高山 〜1時間ほど歩いて1,054mの山頂へ〜


- GPS
- 03:18
- 距離
- 3.1km
- 登り
- 318m
- 下り
- 326m
コースタイム
- 山行
- 1:44
- 休憩
- 1:35
- 合計
- 3:19
天候 | 晴・曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険個所はありませんが、木段が所々壊れているので、注意しましょう。林道から登山道まで、重機で木材運搬用の作業道がつくられており、登山道入り口がわかりづらいです。ところどころ「登山道→」標識があるので、それを頼りに進みましょう。 |
写真
装備
個人装備 |
半袖シャツ
ズボン
靴下
グローブ
ウインドブレーカー
日よけ帽子(キャップ)
靴
サブザック(15L)
トレッキングポール
折り畳み椅子
昼食(カップラーメン)
コッヘル
バーナー
行動食(飴)
非常食(シリアルバー)
飲料(お茶600mL+500mL+水700mL)
カメラ
iPhone(GPS+カメラ)
iPad mini
バッテリー
携帯電話
腕時計
手拭い
目薬
メンタム軟膏
|
---|---|
備考 | お茶は1本(600mL)で足りた。トレッキングポールは使わなかった。椅子よりもレジャーシートを持ってくればよかった。 |
感想
昨日は仕事で一日職場に行っていた。夏もそろそろ終わりというが、連日の猛暑日だ。休日ぐらい山に登って汗を流し、山頂で涼しい風に当たりたいと思って、簡単に行けて標高がそこそこある山を探した。そういえば、春にデミオで走った道で、標高1000m余りの山頂のかなり近いところまで行ける林道があったことを思い出した。山の名は「高山」、河原町の辺りから眺めると、三角形の形の良い峰が望める山だ。先人のヤマレコレポートを探し出してコースを確認し、家人に心配させないように地図をプリントアウトし、GEOGRAPHICAにとりあえず登山口と山頂をマーカー登録、ルート作成した。短いコースなので、山頂で何か調理する時間もありそうだとは思ったものの、これ以上遅くなっては昼を過ぎてしまうので、とりあえずカップラーメンと調理セットをリュックに詰めて家を出た。
河原町から曳田川沿いの県道に折れて、三朝・三徳山方面と標識が示す方向へ進んだ。林道は舗装されており、転石も道の端に除けられていて快調に進むことができる。「水源涵養林」とか「高山源流」という標識があり、この辺りが奥深い森で日本海へ注ぐ河川の源流となっている地域であることがわかる。舗装された林道をくねくねと曲がりながら進んでいくと「高山登山口」と書かれた標柱があった。前回来た時にはもう少し先にも標柱があったはずだ、と思って進んでみたが、そこは重機で切り拓かれた作業道ができていて、標柱も道端の草むらの中に置かれていた。更にもう少し進むと通行止めの標識とバリケード、そこには開通時期未定と書いてある。そんなに多くの人が通る道ではないので、修復の優先順位は低いのだろう。
登山口標柱の場所まで戻って車を停めた。その道端には黒いスバル車が停まっている。珍しいことに先客がいるようだ。支度を整えて歩き始めた。ゆっくりしていると昼を過ぎてしまう。登山道を少し歩いたところで杉の倒木が道を塞いでいた。迂回して進むと土塁があった。それを乗り越えると急に開けた道に出た。木材運搬用の作業道が作られている。それもごく最近拓かれた道のようだ。歩きやすいのは良いが、もともとの登山道がどこに通じているのかわからなくなった。しかたがなく、作業道を高い方に向かって歩いて行った。すると、作業道脇に「登山道」の標識が立っている。それに導かれて進んでいくと、「高山登山口」と記された標柱と木段の道が現れた。ここからが本当の登山道のようだ。
登山道は明瞭で道に迷うことは無さそうだ。傾斜もそれほどきつくなく、這い上がらなければならないような岩場も無い。けれど、眺望の良いところもあまりない。時々後ろを振り返って見るが、杉の木立が視界を遮って遠くを眺めることができるような場所はあまりない。「測候所跡」を過ぎ、稜線へ出た辺りでブナの木が多くなってきた。その辺りで下りてくる3人とすれ違った。60歳ぐらいの夫婦とその息子らしい男性だった。何を思ってこんな山に来たのか?それは向こうも思っていることかもしれない。
さらに稜線を歩いて山頂へ着いた。なぜかそこには「高山山頂」ではなく「高山展望台」と書かれた標柱が立っている。まあ、でもGPSによるとここが最高点、山頂には間違いないらしい。ここは北側だけ展望が開けていて右側には鳥取市街や湖山池が、左側には鷲峯山が見渡せる。
ここで日陰を探して昼食をとることにした。山頂で火を焚くのは久しぶりな気がする。何せ春の草が生える前は枯草に火が付きそうで、夏になったら暑すぎて暑い食事を作る気にならなくて。今日も暑いが、それでも標高1000mともなれば海岸線より気温が6℃ばかり低いはずだ。ガスバーナーでお湯を沸かしてカップ担々麺をつくった。何故担々麺なのか、それは、春先に買った担々麺のカップが家にあったからさ。辛さで汗をかいて山頂の風に吹かれるのも気持ちい良いだろう、なんてことを思ったりしたのさ。
カップにお湯を注いだところで、箸を持ってくるのを忘れていたことに気付いた。そういえば前回使った箸を家で洗ってそのまま箸立てに立てたままだった。うーむどうしよう、さすがに担々麺のカップに指を突っ込んで食べる度胸は無い。ま、そうなればキャンプで箸を忘れた時のお決まり、"木の枝で箸を作る"ことにした。幸い山頂付近にはブナの枯れ枝がたくさん落ちている。適当な太さの枝を折って2本の棒を作った。ただ、それをそのまま箸にするのも少しためらわれたので、コッヘルに少し残っていたお湯をもう一度熱して枝先をそこに浸けて熱湯消毒して使った。気休めに過ぎないのだろうが、ま、何もしないよりは良いだろう。あれこれしているうちに少し延びてしまった担々麺をすすった。
携帯の電波が通じるようなので、facebookに登頂報告を書き込み、「山と食欲と私」のWEBコミックを読みながら、しばしまったりとした時間を過ごした。折り畳み椅子の座り心地がイマイチだ。レジャーシートを持って来て昼寝をすればよかった。けれども、他人が来たらきっと驚くだろうな。山頂で中年男性が横になってじっとしているって姿はね。
山頂で1時間余り過ごした後、下山を始めた。意外と上りの時に気付かなかった植物やキノコに気付く。まだまだ暑いのは確かなのだが、秋が近づいていることも感じる。
もう少し涼しくなったら、山頂クッキングでもう少し手の込んだメニューも作ってみよう。近所の低山も歩いてみよう。エブリイに乗って県境を越えた山にも行ってみよう。まだまだ歩いていない山は沢山ある。山歩きの楽しみは尽きない。
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