なんかいい山、飯豊山
- GPS
- 32:00
- 距離
- 36.3km
- 登り
- 3,128m
- 下り
- 3,420m
コースタイム
- 山行
- 10:15
- 休憩
- 1:45
- 合計
- 12:00
- 山行
- 7:55
- 休憩
- 1:45
- 合計
- 9:40
選んだ山は何度か計画しながらも、土地勘がないため面倒になり頓挫していた飯豊山。
いい山だとは聞いているが、具体的にはどんな所がいいのか分からないためコース取りに悩む。
はじめは石転び沢雪渓から登るのが魅力的に思えたが、雪渓が崩れ始め危険との情報で却下。
ピッケルとアイゼンを持っていくのも、今回のように移動が多い旅では面倒だった。
公共交通機関を利用する場合では、飯豊山北部の登山口では大石ダムか飯豊山荘にバスがあり、
また南部からの登山口では川入か弥平四郎(手前の奥川集落)にバスが運用しているようだ。
コースタイムを試算してみると弥平四郎から大石ダムまでとなると三日はかかりそう。
二日で終えて、三日目は別の山域に行こうと弥平四郎IN飯豊山荘OUTで計画した。
天候 | 初日 ガスのち夕方から晴れ、二日目 曇ったり晴れたり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
西会津町デマンドバス 奥川集落 、民宿の送迎車 弥平四朗登山口 復路:小国町営バス 飯豊温泉停留所、JR米坂線 小国駅→米沢駅 |
写真
感想
休暇の前日、仕事を朝だけで終わらせ王子駅に移動し高速バスに乗る。
午後から本社会議に出なくてはならないが、代役を頼み半ば強引に出発した。
うとうとし目覚めると車窓から磐梯山が見え、いよいよ東北に来た事を実感する。
バスは会津若松駅前に到着、1時間弱待って野沢行の高速バスに乗り換える。
野沢駅前からデマンドバスに乗りかえ終点?弥平四郎手前の奥川集落に到着。
今回泊まるのは大阪屋さんという民宿、なんと一泊二食6000円也。
先客が夕食をとっていたが、入浴を済ませてから夕食をいただかせてもらう。
夕食は馬刺しや岩魚の塩焼き、いごねりなど、地の物を揃えた豪華な献立だった。
お酒もビール大瓶450円、コップ酒250円と、考えられないほど良心的な値段。
朝食の生卵が滅茶苦茶美味しかったが、これは貰い物で普段は普通の卵らしい。
登山口に送ってもらう際に、その恰好だと寒いでしょ、と毛織のシャツをくれた。
18日(土)
宿から車で10分ほどで弥平四朗登山口、登山届を出していよいよ出発する。
樹木の隙間から陽射しが射し込む中、しばらくはひたすら標高を上げていく。
荷物は水2リットルを入れても12kg程度に納めたので、随分と楽に登れた。
天気予報は快晴になるはずだったが、稜線に出てみると思いの外ガスが濃い。
これはこれで雰囲気あるし、涼しくていいや、と気にせず歩を進めていく。
三国岳避難小屋に到着し休憩、どこが三国岳の山頂か分からないまま後にする。
次の小屋は切合避難小屋、小屋前の水場は天水らしく桶から汲むスタイル。
またしばらく行くと本山小屋があり、敷地に神社が併設されたので拝んでいく。
そこから15分ほどで飯豊本山、地元の映像制作会社がドローンを飛ばしていた。
そのうち御西岳避難小屋に到着、テント泊が迷ったが雲が多いので小屋泊にした。
水場は5分ほど下りたところで、雪解けなのか冷たい水がこんこんと流れていた。
まだ時間が早いので、ガスっているが大日岳まで空荷で往復することにする。
山頂付近にいた20分間くらいはガスが晴れ、飯豊連峰の雄大な景観が見渡せた。
小屋に帰るとマジックアワーが始まっていたが、一旦夕飯のため離脱する。
陽が沈んだ頃からガスが晴れてきて、最高の夕焼けタイムを味わうことができた。
酒はウィスキー(竹鶴ピュアモルト)300mlのみ持参したが、丁度よい量だった。
星の撮影を試みるがうまく撮れないので、適当なところで眠りに着いた。
19日(日)
下山口からのバスは飯豊山荘15時27分発、コースタイムを考え4時に出発。
小屋に同宿した方が、バスに乗り遅れたら車で送ってくれるといってくれた。
実際には余裕で間に合ったが、そのおかげでゆったり二日目の山を楽しめた。
出がけにはまだ暗くヘッドランプを点けたが、すぐに空が白み始めた。
結構な強風が吹き、テント泊(しかも自分はタープ)しなくて良かったと思った。
飯豊山の背後から登る朝陽も素晴らしく、流れる雲とよいコントラストだった。
朝陽に見惚れたため少し時間を押して烏帽子岳に到着、この頃から晴れてきた。
梅皮布小屋の風裏で休ませてもらい、お湯を沸かしてカップ麺を作って食べる。
真下が石転び沢雪渓なので、雪渓まで行くつもりで下ってみたが途中でやめた。
小屋番の方が、雪渓を見るなら少し登ったところからが良いと教えてくれた。
北股岳と門内岳を経由して、扇の地紙というピークから梶川尾根を下山する。
この辺りで少し長めの休憩をしていると、同じ小屋だった方が追い付いてきた。
のんびりと歩いてきたが、コースタイムよりはだいぶ早めに下りられそうだ。
途中から急峻になり、転ばないよう気をつけながら飯豊山荘の登山口に到着。
バス出発まで一時間半ほどの余裕があるので、飯豊温泉に入浴していく。
それほど疲れていないと思ったが、湯に浸かると身体の強張りがほぐれていく。
アイスを買って外に出ると、既に小国駅行きの町営バスは停車していた。
電車の待ちが1時間半あるので、駅前のショッピングセンターで時間をつぶす。
無料Wifiと漫画喫茶的なコーナーがあり、時間をつぶすには持って来いだった。
米坂線に乗って米沢駅に着き、予め予約しておいたビジネスホテルに投宿した。
誰もが憧れる稜線
二日間で行けちゃうところ?
monkichikunパワーですよね⤴️❇️✨
シャツくれるなんて東北ならでは。。。
天気に恵まれて良かったですね(^-^)/
お疲れ山でした🏔️
ヤマプラで計画しましたが 、今回のコースは2日で大丈夫でした。
といっても自分の場合、前泊なので実質的に3日。
車の方は早朝着いて2日でまわるのが一般的だと思います。
東北の山は、山容も、そこに住む人も優しくて良いですね。
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