黒部ダムから下ノ廊下・池ノ平を反時計回りで周回［下ノ廊下・雲切新道・仙人新道・ハシゴ谷・内蔵助谷］

2018年10月06日(土) 〜 2018年10月08日(月)

• GPS: 56:22
• 距離: 36.5km
• 登り: 5,382m
• 下り: 5,190m

コースタイム

1日目

• 山行: 8:43
• 休憩: 0:28
• 合計: 9:11

距離 16.6km 登り 2,611m 下り 3,022m

6:45 黒部ダム
7:38 GPS記録開始地点
8:10 8:11 内蔵助谷出合
9:25 新越沢二股
10:10 10:31 黒部別山谷
11:11 11:12 白竜峡
12:31 12:32 十字峡
13:38 13:39 半月峡
14:20 14:21 東谷吊橋
14:40 仙人谷ダム
14:44 仙人谷駅
14:46 14:47 関西電力人見平宿舎
15:23 15:24 権現峠
15:56 阿曽原温泉小屋

2日目

• 山行: 9:41
• 休憩: 0:10
• 合計: 9:51

距離 8.2km 登り 1,696m 下り 500m

6:18 阿曽原温泉小屋
6:50 権現峠
7:20 関西電力人見平宿舎
7:22 仙人谷駅
7:26 7:30 仙人谷ダム
10:48 10:49 雲切新道最高点
11:14 11:15 仙人温泉湯元(源泉)
12:05 12:07 仙人温泉小屋
15:02 15:04 仙人池ヒュッテ
15:23 仙人峠
16:09 池の平小屋

3日目

• 山行: 9:31
• 休憩: 0:19
• 合計: 9:50

距離 11.6km 登り 1,081m 下り 1,651m

6:10 池の平小屋
6:44 6:57 仙人峠
7:30 7:32 仙人新道ベンチ
8:07 8:08 二股
10:21 ハシゴ谷乗越
12:08 12:09 内蔵助平
14:30 14:32 内蔵助谷出合
16:00 黒部ダム

天候

1日目：晴れ(夜間風雨）
2日目：曇りのち雨
3日目：快晴

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

往路：毎日あるぺん号(新宿ー扇沢)・トローリーバス(扇沢ー黒部ダム)
復路：トローリーバス(扇沢ー黒部ダム)・路線バス(扇沢ー信濃大町)・JR(あずさ)

コース状況／危険箇所等

写真のコメントと感想を参照願います。
池ノ平小屋の方の話では、ハシゴ谷側へ渡る橋は近日中に撤去予定とのことでした。

写真

10/6 6:05

夜行バスで未だ真っ暗な内に到着して2時間以上もトロバスの始発待ち。日の出前には雲も有りましたが結果的には快晴のスタートとなりました。

10/6 6:06

連休初日で始発から長蛇の列が出来ていました。

10/6 6:43

あと55日だそうです。

10/6 6:44

いざ登山口へ

10/6 6:45

ダム施設外に出るとこの眺望！

10/6 7:11

黒部川の谷底まで降りて橋を渡ると観光放水が迫力で望めます。

10/6 7:42

前半は水平歩道と違って意外とアップダウンが多く谷底からの高度もそれ程ありません。

10/6 8:01

内蔵助谷出合。
往路の下ノ廊下は右。復路は左からの予定だが耐風次第...。

10/6 8:09

正式には整備が完了していないので通行は自己責任です。

10/6 8:41

10/6 8:46

こんなレベルまで降りてくる所も。

10/6 8:46

これが黒部の魔人ですか？

10/6 8:57

10/6 9:11

10/6 9:17

雪渓の名残。

10/6 9:27

10/6 9:30

10/6 9:30

10/6 9:43

10/6 9:50

噂の高巻きが遠くに見えてきました。

10/6 10:01

高巻きの上から見返したものだったかと...。

10/6 10:06

高巻きを越えてから見返す。

10/6 10:09

10/6 10:10

黒部別山谷。
沢の左岸への渡渉後にロープ付きの急な登り返しがあり、取付きに難儀している年配の女性がおられました。

10/6 10:10

10/6 10:47

10/6 10:48

10/6 10:55

10/6 10:55

10/6 11:06

10/6 11:07

10/6 11:08

10/6 12:18

シャワーは潔く通過しましょう。(笑)

10/6 12:28

十字峡。

10/6 12:28

の吊り橋。

10/6 12:29

10/6 12:29

吊り橋の上から。

10/6 13:09

10/6 13:34

10/6 13:36

10/6 13:36

10/6 13:38

10/6 13:39

10/6 13:42

10/6 13:46

夏の偵察での見覚えのある景色まで来ました。

10/6 14:36

明日は対岸のあのハシゴを登って池ノ平を目指します！

10/6 14:41

ダムの堰堤から迫力の放水を望む。

10/6 16:00

またお世話になります。

10/6 16:00

今日はこのパターンでした。
丁度女性時間となってしまい、17時の回は、満員の芋洗い状態でした！

10/7 6:18

明けて翌朝。
台風は未明に通過して、幸いなことに危惧していた程の影響も無く、雲の残る中を仙人ダムまで来た道を戻ります。

10/7 7:18

何やら稜線の辺りがあやしい雰囲気。

10/7 7:40

10/7 8:18

「これより急登」って、今までのは何だったんでしょうか?!

10/7 8:47

結構登ったつもりでも、まだダムからそれ程離れてはおらず稼働音も聴こえていました。

10/7 10:03

やっと稜線に乗っても天候の回復の兆しは見られず。

10/7 10:07

最高地点に向けた最後の大ハシゴ。

10/7 10:42

高度を上げると紅葉が良い感じに。

10/7 10:48

やっとのことで雲切新道最高地点(尾根頂上)。

10/7 10:56

「小屋のぞき」まで来ましたが、谷の対岸自体がまるで見えません⁉

10/7 11:12

谷底まで降り切ると硫黄臭が漂ってきて、源泉の噴煙が勢いよく吹き上げているのがみえました！

10/7 11:18

雪渓は跡形もなく丸太橋が架けられていました。

10/7 11:29

ここのベンチをお借りして雨の中お湯を沸かしてカレーメシで昼食休憩しました。
水はホースからドバドバ出ていたので利用させて頂きました。
クマ注意の看板があったのでここから熊鈴装着。

10/7 12:53

雪渓には乗らずに夏道で進めます。

10/7 13:59

沢沿いに詰めて行くと時々太陽がおぼろげに見えていました。

10/7 15:01

仙人池ヒュッテに到着。

10/7 15:02

仙人池は小屋の直ぐ奥に有りました。
が、風も無く水面の状態は良いのですが肝心のモノが全く見えず残念！

10/7 15:05

仙人池の周りは紅葉真っ盛りでした。

10/7 15:21

旧道分岐

10/7 15:28

ロープを張られていると一瞬ドキッとしましたが、宿泊の飛び込み防止でした。

10/7 15:59

あいにくの天候なのでテントも少な目の様です。

10/8 5:56

そして最終日。
朝から快晴！
裏剱にも朝陽がキター‼

10/8 5:56

池ノ平は小屋から少し下った所に有ります。

10/8 5:56

パノラマで。

10/8 6:11

池ノ平の反対側。

10/8 6:11

快晴も束の間でにわかに薄っすらとベールが掛かり始めた所で、時間も時間なので後ろ髪を引かれつつ出発します。

10/8 6:16

仙人峠を目指して登り始めると剱岳は一気に雲の中に消え去りました。

10/8 6:19

テン場もかろうじて見える程度に。

10/8 6:19

紅葉に彩られた池ノ平。

10/8 6:40

仙人峠まで来るとまた裏剱の絶景が復活！

10/8 6:42

10/8 6:42

10/8 6:45

真砂沢への分岐。
ここから仙人新道。

10/8 6:48

10/8 6:48

パノラマで

10/8 6:49

10/8 7:10

10/8 7:18

10/8 7:29

あれが三ノ窓雪渓(氷河)でしょうか？

10/8 7:31

一旦あの剱沢の谷底まで下ります。

10/8 8:06

10/8 8:07

下り切った所で二股吊橋を渡って真砂沢方向に左岸沿いに遡上します。
この橋も間もなく撤去予定とのこと。

10/8 8:16

しばらく河原歩きでしたが時々ハシゴで高巻きや、

10/8 8:26

こんなヘツリも有りました。
これはイヤラシイと思ったら、すぐ先には更にオーバーハングしたのが待ち構えていました！

10/8 8:44

10/8 8:51

ハシゴ谷への分岐。

10/8 8:51

分岐標識。

10/8 8:51

テープに従い河原に降りて橋を渡って右岸へ。
この橋も間もなく撤去予定とのこと。

10/8 8:54

橋を渡ってからはテープやケルンを目印にしばらく河原歩き。

10/8 8:54

見返すと紅葉が鮮やかでした。

10/8 9:06

斜面に取付くと乗越まではずっと急登続きです。
最初は沢の流れの中をのぼり枯れ沢になり樹林帯を一旦抜けると眺望の良いゴーロ帯に出ます。

10/8 9:38

ゴーロ帯からの絶景。

10/8 9:38

その2

10/8 9:58

稜線の細尾根に乗ってからも内蔵助平側に巻くまでは要所で絶景が続きます。
ハシゴの手前辺りだったかな？

10/8 9:59

遥か北に望む山々は後立山から栂海新道へと続く山稜でしょうか？

10/8 10:22

ハシゴ谷乗越。
どうやら読み取れない分岐の先が展望台だった様です。

10/8 10:22

内蔵助平。

10/8 10:23

黒部のこんな奥地に素敵な空間が広がっていました。
ここからのイメージでは快適な心地よいトレールで横断していくものと想像しましたが...

10/8 11:17

上から見た景色の予想とは裏腹に、出合までずっとこんな感じの涸れ沢のゴーロ帯を進みます。

10/8 12:00

水場表記の沢にぶつかってからせせらぎの中を少し進むと橋のある渡渉点に出ます。

10/8 12:00

見返すとこんな感じ。

10/8 12:08

真砂岳への分岐は更に踏み跡が薄いですね。

10/8 12:12

出合の橋は、橋自体よりも取り付きの方がスリリング。

10/8 14:13

内蔵助谷の右岸を下って黒部川との出合を目指します。
正面の谷がYの字の辺りが出合でしょうかね。

10/8 14:31

見覚えのある丸太橋と黒部川が見えてきました。
後はダムを目指して来た道を戻ります。

10/8 15:26

やっとのことでダム下まで戻りました。

10/8 16:01

最後にガッツリ登り返して無事下山と言うのも珍しい⁈

撮影機器：

iPhone 7 Apple

感想

uzt

　ずっと以前から行きたいと思いつつも毎年スケジュールや天候が上手く合わずに伸び伸びとなっていた念願の下ノ廊下に行ってきました。せっかくなので、これまた念願の裏劔を愛でに池ノ平まで足を伸ばして、黒部ダムを起点にグルっと反時計回りに黒部の谷を周回してきました。
　今年の山行に充てた連休はことごとく雨に祟られてきており、今回も台風25号の影響が懸念されていましたが、初日の夜を阿曽原で耐え忍べば後は好天が期待出来そうと判断し計画を強行しました。当日の蓋を開けてみれば台風が当初の予想よりずっと北に逸れてくれた様で、初日は快晴に恵まれたまでは良かったのですが、フェーン現象で真夏並みの暑さと湿度で大変でした。おかげで凍らせて持ってきた缶ビールが未だ飲み頃だったのを口実に、水分補給とドーピングを兼ねて昼間からおにぎりとソーセージでハッピータイムとなりました。
　期待の2日目は台風が逸れた割には天候の回復が進まず、標高の高い所ではずっと霧雨で、雲切新道の急登を全く眺望の無い中を黙々と修行に精進し?!ずぶ濡れで池ノ平にたどり着き、周りの景色を楽しむことも無くそのままテントに潜り込み一杯やって早々に眠りにつきました。
　3日目は未明から待望のカラッと清々しい秋晴れに恵まれて、早朝の池ノ平では念願の裏劔と池ノ平に広がる見事な紅葉で息を飲む様な絶景を堪能出来ました‼その後も仙人新道でもずっと絶景と紅葉を楽しみながら歩けましたが、ハシゴ谷乗越から見下ろした内蔵助平とその周囲の素晴らしい景観と紅葉に絶句してしまいました！最後に通った内蔵助谷は今回の周回コース中で一番整備状況も入山者数も少ない感じで個人的には今回の核心部だったと思います。今回の様に天候に恵まれて通行できれば静かに大自然を満喫できる良いコースですが、一方で荒天時には決して通りたくは無いコースとも言えます。
　今回は大局的には天気が良い方向に外れてくれたので、念願の黒部の大自然と丁度見ごろの見事な紅葉にも恵まれ十二分に満足な山行となりました。

コメント

kazuksp

同日、同ルートでしたね！
こんにちは、初めまして！
同日、同ルートで同じような時刻に登っているので、きっと抜きつ抜かれつお会いしてますよね！どの方だったのか特定できていませんが…。(^_^;)
中日は大変でしたが、下ノ廊下、裏剱と晴れてよかったですよね♪なかなかのハードルートお疲れさまでした！また機会があれば情報交換など仲良くしてください！(^^)

uzt

Re: 同日、同ルートでしたね！
kazukspさん
　コメントありがとうございます。
　多分、雲切新道に入る直前に仙人ダムの堰堤上での休憩時に後から入れ違いで辿り着いたソロの者(♂)です。しかもゴールの黒部ダムでもお会いしていると思います。貴方は男性2名女性1名の3人パーティーの方々ですよね？私は一人で登りの際に掛け声とも喘ぎ声ともとれる独り言を発しながらトロトロ歩いていた者です。
　結果的には要所で良い天気に恵まれて黒部を堪能することが出来て良かったですよね。大変お疲れ様でした！
　同じ神奈川県民の様ですので、ホームグラウンドの丹沢山塊の何処かでまたお会いすことがありそうですね！

kazuksp

Re[2]: 同日、同ルートでしたね！
そうですそうです、こちらはその3人パーティーです！緑のザックが私です。仙人ダムで後続の方が来たのは覚えていますが、どんな方だったかは記憶が…。雲切新道を前に戦闘態勢だったので、、すみません。(^_^;) どんな服装、ザック等だったでしょうか…？
丹沢もよく行くので、またお会いできたらよろしくお願いします。(^^)

uzt

Re[3]: 同日、同ルートでしたね！
ゴールの黒部ダムの河原の橋を渡る前に皆さんが休憩中に、後から到着して休まずに最後の登り返しに突入して、その途中ですぐに抜かされたものです。私は黒いザックにマットやヘルメットを外付けしていました。
多分、kazukspさんは3名の中でも特に特に健脚で一人で先にスタスタ登られていた方ですよね？こちらこそ、よろしくお願いします。

kazuksp

Re[4]: 同日、同ルートでしたね！
コメントありがとうございました！
わかりましたわかりました！あの方だったんですね。私はコメントの通り、一足早く黒部ダムに登り返していた者です。トレーニングがてら、ラストスパートしてました。(^_^;) またお会いできるといいですねー！今後ともよろしくお願いいたしますー！(^^)