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記録ID: 1558006
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ハイキング
東北

秋田県大館市:鍋越山、大茂内の薬師森

2018年07月03日(火) [日帰り]
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GPS
16:00
距離
6.4km
登り
439m
下り
424m

コースタイム

(鍋越山)
07:27大館市街地出発
07:50稲荷鳥居通過
08:02渡渉点
08:07登山開始
09:00眺望尾根通過
09:11下りから引き返す
09:21再び眺望尾根へ〜薮漕ぎ
09:42山頂部の森
09:49眺望尾根で小休止
10:02下山開始
10:50水場で水補給
10:59再出発
11:00渡渉点〜沢遊び

(薬師森)
11:23鍋越山出発
11:36誤って諏訪神社へ
11:56登山口鳥居〜登山開始
12:33山頂
12:42下山開始
?登山終了
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自転車
(鍋越山)
 大館市街地から樹海ラインを東進、樹海ドームを過ぎた辺り、長木川を渡る手前で左折し、突き当たりのT字路(十字路にも見えるが)を右折して東進、長木小学校を左手に見つつ長木川を渡る。前方上方に砕石場の剝げた斜面が見えて来るので、その手前の二股分岐で左折し、稲荷神社の鳥居を左手に見つつ直進し未舗装車道へ。鳥居から1km半程進んだ所に渡渉点が有るのでそれを渡る。

(鍋越山〜薬師森)
 未舗装車道を戻り、稲荷神社の先のT字路で右折して西進。そこから2つ目の交差点が曲がれそうだったので右折すると神社に出るが、これは諏訪神社。どうやら間違えて行き過ぎてしまったらしい。今来た道を戻って改めて東へ進んで稲荷神社を過ぎ、「大館製作所」を過ぎた辺りで左折すると、2車線の農免農道に入る。その儘直進すると森を抜けた時点で右手に溜め池が見えるが、そのひとつ前の分岐で右折。未舗装車道を300m程進むと分岐が見える。道なりに行くと左折するがその先は伐採場。雑草が茂る右の道へ入ると直ぐに鳥居が見えて来る。
コース状況/
危険箇所等
(鍋越山)
 天気が良く水量も少ない日に行ったのだが、渡渉点(川底が他の部分より浅くなって人工のコンクリートで固められた地点)はそれなりに水が流れていて、長靴でないと濡れるのは必至。この日は天気が良かったのでトレッキングシューズの儘ジャブジャブ入って行ったが、今度また来るとしたら長靴で来た方が良いだろう。
 登山道は未舗装車道で、時々雑草が濃くなるので薮漕ぎを強いられるが、これと云った難所は無い。これまた雑草に制圧された2つの分岐点は取り敢えず右の道を行けば良い。各左の道は丈高い雑草を厭わなければ進めそうな感じもする。地理院の地図がまだ正しければ北東の方角の幾つかのピークまで徒歩道が続いている筈なので、機会が有れば試してみたい気もする。
 『大館トレイルガイド』で「展望が開ける尾根」と紹介されている箇所からは辛うじて木々の向こうに大館市街地が垣間見えるが、開放感は余り無い。『ガイド』に拠るとその先の松林で林道終点となる筈なのだが、その先も踏み跡は続いている。何時の間にか2本有った轍は1本に減るが、雑草が濃過ぎて何処からそうなるのかは不明。やがて明確な下り道に入り、どうもその先に登り返しなど有りそうも無い気配なので、諦めて引き返す。
 その途中、ニホンカモシカと遭遇。十数m程先の道の端から私の方を見ていたのだが、こちらが気付くとさっと崖の下に身を踊らせて消え、私が急いでその箇所から見下ろした時点では、影も形も見えなかった。流石に身のこなしが素早い。
 『ガイド』の記述では松林との境界が目印の様だが、それが何処なのか判然としない。仕方が無いので山頂部と思われる一番高い箇所の周辺をうろうろして取り付けそうな所を探すが、何処も杉林や柴薮や笹薮がみっしり塞いでいる上、踏み跡の脇は膝上の高さまで地面が盛り上がっているので、体を潜り込ませられそうな所が見付からない。先程の眺望尾根まで戻り、比較的突破が容易そうな笹薮を探していると、薮の中に突如蛇が。判別は困難だったが、青大将ではなく蝮だったら嫌なので、少し場所を変え、覚悟を決めて笹を掴んで体を何とか引き上げ、強引に体を捩じ込む。薮の中は方角を見失い易いので、『ガイド』の忠告に従いマーキングテープを使用し乍らの薮漕ぎ。幸いなことに10mも進んだ所で薮を抜けるが、その先は暗い森の中。広過ぎて何処が山頂なのかもはっきりしない。とてもこんな所で一息吐く気にはなれないので、また薮を漕いで眺望尾根に出てから休憩。
(作成したルート図は山頂部に関しては誤っている可能性が有るので注意。)
 下山時は余裕が出て来たので周囲の生態系に目が行く。道中は所々山スミレが咲き誇っている。野イチゴは道中に生えていればトゲ地獄の悪夢でしかないが、全て道端に生えていてくれるので問題無い。この時は丁度実が熟していたので、時々おやつとして頂戴し、せめてものお礼にと種は他の箇所に拡散してやる。白詰草は胸の高さまで伸びている。トカゲやアマガエル、シジミの類いにもお目に掛かったが、うるさい害虫も多い様だ。近くの薮の中から恐らくは雌の雉だろうが、鳥がいきなり甲高い声で啼き乍らバサバサと飛び上がった時には仰天した。

(薬師森)
 鳥居を潜って登山開始。直ぐに太平山石碑が見える。『ガイド』ではこの後ろに続く道が8分程度で消滅する筈なのだが、消滅しないでずっと続いており、それ以外にも作業道が入り乱れている。取り敢えず踏み跡を真っ直ぐ辿ってみるが、植生についての『ガイド』の判り難い記述とどうも食い違う。その内完全に混乱してしまい、踏み跡も有るのか無いのか不明瞭になって来たので、取り敢えず山頂らしき所は上方に見えているのでとにかく上へ行こうと、近くの作業道へ分岐。所々青いマーキングテープが見えているのでそれを辿って短い急登をこなすと山頂へ。眺望は無く、青い石の祠が有るのみ。
 下山時は今来た青いマーキングテープの巻かれている作業道を下ってみる。こちらの踏み跡は終始明瞭で、途中分岐は有るものの下り方向を選べば迷うことは全く無い。略一本道で麓に到着。鳥居の左手に広がっている杉林の伐採場に出た。
 迷いたくなければ、鳥居と石碑には挨拶をするだけにしておいて、左手の作業道を登らせて貰った方が良いだろう。尤も、伐採が頻繁に行われている様なので、この作業道も何時まで利用出来るのかは判らないが。
(作成したルート図は微妙に誤っている可能性が高いので注意。)
その他周辺情報 (鍋越山)
 茂内沢の渡渉点から上流方向に美しい光景が広がっている。所々苔が生えて滑らかなテーブル状のグリーンタフの河床が続いているのだ。グリーンタフの河床は大館市内では所々お目に掛かるが、ここまで綺麗に、まるで誰かが念入りに彫琢した様に纏まっている所はそうそうないだろう。沢幅は精々2〜3mしか無く、渡渉点から十数mも遡ると深くてそれ以上踏み込めない箇所に行き着いてしまうので、短い楽しみではあるが、岩石好きの方にはお薦めしたい。きちんとした装備を整えて沢登りをするのも楽しそうだが、更に数十m遡ると高い砂防ダム(登山道を登ると左手の薮越しに辛うじて見える)に行き当たってしまう。

感想

(鍋越山)
 眺望が無いのが残念だが、羚羊にも遭えたことだし、人が入っていない所為かそこそこに生態系は豊かな様だ。現在では雑草が生い茂った分岐道を何時か試してみるのも面白いかも知れない。
 山はともかく、茂内沢のグリーンタフは魅力的。ここだけでもまた来たい。

(薬師森)
 眺望も無く、鳥居や祠は有るが、杉林の伐採場へ只行って戻って来たと云う印象が強い。『ガイド』で紹介されている道ではなく左手の伐採場の作業道を使えば容易に登れるし、アクセスも容易。手軽に楽しめるが、これと云った魅力には乏しい。

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