武川岳・焼山・二子山
- GPS
- 04:40
- 距離
- 10.8km
- 登り
- 1,022m
- 下り
- 1,052m
コースタイム
前武川岳 10:30-10:40
武川岳 10:50-10:55
焼山 11:40-11:50
二子山(雄岳) 12:25-12:30
芦ヶ久保駅 13:40
天候 | 晴れ。風がほとんどなく、穏やかな天気でした。 |
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過去天気図(気象庁) | 2007年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
飯能駅 08:00-(国際興業バス)-09:00 名郷バス停 (帰り) 西武秩父線 芦ヶ久保駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
全コースが一般登山道ですが、決して楽に歩けるコースではありませんでした。 特に武川岳〜焼山〜二子山間で、傾斜が急で滑りやすい登り下りが断続するのが厄介です。 下が割と普通の地面なので、滑って転んでも大きな危険はありませんが、その状況が長い区間にわたって続くので、かなり気疲れしました。 ※デジカメを持ち歩くようになる以前のため、写真はありません。 ※GPS導入前なので、ルートは推測です。 |
感想
名郷バス停から白岩への道を進んで、すぐに民宿西山荘の脇の道に入ります。
しばらくはクネクネした車道や、ショートカットする山道を登りますが、頭上に送電線があるあたりから、本格的な山道が始まりました。
山道は最初からやや急ですが、林道とぶつかった後は、山腹をトラバースする区間が少し続きます。
一旦西側の支尾根に回ってから改めて主尾根を目指し、主尾根に乗ってしばらく進むと、やがて行く手に岩がひしめき合う一帯が立ちはだかりました。天狗岩です。
右には巻き道もありましたが、岩の中を登っていくと、一応岩場であるものの傾斜のきつい所はなく、手掛かりも足掛かりも豊富で、特に難しい所はありませんでした。
ただし一度怪しげなエリアを通過してしまったので、そこは本来のルートを外していたのかもしれません。
岩場を登り切った所には「天狗岩頂上」の標識があって、その後はなだらかな稜線歩きとなります。
しかし動物よけのフェンスが左手に出てくると、急斜面を直登するようになって、少しきつく感じる区間です。
それを登り切った先が前武川岳で、ベンチが2つあるだけで、あまり展望のない頂上でした。
前武川岳からは、わずかに下った後でひと登りすれば、すぐに武川岳の頂上にたどり着きます。
北西方向に武甲山、そして南側には奥多摩方面の山々が見えています。ただし奥多摩方面は、天候が下り坂にあるためか雲が出始めていて、霞むようにしか見えませんでした。
武川岳の北へと、さらに縦走を続けて、いくつかのピークを越えていきます。そのうち最初のピークは蔦岩山(1004m)で、頂上には小さな標識がありました。
その後は、いくつもの急坂が断続的に続くことになります。登りも下りも急坂が多く、いくつかの特に傾斜がきつい箇所には、補助ロープでもあったほうが良いと感じる程でした。
最後に何回か続く急降下を経たのち、急な登りをこなすと、焼山の頂上に到着です。武甲山の痛ましい姿が目前に大きく迫っていて、その右手には秩父市街が広がるさまを見渡せました。
焼山からの下りはいきなり急降下で始まって、さらに急なザレ場をいくつかやり過ごしていきます。
すると目前に二子山が大きく迫ってきて、最後はかなりの急登を登れば二子山の雄岳です。展望はあまりパッとせず、また狭い頂上にはベンチもなくて、三角点だけが立っていました。
お隣の雌岳へも、急に下って急に登るという具合です。雌岳の頂上は樹林の中にあって、見晴らしはありませんでした。
二子山の雌岳からは、ふたつある下山路のうち距離の短い沢コースを選択します。
すると、滑りやすい急降下が延々と続く、とんでもない道でした。ずっとロープが張られていましたが、それなしに無事に下れたとはとても思えません。
ところが、こちらがロープに頼りつつ、難儀しながらノロノロと下っていると、遥か上から落ち葉を蹴散らす快調な足音がどんどん迫ってきて、少し右手に離れたあたりをあっという間に下って行ってしまいます。
特に何かに掴まることもなく足だけで下っている様子で、こんな急傾斜を軽快に下れるなんてと感心して見送ったのですが、帰宅後に「山と高原地図」の冊子を読み返したら次のような一節がありました。
「二子山の急降下は難所であったが、階段状に直され下り易くなった」
その人はきっとこの階段状のルートを下っていたに違いなく、私がその入口を見落として、先に目に入ったロープのほうに進んでしまったのでしょう。
時間をかけてなんとか無事に急降下を終えると、その先はようやく普通の山道になります。
随分前から、急な坂道ばかりが続いていたので、この普通の山道が実にありがたく感じました。しかしここで気を抜いてしまってはいけなかったようです。
しばらくすると、沢沿いの道になって、一度対岸に渡ったりしながら高度を下げていきます。
ところがこの道、そのままずっと踏み跡を追って沢沿いに歩いていたら、芦ヶ久保駅からはかなり離れた所に出てしまいました。
持っていた地図を見ると、登山道は途中で沢から離れて、右手の小尾根を越えていくのですが、その道への分岐を見落としてしまったようです。
思い返せば途中にいくらか不明瞭な箇所があったので、そこで地図を確認すべきだったのかもしれません。
ただ、こちらの踏み跡も途絶えることはなかったので、同じような間違いをする人が、決して少なくはないようです。
遠回りしたとはいえ、ロスした時間は5分〜10分ほど。西武線が30分に1本というダイヤのため、乗る電車は結局同じだったはずで、それがせめてもの救いだったでしょうか。
詳細な記録のページ
http://cellist.my.coocan.jp/yama/mt2007_01_03/mt2007_01_03.html#20070217
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