山上ヶ岳山修行(蓮華奉献入峯)


- GPS
- 32:00
- 距離
- 24.2km
- 登り
- 1,994m
- 下り
- 1,430m
天候 | 晴れ/曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年07月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
「蓮華奉献入峯」
7月7日から9日まで金峯山寺が蓮華奉献入峯に参加させていただきました。
早朝3時半に出発し、途中にある拝所に蓮の花をお供えしながら山上ヶ岳へ登拝します。
経験を重ねるにつれて登山への取り組みも徐々に変化してきたこの頃。
自分とって登山の魅力はなんだろうと改めて考えてみました。
山々が作り出す自然の造形に圧倒された事。
木々や草花を感じ鳥たちの声に耳を傾け安らぐ事。
雲海から昇る朝日の美しさに心奪われた事。
息も絶え絶え、頂を踏み達成感を感じた事。
誰もいない山中で静かに思索してみる事。
様々な出来事や光景の中に山の魅力は見つかります。
その反面、山の恐ろしさや厳しさに畏怖の念を感じることもあります。
(登山中のトラブルは無謀な行動や知識の無さからであることがほとんどですが、
それでも避けられない危機もあります)
果たしてここまで無事にいられるのはただ運が良かったからなのだろうか。。
そんな事を考えて見ることもあったり。
日本古来の山岳信仰である修験道。
信仰への知識も経験もほぼありません。
ですが、日々感じる山や自然の中での様々な思いに山での修行が応えてくれるかもしれない。
そんな気持ちで参加してみました。
「蓮華奉献入峯に参加した感想」
山レコを利用していて、入峯行に参加を検討している方の中には
登山の延長で考えている方もいるかもしれません。
(少なくとも自分にはそんな気分がありました)
ですが、初日のミーティングで甘い気分は叩き直されます。
ああ、修行に来ているんだ。。
そんな実感が湧いてくると思います。
修行内容は書きませんが、人によってはかなり過酷に感じるかもしれません。
作法やすべき事は見て覚えろ!のスタンスです。
当然なのですが、信仰が土台にあって修行を進めていくので
修験道や仏教に触れていない人間が行くとお門違いだという事。
見よう見まねで頑張るしかありませんでした。
後、体力的に厳しいのは勿論ですが、足袋への対応(足裏が非常に痛くなります)
岩場を登る技術(高所が苦手な人は難しいかもしれません)も大事です。
参加人数は百人弱もいて新規参加者が半数ほど。
危険な修行もあるので、初心者には先達(山に入る際の指導者)の指示も厳しくなります。
時には大声で叱られる事もあるかもしれません。
ですがそれだけ真剣に必死に取り組んでいるという事なのです。
修行を終えて下山後、
足は痛みましたが清々しい安堵感に浸りながら吉野山を後にしました。
正直、山の修行は想像してものとは違いました。
ですが、参加させていただいた事は良い経験になりましたし今後にきっと役立つと思います。
また再び吉野の山に戻って来るかは。。
この先の気持ち次第です。
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