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Yamareco

記録ID: 1508422
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

甲斐駒ケ岳 ☆黒戸尾根ピストン\(^O^)/☆

2018年06月25日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
7
1〜2泊以上が適当
GPS
11:26
距離
19.0km
登り
2,633m
下り
2,631m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
10:23
休憩
1:03
合計
11:26
3:18
3:18
89
4:47
4:55
61
5:56
5:56
19
6:15
6:16
43
6:59
7:00
2
7:02
7:06
46
7:52
7:58
50
8:48
8:48
57
9:45
9:46
5
9:51
10:29
7
10:36
10:36
39
11:15
11:16
29
11:45
11:46
32
12:18
12:19
3
12:22
12:22
34
12:56
12:56
10
13:06
13:07
32
13:39
13:39
55
14:34
14:34
5
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
尾白川渓谷駐車場に朝3時前に到着
既に10数台駐まっていたがかなり広い駐車場のなので余裕
水洗トイレ、登山ポスト有り
コース状況/
危険箇所等
岩場、鎖場など歩かれた経験があり、あとは単純標高差2,200m(ヤマレコ登録時の累積標高差2,600m)の長い登山道を歩ききる体力があればそれほど危険な登山道ではないと思いました。

尾白川渓谷に架けられたつり橋を渡ってスタートすると歩きやすい道をグングンと標高を上げていく感じです。
暗い時間帯にヘッデンの灯りで歩きましたが、目印等見えていなくても踏み跡等明瞭で道迷いしそうな箇所はありませんでした。
笹ノ平分岐を過ぎ、さらに標高を上げ刃渡りに出ます。
ここまでは特に危険個所はなく順調に標高を上げていく感じです。
途中「倒木注意」の案内があります。
倒木注意区間の山頂側に他の樹木によりかかったままの大きな倒木があるので速やかに通過するのがベターです。

刃渡りは鎖の付いたやせ尾根の岩場を歩きますが普通に注意をして進めば特に危険ではないと感じました。
間もなく刀利天狗を過ぎ、その後黒戸山の右側をトラバースしますが、これまでとは違い、ちっとも標高を稼げない退屈な樹林帯の道が続き、やがて標高差100mほどの下り、降り切ると五合目小屋跡に出ます。
ここの下りは下山時にはつらい登り返しです。

五合目小屋跡から七丈小屋まで梯子や鎖の連続です。
ほぼ垂直な梯子や鎖場があります。
よく整備されていますが、慎重な注意が必要と思います。
込み合う時期はすれ違いが大変になる場所でしょう。

七丈小屋を過ぎてダケカンバ林、やがて森林限界、八合目御来迎場を過ぎると再び鎖場を数ヵ所経て山頂に至ります。
鎖場の岩に足場のステップが刻まれていたり、こちらもよく整備されていると思います。
疲労がピークを迎える登りの大詰め、足元慎重に進みましょう。
その他周辺情報 下山後、尾白の湯を利用しました。
この日は濾過機が故障しているとかで全身浴(普通の大風呂)が使えないとかで半額(市外者410円)、事前に承知していました。
ここの魅力は茶色く濁ったややぬるめの源泉露天風呂、ほかに名水露天風呂、サウナ、寝湯とあります。
登山の後、湯温の高い風呂には入りたくないので、全身浴はそもそも入るつもりはなく、半額はありがたかったです。
予約できる山小屋
七丈小屋
「倒木注意!」の案内があったら速やかに通り過ぎましょう。
これは山頂側から振り返った写真です。
倒木が細い樹木に寄りかかって持ちこたえている状態、登山口側の案内からは見えないけど、その場にいるときに倒れると大変です。
2018年06月25日 05:49撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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6/25 5:49
「倒木注意!」の案内があったら速やかに通り過ぎましょう。
これは山頂側から振り返った写真です。
倒木が細い樹木に寄りかかって持ちこたえている状態、登山口側の案内からは見えないけど、その場にいるときに倒れると大変です。
この登山道はいたるところに石仏が設置されています。
2018年06月25日 05:56撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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6/25 5:56
この登山道はいたるところに石仏が設置されています。
登山口から1時間40分で刃渡りに到達!
レコのお写真でよく拝見させていただいている景色なのでたどり着いてとても嬉しい!
普通に気を付けて歩けば特に危険はない感じです。
2018年06月25日 06:02撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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6/25 6:02
登山口から1時間40分で刃渡りに到達!
レコのお写真でよく拝見させていただいている景色なのでたどり着いてとても嬉しい!
普通に気を付けて歩けば特に危険はない感じです。
刃渡りの上は開けていて景色がすばらしい!
左手に鳳凰三山と富士山が見えていました。
2018年06月25日 06:04撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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6/25 6:04
刃渡りの上は開けていて景色がすばらしい!
左手に鳳凰三山と富士山が見えていました。
鳳凰三山です。
2018年06月25日 06:04撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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6/25 6:04
鳳凰三山です。
写真ではよりぼんやりした感じですが富士山はっきり見えてました。
2018年06月25日 06:05撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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6/25 6:05
写真ではよりぼんやりした感じですが富士山はっきり見えてました。
右手には大岩山や最近登った鞍掛山など・・
2018年06月25日 06:05撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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6/25 6:05
右手には大岩山や最近登った鞍掛山など・・
刃渡りを振り返っています。
2018年06月25日 06:06撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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6/25 6:06
刃渡りを振り返っています。
よく写真などで拝見していたはしごが現れました。
2018年06月25日 06:18撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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6/25 6:18
よく写真などで拝見していたはしごが現れました。
はしごや鎖場を過ぎると間もなく刀利天狗
2018年06月25日 06:24撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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6/25 6:24
はしごや鎖場を過ぎると間もなく刀利天狗
刀利天狗を過ぎると黒戸山の北側をトラバース
なだらかな樹林帯の道は退屈
やがて五合目で大きな下りが待っています。
2018年06月25日 06:52撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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6/25 6:52
刀利天狗を過ぎると黒戸山の北側をトラバース
なだらかな樹林帯の道は退屈
やがて五合目で大きな下りが待っています。
樹幹越しに目指す甲斐駒ヶ岳の山頂方面が見えてきます。
2018年06月25日 06:59撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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6/25 6:59
樹幹越しに目指す甲斐駒ヶ岳の山頂方面が見えてきます。
100m程下り切ったそこは五合目小屋跡です。
正面右手からはしごや鎖の連続です。
2018年06月25日 07:01撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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6/25 7:01
100m程下り切ったそこは五合目小屋跡です。
正面右手からはしごや鎖の連続です。
キバナノコマノツメ
この時期よく出会うかわいらしいお花。
2018年06月25日 07:02撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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6/25 7:02
キバナノコマノツメ
この時期よく出会うかわいらしいお花。
実に長いはしごです。
2018年06月25日 07:03撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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6/25 7:03
実に長いはしごです。
急な岩場も・・・
2018年06月25日 07:05撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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6/25 7:05
急な岩場も・・・
ツツジ科の・・・誰だっけ?!
2018年06月25日 07:11撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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6/25 7:11
ツツジ科の・・・誰だっけ?!
マイヅルソウ
2018年06月25日 07:20撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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6/25 7:20
マイヅルソウ
長い橋を渡ります。
しっかりできているので怖さはありませんって・・おいらは高所恐怖症ではないから(^-^;
2018年06月25日 07:27撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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6/25 7:27
長い橋を渡ります。
しっかりできているので怖さはありませんって・・おいらは高所恐怖症ではないから(^-^;
ゴゼンタチバナの端正なお花
2018年06月25日 07:46撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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6/25 7:46
ゴゼンタチバナの端正なお花
七丈小屋に到着、嬉しい!
駐車場から4時間半・・長い道のりでした。
ここで冷やされたコーラ見て帰りには飲むって決めた。
2018年06月25日 07:49撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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6/25 7:49
七丈小屋に到着、嬉しい!
駐車場から4時間半・・長い道のりでした。
ここで冷やされたコーラ見て帰りには飲むって決めた。
他の方のレコで参考にさせて居いただいていたので・・・
2018年06月25日 07:50撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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6/25 7:50
他の方のレコで参考にさせて居いただいていたので・・・
なるほど・・もし機会があれば次回は烏帽子岳、大岩山、鞍掛山のコースも面白そうだ・・・
2018年06月25日 07:51撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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6/25 7:51
なるほど・・もし機会があれば次回は烏帽子岳、大岩山、鞍掛山のコースも面白そうだ・・・
標高2,550m付近
空に浮かぶ八ヶ岳とその下に先日登った日向山の白砂のビーチが見えたのが印象的でした。
2018年06月25日 08:26撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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6/25 8:26
標高2,550m付近
空に浮かぶ八ヶ岳とその下に先日登った日向山の白砂のビーチが見えたのが印象的でした。
先日行った白砂のビーチにズーム!
奥が日向山の山頂、手前に下って鞍掛山に登ったのでした。
2018年06月25日 08:27撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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6/25 8:27
先日行った白砂のビーチにズーム!
奥が日向山の山頂、手前に下って鞍掛山に登ったのでした。
山頂方面です。
凄い岩山だったんだ!
2018年06月25日 08:29撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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6/25 8:29
山頂方面です。
凄い岩山だったんだ!
あちらこちらにイワカガミの群生が見られます。
2018年06月25日 08:39撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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6/25 8:39
あちらこちらにイワカガミの群生が見られます。
ウラジロナナカマド
2018年06月25日 08:43撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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6/25 8:43
ウラジロナナカマド
八合目御来迎場
2018年06月25日 08:44撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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6/25 8:44
八合目御来迎場
御来迎場を後に山頂方面
2018年06月25日 08:46撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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6/25 8:46
御来迎場を後に山頂方面
これもよくレコの写真で拝見している鎖場ですね。
2018年06月25日 08:52撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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6/25 8:52
これもよくレコの写真で拝見している鎖場ですね。
垂直に登ります(^^)
2018年06月25日 08:54撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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6/25 8:54
垂直に登ります(^^)
岩にステップが刻まれていたりよく整備されています。
2018年06月25日 08:59撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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6/25 8:59
岩にステップが刻まれていたりよく整備されています。
ハクサンイチゲ
2018年06月25日 09:02撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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6/25 9:02
ハクサンイチゲ
ツガザクラもあちこちで満開
2018年06月25日 09:08撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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ツガザクラもあちこちで満開
奥に鳳凰三山、重なるように富士山も・・
2018年06月25日 09:17撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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6/25 9:17
奥に鳳凰三山、重なるように富士山も・・
写真撮っているときは中央の北岳を意識していたのですが、後で気づいた。
手前に見える岩山は摩利支天です。
2018年06月25日 09:21撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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6/25 9:21
写真撮っているときは中央の北岳を意識していたのですが、後で気づいた。
手前に見える岩山は摩利支天です。
イワウメも満開
2018年06月25日 09:31撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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6/25 9:31
イワウメも満開
山頂までもうひと踏ん張り。
2018年06月25日 09:37撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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6/25 9:37
山頂までもうひと踏ん張り。
駒ヶ岳神社本宮に着いた!
2018年06月25日 09:44撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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6/25 9:44
駒ヶ岳神社本宮に着いた!
本宮から見る甲斐駒ヶ岳山頂
2018年06月25日 09:44撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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6/25 9:44
本宮から見る甲斐駒ヶ岳山頂
2018年06月25日 09:45撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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山頂に到着した!
2018年06月25日 09:49撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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山頂に到着した!
山頂標識
2018年06月25日 09:50撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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山頂標識
美しい仙丈ケ岳
2018年06月25日 09:50撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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6/25 9:50
美しい仙丈ケ岳
北岳、間ノ岳、塩見岳、悪沢岳など
2018年06月25日 09:51撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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6/25 9:51
北岳、間ノ岳、塩見岳、悪沢岳など
鳳凰三山
背後に薄っすらと富士山
2018年06月25日 09:51撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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6/25 9:51
鳳凰三山
背後に薄っすらと富士山
ズームしてみた。
2018年06月25日 09:51撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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ズームしてみた。
南八ヶ岳の峰々、それに天狗岳
2018年06月25日 09:51撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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南八ヶ岳の峰々、それに天狗岳
北には鋸岳
2018年06月25日 09:53撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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北には鋸岳
ミヤマキンバイ
2018年06月25日 09:53撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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ミヤマキンバイ
下山時に初めて気づいたツマトリソウ
2018年06月25日 11:38撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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6/25 11:38
下山時に初めて気づいたツマトリソウ
ミツバオウレン
2018年06月25日 11:38撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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6/25 11:38
ミツバオウレン
ミヤマハタザオ
2018年06月25日 11:45撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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6/25 11:45
ミヤマハタザオ
楽しみにしていた下山時のコーラ!
山頂を後にしながら頭の中では「コーラッ!コーラッ!」
美味しかった\(^O^)/
2018年06月25日 11:46撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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6/25 11:46
楽しみにしていた下山時のコーラ!
山頂を後にしながら頭の中では「コーラッ!コーラッ!」
美味しかった\(^O^)/
ミヤマカラマツ
2018年06月25日 12:19撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
6
6/25 12:19
ミヤマカラマツ
シロバナノヘビイチゴ
2018年06月25日 12:20撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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6/25 12:20
シロバナノヘビイチゴ
登山口付近で目を楽しませてくれているコアジサイ
2018年06月25日 13:42撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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6/25 13:42
登山口付近で目を楽しませてくれているコアジサイ
登山口付近のつり橋から尾白川渓谷
2018年06月25日 14:29撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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6/25 14:29
登山口付近のつり橋から尾白川渓谷
竹宇駒ヶ岳神社
朝は真っ暗でした。
2018年06月25日 14:32撮影 by  DMC-TZ70, Panasonic
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6/25 14:32
竹宇駒ヶ岳神社
朝は真っ暗でした。

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ 日よけ帽子 予備靴ひも ザック 昼ご飯 行動食 非常食 ハイドレーション ライター コンパス 計画書 ヘッドランプ GPS ファーストエイドキット 常備薬 ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ナイフ カメラ 熊よけ鈴 携帯予備バッテリー ヘルメット

感想

「登りたいけど、自分の力ではとっても無理!」と思っていた甲斐駒ヶ岳の黒戸尾根コース、最近ほんの少しだけ体力がアップしてきた気がするので、少々・・いや沢山悩んだけど行けると判断して実行してみた。

コースタイムはもちろん、他の方の記録を参考にさせていただいたりしたが、長いコースで自分の所要時間がしっかり読めないので、早めスタートということで午前1時に起きて自宅出発、駐車場を3時頃スタート。

刃渡りの辺まではこんなに順調でいいのかというほど歩きやすい道で標高を稼いでいきます。
傾斜はあるものの段差とかなく、実に歩きやすい道と感じました。
刃渡りの鎖場もそれほどの危険を感じることはなく、岩の上からは富士山や鳳凰三山の素晴らしい景色に感動、その反対側には鞍掛山など先日登った山の姿があります。
気合を入れて臨んだせいか、この辺りまでの登りは意外なほど大変なこともなくあっさりと来てしまった印象です。

刀利天狗を過ぎると黒戸山北側のトラバース、あまり標高の変化のない樹林帯の登山道をだらだらと歩く感じで、こういうのが続くとテンション下がってきて疲れがたまります。
やはり、楽なだけでは登らせてはくれないようです。
やがて五合目が近づくと大きく下りになります。
帰りには大変な登り返しになるのかなどと考えると憂鬱なくだりです。

五合目は五合目小屋のあった場所らしいですが小屋の面影はなく、神社の祠と石碑が広場の奥を占めています。
祠の右手からは連続する梯子や鎖場が始まります。
こういうアトラクションは好きなので再びやる気が上昇、少しづつ疲労がたまる中七丈小屋に到着して休憩です。

もともと登り切れるかどうか多少の不安と緊張を抱えて始めた今回の登山ですが、難所といわれる岩場なども無事通り過ぎ、七合目この辺りでは既に不安は頭の中になく、山頂まで何とか登り切ることだけしか考えていませんでした。

七丈小屋を過ぎれば登山道は明るいダケカンバの林の中。
こういう景色は山頂に近づいたことを実感させてくれます。
間もなく森林限界を超えると景色が一気に広がってきます。
山頂方面も見えてくるけどその遠いこと。

ジオグラフィカがその場の標高を時折知らせてくれるので残りの標高差は常に把握しているけど、実際の標高差よりも視覚的には大変に見えます。
これは山登りではいつものこと、一歩一歩頑張れと自分に言い聞かせます。

森林限界を超えても数か所の鎖場がありますが、むしろこういうアトラクションのほうが好きです。
岩と砂礫の道を淡々と歩くほうがどうも疲れを感じて苦手です。

足元にはイワカガミやイワウメ、ツガザクラなどのかわいらしい群生があって、この子たちも歩みを止めさせます。

重たくなった足で一歩一歩進み、やがて気が付けば目の前には過去に北沢峠から二度来ていて見覚えのある駒ヶ岳神社本宮、思わず「やったー!」。

ここで手を合わせ神社裏手を回り、山頂までほんの少し下って最後のひと登りでした。
山頂には最高の眺望が広がっていました。
青森からお見えの同年の方としばし山の話などで楽しい時を過ごさせていただきました。
ありがとうございました。

下山時には七丈小屋で@500円の冷えたコーラ買いました。
冷水で冷やされているペットボトル見て、下りにはコーラって決めていたおいらです。
日帰りではめったに山小屋で飲料とか買わない自分ですがこの日は最高に美味しかった。空のペットボトルは小屋では回収せず自分でお持ち帰りです。

正直なところ最後まで無事下り切れて本当に良かったです。
自分の現在の力がどの程度のものか多少分かった感じです。
決して余裕で登りきれたわけでなく、力不足を実感する部分もあります。
それでも自分のイメージに近い感じでは登れたと思う今回の登山、今後に向けて一つの目安になり、励みになることは間違いないところです。

お粗末な内容ですが、お読みいただきありがとうございました。

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コメント

早いですね お疲れ様でした(^^ゞ
QuincyBowさん ご無沙汰しておりますm(_ _)m naotosasです。

日本屈指の単純高低差・約2,200メートルを一日でまとめ上げることは
山に向き合う多くの皆さんの憧れの尾根!
泣く子も黙る「黒戸尾根」の完登お疲れ様でした

ここを目指す人たちはそれなりの覚悟をもって挑む方ばかりだと思っておりましたが
そうでもない方もいらっしゃるんですね…思わず苦笑してしまいました^^;

トレランの方々は別としてQuincyBowさんのスピードについて行けないのは、
少し解る気がします
特に下りのスピードが落ちない処は本当に素晴らしい!余裕のGoalが目に浮かぶようです
私が元気な時よりはるかに速くてお年を考えると(←スミマセン^^;)
ホント「半端ない」ッす!

次は黒戸尾根と双璧の「試練と憧れ」の「早月尾根」あたりでしょうか?
お体をご自愛され、末永く山と向き合って、レコを続けていただけたらと
2018/6/28 13:19
Re: 早いですね お疲れ様でした(^^ゞ
naotosasさん、こんばんは

こちらこそご無沙汰しております。
また、レコ拝見させていただき、参考にさせていただくなどお世話になっております。

今際の際に”やり残したことで後悔すること”があるとすれば、それは山登りをしていないことだと思い、還暦過ぎてから山と向き合い始めた滑稽な爺さんです。
本来もう少し気持ちに余裕をもってゆったり歩くほうが良いとは思うのですが、前のめりの気持ちの後押しもあって足早になってしまいます。
お恥ずかしい・・・

一時は病気で家族に大変な心配をかけた前科者です。
山では同じ心配をかけないように慎重にやっていこうと・・・、最近では妻もごく普通に送り出してくれます。
無理をしないで、それでも納得するまで山登りをしてみたい!

コメントいただき本当にありがたいです。
これからも健康にご留意され素敵なレコを読ませてください。
2018/6/28 21:39
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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この記録に関連する登山ルート

積雪期ピークハント/縦走 甲斐駒・北岳 [2日]
甲斐駒ヶ岳〜黒戸尾根
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
5/5
体力レベル
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この記録で登った山/行った場所

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