20180818 三段峡二谷
- GPS
- 10:22
- 距離
- 8.5km
- 登り
- 861m
- 下り
- 851m
コースタイム
- 山行
- 6:06
- 休憩
- 4:15
- 合計
- 10:21
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
三段峡正面口〜ぐるの瀬 遊歩道 ぐるの瀬〜二谷〜林道出渓点 沢登り。登山道なし。 林道〜小峠 林道歩き 小峠〜内黒山登山口 登山道。 |
その他周辺情報 | お風呂:グリーンスパ筒賀 450円 |
写真
装備
MYアイテム |
yasiyasi
重量:-kg
|
---|---|
個人装備 |
Tシャツ
長袖インナー
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
行動食
飲料
コンパス
笛
ヘッドランプ
GPS
携帯
時計
カメラ
ハーネス
ヘルメット
ATC
ロックカラビナ
カラビナ
スリング
ロープスリング
渓流シューズ
熊鈴
|
共同装備 |
ロープ50m
ハンマーバイル
キャメロット ハーケン
|
感想
三段峡本流のぐるの瀬の右岸から落ちる支流、二谷。
今回も、前回の十方山ウシロヤマ谷に続き、hayabusaさんとクライムさんと私の三人パーティー。
ウシロヤマ谷終了後、「次は二谷へ」と誘われていた。
「西中国山地の沢」では中級の沢で、短いながらも登はん要素のある滝が幾つかある。
最近遡行した方の記録でも「クライミング技術のあるパーティーでないと行けない」と。
暫く、行くか行くまいか悩んでいたが、たまたま某クライミングジムの店長から、「無謀にも高校生の時に友人と初めて行った思いで深い沢」と聞いて、やはり登ることにした。
パーティー構成は、トップはクライミング経験豊富なクライムさん。セカンドはジムボルダー万年初心者のわたし。ラストはクライムさんから信頼されているhayabusaさん。
5:30 戸河内道の駅に集合。セブンイレブンで食料を調達し三段峡正面口へ移動。
6:15 装備を整え出発。
まだ観光客もいない静な遊歩道を歩く。
「ぐるの瀬」の看板の先を下って本流を渡る。
上流に僅かに歩くと二谷出合いに到着。
7:15 目の前に岩壁に日が射しているように見えるF4黒滝。小休止と準備。
クライムさんがトップで、カムと残置ハーケン、立木で支点を取って滝右側の乾いたリッジを登った。
コールを待って私が登った。
メインロープに8mm120cmのソウスリングでクレイムヘイストでセルフビレイを取った。
スラブ状のリッジで初めの左足は残置ハーケンが足掛かりで右足はリッジの外側に体を乗り出すようで少し緊張。
初めの小テラスに上がるとクライムさんが残置ハーケンにアブミ替わりにソウスリングをセットしていた。
2つ目のテラス上の左足のスタンスは腰の高さ。このハイステップに重心を移動して立ち込むことが出来なかった。
残置ハーケンにスリングを掛けようとしたが、10mmのソウスリングがなく、ロープスリングをかけたが滑りそうで使えない。
見かねたクライムさんがメインロープの余りでエイトノットをつくって垂らしてくれたのて、足を掛けて何とか登り、後は立ち木を掴みながらクライムさんの待つテラスへ上がった。
かなり時間がかかった気がしたが、実際は15分程だった。
2ピッチ目はテラスから一段岩棚を登って最後の一歩が微妙なトラバースで落ち口へ抜けた。
トチの木を眺めたりしながらダラダラ登ると、階段状のF8に到着。
再びロープを出した。水流右から一段目を登り、左に渡って水流左を快適に登った。
私のレベルではここが一番登りやすかった。
少し歩くと上部がスラブ状の直瀑F9
登はん不可能と判断し、ロープを出して右岸壁から草付きをトラバースして高巻いた。
下部の岩壁は快適だったが、草付きのトラバースは少し嫌らしかった。
30分程で下部がスラブ状のF10
ここも登はん不可能で、ロープを出して水流右の乾いた岩を登った。
左岸との際をバランスよく登り、岩棚を伝って壁の下に入るまでは簡単だったが、上部は手掛かりが少なく三点支持はできない。
大きく右足で立ち込む必要があったが、わたしには乗り越すのが困難だった。
ジタバタした挙げ句、上からクライムさんに3分の1システムで引き上げてもらう羽目に・・・。
これでロープが必要な滝は終了。
F11雛壇で証拠写真を撮って休憩。
階段状のテラスは広くて簡単に登れそうに見えたが、噂どおり抜群に滑っていた。左岸との際を登り、右岸へ渡って再び左岸を越えた。
以降、上部はあまり重要視してなかったが、小滝と言うには高さのある滝を巻いたり、滑めを歩いた。
植林の倒木やピンクテープが散見されるようになると林道の土管が現れ、杉の丸太で組まれた抱壁を越えると林道に出て終了。
装備を解除し、林道を左に歩きヘアピンカープを過ぎて暫くすると左手に見えた登山道に入った。
整備された登山道を内黒山登山口までくだり、車道を歩いて起点の三段峡正面口に戻った。
三段峡ホテルのお風呂を楽しみにしていたが、本日の外来入浴終了・・・。
グリーンスパ筒賀に移動して無事に風呂に入ることが出来た。
今回は、経験もトレーニング不足もあって当然のことだが、自分のクライミング能力の低さを実感した。
追試
三人以上のパーティーの場合、中間はメインロープにプルージックやクレイムヘイスト等でセルフビレイを取りながら登るが、ロープのラインととクライマーの位置が最大スリングの長さ分ずれているため、スリップすると振られてしまう恐怖があった。
スリングを短くすれば振られる距離は短くなるが、1回で登れる距離も短くなってしまう。
メインロープで直接確保されている訳ではなく固定ロープを頼りに自力で登っているようなもんで、心配性の私にはかなり不安だった。
ラストのような支点回収作業はないが、結び目の持ち上げや中間支点での掛け換えなど、楽ではなかった。
今回程度のクライミング要素があると、忠実に三点支持を守っていただけでは動きが制限されて登ることが困難だった。
二点支持での重心移動の馴れが必要と感じた。
コメント
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二谷、今、一番行きたい沢です!
7月に行く予定だったのですが豪雨で流れ中止のまま。
でも、結構、難しそうですねえ〜。とても判りやすい記録に感謝です!
今シーズンは、週末はもう予定がけっこう詰まってて行けるかどうかわかりませんが
しっかり練習して二谷を上まで抜けきれるように頑張りたいと思いまーす!
一点質問!50メートル以上のロープを持って行った方がよいでしょうか?
30メートル2本じゃ、厳しいでしょうか?
疲れました!
クライマーであればそんなに難しくはないんでしょうが、わたしにはキツかったです(笑)
私たちは50mロープを使いました。
F9の右岸高巻きが一番ロープの長さが必要でしたが、私は中間だったので余りの長さをよく見てませんでした・・・。
30mでも足りたかもしれませんが50mが無難ですかね〜。
ちなみに、F10は友人は「天応の5.7で第一ポピュラーよりは上」と言ってました。
ロープの件、ありがとうございます!
写真で見ただけでも緊張感が伝わってくる感じなので私も不安です(笑)
今年、行けるかなあ〜行ってみたいなあー
第1ポピュラーより上かあ〜
沢靴で、そんな処を登ると思ったら
ちょっと怖いですね〜
動けなくなったり子鹿ちゃんみたいに足がブルブルしないように
頑張らんといけん(笑)
僕の事をフォローしてくれてたので見に来ました。 クライミングジムの店長さんってCE・・のSさんですね、僕も以前二谷へ行った時の話を聞いたことがあります、僕はクライミングはやる気がないので最近は行ってませんけど(汗)記録の方は丁寧に書かれてますね、僕は苦手で適当にし書かないですけど、他の記録も参考になるので読ませていただきます(^^) それから二谷は30mロープで充分ですよ。
shimaoさんコメントありがとうございます。
昨年、赤ナメラで犬連れの方がいたとき、もう1人下ってたのは私です。
後になってわかったのですが、犬連れの方はSさんの先輩でした。
狭い世界ですね〜。
ほかのボルダリングジムと違って、Sさんから登山や沢登りやバックカントリースキーの話が聞けるのでいいんですよね〜。
クライミング志向のひとはリードを熱心に登られてますが、私は単独で沢に行くことが多いので、沢登りをイメージしながらボルダー壁で遊んでます。
ただ、Sさんからは「沢登りはクライミングの総合力が必要だからね」と度々注意されてて、今回はそれを実感しました。
ロープは30mでokなんですね。ありがとうございます!
そうでしたか、アカナメラではどうも(^^) 僕は手の調子が悪くてこのあまり負荷をかけたくなくて二年ほどCEROには行ってないです。もともと沢だけやりたくて、沢の為にちょっとジムでトレーニングすれば良いやってやってたのですが、ベテランの方からはクライミングが出来てから沢だって言われた事があります。二谷はまだ残置があるから良いですが、それ以上になるとカムとハーケンは使えないとダメなので自分で支点構築が出来るかが重要で、ジムでは学べないですがそこが総合力の一つとして大事だと思います。
sさん!確実にお知り合いだと思います!(笑)そしてご近所さんだと思います!
沢の事、これからもいろいろ教えてくださーい!記録はいつもチェックしてます!
やはりそうなんですね。
登れそうなルートが見えても支点を構築出来なければこわいですね・・・。
ところで、nishibutoさんはshimaoさんとお知り合いなんですか〜?
ガッツリ知り合いです、記録を見て分りました、まだ同行したことはないですが(笑)。西中国山地の主な沢は直接聞いてくれれば必要な装備のアドバイス出来ます(^^)
Sさん宜しくお願いしまーす!(笑)
いつもこっそり記録を参考にしていますので、
必要な道具類等、詳細に記録お願いします!(笑)
今度、焚火沢登りに行きましょう!
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