山の名に惹かれて 霧訪山・鳴雷山
- GPS
- 16:00
- 距離
- 5.9km
- 登り
- 794m
- 下り
- 769m
コースタイム
09:10駐車場
10:05霧訪山山頂11:25
12:05駐車場
歩行時間1時間35分
車で移動
【鳴雷山】
13:05駐車場所
13:50鳴雷山山頂14:05
14:35駐車場所
歩行時間1時間15分
天候 | 曇り後晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
中央道伊那北ICまたは、塩尻ICから小野神社を目指す 中学校の横を通り、農道を案内板を頼りながら行く 登山口の手前、右側に10台程停められる駐車場あり(未舗装) 【鳴雷山】 国道153号線を北上、平出遺跡を目指す 遺跡を過ぎてまもなく左折(床尾集落)、道なりに車道終点まで行くと登山口の標識あり 登山口付近は道が狭く、駐車場所なし 少し下った所にある床尾神社の脇に停めさせてもらいました |
コース状況/ 危険箇所等 |
【霧訪山】 危険個所は特にありません。 登山口より急坂が続く 山頂直下の急坂凍結個所あり、アイゼンは携行した方が良いでしょう。 【鳴雷山】 危険個所は特にありません。 |
写真
感想
典型的な冬型になると、決まって天気予報は南ばかり気になります。
三連休は最終日を除いて南が良さそう!
以前から名前に惹かれていた霧訪(きりとう)山を訪問することに。
霧が訪れるなんて、そこはかとなくロマンチックな名前では…
どんな山なのでしょう?霧に覆われる山?
あまり山が姿を現さないのでしょうか?
いくら頭で考えても、行って見ると想像とは大抵全然違うものです。
塩尻ICを降り、善知鳥(うとう)峠を越える頃から次第に晴れてきました。
善知鳥峠、難名の地名かと思います。由来はまた調べてみたいと思います。
以前は、松本平から辰野町を抜け、伊那谷へ抜ける主用道でした。
今ではその面影もなく、ひっそりとした田舎道。
第一、 真っ直ぐな道が続いているので峠を越えている感じがしないのですが
立派な分水嶺なのです。
岡谷ジャンクション辺りで事故があったりすると、
この道が迂回路になり、大渋滞するのでこんな道があったのと気づくかもしれません。
宿場町の面影の残る街中を、小野神社を目指して走りましたが
行き過ぎてしまい、あぜ道を戻り、うろうろしました。毎度ですが!
田んぼの向こうに大きな「霧訪山登山口」の横断幕のようなものが見え、一安心。
登山口手前右側に未舗装ですが駐車場があり、先行車一台のみ。
この季節、殆ど登山者はいないのかと思いましたが
後になってみると、とんでもない思い違いでした。
登山ポストの中にノートが一冊、そこに記帳して出発
この調子だと、幸先がいいかも!などと空を見上げてわくわくします。
ですが、いきなり急登が待っています。
最初は階段になっていますが、その先はそれもありません。
ひと頑張りすると、鉄塔です。城跡の標識もあります。
呼吸を整えて、歩き出すとまもなく二度目の急登!
ちょっと凍結した跡があり、注意して登りましたが
アイゼンを着けるほどではありませんでした。
想像と言うのはかくも違うものかと言うお手本はこのような山かもしれません。
360度の大展望がたったの一時間で得られるなんて、なんという贅沢な山でしょうか!
周りに見える山を眺めていたら、あっという間に一時間が過ぎていました。
山頂には方位盤があり、それを見ながら山座同定の楽しいこと!
こんな素晴らしい(隠れた名山?)山に来られて、大満足です。
でもさすがに地元の方々は良く天候とタイミングをご存知!
あっというまに周囲に人が増え、狭い山頂がいっぱいになってきました。
後でお聞きしたら、「霧訪山」は「日本のへそ」なんだそうで
自慢の山のようです。
道理で、日本中の山が見える!(オーバーです!)と言いたいくらい。
駐車場に着くとまだ正午を過ぎたばかりです。
さてどうしたものかと地図を眺めると、
目に飛び込んできたのが鳴雷(なるかみ)山でした。
山名の読み方も珍しいので、頭のどこかに引っかかっていたのでした。
早速行動に移ります。考えるより先に、登山口探しです。
気分は宝探し、でも時間はどれくらいかかるのか、危険箇所は?
何の資料も持ち合わせていない今日の私です。いつも何か抜けているのです。
まあ、どうにかなるさと覚悟を決めました。
登山口発見!小さな標識ですが、山頂まで55分と書いてあるではありませんか。
往復二時間と見積もって三時には下山できると計算します。
温泉にも寄れそうです。
ただ、駐車場所がない住宅街の細い道の行き止まりなので、Uターン。
しばらく下った神社の脇にお世話になりました。
稜線までは造林帯を綴れ折りに緩やかに歩きます。
尾根に出ると、尾根道と合流しますが、あまり歩かれていないようです。
急坂愛好家の皆様にお薦めの急坂を少し登ると、もう神社の鳥居です。
山の名前から、雷の恐ろしいイメージが少しあったのですが
木々に覆われた平らな山頂に、こじんまりした神社がひっそりと建つ独立峰でした。
樹間を通して、霧訪山山頂も見えているのではないかと思います。
神社の周りを歩き回って探しましたが、
残念ながら、山名標識や三角点は見当たりませんでした。
コーヒーでも、と神社の縁側に腰を下ろして、何気なく鳥居を見上げると
ありました、「鳴雷神社」の文字!
コメント
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kyom4さん、こんばんは
お邪魔するのが遅くなりました。
私が冷や汗を流した日にkyom4さんは味わい深い2峰に登られたんですね
中央アルプスの山岳風景の中で同定に時間を費やす贅沢なんて、そんなうらやましいこと・・・
「日本のへそ」の形容が頷ける地域ですね。
また「でかい景色を見たい病」の発作が起きそうです
monsieurさん、つらい経験なさっていたんですね記録読ませていただいて驚きました。
でも、そんな経験が、本当に自分の大切な先生です。痛い思いをしないと失敗が生かされない…私ももそうですが、山という人間の力の及ばない世界に入っていく限りは、避けて通れないかもしれませんね。一人で歩かなければ気づけない山での安全、それが重要だと思います。
きっとこの貴重な体験が今後生かされると確信します
「日本のへそ」短時間で大パノラマを楽しめて申し訳ないほどですよ是非いらしてください病気に効きます
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