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Yamareco

記録ID: 1547709
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
志賀・草津・四阿山・浅間

浅間山外輪山縦走周回 天狗温泉から高峰高原へ

2018年08月06日(月) [日帰り]
情報量の目安: S
都道府県 群馬県 長野県
 - 拍手
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
08:18
距離
25.2km
登り
1,667m
下り
1,656m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
7:32
休憩
0:47
合計
8:19
距離 25.2km 登り 1,667m 下り 1,667m
6:42
59
スタート地点
8:05
8:09
12
8:21
8:25
53
9:18
9:30
8
9:38
67
10:45
10:49
20
11:09
11:10
16
11:26
10
11:36
10
11:46
11:52
46
12:38
13
12:51
49
13:40
13:48
48
14:40
14:44
17
15:01
ゴール地点
天狗温泉から縦走し外輪山を周回して車坂峠へ戻る都合上、草すべりを二度登った。
天候 晴れのち曇り
過去天気図(気象庁) 2018年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 自転車
自動車、チェリーパーク天狗温泉入口の林道スペースにデポ
自転車、高峰高原ビジターセンターにデポ
コース状況/
危険箇所等
天狗温泉から縦走し外輪山を周回して車坂峠へ戻る都合上、草すべりを二度登った。
高峰高原から浅間山登山口まで8.5kmは、自転車でのダウンヒル。
晴れ渡る高峰高原ホテルから、雲海に浮かぶ八ヶ岳。高峰高原ビジターセンターへ自転車をデポする。
2018年08月06日 06:20撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
2
8/6 6:20
晴れ渡る高峰高原ホテルから、雲海に浮かぶ八ヶ岳。高峰高原ビジターセンターへ自転車をデポする。
チェリーパークを下って戻り、天狗温泉入口林道の脇スペースにロートルパジェロをデポ。気温18℃の林道を歩いて登山口へ向かう。退屈な林道歩きを花々が癒してくれる。
2018年08月06日 06:43撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
1
8/6 6:43
チェリーパークを下って戻り、天狗温泉入口林道の脇スペースにロートルパジェロをデポ。気温18℃の林道を歩いて登山口へ向かう。退屈な林道歩きを花々が癒してくれる。
センニンソウ。
2018年08月06日 07:03撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
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8/6 7:03
センニンソウ。
キイチゴ。
2018年08月06日 07:08撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
2
8/6 7:08
キイチゴ。
ミヤマオダマキ。
2018年08月06日 07:09撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
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8/6 7:09
ミヤマオダマキ。
キンミズヒキにトンボがとまる。
2018年08月06日 07:09撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
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8/6 7:09
キンミズヒキにトンボがとまる。
ホタルブクロ。
2018年08月06日 07:10撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
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8/6 7:10
ホタルブクロ。
マツヨイグサ。
2018年08月06日 07:26撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
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8/6 7:26
マツヨイグサ。
ひっそりと静かな林道。
2018年08月06日 07:35撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
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8/6 7:35
ひっそりと静かな林道。
浅間山荘天狗温泉。
2018年08月06日 07:40撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
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8/6 7:40
浅間山荘天狗温泉。
いつもの犬が二匹いたが、ポニーはいなかった。犬に吠えられて登山道へ。
2018年08月06日 07:41撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
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8/6 7:41
いつもの犬が二匹いたが、ポニーはいなかった。犬に吠えられて登山道へ。
ヤブカンゾウ。
2018年08月06日 07:41撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
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8/6 7:41
ヤブカンゾウ。
一の鳥居を過ぎるとレンゲショウマ。
2018年08月06日 08:07撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
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8/6 8:07
一の鳥居を過ぎるとレンゲショウマ。
レンゲショウマ、ソバナ。
2018年08月06日 08:08撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
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8/6 8:08
レンゲショウマ、ソバナ。
花付の良いソバナ。
2018年08月06日 08:09撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
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8/6 8:09
花付の良いソバナ。
不動滝。
2018年08月06日 08:23撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
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8/6 8:23
不動滝。
今回も男気を見せて6本運ぶ。ソロで荷物が少ないので楽勝。良いトレーニングになる。
2018年08月06日 08:32撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
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8/6 8:32
今回も男気を見せて6本運ぶ。ソロで荷物が少ないので楽勝。良いトレーニングになる。
ウツボグサ。
2018年08月06日 08:52撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
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8/6 8:52
ウツボグサ。
牙山が朝日に眩く光る。
2018年08月06日 08:56撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
8/6 8:56
牙山が朝日に眩く光る。
シシウド。
2018年08月06日 09:07撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
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8/6 9:07
シシウド。
ミヤマアキノキリンソウにベニヒカゲがとまる。
2018年08月06日 09:13撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
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8/6 9:13
ミヤマアキノキリンソウにベニヒカゲがとまる。
蛇堀川源流硫化水素発生地域。仙人岳が見える。
2018年08月06日 09:16撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
8/6 9:16
蛇堀川源流硫化水素発生地域。仙人岳が見える。
歩荷完了。大工仕事のご主人から労いの言葉と見送りの言葉をかけて頂いた。。
2018年08月06日 09:22撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
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8/6 9:22
歩荷完了。大工仕事のご主人から労いの言葉と見送りの言葉をかけて頂いた。。
火山館にはカワラナデシコの群生。
2018年08月06日 09:21撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
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8/6 9:21
火山館にはカワラナデシコの群生。
カワラナデシコ。
2018年08月06日 09:29撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
4
8/6 9:29
カワラナデシコ。
湯の平分岐にはマルバダケブキの群生。
2018年08月06日 09:36撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
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8/6 9:36
湯の平分岐にはマルバダケブキの群生。
ヒョウモンチョウがとまる。
2018年08月06日 09:37撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
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8/6 9:37
ヒョウモンチョウがとまる。
クジャクチョウもとまる。
2018年08月06日 09:37撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
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8/6 9:37
クジャクチョウもとまる。
マルバダケブキに彩られ草すべりへ向かう。第一ラウンド。
2018年08月06日 09:38撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
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8/6 9:38
マルバダケブキに彩られ草すべりへ向かう。第一ラウンド。
急坂を振り返ると浅間山。今日唯一全体の山容が見られた。
2018年08月06日 09:48撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
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8/6 9:48
急坂を振り返ると浅間山。今日唯一全体の山容が見られた。
外輪山、蛇骨岳、仙人岳、虎ノ尾、鋸岳。
2018年08月06日 09:56撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
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8/6 9:56
外輪山、蛇骨岳、仙人岳、虎ノ尾、鋸岳。
黒斑山はガスガス。シシウドの群生。
2018年08月06日 10:05撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
1
8/6 10:05
黒斑山はガスガス。シシウドの群生。
シモツケソウ。
2018年08月06日 10:06撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
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8/6 10:06
シモツケソウ。
キオン。
2018年08月06日 10:10撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
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8/6 10:10
キオン。
ウスユキソウ。
2018年08月06日 10:15撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
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8/6 10:15
ウスユキソウ。
ウメバチソウ。
2018年08月06日 10:18撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
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8/6 10:18
ウメバチソウ。
ハクサンオミナエシ。
2018年08月06日 10:21撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
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8/6 10:21
ハクサンオミナエシ。
ミヤマアキノキリンソウにベニヒカゲ。
2018年08月06日 10:31撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
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8/6 10:31
ミヤマアキノキリンソウにベニヒカゲ。
ガスガスの黒斑山山頂、気温20℃。ファミレスでランチを注文すると、こちらが聞きもせずに「ライス大盛りが無料ですよ」と必ず店員から言われるガタいの良い愚か者。こう見えても飲酒喫煙、菓子やジャンクフードは食べず貧相な食生活。
2018年08月06日 10:49撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
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8/6 10:49
ガスガスの黒斑山山頂、気温20℃。ファミレスでランチを注文すると、こちらが聞きもせずに「ライス大盛りが無料ですよ」と必ず店員から言われるガタいの良い愚か者。こう見えても飲酒喫煙、菓子やジャンクフードは食べず貧相な食生活。
オヤマリンドウ。
2018年08月06日 11:02撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
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8/6 11:02
オヤマリンドウ。
形の良いキノコ。
2018年08月06日 11:06撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
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8/6 11:06
形の良いキノコ。
蛇骨岳を過ぎるとガスガスの稜線。ホワイトアウト気味だが構わず突っ込んでいく。風が吹き涼しいを通り越して寒い。
2018年08月06日 11:15撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
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8/6 11:15
蛇骨岳を過ぎるとガスガスの稜線。ホワイトアウト気味だが構わず突っ込んでいく。風が吹き涼しいを通り越して寒い。
白ゾレ、仙人岳がやっと見える。
2018年08月06日 11:21撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
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8/6 11:21
白ゾレ、仙人岳がやっと見える。
虎の尾、鋸岳は全く見えない。構わず先へ進む。
2018年08月06日 11:26撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
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8/6 11:26
虎の尾、鋸岳は全く見えない。構わず先へ進む。
ガスの合間から浅間山。
2018年08月06日 11:29撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
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8/6 11:29
ガスの合間から浅間山。
鋸岳はガスの中なので行かず。
2018年08月06日 11:36撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
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8/6 11:36
鋸岳はガスの中なので行かず。
Jバンドを下りていく。下りると風も弱くなり蒸し暑さが増す。
2018年08月06日 11:43撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
1
8/6 11:43
Jバンドを下りていく。下りると風も弱くなり蒸し暑さが増す。
三ッ石で昼食。蒸し暑くなると予想してざるそば。エビ、イカ、カシワ天に、夏らしくミョウガとネギをたっぷり入れた汁で食べる。
2018年08月06日 12:09撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
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8/6 12:09
三ッ石で昼食。蒸し暑くなると予想してざるそば。エビ、イカ、カシワ天に、夏らしくミョウガとネギをたっぷり入れた汁で食べる。
浅間山を見ながらそばをすする贅沢。
2018年08月06日 12:14撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
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8/6 12:14
浅間山を見ながらそばをすする贅沢。
振り返るとガスがとれた岩稜地帯、虎の尾。私が移動した後はそこが晴れる。
2018年08月06日 12:30撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
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8/6 12:30
振り返るとガスがとれた岩稜地帯、虎の尾。私が移動した後はそこが晴れる。
シラタマノキ。
2018年08月06日 12:31撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
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8/6 12:31
シラタマノキ。
再び湯の平分岐。高峰高原に自転車があるので、稜線に上がり車坂峠まで行かなければ帰ることができない。本日の草すべり第二ラウンド。
2018年08月06日 12:51撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
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8/6 12:51
再び湯の平分岐。高峰高原に自転車があるので、稜線に上がり車坂峠まで行かなければ帰ることができない。本日の草すべり第二ラウンド。
ハクサンフウロ。小雨が降ったようだ。
2018年08月06日 13:10撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
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8/6 13:10
ハクサンフウロ。小雨が降ったようだ。
花火のようなシシウド。
2018年08月06日 13:18撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
2
8/6 13:18
花火のようなシシウド。
第二ラウンドも50分で分岐に到着。青空が見えるが・・・
2018年08月06日 13:39撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
2
8/6 13:39
第二ラウンドも50分で分岐に到着。青空が見えるが・・・
トーミの頭。スタジオアリスですら用意できない灰色の背景で記念撮影。二度の草すべり登りにも疲れの表情が見えない鬼軍曹。老後の展望はさらに見えない残念過ぎる貯金残高。
2018年08月06日 13:43撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
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8/6 13:43
トーミの頭。スタジオアリスですら用意できない灰色の背景で記念撮影。二度の草すべり登りにも疲れの表情が見えない鬼軍曹。老後の展望はさらに見えない残念過ぎる貯金残高。
ハイマツの実がなり過ぎて折れてしまっていた。
2018年08月06日 13:52撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
1
8/6 13:52
ハイマツの実がなり過ぎて折れてしまっていた。
ガスガスなので中コースでゆったり下山。
2018年08月06日 13:52撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
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8/6 13:52
ガスガスなので中コースでゆったり下山。
可愛らしいマンガのようなキノコ。
2018年08月06日 14:03撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
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8/6 14:03
可愛らしいマンガのようなキノコ。
ツリガネニンジン。
2018年08月06日 14:29撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
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8/6 14:29
ツリガネニンジン。
ヤナギラン。
2018年08月06日 14:36撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
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8/6 14:36
ヤナギラン。
自転車を回収してヘルメットを被り自転車ライドの装備。
2018年08月06日 14:44撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
7
8/6 14:44
自転車を回収してヘルメットを被り自転車ライドの装備。
総重量100kgがタイヤを唸らせ下っていく。ブレーキかけない特攻自転車野郎には注意だ。車は突っ込まれるぞ!
2018年08月06日 14:52撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
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8/6 14:52
総重量100kgがタイヤを唸らせ下っていく。ブレーキかけない特攻自転車野郎には注意だ。車は突っ込まれるぞ!
チェリーパークの長い直線、乙女スロープ。気温22℃爽やかな風を切って夏の道をダウンヒルしていく。まさにクールダウン。
2018年08月06日 14:57撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
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8/6 14:57
チェリーパークの長い直線、乙女スロープ。気温22℃爽やかな風を切って夏の道をダウンヒルしていく。まさにクールダウン。
約8.5kmを15分で下り無事到着。「これは回収できません、粗大ごみに出してください」と自治体からの貼紙がされず良かった。
2018年08月06日 15:01撮影 by  NIKON D700, NIKON CORPORATION
8
8/6 15:01
約8.5kmを15分で下り無事到着。「これは回収できません、粗大ごみに出してください」と自治体からの貼紙がされず良かった。
撮影機器:

感想

 台風13号の影響で前線が停滞している。上越山稜は昨日訪れたが正午前から雨予想。yasubeさんのレコでシシウド、マルバダケブキが満開だったので浅間山外輪山へ向かう。

 先週irohaさんが日光白根山をダウンヒルして楽しそうだったので、天狗温泉から入り高峰高原へ縦走周回する。そこから高峰VCにデポした自転車で戻ってくる計画。県内では赤城山、妙義山、日光白根山、草津本白根山と自転車周回しているので、浅間山も挑戦。

 ただ天狗温泉までの単調な林道歩きと、縦走し外輪山を周回して高峰高原へ戻るには、草すべりを通らずJバンドから行くか、二度登り周回するかどちらかを選択をしなくてはならない。私は当然トレーニングも兼ねて二度登る事にした。

 前橋市を4時に出発。国道17号、18号ではトラックとシグナルグランプリ。
霞む妙義山を見ながら碓氷バイパスを抜ける。軽井沢に入ると朝霧。サンラインに入るとさらに濃くなり、車坂峠に着くと眼下には雲海と八ヶ岳が見えていた。

 高峰高原ビジターセンターに自転車をデポして引き返す。天狗温泉入口林道の脇スペースに車を駐車。傍から見ると廃車する車両に見えてしまう車の古さ。平成6年車。装備して6時40分に出立。気温18℃。

 退屈な林道を歩くが、道の脇にはたくさんの花々が彩って飽きなかった。約1時間で浅間山荘天狗温泉に到着。ポニーは馬舎におらず、いつもいる犬が二匹だけ。犬に吠えられながら登山口へ。やはり獣の匂いがするのだろう。

 ヤブカンゾウに見送られ鳥居をくぐる。鳥のさえずりしか聞こえない、ひっそりと静かな登山道を歩む。一の鳥居の脇にはレンゲショウマの群生。今年も見られて良かった。不動滝を過ぎ二の鳥居をくぐると薪が置いてある。火山館への歩荷願いが書いてある。今回も男気を見せて6本担いで持って行った。

 カモシカ平へ差し掛かるが、全くカモシカの気配がしない。天候が崩れるのが彼らは分かっているのだろう。今日は草すべりでも行き会うことはないと予想した。火山館で大工仕事に精を出すご主人に挨拶をし、薪を下す。労いと見送りの言葉を頂いて先へ進む。

 しばらく進むと目前には黄色い絨毯。マルバダケブキの群生だ。ベニヒカゲ、ヒョウモンチョウが沢山いた。アサギマダラも見ることができた。湯の平分岐を草すべり方面へ。

 草すべりのシシウドは、遠くからでもよく分かるほどに群生していた。足元にはミヤマアキノキリンソウ、キオン、カワラナデシコ、オヤマリンドウなど咲いている。登り上げるにつれガスが濃くなってきた。撮影しながら約50分で分岐に到着。休む間もなくそのまま黒斑山へ。

 ガスガスの山頂には10名ほど登山者がいた。ちらりと浅間山が見えるので記念撮影して蛇骨岳へ。ホシガラスが喧しいカラマツ帯を歩んでいく。蛇骨岳に到着するが、その先はガスガスで視界不良。しかも緩く風が吹き寒い。気温17℃だが体感温度は12℃以下。

 赤ゾレ仙人岳の登りからややホワイトアウト。二人後続者がいたが視界不良で引き返していった。私は構わずガスの中へ突っ込んでいく。鋸岳は見えないので今回はパスしてJバンドを下っていく。下るにつれガスが薄くなり視界が戻ってきた。

 三ッ石の所で昼食。蒸し暑くなることを考慮して、エビ、イカ、カシワ天のざるそば。浅間山が目の前の贅沢な場所でそばをすする。大気が不安定な影響で小諸市方面は雨が降っているようだった。

 再装備して荒涼とした賽の河原を歩んでいく。樹林帯を抜けて再び湯の平分岐へ。本日二回目の草すべり登り。午前中よりガスが濃く、更に景観が悪いので黙々と歩んでいく。二回目も約50分で分岐に到着。休む間もなくトーミの頭へ。

 トーミどころか全く景色が見えず、スタジオアリスですら用意できない灰色の背景で記念撮影して下山。天気が良ければ表コースから戻る予定だったが、中コースを淡々と歩くことにした。

 高峰マウンテンロッジが工事中でクレーンがそびえ立ち騒音が聞こえる。高峰高原ビジターセンターにデポしておいた自転車を回収。車坂峠登山口まで移動して、登山からライド用の装備をする。

 やや曇り空だが晴れ間も見えてきた。気温22℃、自転車で下るには絶好の天気。
総重量100kgにも及ぶ重量級が勾配10%の坂を弾丸のように下っていく。自転車を傾けタイヤを唸らせコーナーを曲がる。リムブレーキなので効きが悪く、パッドが焦げる恐れがあるのでポンピングしてかける。

 爽やかな高原の風を体に感じ、ワインディングロードを駆け抜けていく。緑に包まれた道を走っていくと自然と一体となった気分になる。高原の短い夏を惜しむように道路脇にはヤナギラン、マツヨイグサが並んで彩っていた。自転車が走り抜けると風が吹き花々が揺れていく。まるで私に別れを告げ手を振るように・・・

 約8.5kmを15分で下り、停めた車の所に到着。「これは回収できません、粗大ごみに出してください」と自治体からの貼紙がされず良かった。ブレーキを酷使しすぎてリムが焼けていた。パッドは溶けておらず一安心。自転車を積み込み、自分も着替えて積み込み帰路へ。

 サンラインから浅間山は見えず、軽井沢の町は相変わらず混んでいた。地球温暖化で避暑の町が酷暑の町へと変貌する日もそう遠くはない。自宅に着くと夕日が榛名山へ沈んでいくのが見えた。前橋からも浅間山は見えず、今日の楽しい山行を心の中で回想し家のドアを開けた。 

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コメント

連日の荒行お疲れ様です!
growmonoさん
連日の荒行お疲れ様です!
さすがお若いです
ブレーキかけない弾丸特攻自転車野郎バンザイ!
ヘルメットを被り自転車ライド姿はまさに練習中の競輪選手です。
ソバナとレンゲショウマはどこでも同じところにありますね。
また、ツリガネニンジンとソバナの違いが分かりやすいです。
これにハクサンシャジンの写真をのせて違いを説明してくれると有難い。
2018/8/7 16:59
花の住み分け
 こんばんは、iiyuさん。
また今週の月曜も天候が不安定で、県内の山をぶらぶらしてきました。
自転車を使っての周回は涼しさが増します。風を切って進む爽快感。

 軽量化された自転車なので制動力が弱く、タイヤの幅も2cmと細いのでコーナーを曲がる時に気を付けなければなりません。50km/hで転ぶと大怪我します。
擦過傷など当たり前で、鎖骨肋骨を何本も折っています。

 ソバナ、レンゲショウマはセットで見られることが多いですよね。
ソバナはキキョウ科、レンゲショウマはキンポウゲ科です。

 ソバナは花の先端が広がり柱頭が飛び出さず、茎に沿って直線的に咲きます。ツリガネニンジンは花が寸胴で柱頭が飛び出し、輪生して咲きます。大型で1mにもなります。ハクサンシャジンはツリガネニンジンの高山型で50cmくらいで小型です。ツリガネニンジンと比べて花付きが良く花自体が大きいです。

 ソバナ、ツリガネニンジンは山の緑地や沢沿いに咲きますが、ハクサンシャジン、ヒメシャジンなどは高地の岩稜帯や砂礫地に咲きます。西黒尾根や八方尾根の夏を彩る花ですね。シャジン系の種類は萼片で区別できます。
2018/8/7 22:37
Re: 花の住み分け
growmonoさん
ありがとうございます。
特にツリガネニンジンとハクサンシャジンが区別がつきにくかったのですが
これで区別がつけられると思います。
また教えてください。
2018/8/8 10:26
山が似合い鬼軍曹?
growmonoさん こんばんは。
山に入っている時間の方が長いのではないですか・・・そんなことは無いと思いますが、そのように感じますよ、山が似合うgrowmonoさん。
思いもよらないコース取り、トレーニングとは恐れ入ります。
息抜きの山は、しろこさんとのペア登山ですカネ、
帰りの🚲楽しいそう、ここだけなら真似できそう・・・しかしブレーキが効かなくなりそうで逆に怖い。
山はあいにくの曇り空だったのですね、白い空気がいっぱい写っていましたが、何度行って行っていても青空がほしかったですね。
お疲れ様でした・・・・何時ものトークは全開ですね。
2018/8/7 21:38
練習の成果
 こんばんは、yasioさん。
週に一二度で、長くても14時間程度ですよ。これでも働き盛りですからね、仕事の方が長くしていますよ。いるだけでも十分役に立っていると思います。昼行燈。

 自転車を使っての周回は得意中の得意です。ロードバイクなので舗装路限定です。マウンテンバイクもあるのですが、クランクとBB(ペダルを回すところ)が故障していて部品交換していません。放置です。

 我ながら良いコース取りと思いましたね。歩いてみても良いコースでしたよ。急な登りが天狗温泉からの長坂と草すべりだけみたいなものですから。後は惰性ですよ。草すべり二回登りましたが、そこだけは主脈縦走だと思って歩きました。このくらい登れないと北アルプス縦走が出来ないと思っています。

 朝は晴れていましたが稜線では曇りでした。帰りの車坂峠から下は晴れてましたね。自転車でダウンヒル涼しくて最高でした。自転車は乗らなくても毎週メンテナンス点検を自分でしていますので、直ぐに乗ることが出来ます。人も同様で、日ごろからしっかりとしたメンテナンスが必要です。だから連続で山へ行っても疲れませんし筋肉痛などなりません。

 今週末から夏季休暇となりますが、台風の行方を見守っています。
2018/8/7 22:55
そうゆう事でしたか‼
growmonoさん こんにちは!

連日の山行 お疲れさまでした

最初にレコのログを見た時に⁇ と思いましたが
自転車で下られたのですね〜
あのチェリーパークラインを疾走しながら下ってくる
growmonoさんの雄姿が想像できます

この日 浅間山も候補にあったのですが
雷が怖くて鼻曲山にしました
以前 Jバンドを上がった稜線で雷に遭遇し その時はじめて横に
走る稲光をみて震え上がったのを思い出します

それにしてもよく草すべりを2回登るなんて 自分の中では
ありえない事です! 真似はできませんが 気持ちはいつも
持って行きます

お疲れさまでした。
2018/8/8 17:12
そうなんです。
 こんばんは、kijimunaさん。
ルートとログを見ると不可解ですが、グラフを見れば一目瞭然です。
草すべりの急坂が二つ描かれ、17km地点からはダウンヒルしたきれいな傾斜です。
まさしく失踪したいほどの疾走でしたね。爽やかな空気を切り裂いて下りました。

 上り獲得標高が1753mでしたから、それほどで激登りでもないですね。
スタートから黒斑山山頂までの距離10kmを、標高1200m登り上げ、4時間で歩行してます。
写真撮影しているので、やや遅いペースです。

 落雷は私もオジカ沢の頭付近で目の前に落ちて、吹き飛んだことがありました。
雷の衝撃波を全身に受け、目は凄まじい光量で見えなくなり、轟音で耳鳴りが響いていました。それを知人に話したら「お前みたいなタフな野郎は、身体が金属だから落ちるんだよ」と。ターミネーターのような、酷い言われようです。

 この愚か者コース、天狗温泉からの道と、定番の車坂峠コース、それに外輪山周回も出来る贅沢なコース取りなんですよ。長坂と草すべりだけが急登で、あとは惰性で登れます。そして帰りは爽快なダウンヒルです。一つも登りがありませんから自転車苦手でも大丈夫です。

 次回は秋の黄金カラマツの時期にこれで行こうと思います。
2018/8/8 23:07
花の草すべりは2回
黒班山、面白いコースで歩いてきたのですね。
前日、巻機山に行っていた楽チンコースと思いきや‼ 車坂峠からの下り、結構斜度あると思います。ブレーキ持って良かったですね。
マルバタケブキの群生、草すべりの花畑、天気悪くても楽しかったと思います。(^o^)
2018/8/9 8:23
草すべりに白い花火
 こんにちは、yasubeさん。
お話した通り行ってきました。

 一の鳥居のレンゲショウマと運が良ければカモシカと遭遇、マルバダケブキに迎えられ、花火のようなシシウドを見つつ草すべりを登る。浅間山を見ながら周回して再び草すべりでゆっくりと花観賞。表コースから北アルプス、八ヶ岳を眺めて車坂峠。デポした自転車で颯爽と下山。

と、頭の中で描いた山行ですが、10時くらいからガスガスで、淡々と歩く山行になってしまいました。ダウンヒルですが、チェリーパークラインは高峰高原ホテル下あたりから中腹まで斜度が10%以上あります。ブレーキパッドが薄くなってきたので、そろそろ替えようかと思ってましたから不安材料でしたね。

 草すべりのシシウドの群生は、湯の平分岐からでも良く見えていました。まるで白い花火が斜面に上がっているようでしたね。おっしゃるとおりガスでも充分楽しい山行でした。

 台風と湿った空気の影響で週末は天気がいまいちですね。北アルプスへ遠征予定ですが、当日まで悩みそうです。
2018/8/9 13:03
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積雪期ピークハント/縦走 志賀・草津・四阿山・浅間 [日帰り]
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5
無雪期ピークハント/縦走 志賀・草津・四阿山・浅間 [日帰り]
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

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