丹沢主稜縦走
- GPS
- 08:50
- 距離
- 20.5km
- 登り
- 2,081m
- 下り
- 2,329m
コースタイム
11:05金山谷乗越-11:50臼ヶ岳11:54-12:59蛭ヶ岳13:06-13:39棚沢ノ頭-14:20丹沢山-
14:36竜ヶ馬場-15:11塔ノ岳15:24-15:33金冷シ-15:58天神尾根分岐-16:10堀山の家-16:49雑事場-17:22大倉バス停
天候 | 終日快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2011年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路:大倉からバスで渋沢駅へ |
コース状況/ 危険箇所等 |
《西丹沢自然教室(登山ポストあり)〜檜洞丸》 これと言った危険箇所なし 《檜洞丸〜蛭ヶ岳》 今回のコース中もっとも起伏が激しく体力を奪われる。 蛭ヶ岳への最後の登りには岩場あり、他ところどころ侵食が進んでいるのでバランスを崩しての滑落等要注意 《蛭ヶ岳〜塔ノ岳》 木道など整備されていてかなり歩きやすい。 ただし北面になる箇所は雪が凍結しているので滑らないように注意。 《塔ノ岳〜大倉》 大倉尾根の上部は登山道に浮石が多く見られたので下山時要注意。 |
写真
感想
神奈川県民として、蛭ヶ岳を含む丹沢主稜の縦走はやっておきたかった。
ただ、蛭ヶ岳を中心に檜洞丸、丹沢山、塔ノ岳という丹沢の名だたる峰峰を踏破するだけに時間もかかる。
「山と高原地図28 丹沢」のコースタイムを単純に合算していくと実に11時間30分となるこのコース。蛭ヶ岳もしくは丹沢山で一泊というのがベストなのだけれどやるなら日帰りで挑みたかった。
遅いバスのある大倉をゴールにしたので自ずとスタートは西丹沢自然教室。
6時に家を出発、小田急線で新松田駅へ新松田駅から1時間あまりバスに揺られて西丹沢自然教室にたどりついたのが8:20。
すかさずスタート、すこし林道を歩いたあとその脇から登山道へ一旦高度を下げてゴーラ沢を渡り再び高度を上げていく。
途中背後に富士山が見えるコースタイムを1時間ほど縮めて最初の目標檜洞丸へたどりつく。
檜洞丸に辿り着くと次の目標である蛭ヶ岳が姿を現す。
神奈川県最高峰ながら日本百名山が「丹沢山」となっているからかなんか影が薄いイメージだったけれど実際目にするとなんとも堂々とした姿。
そしてこの蛭ヶ岳までの縦走路がなかなかの難敵だった。
金山谷乗越、神ノ川乗越を過ぎて臼ヶ岳、そして三カゲ沢ノ頭からと何度も下っては登り返す事を繰り返す。
そして最後の登りは丹沢としては長く続く岩場、一応この夏に槍穂高の大キレットをもっと重いザックを担いで楽々踏破したのだけれどそれ以来の山だったこともあってか妙に疲れた。
岩場を越えると傾斜は落ち着き木の階段も出てくる。
蛭ヶ岳登頂は12:59。コースタイムよりは2時間詰めた。
初めから今回の縦走は日帰りを狙う以上夜の歩行も想定していた。
それでもヘッドライトを使って歩くのは大倉尾根の下りだけにしたかった。
コースタイム通り歩けば丹沢山あたりで夕暮れとなってしまうのでそうなってしまったら近くの山小屋とも考えていたのでけれど、13時に蛭ヶ岳なら下り始める前に暗くなる事は無いだろうと始めての休憩。
休憩と言っても7分間。オニギリ一個食べただけで出発。
蛭ヶ岳から塔ノ岳までの道のりは想定したとおり比較的穏やかな稜線。
鬼ヶ岩手前に少し岩場があったもののなんてことは無く緩やかな登り下りを繰り返して1時間15分程で丹沢山へ辿り着く。
そして丹沢山で長居する事無くそのまま塔ノ岳へこれも50分程で辿り着く。
塔ノ岳で二回目の休憩、水を買いトイレを使いそして下山の準備。
寒くなる事を予想して帽子を換え手袋をしてそして靴紐をきつく結んだ。
13分の滞在で塔ノ岳を出発したのが15時24分。
これなら日が暮れる前に大倉着は無理でもヘッドライトを使うのは最後の30分くらいだろうという目論見。
金冷シから一旦少し登る、その先を越えると下界の姿が見えてくる。
大倉尾根は初めてだが上部はかなり道が荒れている印象、ここを暗い中歩かなくてよかった。
天神尾根の分岐を越えたあたりから道は落ち着いてくる。
堀山の家を過ぎたころから夕日の赤が目立つようになってくる
そして16時49分、雑事場の分岐で尾根の東側に降りたところからヘッドライトを使い始めた。
真っ暗では無かったけれど17時を過ぎたころにはライトの明かり無しには歩けないほど。
しかし、その状態で歩いたのも数分の事17時14分、登山道入口に出てそして22分大倉バス停に辿り着いた。
とりあえず日帰り成功!!
バスが来るまでバス停隣の「どんぐり山荘」でビールを一杯!!
今回とても印象的だったのが蛭ヶ岳の立派さ、対して丹沢山はあまり印象に残らなかった。
深田久弥さんが選んだ日本百名山の「丹沢山」とは丹沢山系全体を指しているらしい事は比較的知られている事だと思うがなるほど確かに丹沢山単体では百名山として物足りない。
しかし、今回歩いた檜洞丸〜蛭ヶ岳〜塔ノ岳の稜線はなるほど立派で百名山としてその価値があるのだと思う。
その中で蛭ヶ岳は標高が一番という事を抜いても盟主であると思う。丹沢山は蛭ヶ岳の一部に過ぎないのではないのだろうかとも思うほどだった。
ちなみにこの日帰りコース、日の長い夏場ならとも思ったけれど夏の丹沢は暑いのでそれはそれで大変そう。
ricalojpと申します。
充実の日帰り丹沢主稜縦走、おめでとうございます。
私は数ある丹沢のルートでも、主稜が最も好きです。
挑んでくるような檜洞丸からの登り返し、蛭ヶ岳からの何とも言えない笹原の稜線、、、。
うーん、ですよね。
あけましておめでとうございます。
丹沢は地元ですので色々なルートを行ってみたいと思っているのですが
今回のルートは絶対に踏破したかったルートでした。
実際歩いてみて蛭ヶ岳に魅力を感じましたので
今度行く時は蛭ヶ岳山荘に泊まってみようかなと思ってます。
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