【鳳来峡のナメ沢へ】栃ノ木谷〜明神山
- GPS
- 08:37
- 距離
- 9.7km
- 登り
- 988m
- 下り
- 982m
コースタイム
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
滝は逆層 m付近の6mの滝でザイルを出して後続確保、滝上にハーケンやボルトあり m付近の5mの滝は左岸を登はんするなら要確保、残置ハーケンあり 巻きは左岸から m付近の5mの滝は直登するなら流芯。要確保。巻きは左岸から。 大滝は右岸から大巻き。 |
写真
感想
この土日は泊まりで沢に行こうと思っていたが金夜から土曜日にかけての予報が悪かったため日帰りに変更。
京都からは少し遠いが、クライミングで有名な鳳来峡にある沢を目指すこととする。
未明に京都を出発し、新名神と第二東名で2時間半ほどで鳳来峡へ。
少し道を間違えつつもダムの先への明神山の登山口に続く林道の入口に車を停めて準備をする。
気温は15度程度で平日が暑かったのがうそのよう。戦々恐々としながら出発。
右手に見えるダム湖が終わった少し先くらいから適当に入渓すると早速きれいなナメが迎えてくれる。
今年初のナメにテンションが上がり小躍りする。
川幅いっぱいのナメはかなり長く続き、暗くなったと思ったら淵が迎えてくれる。
samoa以外は濡れたくないので右岸をへつりぬける。水中のスタンスを使えば濡れずに突破は可能だ。
そこを抜けるとしゃくなげの里があり、その少し先が栃ノ木沢ルートの登山道のようだ。
さくっと沢に入り直して堰堤をひとつ越えると再びナメが始まる。
明るく光が差し込む美しい斜滝となっている箇所もありテンションが上がる。
しばしナメを堪能すると巨岩が連なる。
縫うよう進んでいくと淵持ちの段差にぶち当たる。
ホールドは細かめだが、左岸をうまいことへつり抜けるとステンミグで滝を突破できる。
その先も巨岩が続き中には小さな家くらいあるのではというサイズのものもあった。
そんなこんなで進んでいくとつるんとした5mの滝に行き当たる。
下部のスタンスが乏しく一見難しそうに見えるが、浅いスタンスでもフリクションがよく効くので快適に登れる。上部は階段状だ。
滝上にはハーケンやボルトが打ってあり、奥の立木とハーケンを支点に後続は確保して突破。
上にはもう一段滝があるが、まるで残置ロープのような木の根を頼りに右岸から巻き気味に登る。
その上からは再びナメが続き、笑みがこぼれる。
この辺りから岩が赤味を帯びた感じから青っぽくなっていい雰囲気。
いくつか小滝を越えた先に5mくらいの滝がある。
左岸から簡単には直登できそうだが、逆層でぬめり気味でロープを出したほうが無難そうなので大人しく巻く。
ルートにはハーケンが何本か見えた。巻きは左岸から簡単に。
一つ小滝を挟んで再び5mくらいの滝。
登るなら流芯だが、これもロープが要りそうなので左岸巻き。
そんなこんなで15m大滝にぶち当たる。水量は多くないがなかなかの迫力だ。
しばし巻きを堪能し巻きに取りかかる。
右岸の微尾根の右手を登っていき、隣の微沢の涸れ滝を巻き気味に越えた上から微沢を渡ってその先のバンド状に入って滝上の沢に合流する。
微尾根を登っていくところは浮石、落石に注意が必要。
涸れ滝を巻くところも微妙に高度感があった。
滝上からは三度ナメが現れる。木漏れ日の中楽しく歩いていくと1対1で分かれる540m二股へ。
滝となっている左股に進んでいく。しばらくナメが続くが倒木が多く少し荒れた感じになってしまうのが残念。
そんなこんなで夏道に行き当たり遡行終了。
あとは樹林内の急登をひと登りすると1016mの明神山のピークへ。
山頂には展望台が設置されていて上に登ると南アや中アが一望できる。
近くに大きな町は見えず想像以上に山深いあたりであることが分かる。
地元の名山なのか多くの登山道が山頂にやってくる。
無線で掛川や伊那の人と交信している人もいて面白い。
おにぎりなんかを頬張って大休止をして下り始める。
ネットに載っていた馬の背岩を見たいということで、乳岩ルートを行き、鬼岩乗越から栃ノ木谷ルートに合流することにする。
賑やかなピークを後にして進んでいくといくと岩尾根っぽい感じになる。
断崖を見下ろしたりしているうちに馬の背岩へ。
確かにリッジ状で高度感のある感じだ。
ドウダンツツジが赤い可愛らしい花を付けている。
馬の背以降も尾根上にはちょいちょい岩が出て来て面白い。
胸突八丁以降は急な登山道を下ろしていく。ピークから標高差800mくらいの下降なので思ったよりも時間がかかる。
最後沢を跨ぐところは綺麗なナメのところ。癒されながら車道に出て車のところまで。
下山後はうめの湯で汗を流し、御在所SAで山本屋の味噌煮込みうどんに舌鼓を打って快適高速で帰京したのでした。
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