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記録ID: 1541718
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無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

前穂高岳6峰(涸沢から5, 6のコルを経て6峰へ)

2018年07月27日(金) [日帰り]
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ydoto2000 その他1人
GPS
03:55
距離
2.5km
登り
491m
下り
491m

コースタイム

日帰り
山行
3:45
休憩
0:15
合計
4:00
12:50
75
14:05
14:10
35
5, 6のコル
14:45
14:55
115
前穂高岳6峰
16:50
涸沢ヒュッテ
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2018年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス
夜行バスで東京を出発。早朝に上高地へ入り、徒歩5時間ほどで涸沢へ。
涸沢診療所への滞在中に学生1名と私の2人で6峰へ。
コース状況/
危険箇所等
涸沢から5, 6のコルまでは一部雪渓上を歩き、一部はガレ場を歩く。

雪渓は比較的柔らかい雪質で、登高・下降ともにツボ足で歩行可能であった。ただし斜度はそれなりにきついので、できれば(軽)アイゼンやピッケル持参が望ましい。ピッケルがあれば、下降はグリセード/シリセードでかなり楽になるはず。

コルまでの谷は雪渓の向かって左側のガレ場を行く。通常の登山地図には掲載されていないバリエーションルートだが、それなりにトレースがある。ただし、浮石は非常に多く、危険性は高い。常に落石にも注意する。

コルから6峰ピークまでも、ほぼトレースあり。ハイマツの中を若干藪漕ぎするようになるので、できれば長ズボン(orスポーツタイツ)+グローブがあると良いだろう。5, 6のコルから見ると、6峰は簡単に登れそうだが、途中で浮石だらけの急斜面を通過するので意外と危険。またピーク付近は岩稜帯で、安全は保障されない。初心者は立ち入り禁止だろう。
その他周辺情報 涸沢滞在中の簡単なバリエーションルートとして使えるだろう。
また、涸沢〜奥又白池〜上高地へのアクセスに使用できるが、ルート状況は涸沢に駐在する山岳パトロール隊に要確認。
涸沢滞在中に5, 6のコル〜前穂高岳6峰へ。
13時前に涸沢を出発。涸沢の雪渓へ。
2018年07月27日 12:59撮影 by  iPhone 8, Apple
1
7/27 12:59
涸沢滞在中に5, 6のコル〜前穂高岳6峰へ。
13時前に涸沢を出発。涸沢の雪渓へ。
雪渓をツボ足で登る。写真は北穂高岳。ゴジラの背がはっきりと見える。
2018年07月27日 13:11撮影 by  iPhone 6, Apple
7/27 13:11
雪渓をツボ足で登る。写真は北穂高岳。ゴジラの背がはっきりと見える。
雪渓から東側には常念山脈が見える。中央に東天井岳が見えており、常念岳自体は右側の屏風岩に隠れて見えない。
2018年07月27日 13:12撮影 by  iPhone 8, Apple
7/27 13:12
雪渓から東側には常念山脈が見える。中央に東天井岳が見えており、常念岳自体は右側の屏風岩に隠れて見えない。
左が奥穂高、白出沢出合(穂高岳山荘)を挟んで右側が涸沢岳。右端は涸沢槍。
2018年07月27日 13:26撮影 by  iPhone 6, Apple
7/27 13:26
左が奥穂高、白出沢出合(穂高岳山荘)を挟んで右側が涸沢岳。右端は涸沢槍。
雪渓に向かって左側、浮石だらけのガレ場を登る。トレースは意外とはっきりしているが、落石には要注意。
2018年07月27日 13:27撮影 by  iPhone 8, Apple
2
7/27 13:27
雪渓に向かって左側、浮石だらけのガレ場を登る。トレースは意外とはっきりしているが、落石には要注意。
徐々に5, 6のコルが近づいてくる。
2018年07月27日 13:49撮影 by  iPhone 6, Apple
7/27 13:49
徐々に5, 6のコルが近づいてくる。
ゆっくり歩き、1時間20分ほどで涸沢から5, 6のコルへ。
前穂高の4峰をみる。
2018年07月27日 14:19撮影 by  iPhone 8, Apple
2
7/27 14:19
ゆっくり歩き、1時間20分ほどで涸沢から5, 6のコルへ。
前穂高の4峰をみる。
コルから6峰へ。頂上では槍ヶ岳が綺麗に見えた。
また写真には写っていないが常念岳もはっきり見えていた。
2018年07月27日 14:50撮影 by  iPhone 8, Apple
2
7/27 14:50
コルから6峰へ。頂上では槍ヶ岳が綺麗に見えた。
また写真には写っていないが常念岳もはっきり見えていた。
5, 6のコルから見た6峰。簡単に行けそうだが、ハイマツ帯の藪漕ぎや浮石だらけの急斜面の通行などがあり意外と難しいし危険。
2018年07月27日 15:25撮影 by  iPhone 8, Apple
7/27 15:25
5, 6のコルから見た6峰。簡単に行けそうだが、ハイマツ帯の藪漕ぎや浮石だらけの急斜面の通行などがあり意外と難しいし危険。
コルから涸沢へ降っていく。下りは同行者に落石させないよう慎重に距離をおきながら行く。
2018年07月27日 15:48撮影 by  iPhone 8, Apple
7/27 15:48
コルから涸沢へ降っていく。下りは同行者に落石させないよう慎重に距離をおきながら行く。
最後は雪渓をツボ足で降り、涸沢へ。ピッケルがあればグリセードですぐにおりられそう。
2018年07月27日 16:29撮影 by  iPhone 8, Apple
1
7/27 16:29
最後は雪渓をツボ足で降り、涸沢へ。ピッケルがあればグリセードですぐにおりられそう。
雪渓からのパノラマ。左が前穂高、正面に吊り尾根、その右に奥穂高と涸沢岳。
2018年07月27日 16:38撮影 by  iPhone 6, Apple
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7/27 16:38
雪渓からのパノラマ。左が前穂高、正面に吊り尾根、その右に奥穂高と涸沢岳。
同じ日の夕方、涸沢から撮影した夕焼け。左に涸沢岳と涸沢槍、右に北穂高。
2018年07月27日 19:06撮影 by  iPhone 6, Apple
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7/27 19:06
同じ日の夕方、涸沢から撮影した夕焼け。左に涸沢岳と涸沢槍、右に北穂高。

装備

個人装備
Tシャツ タイツ ズボン 靴下 雨具 日よけ帽子 予備靴ひも ザック ザックカバー 行動食 飲料 地図(地形図) コンパス ヘッドランプ 予備電池 ファーストエイドキット 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル カメラ
共同装備
特になし
備考 上記のごとく、雪渓の登下降に(軽)アイゼン+ピッケルがあると良い。また、5, 6のコル〜6峰ピークは一部ハイマツ帯の藪漕ぎとなるので、手袋があると良い。

感想

10年ぶりぐらいに5, 6のコルから前穂高6峰まで歩いた。以前よりトレースがはっきりしているように感じた。しかし、浮石が多く、一般ルートよりは危険なのは間違いない。

涸沢に長く滞在していると、穂高の大きさを忘れてしまいがちだが、稜線に上がると急峻な穂高連峰が目の前に厳然と聳え立つ。日本でも指折りの山岳地帯なのだという当たり前のことを、今更のように思い出させてくれた。

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