丹沢/中川川マスキ嵐沢
- GPS
- 06:16
- 距離
- 10.8km
- 登り
- 1,248m
- 下り
- 1,245m
コースタイム
天候 | 雨後曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
箒杉駐車場を利用。公衆トイレ(更衣室付き)有り。 10台程駐車できるが余り利用されていないようで今日も出発時点では1台、帰着時も1台来ただけで専用トイレ付き専用駐車場状態だった。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆道の状況 ・マスキ嵐沢 岩は割とカチッと安定していて滑りも少なく、快適に登攀できる。不安定な高巻きも無く、詰めも平穏で初心者を連れて行っても安心できる沢。 ・権現岳西南尾根 踏み跡は少しあるが簡単に迷えるポイントが幾つかある。 ◆登山ポスト 登山口近辺には登山ポストは見当たらなかった。 |
写真
感想
梅雨のど真ん中に西丹沢のマスキ嵐沢へ。登攀的な要素が少ないけれど、全て登れる滝、平穏な詰め、早い下山路、加えてと言うかこれが最重要だけどヒルが居ない。1級レベルと言ってもこれだけのプラス点があるんだから素晴らしい沢だ。加えて一枚岩のナメも良い。行き先に窮したらここ、と言う沢だね。また来よう。
朝5時過ぎに雨が降り出し水溜りが出来る位になったけど天気予報は快方に向かうようだし現地に行くだけ行ってみようと出発した。馬入川を渡る時には丹沢が烟って見えない位で、これはダメかも?とも思ったが西丹沢に向かうに連れて稜線もくっきりと見えるようになり、今後の経過に期待が持てるようになった。でも箒杉駐車場に着くとシブシブとした霧雨基調で少し気持ちが萎える。珍しくAki-CLさんも乗り気で無いが、20分グズグズしてまあ出発しよう、となった。
出発して箒杉BSを過ぎた所で西丹沢行きのバスとすれ違ったが乗客は数える程だった。数分で時刻表で10分後のバスに出逢ったがこちらは乗客0。やっぱり5時代の雨の感じで山行を中止にした人達も多いのかもしれない。県道を大滝橋で曲がって直ぐ林道に入り大滝沢に沿って歩いて行く。いつも使う駐車スペースに17分で出逢ったけどクルマはゼロだ。更に27分歩いてマスキ嵐沢に出る。その途中に見られる大滝沢もナメが続く気持ちの良さそうな沢でウォーターウォーキングに実に適していそうだ。
マスキ嵐沢の河原で沢装備を身に付けるがその間にも登山者は一人も居なかった。普段から少な目だけどやっぱり朝の雨の影響だろうか。ともあれここから遡行開始だ。2-3分も歩くと最初の3m滝に出合う。流芯沿いを登れば良いとも思うが最初っからシャワークライムはちょっと避けたい想いがみんなあるのか一同右岸側から巻いて行く。滝上に出ると一枚岩のナメ。滝自体が一枚岩のようだ。このナメはずっと続き5×8m滝、6×10m滝に出合うが更にその上までも200m程続いていた。6m滝から連瀑帯に入る。2段15mはマスキ嵐沢の最大の滝になる。それ程難度が高い訳ではないが落ちたらことなのでロープを出して行く。ここは特に上部はそれぞれ違うルートで登って行った。更に靴底型7m滝、4m滝、5m滝、5m滝と続くがそのインターミッションはナメと言う贅沢な渓だ。この辺りで陽が射してくれたら最高だったろうな。
テーブル岩を越えると水量も減り源流域の雰囲気が漂ってくる。875m二俣で休憩し、その先を進むが920m二俣で5m涸滝に出合う。これを越えた10m涸滝が最後の滝になる。この後は幾つも枝沢が入ってくるが東に向かって一直線に勾配がきつくなった渓を登り稜線に達する。この箒沢権現山への稜線は20年前の地図では登山道が書き込まれていたと思うけど今ではとても登山道とは言えない状態だ。南へ稜線を辿りコルを越えた先の緩やかな頂上が権現山だ。ここまで誰にも逢っていなかったのに驚いたことに4人パーティが同じように沢から登って来て休憩していた。藤嵐沢だろうか。向こうも驚いたかもしれないが。
箒沢権現山で沢装備を解いて休憩し、下山に掛かる。鹿柵を回りながら権現山南西尾根を目指すが、やっぱりいくつか迷いやすいポイントがあった。まずはほぼ出だしの1080m辺りで踏み跡通りに進むと南へ進んでしまうところで西に向かってトラバースして行くと南西尾根が見えてくるのでこれに乗らないといけない。1020m辺りの尾根が広がったところでは南向きに進路を変えないといけないが、ここは赤テープが誘導してくれた。後はズイズイ下るのだが788mピークでまた尾根が別れる。どちらでもたどり着けそうだが南東寄りに行くと藤嵐沢に緩やかに出て行くのでこちらの方が楽だろう。藤嵐沢の沢音が聞こえてくるともう林道も近い。
沢だけでなく登山道でも止まるごとにチェックしていたが無事にヒルには出会うことが無かった。これが一番だ。藤嵐沢も行ってみたいものだ。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する