アポイ岳(花とかんらん岩)


- GPS
- 05:29
- 距離
- 10.5km
- 登り
- 878m
- 下り
- 860m
コースタイム
登山口(1:00)五合目小屋⇒馬の背⇒幌満分岐⇒(1:20)幌満⇒(0:30)アポイ岳
アポイ岳⇒吉田コル(途中でUターン)(0:50)アポイ岳
アポイ岳⇒馬の背⇒五合目小屋(1:30)登山口
登り:約3時間(※幌満経由の遠回り)
下り:約1時間半
07:50 登山口
07:59 一合目
08:20 二合目
08:34 三合目
08:44 四合目
08:50 五合目
09:05 六合目
09:13 七合目
09:23 馬の背、お花畑
09:43 幌満分岐
10:12 幌満、お花畑
10:44 アポイ岳
10:13 アポイ〜吉田岳間(互層状のかんらん岩の標識)
11:17 吉田岳手前でUターン
11:38 アポイ岳
11:51 八合目
12:18 五合目小屋
13:10 下山届け
13:15 登山口
天候 | 曇りのち晴れ、山頂付近は、ほぼ雲中 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
五合目小屋〜馬の背間は急登なので転倒注意 |
写真
「アポイ岳の標高は810m。代名詞ともいえる高山植物の花々は、標高370m付近の5合目より上のハイマツ帯に多く見られ、それまでは針葉樹の多い針広混交林が広がっています。
しかし、5合目までの樹林帯の内でも、ゴゼンタチバナ、エゾオオサクラソウ、ミヤマスミレといった針葉樹林性の植物が花を咲かせ、山頂まで続く花のリレーを演出し、登山者の目を楽しませてくれます。」
「アポイ岳〜ピンネシリ岳は、その全体がかんらん岩でできています。もともとは地下数十キロの深さにある上部マントルそ構成していた岩石で、約1300万年前の大陸プレート同士の衝突によって地表に姿を現したと考えれれています。
この岩は、プレート衝突帯を中心に世界各地でみられますが、その多くは変質してしまっています。しかしアポイのかんらん岩はマントルにあったままの新鮮な状態で地表に露出しており、世界的にも極めて貴重なものです。」
「アポイ岳は、810mという低い標高ながら約80種の高山植物が生育し、しかも亜種、変種品種含む固有種は20種近くに及びます。これほど固有種が集中するのは世界的に見てもとても珍しいことです。
これは、アポイ岳が海に近く冷涼な気象条件にさらされていることに加え、植物の生育を阻害するかんらん岩が平地の植物の侵入を防ぐバリアとなり、擬似的な高山帯をつくっているためと考えられています。」
「アポイ岳では、このあたりで森林限界を超えハイマツ帯となります。
看板奥に水平な層の露頭が見えますが、これは硬く飛び出ているはんれい岩質の層と、くぼんだ褐色のかんらん岩の層が交互に重なってできたものです。アポイ岳を形作っている幌満かんらん岩体は、多彩なかんらん岩の少量のはんれい岩質の苦鉄質岩がみごとな層状構造を作っています。」
馬の背のお花畑
「この付近から山頂にかけての登山道には、季節になるとアポイ岳周辺でしか見られない固有種を含む多くの高山植物が咲き、登山者を迎えてくれます。アポイ岳山頂と北尾根のスカイラインに目をやると、鋭くとがったピークが吉田岳、さらにその北に側にはピンネシリ山頂が見えます」
見えませんでした
「このお花畑には、かつてアポイ岳固有種であるヒダカソウの群群落がありましたが、繰り返される盗掘やハイマツなどの侵入の影響により、現在ではほとんど見れなくなりました。
1997年(平成9年)には、100株もの盗掘に遭っています。」
なんだとーーー!!
「アポイの名は、アイヌ語の「アポ(火)・オイ(多い)・ぬヌプリ(山)」が略されたもので「大火を焚いた山」という意味です。昔アイヌの人々がこの山で火を焚き、食料であった鹿の豊猟をカムイ(神)に祈ったという伝説に由来しています。アポイ岳では5合目付近で一度森林限界に達しているにもかかわらず、山頂はダケカンバなどの高木に覆われており、アポイ岳の謎の一つです。」
「アポイ岳と吉田岳の間の稜線沿いには、かんらん岩の岩場が点々と続いています。この付近のかんらん岩は主に斜長石を含むかんらん岩(斜長石レゾライト)です。かんらん岩の間に暑さやく1〜数cmのはんれい岩の層が繰り返し出現するために、見事な互層状のかんらん岩をみることができます」
すぐ横にあります
感想
2018_0610
アポイ岳(かんらん岩)
★概要
沢山の花が咲いてるアポイ岳に行った
「かんらん岩」でもお花でも有名な山のようで多くの登山者で賑わっていた
お花は、五合目の小屋から上部で、あちこちで咲いていて観察するのも
写真を撮るのも楽しい♪
しかも露がいい演出をしていた
ほんまかいな?
と思っていたが、高山植物の盗掘が近年あるようで、監視員や
監視カメラなども散見された
かんらん岩はアポイ岳全体を構成してるが、草木の少ない馬の背付近や、アポイ岳から吉田岳方向に進むと岩場がありそこでよく観察できる
ジオパーク内の顕微鏡でかんらん岩を見るとさらに驚愕の美しさだった♪
天候は、高気圧に覆われ回復すると見込んでいたが下山する頃に回復
下山後は山頂で食べようと思ってたカップ麺を河原で食べた♪
その後は、襟裳岬で観光、大樹町の晩成温泉で汗を流して帰宅
長い一日だったが、これで来週の仕事も乗り切れ・・・そうだ
・・・と思う
★参考
●様似の奇岩(マグマが冷えて固まり、侵食形成)
海岸線にはいくつかの奇岩がある
http://www.hokkaidolikers.com/articles/3586
●ユネスコ世界ジオパーク
「アポイジオパーク」
アポイや日高山脈の成り立ちがわかる
※かんらん岩:
マグマではなく、マントルが地表で冷え固まったもので世界的に珍しい
http://www.apoi-geopark.jp/
●襟裳岬
日高山脈南端となり、次第に高度を下げて海中に没するのが、よくわかる
風の館、襟裳岬灯台がある
ゼニガタアザラシが観察できる
http://www.town.erimo.lg.jp/kankou/pages/k9mfea0000000bnv.html
●晩成温泉(珍しいヨード泉)
大人¥500、シャンプー等あり、タオル、バスタオル無料
http://www.town.taiki.hokkaido.jp/soshiki/kikaku/shoko/bansei_onsen.html
●大樹町の「チーズサーモン丼」
略して「チーモン丼」町内5店舗で提供
https://taiki-cheese-salmon.jimdo.com/%E3%81%8A%E5%BA%97%E6%83%85%E5%A0%B1/
●ジャクサ【JAXA】大樹航空宇宙実験場
http://www.jaxa.jp/about/centers/taiki/index_j.html
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