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Yamareco

記録ID: 161209
全員に公開
山滑走
十和田湖・八甲田

北八甲田 雛岳

2012年01月09日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
2
日帰りが可能
GPS
04:49
距離
5.4km
登り
640m
下り
634m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

08:10 箒場 出発
09:03 標高750m 沢に阻まれ目標の一つ手前の尾根に取りつく
09:34 標高850m 急斜面に突入
10:06 標高950m 急斜面を突破
10:47 標高1100m 雪庇尾根に突入
11:25 標高1200m 雪庇とダケカンバの狭い間を通り雪庇尾根を突破
11:34 雛岳山頂
11:40 風を避けるため少し下る
 シール取り外し・休憩
12:02 滑走開始
12:39 箒場ルート 指導標97番
12:58 箒場 到着
天候 登りは曇り空で薄日が差していて、
山頂付近よりガスが出てきて雪が降り出しました。
過去天気図(気象庁) 2012年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
箒場の食堂前に駐車させてもらいました。
付近の青森田代十和田線は、八甲田温泉と谷内温泉ゲート間が18時〜翌朝7時30分まで通行止めとなっています。
コース状況/
危険箇所等
※ 登山ポストはありませんので、各自それなりの対処が必要です。

※ 登山口はもちろん、周辺にもトイレはありませんので、入山前に済ませてください。

※ 今回の入山地点周辺へは冬季夜間通行止め区間ですので、朝夕の車の乗り入れは注意が必要です。
   詳細は下記リンクを参照願います。
   「青森みち情報/八甲田規制情報」
   http://www.koutsu-aomori.com/Road/HakkodaMain.html

※ 当然ながら今回のルートの大部分には標識等はありませんので、地形図とコンパスは必携です。

※ 下山後の温泉は、今回私は「みちのく深沢温泉」などがあります。
   大人一人 400円
   入浴時間は PM8時まで
   露天風呂あり
   シャンプー・ボディーソープ類は、備え付けされていませんので持参してください。
冬季閉鎖中の食堂の除雪に来たオッチャン達に
ドコにナニをしに行くのか聞かれ
あそこにスキーです
・・・バカですから (^^ゞ
と言うと、大笑いされながら元気に出発しました〜
2012年01月09日 08:06撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2
1/9 8:06
冬季閉鎖中の食堂の除雪に来たオッチャン達に
ドコにナニをしに行くのか聞かれ
あそこにスキーです
・・・バカですから (^^ゞ
と言うと、大笑いされながら元気に出発しました〜
予想通り雛岳だけは辛うじて見えてました
大岳も赤倉・井戸岳などは終始ガスの中
先日の鬱憤晴らしなので
少しでも良い条件の山をチョイス
2012年01月09日 08:06撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1/9 8:06
予想通り雛岳だけは辛うじて見えてました
大岳も赤倉・井戸岳などは終始ガスの中
先日の鬱憤晴らしなので
少しでも良い条件の山をチョイス
最初はブナ林の中をてくてく歩きます

トレースはあるわけなし (笑)
2012年01月09日 08:27撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1/9 8:27
最初はブナ林の中をてくてく歩きます

トレースはあるわけなし (笑)
お日様の光がイイ感じです
2012年01月09日 08:39撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1/9 8:39
お日様の光がイイ感じです
ウサギさんも元気に散歩してるみたいですね

この日は三羽ほど目撃しました
純白の体に目だけが真っ赤で
とても目立っていました
2012年01月09日 09:09撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1/9 9:09
ウサギさんも元気に散歩してるみたいですね

この日は三羽ほど目撃しました
純白の体に目だけが真っ赤で
とても目立っていました
ちょっとショートカットしすぎたみたいで
行く手を沢に阻まれてしまい
登りたくない急斜面をジグを切って
えっちらおっちら登ってます

迂回した方が早かったかも (^^ゞ
2012年01月09日 09:47撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1/9 9:47
ちょっとショートカットしすぎたみたいで
行く手を沢に阻まれてしまい
登りたくない急斜面をジグを切って
えっちらおっちら登ってます

迂回した方が早かったかも (^^ゞ
こんな角度の斜面なんですよ
先日の蔵王スキー場の横倉の壁といい勝負かも(爆)
キックターンも冷や汗ものでした
(~_~;)
2012年01月09日 09:47撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1/9 9:47
こんな角度の斜面なんですよ
先日の蔵王スキー場の横倉の壁といい勝負かも(爆)
キックターンも冷や汗ものでした
(~_~;)
急斜面をぜーはー言いながらチンタラ登っていると
前方にカモシカさんを発見
2012年01月09日 09:53撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2
1/9 9:53
急斜面をぜーはー言いながらチンタラ登っていると
前方にカモシカさんを発見
四本足の強みなのか
ガシガシと進んでいました
いくら四本足でも小さい足なのにねぇ
2012年01月09日 09:59撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1/9 9:59
四本足の強みなのか
ガシガシと進んでいました
いくら四本足でも小さい足なのにねぇ
直登小僧玉砕でジグ小僧も真っ青
すっかり鈍りきったオヤジです
2012年01月09日 09:59撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1/9 9:59
直登小僧玉砕でジグ小僧も真っ青
すっかり鈍りきったオヤジです
おーっ
なんと素敵な斜面なんでしょう
ばっふばっふ滑ったら気持ちよさそ〜
2012年01月09日 10:04撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1/9 10:04
おーっ
なんと素敵な斜面なんでしょう
ばっふばっふ滑ったら気持ちよさそ〜
振り返るとマイカーが見えました
待っててね
2012年01月09日 10:16撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1
1/9 10:16
振り返るとマイカーが見えました
待っててね
ん !?
あれが山頂かな ?
いや・・・騙されるな
とにかく黙々と歩く事にしました
体力激減でチンタラ登ってましたがね
2012年01月09日 10:17撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1/9 10:17
ん !?
あれが山頂かな ?
いや・・・騙されるな
とにかく黙々と歩く事にしました
体力激減でチンタラ登ってましたがね
ひょえ〜
イイ感じの雪庇の登場
樹林は濃いし
雪庇の下を横切ると雪崩るかも・・・
幸い大きく迫り出していないようなので
雪庇の上を突破することにしました
2012年01月09日 11:02撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1/9 11:02
ひょえ〜
イイ感じの雪庇の登場
樹林は濃いし
雪庇の下を横切ると雪崩るかも・・・
幸い大きく迫り出していないようなので
雪庇の上を突破することにしました
フンガー
雛岳山頂に到着 !
この表情の意味は後の画像で
2012年01月09日 11:35撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1
1/9 11:35
フンガー
雛岳山頂に到着 !
この表情の意味は後の画像で
とりあえず標柱?にタッチ
2012年01月09日 11:35撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1/9 11:35
とりあえず標柱?にタッチ
気象状況の測定です

気温 - 9.6 ℃

こんなもんでしょう
2012年01月09日 11:37撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1/9 11:37
気象状況の測定です

気温 - 9.6 ℃

こんなもんでしょう
風速 21.3 m/s

ちなみにこの数値は三秒継続時の最大風速です
瞬間値はいやはや(;^。^A アセアセ…
吹っ飛ばされそうでした
2012年01月09日 11:37撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
2
1/9 11:37
風速 21.3 m/s

ちなみにこの数値は三秒継続時の最大風速です
瞬間値はいやはや(;^。^A アセアセ…
吹っ飛ばされそうでした
食事もとらないで下山準備をしていたら
もう一人登ってきました
この人は直登ルートを登ってきたそうです

さて、鬱憤を晴らしに出発 !
2012年01月09日 12:01撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1/9 12:01
食事もとらないで下山準備をしていたら
もう一人登ってきました
この人は直登ルートを登ってきたそうです

さて、鬱憤を晴らしに出発 !
まずは先程の雪庇の下をトラバースして
・・・・・
うげげぇ〜
2012年01月09日 12:10撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1/9 12:10
まずは先程の雪庇の下をトラバースして
・・・・・
うげげぇ〜
トラバースしていると
スキーの先端に亀裂が走り
極小規模ですが表面5cm程度の
表層雪崩を起こしちゃいました
(~~;ゞ

その場では立ち止まらないで
サッサと通り過ぎ
安全を確認してから写しました

登りで通らないで正解でした
2012年01月09日 12:10撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1/9 12:10
トラバースしていると
スキーの先端に亀裂が走り
極小規模ですが表面5cm程度の
表層雪崩を起こしちゃいました
(~~;ゞ

その場では立ち止まらないで
サッサと通り過ぎ
安全を確認してから写しました

登りで通らないで正解でした
シュプール
それっぽく見えますが
先日の微妙な感覚が残っているのか
ボロボロの内容でした。。。
2〜3回ほど頭からダイブしちゃったし〜
2012年01月09日 12:20撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1
1/9 12:20
シュプール
それっぽく見えますが
先日の微妙な感覚が残っているのか
ボロボロの内容でした。。。
2〜3回ほど頭からダイブしちゃったし〜
緩斜面に入り
必死に読図しながら歩いて
やっと指導標を発見
2012年01月09日 12:39撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1/9 12:39
緩斜面に入り
必死に読図しながら歩いて
やっと指導標を発見
ホッとした瞬間です
2012年01月09日 12:39撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1/9 12:39
ホッとした瞬間です
100番が最後です
ここまでの緩斜面がつらいコースなんです
2012年01月09日 12:54撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1/9 12:54
100番が最後です
ここまでの緩斜面がつらいコースなんです
ふえぇ〜
やっと到着
結局山頂付近からはガスガスの雪模様でした
2012年01月09日 12:58撮影 by  PENTAX Optio W90, PENTAX
1/9 12:58
ふえぇ〜
やっと到着
結局山頂付近からはガスガスの雪模様でした

感想

先日の逆川岳・横岳で、あまりにも滑りがボロボロだったので、今回はメインの山スキーセットで鬱憤を晴らしにやってきました。
鬱憤を晴らすためには、いくらかでも天候条件が良さそうなところにしようと思い、
当日の朝の天候状況を見てから登る山を決める事にしていました。
車を走らせながら八甲田連峰の様子を見ましたが、全体的に雲の中に入ってしまっていて何も見えませんでした。
風向きは西風のようですから、出来るだけ東側の山がよさそうだと思い、雛岳に登る事にしました。

実は雛岳には登った事はありませんでした。
登り口に車を停めて、準備をしながら地形図を見てルートを考えました。
今日は単独なので登り下りとも同じルートがいいと思い、ほどほどの斜面であろう北側の尾根を登る事にしました。

コンパスを合わせてブナ林の中をチンタラ歩きだし、北側の尾根を目指しましたが、
少し左に寄りながら歩いてしまったようで、目標の尾根の途中に出てしまい、
さらには目の前にベコンと雪面が沈み込んだ沢に行く手を阻まれてしまいました。
その場所から山頂に向かうと結構な急斜面が待ち受けているし、山頂手前には小さな崖があるのが地図で読み取れました。
まいったなぁー・・・まぁいいか !
今日は単独だし、ゆっくり登れば何とかなるだろう、
だめならそこから戻ればいいだけのこと、
行けるとこまで行ってみよう !
と、思ってジワジワと斜面を登りだしました。

登っていくと最初はスキーで滑ると気持ちよさそうな斜度でしたが、ジワジワと斜度が急になっていきました。
だいたいは直登で登っていく私ですが、さすがにシールが負けだして、たまらずジグを切って登ります。
切り返しのキックターンもビビる斜面でしたが、ゆっくり焦らずチンタラ登って何とか急斜面を突破しました。

次なる試練は地図上で崖マークの場所。
そんなに高い崖ではありませんでしたが、西風にあおられて上部は雪庇が発達中でした。
雪庇の反対側はダケカンバの樹林帯で、中を歩くのはかなり厳しそう。
幸いにもさほど雪庇の迫り出しはなさそうだったので、ここもゆっくり慎重に登って行き、何とか山頂に到着しました。

山頂部は樹木がほとんど無いので吹きさらし・・・強風が吹き荒れていました (;^。^A アセアセ…
グイッと両足を踏ん張り、根性で山頂での儀式を済ませ (笑)
そそくさと少し下のダケカンバの陰に隠れこみました。
時間はちょうど昼でしたが、最近作った行動食入れに入れたポリッピーをムシャムシャして、そそくさと下りる事にしました。
いよいよ鬱憤晴らしへと出発 !
が・・・しかし・・・
おいしそうな大斜面でも何か身体がイマイチ。。。
先日悪戦苦闘した意識が身体に残ってしまっているようです。
さらにガスが立ち込め、雪も降ってきて雪面が見えないので、雪が柔らかい深みに突然ハマって2〜3度頭から吹っ飛ぶし (~_~;)
鬱憤晴らしのつもりが、かえって症状を悪化させたようです (爆)

まあ無事に下山したからヨシとしますが、初心に戻って地道に行くことにします。

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