赤城山縦走鍋割山〜黒檜山 南から来た男
- GPS
- 07:10
- 距離
- 29.9km
- 登り
- 1,836m
- 下り
- 1,823m
コースタイム
- 山行
- 6:37
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 7:11
天候 | 晴れのち曇り、雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
自転車
自転車、黒檜山登山口路駐。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
鍋割山南登山口への林道は、土砂が道路に堆積しており、低クリアランス車両はアンダーカバー等を損傷する恐れがある。 |
写真
感想
お盆休み最終日も午後から天気が崩れて雨が降る。夏の夕立は冷気をもたらす。
やはり裏山の赤城山へ遊びに行くのが、さらに近くて安くて手っ取り早い。
久々に自転車を使った赤城山縦走をすることに。
今年のお盆休みも県内から出なかった。馬蹄形で新潟県に片足つっこんだ程度。実家はもうなく親戚のほとんどが県外海外在住。墓参りいっておしまい。やはり私にとって県外はすべて外国なのだ。
5時前に自宅を出発し一度黒檜山登山口へ自転車をデポ。県道を引き返して林道から鍋割山南登山口へ。この林道、豪雨により道に土砂が5〜20cm堆積しており、低クリアランス車両は下を損傷させる恐れがあるので注意。
誰もいない登山口に横付けして出立。つつじ時期以外は入山者が少なく、笹が生い茂っていた。急坂の九十九折を登っていくと大きな岩、獅子ヶ鼻見晴台。一部が雲海の関東平野が一望でき、ガスにシルエットされた富士山も見えていた。
笹原の鍋割高原からも眺望が良い。そこから岩場を登りタルミを過ぎると山頂まで笹に囲まれた階段。前橋市の方はご存じだと思うが、鍋割山山頂付近の笹は秋以降は茶色になり、美しい斜面が平野部からも見られる。
誰もいない鍋割山山頂を過ぎ、荒山高原へ向かう。途中の竈山タルミから外輪山西側の風景を眺める。火打山では武尊山から浅間山までの美しい稜線が見られるはずだが、今日はガスガス。東側は鳴神山など桐生足利県境の稜線に雲海。上空は巻積雲やひつじ雲が南風に乗って流れていく。天気が崩れる兆候。
荒山高原に下りて、荒山へ行こうか迷ったが、ガスで景観が悪く棚上へ向かい軽井沢峠に行った。入山者が少ないのでここも笹の藪漕ぎがある。大胡赤城線に出て北へ向かい八丁峠から地蔵岳へ。
誰もいない山頂からは、眼下に大沼と大洞赤城神社、正面には黒檜山と駒ヶ岳。踵を返し県道に下りて小沼散策路から鳥居峠へ。爽やかな風が覚満淵から吹き上げてくいた。篭山から稜線ルートで駒ヶ岳鉄階段上まで登る。メジャールートとなりすれ違う登山者が増える。
そこですれ違った登山者が私に「どこから来たのですか?」と尋ねられた。「前橋です。」と答えたが、「そうではなくて、登って来られた場所です。」とその方。「鍋割山南口です」と私。「ずいぶん南から来られたのですね。」「風に乗ってやってきました。」その方は鳥居峠方面へ歩いていった。
大タルミを過ぎ木階段を上がっていく。南方の景色が今一つで小沼くらいしか見えない。ここが初めての登山者は、花見ヶ原分岐60歩先の絶景スポットの看板に騙されて皆さん行っていた。木階段から見る風景となんら変わりはなくムダ。
駒ヶ岳分岐を過ぎていつのもビクトリーロード。山頂には10名程度の登山者。
記念撮影して絶景ポイントへ。ガスが多くあまり見えなかったが、風が爽やかで寒いくらいだった気温17℃。ここで昼食。冷やし中華がどうしても食べたくて大鳥居の手前で買っておいた。景観もなく寒いくらいの中で冷やし中華。間が悪すぎる男。
地蔵岳の上に怪しい雲が漂い始めたので早急に下山する。予報では14時から雨なのだが、早まる可能性大。足場が悪い猫岩はそれほど急げない。12時過ぎに登山口へ下りて自転車を回収。ヘルメットを被り赤城県道を走っていく。白樺純木地帯の急坂から観光案内所までの緩い坂は足に堪える。
下り込んだ途中から雨が降ってきた。しかもやや強く。地獄谷入り口の所でカメラをザックに仕舞い、レインカバーをする。やみそうもないので覚悟を決めて県道をすっ飛ばしていく。天然シャワーを浴びて午前中の汗が流れていく。シャンプーと石鹸を持ってくれば体もさっぱり出来ただろう。
姫百合駐車場からふれあいの森方面の林道へ。車も通らず静かな雨の林道を激走していく。峠で登りもあり、ヘアピンカーブを駆け抜け下り込むと車が見えた。泥で汚れた自転車をきれいなタオルで拭き取り積み込む。人間はもともと汚いので脱いだシャツで適当に拭いて着替えて帰路へ。
県道沿いは赤城県道夏の風物詩、焼きトウモロコシの香ばしい匂いが漂っていた。ススキの穂が立ち初秋の気配が感じられる軒先、まるで夏が逃げていくように煙が空に消えて行った。
growmonoさん
連日がんばりますね
タイトルの意味が分からず最後まで読みました。
そうしたらやっとわかりました。
南から北まで赤城山を駆けずり回ったわけですね。
さすがgrowmonoさんです。
最後のシャワーはご愛嬌です。
お疲れさまでした。
こんにちは、iiyuさん。
私のお盆休みは墓参のみで、帰省や盆の風習などはせず気楽です。
5年ほど前までは、東京ディズニーランドへ自転車で一日で往復するのが恒例でした。
最近の猛暑で行くのが遠ざかってます。深谷市から野田市までは、サウナにいるようです。
生身の自転車乗りには堪えます。
タイトルですが、すれ違った登山者から言われた「ずいぶん南から来られたのですね」が印象に残り、ロアルト・ダールの小説のタイトルを思い出して付けました。映画にもなりましたね。私は賭博はしませんが・・・
赤城山外輪山周回と言うと、皆さんほとんど黒檜からぐるっと回って五輪尾根で帰ってきてますが、荒山、鍋割山へは行っていません。この縦走は赤城山外輪山すべてを制覇するために考え、何度か歩いています。今回は時間がなくて長七郎山、鈴ヶ岳、姥子峠、五輪尾根など行けませんでした。
予想より早い雨降りでしたが、なんだかんだ言いながら楽しく自転車乗ってました。北アルプスへは行けませんでしたが、馬蹄形や県内の山々を巡る楽しい休暇でした。
連日、上州巡りご苦労様です。
仕上げは、爽快に?自転車によるダウンヒル、(雨の中)
growmonoさんのタフガイ見せつけられました。
お疲れ様でした。
こんにちは、yasioさん。
最終日はやはり赤城山ですね。近くて安くて財布にさらに優しいです。
浅間山から袈裟丸山までぐるっと雨雲ですから、行くところが限られます。
この縦走は何度かしていますが、鍋割から黒檜までの短縮バージョンですね。
お盆休みの間、休まず山に入り歩いてきました。
北アルプス縦走や群馬県境稜線トレイルの良い練習になって良かったです。
天候は良くなかったですが、楽しい休暇になりました。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する