ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 155148
全員に公開
雪山ハイキング
八ヶ岳・蓼科

雪の北横岳で八ヶ岳デビュー

2011年12月10日(土) [日帰り]
 - 拍手
体力度
1
日帰りが可能
GPS
04:32
距離
4.7km
登り
259m
下り
258m
歩くペース
ゆっくり
1.61.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

9:30 ピラタス蓼科ロープウェイ 駐車場 - 10:00 山頂駅 - 10:30 坪庭(スタート) - 11:56 北横岳ヒュッテ - 12:35 北横岳山頂 - 13:00 北横岳ヒュッテ (昼食) - 14:15 縞枯山荘(休憩) - 15:00 山頂駅
撮影枚数:253枚
天候 午前中は綺麗な冬晴れでした。気温は-14℃(8時の北横岳山頂)
風は朝のうちは弱かったものの昼頃から強くなり、寒さと相まってまさに厳冬期の様相でした。
午後から曇り始め、3時過ぎには完全に曇ってしまいました。
過去天気図(気象庁) 2011年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
ピラタス蓼科ロープウェイは片道900円(往復で1800円)が、クーポンを印刷していけば往復が1620円になります。
( http://www.pilatus.jp/green/top.html のWEBクーポン)
駐車場は無料です。

北関東自動車道を佐久南で降りて県道40号線を通ると混まないし冬季閉鎖にもならないのでかなりスムーズに行けます。
コース状況/
危険箇所等
【登山ポスト】
ロープウエイ山頂駅にあります。
登山届の紙が切れてる場合もあるので、事前に登山届を印刷して行くかネットで提出しておいた方が良いです。
(今日は紙切れでした)

【危険箇所】
今はまだ雪が微妙に浅いので、岩の角を踏んだりすると捻挫する可能性があります。
足を捻ったりしないように慎重に進みましょう。

【下山後のお楽しみ】
縞枯山荘で栗ぜんざいを頂きました。
\800という価格はロープウェイ山頂駅の喫茶店の倍ですが、山荘の雰囲気や気持ちの面での疲労回復効果なども考慮すると決して高くはないかなぁと思いました。
山麓駅には山頂の天気が掲示されています。昼頃はさすがに朝より気温が上がったようですが、風はさらに強くなっていました。
2011年12月11日 15:38撮影 by  NIKON D200, NIKON CORPORATION
1
12/11 15:38
山麓駅には山頂の天気が掲示されています。昼頃はさすがに朝より気温が上がったようですが、風はさらに強くなっていました。
これからロープウェイで山頂を目指します。周囲は本当に一面の銀世界!
2011年12月11日 15:38撮影 by  NIKON D200, NIKON CORPORATION
1
12/11 15:38
これからロープウェイで山頂を目指します。周囲は本当に一面の銀世界!
坪庭近辺はアイゼン不要でした。スキーシーズンに入ると右のコースが解放されるそうです。
2011年12月11日 15:38撮影 by  NIKON D200, NIKON CORPORATION
12/11 15:38
坪庭近辺はアイゼン不要でした。スキーシーズンに入ると右のコースが解放されるそうです。
青空と霧氷。
凍った樹の枝が太陽の光でキラキラ輝いていました。
2011年12月11日 15:38撮影 by  NIKON D200, NIKON CORPORATION
2
12/11 15:38
青空と霧氷。
凍った樹の枝が太陽の光でキラキラ輝いていました。
積雪は15〜20cmといったところでしょうか。吹き溜まりはひざ下まで積もっていました。
2011年12月11日 15:38撮影 by  NIKON D200, NIKON CORPORATION
4
12/11 15:38
積雪は15〜20cmといったところでしょうか。吹き溜まりはひざ下まで積もっていました。
手摺もこの通り。キラキラです。
2011年12月11日 15:38撮影 by  NIKON D200, NIKON CORPORATION
1
12/11 15:38
手摺もこの通り。キラキラです。
よく見ると氷の薄片が降り積もっています。下界では見られない光景ですね。
2011年12月11日 15:38撮影 by  NIKON D200, NIKON CORPORATION
1
12/11 15:38
よく見ると氷の薄片が降り積もっています。下界では見られない光景ですね。
どれだけ強風が吹いたんだ!?というくらい木がお辞儀をしています。
2011年12月11日 15:38撮影 by  NIKON D200, NIKON CORPORATION
2
12/11 15:38
どれだけ強風が吹いたんだ!?というくらい木がお辞儀をしています。
坪庭から離れ、晴天の北横岳を目指します。山頂からの眺めに期待がつのります。
2011年12月11日 15:39撮影 by  NIKON D200, NIKON CORPORATION
1
12/11 15:39
坪庭から離れ、晴天の北横岳を目指します。山頂からの眺めに期待がつのります。
トレースはけっこう多めです。すでに何組も先行しているようです。
2011年12月11日 15:39撮影 by  NIKON D200, NIKON CORPORATION
12/11 15:39
トレースはけっこう多めです。すでに何組も先行しているようです。
木の橋もこの通り。完全に雪に埋もれています。
2011年12月11日 15:39撮影 by  NIKON D200, NIKON CORPORATION
12/11 15:39
木の橋もこの通り。完全に雪に埋もれています。
ここからアップダウンが増えてくるのでアイゼン装着。
しかし、雪が浅くてかなり歩きづらいです。
2011年12月11日 15:39撮影 by  NIKON D200, NIKON CORPORATION
2
12/11 15:39
ここからアップダウンが増えてくるのでアイゼン装着。
しかし、雪が浅くてかなり歩きづらいです。
上を見上げていたら、木立の上を強風が吹いているようです。舞い上がる粉雪が光を反射して輝いています。
2011年12月11日 15:39撮影 by  NIKON D200, NIKON CORPORATION
2
12/11 15:39
上を見上げていたら、木立の上を強風が吹いているようです。舞い上がる粉雪が光を反射して輝いています。
青空と霧氷のコントラストが綺麗です。
2011年12月11日 15:39撮影 by  NIKON D200, NIKON CORPORATION
12/11 15:39
青空と霧氷のコントラストが綺麗です。
木の足場は細く、軽アイゼンの幅ほど。踏み外さないように注意しましょう。
2011年12月11日 15:39撮影 by  NIKON D200, NIKON CORPORATION
12/11 15:39
木の足場は細く、軽アイゼンの幅ほど。踏み外さないように注意しましょう。
白い珊瑚のようですね。
2011年12月11日 15:39撮影 by  NIKON D200, NIKON CORPORATION
5
12/11 15:39
白い珊瑚のようですね。
葉の残った木々も凍り付いています。それでも枯れない生命力の不思議を感じます。
2011年12月11日 15:39撮影 by  NIKON D200, NIKON CORPORATION
12/11 15:39
葉の残った木々も凍り付いています。それでも枯れない生命力の不思議を感じます。
振り返るとこんな景色が広がっていました。
2011年12月11日 15:39撮影 by  NIKON D200, NIKON CORPORATION
3
12/11 15:39
振り返るとこんな景色が広がっていました。
今回の出で立ちはこんな感じです。夏は黒尽くめ。冬は赤と黒のツートンです。
2011年12月11日 15:38撮影 by  COOLPIX S9100 , NIKON
3
12/11 15:38
今回の出で立ちはこんな感じです。夏は黒尽くめ。冬は赤と黒のツートンです。
対して嫁さんはピンクとブルーで統一しているようです。
2011年12月11日 15:41撮影 by  NIKON D200, NIKON CORPORATION
4
12/11 15:41
対して嫁さんはピンクとブルーで統一しているようです。
北横岳ヒュッテに到着!ここで昼飯にしようか進もうか悩んだんだけど、嫁さんの「進まない?」のひと言で進むことに決定。
(これが正解だった)
2011年12月11日 15:38撮影 by  COOLPIX S9100 , NIKON
12/11 15:38
北横岳ヒュッテに到着!ここで昼飯にしようか進もうか悩んだんだけど、嫁さんの「進まない?」のひと言で進むことに決定。
(これが正解だった)
北横岳ヒュッテから南峰まではほんの少し歩くだけ。写真撮ったり森の中に足あとが無いか探したりしてる我々は他の人の2倍位のスローペースです。
2011年12月11日 15:39撮影 by  NIKON D200, NIKON CORPORATION
12/11 15:39
北横岳ヒュッテから南峰まではほんの少し歩くだけ。写真撮ったり森の中に足あとが無いか探したりしてる我々は他の人の2倍位のスローペースです。
南峰到着。
初めて気付いたのですが「海老のしっぽ」は風上に向かって成長していくようです。
2011年12月11日 15:39撮影 by  NIKON D200, NIKON CORPORATION
12/11 15:39
南峰到着。
初めて気付いたのですが「海老のしっぽ」は風上に向かって成長していくようです。
南八ヶ岳でしょうか。周囲はとてもいい景色です。
2011年12月11日 15:39撮影 by  NIKON D200, NIKON CORPORATION
1
12/11 15:39
南八ヶ岳でしょうか。周囲はとてもいい景色です。
記念撮影〜
だけど、向かって左から吹く強風で顔が痛い!
2011年12月11日 15:41撮影 by  NIKON D200, NIKON CORPORATION
1
12/11 15:41
記念撮影〜
だけど、向かって左から吹く強風で顔が痛い!
北峰に向かいます。
2011年12月11日 15:39撮影 by  NIKON D200, NIKON CORPORATION
12/11 15:39
北峰に向かいます。
北横岳の山頂到着!
南峰より風も弱く過ごしやすいです。が、ここで嫁さんのコンデジはバッテリーの限界を迎えました。しかも強風で三脚ごと転倒・・・
私の一眼で近くにいた方に撮って頂きました。
2011年12月11日 15:41撮影 by  NIKON D200, NIKON CORPORATION
7
12/11 15:41
北横岳の山頂到着!
南峰より風も弱く過ごしやすいです。が、ここで嫁さんのコンデジはバッテリーの限界を迎えました。しかも強風で三脚ごと転倒・・・
私の一眼で近くにいた方に撮って頂きました。
しばし楽しんだら下山します。寒いし。
眼下には次なる目的地、縞枯山荘が見えます。
この頃から一気に曇り始めました。山の天気は本当に変わりやすいものですね。
2011年12月11日 15:39撮影 by  NIKON D200, NIKON CORPORATION
12/11 15:39
しばし楽しんだら下山します。寒いし。
眼下には次なる目的地、縞枯山荘が見えます。
この頃から一気に曇り始めました。山の天気は本当に変わりやすいものですね。
ツララから氷の結晶が成長してきています。
2011年12月11日 15:39撮影 by  NIKON D200, NIKON CORPORATION
12/11 15:39
ツララから氷の結晶が成長してきています。
イワカガミやユキノシタの葉があると周囲の雪が融けていることが多くあります。ザゼンソウのように熱を発してるのでしょうか。
2011年12月11日 15:39撮影 by  NIKON D200, NIKON CORPORATION
3
12/11 15:39
イワカガミやユキノシタの葉があると周囲の雪が融けていることが多くあります。ザゼンソウのように熱を発してるのでしょうか。
成長した氷の結晶を見つけました。幾何的な模様が面白いです。
2011年12月11日 15:39撮影 by  NIKON D200, NIKON CORPORATION
4
12/11 15:39
成長した氷の結晶を見つけました。幾何的な模様が面白いです。
坪庭は一方通行なので、北横岳から降りてきたら左に曲がることになります。
2011年12月11日 15:39撮影 by  NIKON D200, NIKON CORPORATION
12/11 15:39
坪庭は一方通行なので、北横岳から降りてきたら左に曲がることになります。
雪原に足あとを探しますが・・・なだらかに積もっているだけで全く見つかりません。
2011年12月11日 15:39撮影 by  NIKON D200, NIKON CORPORATION
12/11 15:39
雪原に足あとを探しますが・・・なだらかに積もっているだけで全く見つかりません。
縞枯山荘はここを左折します。
2011年12月11日 15:39撮影 by  NIKON D200, NIKON CORPORATION
12/11 15:39
縞枯山荘はここを左折します。
少し行くと足あとがありました。これはシカです。
近くにはキツネと思しき足跡もありました。
2011年12月11日 15:39撮影 by  NIKON D200, NIKON CORPORATION
12/11 15:39
少し行くと足あとがありました。これはシカです。
近くにはキツネと思しき足跡もありました。
縞枯山荘に到着です。
ここで頂いた紅茶、栗ぜんざいは冷えて疲れた体にはご馳走です。
2011年12月11日 15:39撮影 by  NIKON D200, NIKON CORPORATION
12/11 15:39
縞枯山荘に到着です。
ここで頂いた紅茶、栗ぜんざいは冷えて疲れた体にはご馳走です。
来た道を戻り、分岐を直進するとすぐにロープウェイ山頂駅に到着します。
2011年12月11日 15:39撮影 by  NIKON D200, NIKON CORPORATION
12/11 15:39
来た道を戻り、分岐を直進するとすぐにロープウェイ山頂駅に到着します。
ロープウェイ乗り場の柵にエビの尻尾が盛大に出来ていました。面白い造形です。
2011年12月11日 15:39撮影 by  NIKON D200, NIKON CORPORATION
1
12/11 15:39
ロープウェイ乗り場の柵にエビの尻尾が盛大に出来ていました。面白い造形です。
「こけもも大福」です。山頂駅の売店で買ってみました。
想像とは違って酸っぱくないので、少し拍子抜け・・・
2011年12月11日 15:38撮影 by  GR DIGITAL 3 , RICOH
12/11 15:38
「こけもも大福」です。山頂駅の売店で買ってみました。
想像とは違って酸っぱくないので、少し拍子抜け・・・

感想

初の八ヶ岳が雪の北横岳というある意味恵まれた経験が出来ました。
天気は昼ごろまではかなり良かったのですが、やっぱり2500m近いと寒さが厳しいですね。
風が強い時の体感気温の下がり具合は風速1mにつき-1℃といわれています。
今回のように冬型の天気で10m/s近い強い季節風が吹いているとさらに寒く感じます。

また、軽アイゼン+3シーズン登山靴の限界を感じました。
-10℃を下回ると厚手の靴下を履いていても足裏からくる冷えは限界ギリギリです。
保温性能の不足を靴用ホッカイロで補うか、ちゃんとした冬用のブーツは必要ですね。

とはいえ、靴用ホッカイロが効力を発揮できる温度帯や有効時間もあるし、足裏に貼ると歩きづらくなるので行く場所と行動時間によってどちらを選ぶかは考えないといけません。
出来ればそんな心配をしなくて済むような装備にしたいところですが・・・(^^;


ところで、冬の山歩きの楽しみの1つが動物の足あと探しですが、今回目にしたのはシカとキツネだけでした。
シカはともかく、坪庭周辺にキツネのエサがあるのかどうか気になるところです。
森の中にウサギの足あとなんて1つも見かけませんでしたし。
それにオコジョの足あともありませんでした。
風が強くて消えてしまった可能性も高いのですが、ロープウェーの添乗員さんが言っていたように、カモシカもクマもいなくなり、ウサギも減りオコジョも見かけなくなったというのは本当なのかもしれません。

この傾向が全国的だとしたら寂しいことですよね。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:1800人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

雪山ハイキング 八ヶ岳・蓼科 [日帰り]
技術レベル
2/5
体力レベル
1/5
雪山ハイキング 八ヶ岳・蓼科 [日帰り]
北横岳山頂往復、縞枯山周回
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
1/5
体力レベル
1/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら