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Yamareco

記録ID: 1459337
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
九州・沖縄

高隅山(大箆柄岳) −ぬるぬる道に四苦八苦−

2018年05月05日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:42
距離
7.1km
登り
663m
下り
661m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:37
休憩
1:06
合計
4:43
7:26
128
スタート地点 林道出会
9:34
10:40
89
12:09
ゴール地点 林道出会
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
垂桜登山口へは県道71号から集落道へと入り込むところからスタートします。…が、垂水側からだと「垂桜→」「高隈山登山口」などと書かれた道標が見えるのですが、反対側からアクセスする場合、これらの道標が見えないので注意が必要です。
一旦集落道に入ってしまえば登山口へと導く道標が立っていますので迷うことはないかと。途中から未舗装の林道に入り4キロで登山口となります。Fitで行きましたが慎重に走れば底を擦ることもなく無事に登山口までたどり着けます。
登山口には5台ほどの駐車スペースがあります。満車の場合、路肩か少し手前の残土置き場に車を停められます。路肩は狭いので通行の邪魔にならない配慮が必要です。
コース状況/
危険箇所等
登山道脇が崩落している個所が2か所あります。普通に歩く分には転落の心配はまず無いですが、そこは眺望も良いので崩落斜面に近づきすぎて滑落しませんようご注意ください。
また全体的に粘土質の登山道です。下手をすると両足同時に滑り始めるような場所もあるため特に下りでは注意が必要です。転んでも致命的なことにはならないと思いますが。
その他周辺情報 猿ヶ城温泉、海潟温泉が近くにあります。我々は海潟温泉に行きましたが、地元の人たちの憩いの湯のようで観光客っぽい人はあまりいませんでした。300円とお安いですがシャンプー・石鹸の類は無し。敷地内にコインランドリーあり。
登山口です。トイレ、水場などは無し。
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登山口です。トイレ、水場などは無し。
林の中を進みます。傾斜はゆったりしていて体に優しいです。なんか埃っぽいのは桜島の灰のようです。微かに硫黄臭もただよってきます。すげーな、桜島。
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林の中を進みます。傾斜はゆったりしていて体に優しいです。なんか埃っぽいのは桜島の灰のようです。微かに硫黄臭もただよってきます。すげーな、桜島。
振り返って撮影。七岳方面への分岐のようですが、ご覧のように×印が…。
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振り返って撮影。七岳方面への分岐のようですが、ご覧のように×印が…。
このように七岳への道は廃道化している模様。
(林道の途中に七岳への登山口はあったので単独では登れるのかもしれない)
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このように七岳への道は廃道化している模様。
(林道の途中に七岳への登山口はあったので単独では登れるのかもしれない)
珍しい「沢水吞場」という表記。400m脇道にそれてまで沢水を飲みたいかどうかという話。
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珍しい「沢水吞場」という表記。400m脇道にそれてまで沢水を飲みたいかどうかという話。
南国の植物は逞しい。朽木に宿生している花と苔。
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南国の植物は逞しい。朽木に宿生している花と苔。
基本的に樹林帯の一本道です。
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基本的に樹林帯の一本道です。
徐々に傾斜が増します。
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徐々に傾斜が増します。
不用意に斜面に足を踏み入れたら、滑って滑ってどうしようもなくなりました。粘土質の地面でぬるぬるなんです。
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不用意に斜面に足を踏み入れたら、滑って滑ってどうしようもなくなりました。粘土質の地面でぬるぬるなんです。
ここまでは足慣らし。この先、結構ガッツリ登らされます。
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ここまでは足慣らし。この先、結構ガッツリ登らされます。
不意に目の前が明るくなります。斜面ごと登山道が崩落していました。山側に迂回路が設けてあります。
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不意に目の前が明るくなります。斜面ごと登山道が崩落していました。山側に迂回路が設けてあります。
崩落のおかげ…と言ってはアレですが、ここだけ見晴らしが良くなっています。お隣の七岳がよく見えます。
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崩落のおかげ…と言ってはアレですが、ここだけ見晴らしが良くなっています。お隣の七岳がよく見えます。
木の根道。
苔むした岩場。
どちらもよく滑ります。
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苔むした岩場。
どちらもよく滑ります。
再び崩壊地。一瞬残雪でもあるのかなと思ったら白い巨大な岩盤がむき出しになっていたものでした。土砂が大規模に流れ下った跡が鮮明に残っています。崩落というか土石流レベルですね。
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再び崩壊地。一瞬残雪でもあるのかなと思ったら白い巨大な岩盤がむき出しになっていたものでした。土砂が大規模に流れ下った跡が鮮明に残っています。崩落というか土石流レベルですね。
その崩壊地から霧島連山が見えます。ちょっと雲をかぶっているようですが、コース中、唯一霧島が見える場所です。
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その崩壊地から霧島連山が見えます。ちょっと雲をかぶっているようですが、コース中、唯一霧島が見える場所です。
五合目付近がコース中最急こう配となります。
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五合目付近がコース中最急こう配となります。
岩場がありますがロープなども設置されておりそれほど難しくありません。むしろ粘土質の登山道より歩きやすい(笑
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岩場がありますがロープなども設置されておりそれほど難しくありません。むしろ粘土質の登山道より歩きやすい(笑
3合目から7合目の区間がきつかったです。傾斜が急なことよりも手がかり足がかりのない場所でぬるぬるネタネタしているのが嫌らしい登山道でした。
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3合目から7合目の区間がきつかったです。傾斜が急なことよりも手がかり足がかりのない場所でぬるぬるネタネタしているのが嫌らしい登山道でした。
まもなく杖捨祠に到着します。急斜面から解放された登山者が杖を捨てて行った…ということでしょうか。現代の登山者はトレッキングポールでしょうから捨てて行きはしないでしょうな。
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まもなく杖捨祠に到着します。急斜面から解放された登山者が杖を捨てて行った…ということでしょうか。現代の登山者はトレッキングポールでしょうから捨てて行きはしないでしょうな。
穏やかな道が戻ってきました。
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穏やかな道が戻ってきました。
山頂まであと10分!
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山頂まであと10分!
あれが山頂かな?
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あれが山頂かな?
突然、目に鮮やかな色が飛び込んできました。地面に敷き詰められたピンクの絨毯。何事かと思ったら落ちた花びらでした。艶やかというか退廃的な美しさを漂わせています。もう少し写真の腕が有ったら雰囲気をお伝えできるかもしれないのですが…。
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突然、目に鮮やかな色が飛び込んできました。地面に敷き詰められたピンクの絨毯。何事かと思ったら落ちた花びらでした。艶やかというか退廃的な美しさを漂わせています。もう少し写真の腕が有ったら雰囲気をお伝えできるかもしれないのですが…。
9号目。
「山頂まであと15分」
ちょ、待てよ!www さっきあと10分って!
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9号目。
「山頂まであと15分」
ちょ、待てよ!www さっきあと10分って!
結構丁寧に管理されている模様。
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結構丁寧に管理されている模様。
山頂からは開聞岳がうっすらと!
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山頂からは開聞岳がうっすらと!
錦江湾と桜島。桜島はこちらに向けて煙を吐いているのであまりよく見えません。
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錦江湾と桜島。桜島はこちらに向けて煙を吐いているのであまりよく見えません。
山頂の先へ続く縦走路。楽しそうな稜線歩きに見えますが、情報によるとこの先荒れているようなのでここで引き返します。
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山頂の先へ続く縦走路。楽しそうな稜線歩きに見えますが、情報によるとこの先荒れているようなのでここで引き返します。
帰り道です。杖捨祠から少し行ったあたりに大隈湖方面への分岐がありますが読図必須の破線ルートの模様。ここを登ってきたという人によると踏み跡は薄いがテープはやたらあるとのこと。
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帰り道です。杖捨祠から少し行ったあたりに大隈湖方面への分岐がありますが読図必須の破線ルートの模様。ここを登ってきたという人によると踏み跡は薄いがテープはやたらあるとのこと。
思った通り、ぬるぬる滑る路面に苦しめられます。
いつ何時、足元が滑る始めるかわからないので常に緊張を強いられました。なんか嫌な汗かきました。
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思った通り、ぬるぬる滑る路面に苦しめられます。
いつ何時、足元が滑る始めるかわからないので常に緊張を強いられました。なんか嫌な汗かきました。
そんな中、ツートンが悪場での強さを発揮。樹木のトンネルの中をスタスタ進んでいく様子は、まるでメイに追いかけられる小トトロのよう…。
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そんな中、ツートンが悪場での強さを発揮。樹木のトンネルの中をスタスタ進んでいく様子は、まるでメイに追いかけられる小トトロのよう…。
なんとか転ばずに下山できました。お疲れ様でーす。
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なんとか転ばずに下山できました。お疲れ様でーす。

感想

九州遠征最後の山は高隈山。三百名山です。
マイナーな部類の山なのでアクセスが心配でしたが、なんとかたどり着けました。
車を降りるとなんだか埃っぽい…。どうやら桜島の火山灰のようです。あたりには微かに硫黄臭も…。いくら近いとはいえすぐ隣にあるわけでもないのにこの灰…。
登山道は基本的に樹林帯の中を通るため眺望が得られる個所は限られます。途中、斜面の土砂崩れのおかげで眺望が開けている場所がありますが、それ以外は基本的に山頂まで似たり寄ったりな景色が続きます。
写真のコメントでも何度も書きましたが、とにかく滑りやすい路面の連続でそれが一番大変でした。
山頂からの眺めは素晴らしく、錦江湾がほぼ全部見渡せ、天気が良ければ開聞岳あたりまで見渡せます。無風で居心地が良かったので1時間くらい長居しちゃいました。ここ数日、他の山では風が強かったり雨だったりで山頂でゆっくりできませんでしたからね。
地味めですが登ってみたらよい山でした♪

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