鳳凰山、地蔵ヶ岳 雨の中のテント泊


- GPS
- 10:01
- 距離
- 13.1km
- 登り
- 1,857m
- 下り
- 1,858m
コースタイム
天候 | 雨、曇り。翌日、晴れ、曇り、小雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2018年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険なし |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
サンダル
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
タオル
ナイフ
テント
シェラフ
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感想
天気が微妙な中、土日にテント泊で南アルプスは鳳凰山へ行ってきました。
御座石鉱泉〜鳳凰小屋、テント泊〜地蔵岳、オベリスク〜御座石鉱泉
鳳凰三山、すなわち地蔵岳、観音岳、薬師岳を廻る予定だったけど、雨で地蔵岳のみとなりました。
それ以前に、ほんとは北アルプス、槍ヶ岳、奥穂高岳を予定していたけど、天候悪化のため、北アは断念、南アなら行けるかも、と希望的観測で鳳凰三山に決めたのだった。
土曜、始発で朝5時に集合して4人で車で移動。
8時過ぎ、御座石鉱泉着。駐車場はガラガラ、この天気だもんね。
8時半、小雨降る中、登山開始。標高1060m。
青木鉱泉ではなく、マイナー?な御座石鉱泉から登る。駐車場が無料だから、という理由で。
予報では天気は回復傾向にあり、しだいに雨は上がるものと信じて登る。
しかし、雨は降ったり止んだり、時折、雨足は強くなり、立ち止まって進退を考えたりもした。
出会った登山者は数えるほど。雨で断念して下山してくる登山者にも遭遇。
急登も多く、テントを背負っての登りはキツかった。
雨の中の荷揚げ、雨のテント泊も経験だ、トレーニングだ、とかみんなで前向きに、
ワイワイ馬鹿話もしながら、ゆっくり、何度も休憩しながら歩く。それはそれで楽しかった。
コースは眺望はほとんどない、と言っても今日はガスで真っ白。
14時過ぎ、ようやく5時間半かけて鳳凰小屋へ。
幸い、雨は上がる。
この悪天候なのにテント場は繁盛してる。
すぐにテントを設営。
お湯を沸かしてコーヒー、コーンスープでほっと一息。ついでにワインも開ける。
テントで一休み、昼寝する。自分だけの空間、ゆったり過ごす、至福の時、テント泊の醍醐味。
早めに夕食にする。今日もやっぱり鍋。
トマト味の肉鍋。鶏肉、豚肉、ウィンナー。
赤ワイン、スパークリングワインでいただく。
締めはパスタ投入。うまかった。
食後は南アルプス天然水でウィスキーお湯割り、美味し。
20時、お開き。各自寝床へ。
起床予定は3時、暗いうちにスタートして鳳凰三山をまわる予定。
23時過ぎ、雨音で目が覚める。雨がテントを激しく叩く。
眠れない。雨は降ったり止んだり断続的に。
睡眠も断続的、雨で何度も目が覚める。
3時、起きたけど明らかに雨。これじゃ出発はない。二度寝する。
6時前、起床、幸い雨は上がる。朝食は昨夜の鍋の残りで雑炊。
6時半過ぎ、地蔵岳に向けて出発。
雲は多いが日が照ってきた。
頂上手前、花崗岩が風化した白い砂、真砂土の急な斜面が現れる。
見上げると斜面に人が連なって蟻のよう。
蟻地獄を登る蟻のよう。
えっちらおっちら登っている。
その先、斜面の頂上には天空にそびえる岩塊が!
あれこそ、地蔵岳の、いや、鳳凰山のシンボルである、オベリスク!
よじ登る人たちがまるで蟻のよう。
よし、あそこまで行くぞ!テンション上がる!脚に力がみなぎる。
斜面の途中、振り返れば眼下に拡がる雲海の絶景!
そして三山の一つ、観音岳のピークが見える。その肩から富士山も存在感たっぷりに頭を現している。
この景色が見れただけで来た甲斐があったというものだ。
視線を戻し、残りの斜面を頑張って登り切る。
地蔵岳、登頂!2764m。小屋からは40分ほど。
その名が示すように、小さなお地蔵さんが点在。
オベリスクに目をやる。てっぺんまで登ってる人はいない。
僕たちもオベリスクに挑戦!どこまでいけるか!
三点支持で岩登り。楽しい!
というものの、みんなと同じ半分くらいまでしか行けない。
手足を掛けるホールドがない。無理して登っても、下れない?
ヘルメットも無しに、無謀なので途中で断念。
とはいえ、ここまで来れたので十分。これだけで十分スリリング。
オベリスクは岩肌を伝ってぐるりと一周できた。
これも十分スリリング!おもしろかった。
北側、西側の景色は、雲がかかって山の同定ができない。甲斐駒、仙丈ヶ岳、北岳、間ノ岳など南アルプスの山々、見えるはずだが雲で分からない。
先週は甲斐駒ヶ岳から鳳凰三山、オベリスク、富士山の姿を眺めていた。
そして今日はその逆から、鳳凰山からの甲斐駒、その景色だけでも見たかったのだが、、。
なんだかんだ、山頂に30分ほどいた。
というのも、当初の予定を変更して、今回は地蔵岳だけにした。
残念だけど、残りの観音岳と薬師岳はまた今度。
そして小屋まで下山する。
テントを撤収。雨と露でびっしょり。水滴を払い、しばし天日で乾かす。
荷物をまとめ、山小屋の人に挨拶して下山開始。9時40分。
下山し始めると、天気が怪しくなり、時折、小雨がぱらつく。
荷物が重い。下山が急でつらい。前日、よくここを登ってきたなぁ、と思うほどの急な下り。
疲れている。何度も休憩する。さほど急がない。
結果論だが、地蔵岳だけにして正解だった。
3ピーク行ってたら、下山の体力、気力がなくなっていただろう。帰宅も深夜になっただろう。
13時前、無事に下山。タイム3時間20分。
着替えて車で帰途につく。
渋滞やらで帰宅は19時をまわる。
今回、雨のため、鳳凰三山の予定が地蔵岳1つになってしまった。
100名山踏破に加えるべきかどうか。
残り2つはまたリベンジしよう。ということでとりあえず、13座目とする。
でも、ここ1ヶ月で南アルプスへ3回足を運んでいる。
しばらく南アルプスはいいかな。
今度は別の山域、北アルプスに行きたいな。
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