中央アルプスの前衛峰：糸瀬山へ
onetotani
体力度について
- GPS
- 06:18
- 距離
- 9.4km
- 登り
- 1,024m
- 下り
- 1,013m
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- 山行
- 4:51
- 休憩
- 1:28
- 合計
- 6:19
| 天候 | 快晴 風が爽やかな一日 【気温】登山開始時：8℃ 糸瀬山山頂：12℃ 下山終了時：18℃ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2018年05月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
線路をくぐり松渕沢林道へ⇒道なりで登山口へ。 ��駐車地1・水路の橋を渡るとしばらくして右に空き地有り。 （カーブの先で須原へ下る踏み跡もあり、ここが菖蒲平でしょうか？） 駐車地2・登山口近くの路肩に3台程可能。 但し道幅は狭く、小型車以外はUターンに苦労しそうです。 林道を少し上がった先の路肩に膨らみが有ります。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
�‥仍灰櫂好函糞�帳箱）が登山口に設けられています。 用紙もペンも用意されています。届は下山時に回収しました。 ��道標は紛らわしい地点には設けられ、比較的歩き易い登山道が 続いていますが、植林帯は踏み跡が薄く、尾根が集まる松原ヨコテ 付近は曖昧に広がり、リボン目印に助けられました。 ��深い森を辿るため「青ナギ」以外は殆ど展望が得られません。 |
| その他周辺情報 | 「丸屋の鳥屋」「山居の鳥屋」には石積み跡が見られます。 昭和22年頃には禁止されましたが、カスミ網漁で「食用のツグミ狩り」を していた当時の小屋跡のようです。 |
写真
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山腹を斜めに横切る感じで登る。
さて、戻るか。
宝剣岳・三ノ沢岳・熊沢岳・東川岳・空木岳
感想
onetotani
木曽三山は「御嶽、木曽駒ヶ岳、南木曽岳」と認識していたが、
「糸瀬山、風越山、南木曽岳」を木曽三山と呼ぶ説もあるらしい。
伊奈川を挟んで中央アルプスの西側に対峙する糸瀬山は
アルプスの前衛として、そして山頂の大岩が話題の山だ。
もう一方の三山の二座目に出かけてみよう。
舗装された松渕沢林道を上がり登山口に着くと先着が2台有った。
Uターンできる道幅が無く、少し上がった先で路肩の膨らみを探して
登山口まで戻る。
備え付けのポストで届けを記入し、登山口の階段を上がる。
檜の木の植林帯を斜めに横切りしばらくすると自然林に変わり、
山腹に絡むようにして尾根に出ると踏み跡が尾根芯を上がる物と
尾根下をトラバースする物に分かれている。
この尾根も松原横手の三角点から派生しているようだが
地図によるともう一本東の尾根を上がるようなので、
半信半疑でトラバース側を選択して進むとコースを示す道標が現れ、
安心して進むと尾根に出会い「糸瀬山左」の道標を見る。
道標に従い左折すると、やがて明確な尾根の傾斜が尽きて
曖昧に広がった地点で「松原ヨコテ」に出た。
どうやら左上が三角点、右へ向かうなだらかな尾根が山頂方面のようだ。
ヨコテ＝横手＝平坦な道と理解できるような尾根を辿り、
次第に登り傾斜に変わってくると「胸つき八丁」の登りが始まるが、
覚悟した急登も意外に早く傾斜が緩んで、石積跡が残る
「丸屋の鳥屋（まるやのとや）」を通過すると「まむし坂」だ。
くねった坂？しつこい坂？いったいどんな由来があってこんな呼び名に
なったのかを考えながら登る。
深い森に囲まれて全く展望の無いしつこい登りの途中で再び石積が
現れ、「山居の鳥屋（さんきょのとや）」の看板を目にしたのを
機会にザックを降ろして小休止を取る。
タバコをくゆらせ再び展望の利かない登りを続けると、次第に白樺や
ダケカンバが多くなり亜高山の雰囲気が漂う明るい林に変わり
右手に大きなガレ場が現れると、いきなり目の前に中央アルプスが
飛び込んで来る！
深い伊奈川の谷を隔てて間近に聳える大きな山は南駒ヶ岳だ、
そして左は空木、右奥のギザギザは仙涯嶺、遠く右手には恵那山。
名だたる名峰が一望できる絶景ポイントを上がり大きなガレ場
「青ナギ」の縁に立つと更に展望が広がり、宝剣岳の尖峰まで
肉眼で捉えられる。
尖峰から右へ稜線を目で追うと東川岳から降下してせり上がる空木岳、
南駒ヶ岳と続き越百山から高度を下げながら奥念丈岳に延びる
中央アルプスの主脈がまるで手に取るように眺められる。
もうこれで山頂を踏まずに下ってもいいと思わせるくらいの
絶景を前に、食事場所はここと決めて山頂へ向かう。
深い森と苔生した大岩をぬうようになるとそこが糸瀬山の山頂だった。
暗い森と大岩に囲まれてまるで迷路の様な山頂で見晴台、三角点を
見て歩き山頂の代名詞「のろし岩」へ寄ってみる。
梯子を登り鎖に頼って攀じ登るが下りの足元が心配になってTOPに
出るのは断念して梯子を降りる。
迷路のような山頂で見覚えのある岩と倒木をくぐり登山道に
復帰して下ると食事場所の青ナギまではあっという間だ。
もう一度絶景を堪能して往路を下る。
登りでは気付かなかったが巨木、古木が多い森だ。
展望を諦めて胸つき八丁を下りふと視線を上げると、微かに開いた
梢の窓から残雪が眩しい御嶽や乗鞍岳を覗き見する事が出来た。
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糸瀬山の最新記録
onetotaniさん、こんばんは。
onetotaniさんは、こちらでしたか！
どちらの木曽三山も登ったことがありますが、糸瀬山も思い出深い山です。
何年か前に須原の駅から登ったのですが、のろし岩ＴＯＰからの絶景は忘れられません。
まだタイヤチェーンの鎖は健在なのですね
のろし岩の頂上にまたがり、のんびり眺めた中央アルプスは素晴らしかったです。
人は少な目で静かな山歩きが楽しめました。
地味な山ですが、上の原から登る南木曽岳と同じで、木曽の山の良さを感じることができると思います
のろし岩の頂上までは、行かれなかったようですが、素晴らしい絶景を眺めながら、良い雰囲気で歩くことができたことと思います。
木曽のマイナー山にも、鈴鹿に負けない魅力がありますね
totokさん 今晩は。
位置から見て中央アルプスの主脈が近いので展望を期待して登りました。
以前歩かれた須原へ下る道はずいぶん草深い感じでした。
植林帯から深い森に覆われた長い尾根を辿り絶景の展望地に出る、
南木曽岳と同じですね。
ただ薄暗い岩と樹林に囲まれた迷路の様な山頂は初めての経験でした。
のろし岩に上がれば北アルプス方面が見られるかと思いトライしましたが、
タイヤチェーンの登りに苦労して断念しましたが、下りで運よく御嶽も
乗鞍も眺めることができました。
木曽川と伊奈川に挟まれた糸瀬山の魅力を、好天に恵まれたおかげで
充分感じる事が出来ました。
こんにちはonetotaniさん
糸瀬山は中央アルプス前衛の山なんですね
なかなか足が向かないエリアですが、この大きなのろし岩、他の方のレポートで見て覚えています。ハシゴの上り下りでもかなり怖そうなのに、その上は鎖一本…
登ってみたいですが、おそらくハシゴが精一杯でしょう。
急速にお天気が回復し、晴天のアルプス展望。
木曽らしい重厚な森の道を歩けるシブイ山ですね。
teppan2013さん 今晩は。
中央アルプスの前衛峰としては、伊奈川を挟んで対峙する南駒ヶ岳や空木岳が
何処よりも大きく眺められる山でした。
主脈から伊奈川ダムへ流れる尾根の様子も手に取るように確認できました。
青ナギで展望を満喫できたので、のろし岩のTOPに執着するのは止めました。
深い森を辿り植生の変化を楽しみながら登る山は、好みが分れるかも
知れませんね。
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