ハセツネCUP 2018
- GPS
- 13:31
- 距離
- 63.3km
- 登り
- 4,687m
- 下り
- 4,671m
コースタイム
- 山行
- 12:03
- 休憩
- 0:42
- 合計
- 12:45
天候 | 7日快晴(季節外れの真夏日) 8日曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2018年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
その他周辺情報 | 今年は瀬音の湯が夜中も選手用に開放してました |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
靴下
行動食
非常食
飲料
ハイドレーション
地図(地形図)
笛
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
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感想
日本山岳耐久レース初出場。
大会1週間前に台風24号が通った影響で、山の中は倒木がひどく開催が危ぶまれたものの、関係者の努力で無事開催。台風一過の翌日に試走し山の状態を目の当たりにしていただけに、本番のトレイルの綺麗な状態に驚きました。並みならぬ努力と思います。本当に感謝。
続く台風25号の影響により稀に見る30度超え予報で、水分量をスタート2時間前まで悩み、結果3.35リットルに。補給も念には念をで3000kcal分色々持っていく。何故か今回から装備品のレギュレーションがなくなり推奨扱いに。この点は主催者の考えも聞きたいが私個人としては批判的。その影響か、明らかにレインウェアを持ってない人をかなり多く見かけた。
当日は五日市に9時に到着、コンビニで食糧や水を買い、現地に早めに到着。その時間でも待機場所である中学校体育館は8割方埋まっていた。スタートまでの消化を考え多めに食事を取り、暫し仮眠。11時ごろになったら販売ブースの方へ行き、ブースに立つ有名選手達を眺めてみる。スタート地点にぼちぼち人が集まってきたので自分も準備し、スタート45分前には目標タイムの少し前に並ぶ。日差しが強く汗が吹き出てくる。
スタートの合図から多分30秒ほどのロスでゲート通過。競走は基本苦手だが広徳寺付近からの渋滞には巻き込まれまいと序盤は飛ばす。そのおかげで今熊神社鳥居からの急登ですでに息が上がりまくり、ガンガン抜かされる。スタート前に食べ過ぎたのか横っ腹も痛む。。5km通過あたりでふらふらで家に帰りたくなる笑 。脚も何だかもう終了の気配が来て、マイペースで行くことにする。浅間峠までが一番シンドく、かつタイム予想で日没前の区間なので、ここを焦らず乗り切るとする。暑さのせいか、序盤から道の傍でグッタリとする人が至る所に…。水分を取っても取っても喉が渇き、このペースだと月夜見までに水分が尽きると思い節制。ゴールしたら冷たいコーラをがぶ飲みする妄想に取り付かれ、その実現を目標に頑張ることにする。それにしても予想以上に山中にスタッフや応援者がいることに驚きつつも大変元気を頂く。CP1浅間峠には予想より10分遅れの4時間10分ほどで到着。水分量は半分以上消費し残り1.3リットル。おにぎりとアミノバイタルを食し15分休憩し出発。直後にライト点灯。
暗くなってやや気温が下がり、腹痛もなくなり段々とペースをつかんでくる。三頭山までは長いことを知ってるので無心で。浅間峠の先から急に人がバラけ出し、走れるポイントでは抜かれることより抜くことが多くなってくる。それでも三頭山までの急登は脚が重く筋肉が固まってくる感覚がたまに訪れるので、適宜ストレッチをしながら乗り切り、三頭山頂を無事通過。ここからCP2の月夜見駐車場まで意外と長い。水分量はこの時点で残り500mlほどなので、かなり抑えて進む。CP2手前400mほどにある月夜見山でちょうど持参の3.35リットル使い果たしつつ、月夜見駐車場には21:15頃到着。待望の水分補給の割合は水1.1リットル、ポカリ400ml。うち水200mlは休憩の間おにぎりやチョコバーと共に飲み干す。ここで本来なら見かけるはずのない上位常連選手を見かけたため、今回の条件の厳しさを実感する。15分休憩し出発。
レースも半分を過ぎ、比較的ツラい区間は終わったため気持ちが楽になり、それに連れ段々と復調し、気持ち良いペースで淡々と進む。終わってたはずの脚が段々と復活する不思議。エネルギー補給も想定よりかなり少なくても動けてる。御前山までの登りもそれほど疲れずに進み、もう残すは割と走れるコースなのでペース上げ気味にする。しかしこの辺りで水分が残り800mlほどとなっており、この先の御岳山の水場まで抑えて進むことに。そのお陰でトイレでヘモグロビン尿が出て脱水状態確定。御岳山よりも手前の大岳山付近に水場があると書いてあったがその場所の記憶がなかったため当てにしてなかったが、大岳山のスタッフに聞くとコース上にありしっかり水は出てることが判明。意気揚々と進むと、なんてことなくあった。しかもそこが御岳山の水場だと思い込んでた所だった。7人ほど並んでいたため前後の方と会話しながら5分ほど待ち、その間にハイドレに入ってた残りの水を飲み干し爽快!ハイドレには新たに1.1リットルほど入れ、もうゴールまで何の心配もないため飛ばす。
CP3はノンストップで通過し、御岳の宿屋街を抜け残す登りは日の出山のみ。試走ではここからゴールまでほぼ走りきったので、それを目標にする。日の出山手前で快走する2人の選手に抜かされ、追いかけるも追いつけず感心するが、自分もここまで来ていつも以上のペースで走れてることに驚きと爽快感で満足。日の出山の多くの応援者に最後の元気をもらい、この時点で目標タイムだった13時間は無理とはわかるも出来る限り縮めるべく、美しい夜景の方向へ最後の下り金毘羅尾根を走る。もう選手はまばらで殆ど独り。計7人ほど抜かし、舗装路に出るとさらにペースを上げて無事ゴール!金毘羅尾根はほぼ走りきり、気持ちよかった!
タイムは目標届かず平凡な13時間半でしたがそれにしては順位が良く、今回の気象条件の厳しさを物語ってるようでした。
◼️今回の発見
・暑い中パート試走してたおかげで水分量を推測できた
・スタート4時間前〜1時間前にカップラーメン、コンビニおにぎり2個、スモークチキン1個、ウィダーインゼリー1個、ブラックサンダー1個を食べたが流石に食べ過ぎで消化しなかった。ただしゴールまでさほどの空腹感なく、エネルギーはかなり充填されてたと実感
・上記事前補給もあるが、72kmを約1500kcalの補給で走れた
・休憩時を除き固形物の補給はやはりトレランには不向き。グミは思ったよりも喉を通らなかった。
・おにぎりは胃腸不良でも比較的食べやすい
・腰にヘッドライトをそのまま巻くと光が揺れて不快(モデルによるが)。かつトレイルの傾斜とライトの角度を頻繁に合わせるのが大変。そのため途中から手で持った。ポールなしで行くならハンドライトが良さそう。
・過去の実績から、ショートよりも長めの距離のが適していると推測
・脚が途中で復活することを知る(事後リザルト確認すると徐々に順位が伸びてた)
・ストレッチはかなり速攻効果あり
・膝テープの効果はすごい
・過度なレース志向は苦手だと思ってたが、抜きつ抜かれつのシーンは楽しいし、こういう大規模な大会ならではの醍醐味と感じた
・応援頂くと本当に元気が出る
・台風後の5日間で72kmのトレイルをあそこまで整えた関係者に脱帽。台風前よりむしろ走りやすくなってた。
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