天目山(三ツドッケ)〜蕎麦粒山〜川苔山


- GPS
- --:--
- 距離
- 21.2km
- 登り
- 1,592m
- 下り
- 1,899m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り(わずかですが川苔山で風花が舞っていました) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
奥多摩〜東日原BS 450円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
道の状況: ・雪が残っている箇所もありますが、多くの場合は登山靴だけでも大丈夫です。ただし、天目山西面は片側が切り立っているので、アイゼンを使った方が安心かもしれません。 ・枯れ葉に隠れた氷には要注意(転びはしませんでしたが、2回ほど滑りました ![]() ・大根ノ山ノ神のあたりまで林道が開通し、ずいぶんと様子が変わりました。案内に従って進めば問題ありません。 登山ポスト: 東日原にあります。 トイレ: 東日原BS、一杯水避難小屋にあります。 温泉: 奥多摩温泉・もえぎの湯、河辺温泉・うめの湯があります。 |
写真
感想
以前から気になっていた蕎麦粒山に、近隣の山を組み合わせて歩いてきました。
蕎麦粒山を知ったのは2年半ほど前。たまたま手にとったPR誌に紹介記事があり、名前だけで惹きつけられたのでした。
三連休の最終日ですが、奥多摩駅前のバスはそれほど混んではいません。東日原バス停からは大半が稲村岩尾根に向かったようで、ヨコスズ尾根に向かう人はほとんどいません。結局、ルート上で出会った人は単独の方3名と2人組だけでした。
東日原の交番を通り過ぎてから右に曲がり、まずは看板のツリーのようなオブジェに挨拶。しばらくは民家のそばを通る幅の狭い道なので、間違って玄関に出たらどうしようかと思いながら進めば、傾斜のきつい山道になりました。ここからしばらくは九十九折りの急登です。オーバーペースにならないよう注意して歩いて尾根近くにとりつけば、少しなだらかになり、この後はゆったりとした山歩きを楽しめました。
滝入ノ峰の下を通り過ぎて尾根に乗ると、風が吹き抜けるようになります。フリースをジャケットに着替えて続行。左に雲取山や長沢背稜などが樹間から見えはじめます。
一杯水避難小屋から先、天目山(三ツドッケ)へは西尾根からを選択。左側が切り立った道にところどころ雪が残っているので少し気を使いますが、富士山も見えるようになり、なかなか快適でした。最後に短い急登を抜ければ天目山頂上です。
山頂は話に聞いていた通りの眺めで、文字通りの360度の展望です。西は長沢背稜から雲取山、鷹ノ巣山などの石尾根の山々、南には大岳山や御前山、三頭山、その向こうには左肩に雲がかかった富士山と丹沢の山並み、相模灘も輝いて見えました。東は鳥屋戸尾根と蕎麦粒山、川苔山、北の樹々越しには武甲山や大持山なども。
何度も見回しながら景色を堪能しますが、そのうちに雲が出てきたので次のピークへと向かいます。
下山は南尾根の直登ルートを使います。途中で仙元峠方面への分岐がありましたが、下りだったので安全策をとりました。避難小屋にたどりついて温度計を見るとちょうど0度。さきほど通り掛かった時には日が当たっていたので8度ほどを指していましたから、ずいぶんと変わるものです。
この後は尾根をたどるか尾根の南を巻いてゆくので、きわめて順調に歩を進めることができました。ただ、仙元峠分岐の少し手前は崩落が進んでいるようで、今後が少し心配になりました。
蕎麦粒山直下には直登と巻道の分岐案内がありますが、ちょっと考えて直登ルートへ。あとで巻道は難路との情報を知り、面倒にならずに助かりました。
蕎麦粒山山頂にはちょうど昼時に到着。大きな岩が二つあり、一つが四角、一つが三角の形をしています。おそらくはこの三角が山名の由来なのでしょう。本来ならここで蕎麦を食したいところですが、今日は三角のむすびで我慢です。
さて、ようやく行程の半分に達したところなので、少し先を急ぎます。
蕎麦粒山の東急斜面を降りて桂谷ノ峰に登りかえし、その後は幅の広いなだらかな山道を進みます。日向沢ノ峰を過ぎてからは踊平へ下り、再び川苔山へ向けて少しずつ登るといった調子で、アップダウンを繰り返します。
川苔山には14時ごろに到着。可能ならば赤杭尾根をたどって古里へ出ようかとも考えていましたが、夕闇が迫ってくる恐れがあります。素直に鳩ノ巣へ出ることにしました。やや単調な道ですが、それよりも膝が少し笑いはじめていたので、最短ルートを選択して正解でした。
鳩ノ巣駅に着くと、ちょうど青梅行きの電車が行き違いで停車中。あわててホームの階段を駆け抜けて乗車することができました。
最後は少し息を切らしましたが、私としてはたっぷりと歩けたこと、それも長沢背稜の近くまで行けたことに大満足の山歩きでした。
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