日向和田駅〜日の出山〜御岳山〜大岳山〜鋸山〜奥多摩駅縦走


- GPS
- 08:23
- 距離
- 20.1km
- 登り
- 1,568m
- 下り
- 1,454m
コースタイム
07:43 三室山(〜7:46)
08:04 梅野木峠
08:46 日の出山(〜8:58)休憩・おにぎり食べる
09:32 御岳山(〜9:47)御嶽神社の境内をうろつく(笑)
10:02 天狗岩
10:32 分岐(水場方面からの道を合わせる)
10:47 芥場峠(〜10:50)
????? 大岳神社(記録忘れ)
11:26 大岳山(〜12:18)昼食
13:11 鋸山(〜13:16)休憩
14:49 奥多摩駅《終了》
歩行時間6時間53分
天候 | 晴れ。雲はほんの少しの快晴。 スタート地点である青梅市の6時現在の気温は2.2℃、最高気温は8.5℃(14時)でした。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
◆道の状況 全体を通してほぼ危険箇所はありません。基本的に歩きやすい道です。 ただし、樹林帯を歩くことが多いため、展望は期待できません。 この時期は広葉樹の葉が落ちているため、木々の間から景色を見ることはできます。 最も判断に困ったのは登山道に入ってから三室山までの道でした。 細かい分岐が多く、どちらに行けばよいか迷うことがしばしばありました。 結局どちらに行っても同じでしたので、道迷いになることはないと思われます。 この辺りは「ハイキングコース」となっていますが、木の根の張り出した道もあり、 段差が多いのでスニーカーで行くのは避けたほうが無難です。 三室山から日の出山への道は広くて歩きやすい道が続きます。 梅野木峠でほんの僅か舗装路に出ますが、標識があるので迷うことはないでしょう。 細かいアップダウンを繰り返しながら、最後は階段状の道を一気に上がります。 日の出山は展望が良く、ここを目標に登ってもいいなあと思いました。 東屋やベンチがありますので、ゆっくり食事をしながら景色を見るのもよいですね。 山頂から御岳山方面に少し降りるとトイレがあります。 日の出山から御岳山の道も同じように歩きやすいです。 ゆるゆると下りながら谷を巻き、緩い傾斜を登ると御岳山に着きます。 ここからケーブルカーで下に降りてもよいですし、古里駅や鳩ノ巣駅に歩くこともできます。 御岳山から芥場峠への道は何本もあります。 どの道を選んでも芥場峠には着きますが、尾根筋にピークハントするとかなりきついです。 今回は初めてロックガーデンへの道を行ってみました。 ただこの選択はもうひとつであったようです。何せ寒い! 少し下りながらの道なので日が当たらず、また沢沿いで川を何回も渡りました。 渡渉自体は大きな石が置いてあるなどしてよく整備されているので問題はありません。 この道は暑い時期がよいと思います。 大きく分けて3本あるうちの真ん中の道を行くと、途中で水場があります。 その水場からの道と、ロックガーデンからの道を合わせる分岐からは急坂です。 私は今回一気に登ったので時間は短めですが、15分では本来きついと思います。 芥場峠には何もありません。立って休憩するくらいでしょう。 芥場峠から大岳山への道はやや変化があります。 一般的な急坂もあれば岩場もあり、階段状の道もあります。 岩場には「滑落注意」という看板がいくつもありますが、特に怖いところはありません。 ただし下りにとった場合など、スピードの出し過ぎは避けるべきです。 また悪天候の場合は靴が滑ることも予想されます。注意しましょう。 大岳山荘からのひと登りが大変です。 今日は寒いのに大勢の方が山頂にいました。ざっと20人はいたでしょうか。 皆さん富士山を見に来たのでしょうか。そして、その期待に応えてくれました! 今回のルートでここだけは素晴らしい展望があります。 雲取山や鷹ノ巣山のほうがもっとよいかもしれませんが、遜色はありません。 ベンチなどはありませんが、露岩などがあって座る場所はあります。 御岳山までケーブルで上がれば、適度な運動量で十分な展望を手に入れることができます。 大岳山から鋸山への道はアップダウンの多い道です。だから「のこぎり」なのでしょう。 大岳山からの下りは急なので注意が必要です。もっとも距離は短いです。 私はこの道で初めて富士山を見ました。葉が落ちているからでしょう。 その右側には奥多摩三山のひとつ、御前山が堂々たる姿を見せています。 御前山が真横に見えるようになったら鋸山はもうすぐです。 御前山への分岐を過ぎると、いきなり急登になります。 鋸山は展望のない山です。数人が休憩していました。 鋸山から奥多摩駅の道は、ほぼ下り一辺倒になります。 岩の多い箇所もあり、鉄梯子があったりと変化があります。 鉄梯子は数カ所ありますが、いずれも短いので問題はありません。 途中一箇所だけ隣の山が大写しになっているところがあります。 そこからは鎖で下に降りることもできるのですが、巻き道があるので鎖場で怖い 思いをしなくても大丈夫です。 それ以外も怖さを感じさせるほどの急坂はありません。 登山道を抜けると、一般道でも下に降りることはできますが、せっかくなので ここは愛宕神社にお参りすることをお勧めします。 短い階段がかなりこたえるのですが、「一日頑張った!」と思えるところです。 そこから少し下ったところに、180段もの超急な階段があります。 ここで転んで怪我をしないよう注意しなければなりません。 ある意味ここが最大の難所かもしれません。 道路に出たら橋を渡ると、奥多摩駅はすぐ近くです。 ◆登山ポスト どこにもなかったような… ルートを逆にとれば奥多摩駅にあります。 ◆その他 奥多摩駅近くには「もえぎの湯」があります(ただし行ったことはありません)。 飲食店は駅前に数件あります。売店も駅周辺にあります。 日向和田駅周辺にコンビニ等はなかった気がします。買い物は事前に済ませましょう。 御岳山には食事ができるところ、土産物を売っているところが数カ所あります。 トイレはこのルートだと日の出山直下とロックガーデンにあります。 |
写真
感想
いきなり言い訳から入りますが、そもそも今日はこのルートを行く予定ではありませんでした。
実は東日原〜三ツドッケ〜蕎麦粒山〜川苔山〜古里駅というルートを設定していました。
ところが、立川駅で乗り換えるべきところ、うっかり高尾方面に乗り過ごしてしまったのです。
隣の日野駅から折り返して青梅線に乗りましたが、奥多摩駅から東日原行きのバスは
1時間に1本しかありません。
このルートは約8時間を想定しており、開始時間が1時間も遅くなるのは嫌でした。
そこで、電車の中で地図を見ながら別のルートを探しました。
当初は以前行ったことのある古里駅からのルートにしようかと思いましたが、
思い切って長めに歩こうと思い、手前の日向和田駅からスタートすることにしました。
日向和田駅を発ったのはまだ日の出前ということもあり、暗くて寒かったです。
初めての道ということもあり不安でしたが、幸い道は分かりやすくて助かりました。
道の状態などは上に詳しく書きました。
今日も前回に引き続き体調がよかったので、少し速いペースで歩きました。
一部を除いて御岳山までは傾斜が緩かったこともあります。
徹底的に歩きたいときにはいいでしょう。
三室山から日の出山に向かう途中、ある大学の陸上部学生が走って追い抜いていきました。
そういえばトレランにも向く道だなあと思います。
日の出山直下からの急登でやや足が張りましたので、山頂で食事休憩を入れました。
ここは展望がよくて気分も変わりました。
御岳山からはいつも水場を通過する道を行きます。
一度だけ尾根筋を進んだこともあります。
今回は初めてロックガーデンへの道を行ってみました。
七代の滝には寄りませんでしたが、天狗岩とか綾広の滝といった面白いものがありました。
ただ日陰が多く沢沿いなので、基本的には暑い時期向きの道です。
やはりここは水場経由の道が一番楽かなあと思いました。
分岐に向けて登ろうとしたところ、すれ違った女性に声をかけられました。
「大岳山への道はこちらでよいのですか?」と聞かれましたが、全く逆です。
地図を見せながら聞いたところ、どうやら分岐からロックガーデン方面に入って
しまったようです。
「あそこで下に曲がるかあ?」とは思いましたが…気をつけましょう。
「分岐までついていってもいいですか?」と聞かれましたので、承知して歩きました。
おかげで少々時間のロスがありました。まぁでもこれも人助けでしょうか(笑)
ちなみに私より年は上の方のようでした…(余計な話で恐縮です)
分岐からの道は急登なので、毎度のことながら体力的にきつくなります。
でもここまでちょっと楽をしすぎましたので、目一杯歩きました。
芥場峠を過ぎてからは安全運転に切り替えました。ちょっと疲れまして…
大岳山山頂における人の多さには驚きました。寒いのでいないと思っていましたので。
したがって少々賑やかでした。これもよいのではないかと思いました。
今日は荷物を軽くしたかったので、フリーズドライ系の食事を中心にしました。
お湯で3分!というナポリタン、最近ハマっているウインナーを焼き、シメは豚汁。
ウインナーはパチパチという音と、濃厚な香りを辺りに撒いてしまったようです(笑)
「うまそうな匂いがするなあ」とか言われてしまいました。まぁ仕方がありません。
そうそう、今日は富士山がきれいに見えていました。これは最高の気分になりました。
一般的に展望は期待できないルートですが、今日は恵まれましたね。
体力的にはまだ余力がありましたが、ちょっと歩くのに飽きてきていました。
大岳山を出発しても集中力が低く、ペースが上がりません。
それでも鋸山までは1時間弱でカバーしました。ここは歩き慣れています。
鋸山は全く展望がないのに、なぜか好きなところです。静かだからです。
でも今日は人が多かったので5分の休憩で立ち去ることにしました。また今度。
あとは下るだけです。
「どうもつまらないなあ」と思っていましたところ、前に人がおりまして、
それを抜いたらなぜかやる気が出てきました。
昼食のエネルギーが身体に回ってきたのかもしれませんね。
愛宕神社では後から来た学生風のトレラン組2人に話しかけられました。
「奥多摩駅はすぐそこだけど、超急な階段があるから気をつけて」と伝えました。
でも彼らは走りながら降りていました。身軽だなあ。
さて長い道のりでしたが、足を痛めることもなく奥多摩駅に着くことができました。
結局大岳山からはいつもどおりの歩行時間でした。
余力を残せたのは、前回に比べると恐らく累積標高がかなり少ないこともあるでしょう。
また他の奥多摩三山、御前山と三頭山にも行きたいなあと思いました。
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