがコロナ観測所

5/5 8:46

剣ヶ峰口の目印
激しく凍りついています

5/5 8:55

一度溶けた雪が凍ったのかな？幻想的〜

5/5 8:57

宇宙線観測所、鮮やかな赤色が雪景色に映えますね。
屋根の下で地吹雪が少しでも弱まるのを待ちます。

5/5 9:16

風が少し弱まった！チャンス
目指せ剣ヶ峰

5/5 9:21

横殴りの激しい風に飛ばされそうになります、
カメラをつかむ手が冷たいを通り越して痛い！

5/5 9:32

ガスが途切れて北アルプス方面に晴れ間が見えます！

5/5 9:32

ごつごつの岩場とがりがりに凍った地面を登っていきます
大丈夫かなぁ？半分不安

5/5 9:39

朝日岳の頂上の祠は半分雪に埋もれてました。
本当に5月とは思えない積もり方

5/5 9:39

手前が目指すべき剣ヶ峰、奥が大日岳です

5/5 9:39

権現池も凍っています。
凍ってもなおこの色なんですね〜

5/5 9:40

剣ヶ峰までは少し下って2段階ののぼりです

5/5 9:44

頂上はあと少し！

5/5 9:50

山頂エリアに到着〜
雪の吹き付けない裏側の祠は埋もれることなく無事みたいです

5/5 9:50

どっしりした御嶽山が見えます。

5/5 9:50

北アルプス方面の様子
こんなに青空が見えたのはこの山頂に着いた一瞬の間だけでした。

5/5 9:51

乗鞍本宮

5/5 9:55

もこもこした真っ白い鳥居と山頂の標識の前で記念撮影

5/5 9:57

剣ヶ峰を下りはじめるころからいっそうとガスが濃くなっていきました。

5/5 10:33

せっかくなので、摩利支天岳のコロナ観測所のほうにも上ってみます。

5/5 10:31

さっきから見えていたこのピラミッドに上りたい

5/5 10:47

瞬く間に視界が完全にガスになりました
下るのが怖い(笑)

5/5 11:38

帰りは雪が溶けていました
たくさんのスキーヤーさんたちが続々と登ってきます。

5/5 11:44

カモシカゲレンデも雰囲気が大きく変わってます

撮影機器：

XZ-10 OLYMPUS IMAGING CORP.

装備

個人装備

長袖インナー タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 靴 ザック ザックカバー アイゼン 昼ご飯 行動食 調理用食材 飲料 コンロ コッヘル 地図（地形図） ヘッドランプ 携帯 時計 サングラス タオル カメラ ポール

備考

吹雪対策のために
・口を覆うマスク
・ニット帽
が必要でした..

感想

fumaso

三本滝レストハウスの駐車場で過ごす前夜から雪が降り始め、
風が冷たく、まるで冬のような朝を迎えました。
登山道も5月とは思えないほどの雪の積もり方と凍り方で、
6本爪アイゼンとストックしか雪用装備を持ってなかったので少し不安でした。
特に肩の小屋あたりからは爆風と雹が激しく打ち付けてきて、サングラスがなかったら目をやられていたかもしれません。
一瞬風が弱まった隙に剣ヶ峰をめざし、剣ヶ峰に着いた時だけガスが晴れていくという奇跡が起こりました。
本当に素敵な景色が見れて幸せな登山でした。