太鼓曲輪尾根から八王子城山（日本100名城）周回

2018年10月16日(火) [日帰り]

• GPS: 08:33
• 距離: 15.5km
• 登り: 679m
• 下り: 670m

コースタイム

日帰り

• 山行: 6:37
• 休憩: 1:54
• 合計: 8:31

8:33 高尾駅
9:17 9:17 霊園前八王子城跡入口バス停
11:24 11:33 太鼓曲輪尾根分岐
12:05 12:06 熊笹山
12:24 12:48 富士見台
13:06 13:08 八王子城天守閣跡
13:32 13:45 八王子城跡
13:48 13:49 八王子城山
13:52 14:25 八王子城跡
14:26 14:35 八王子城山
15:26 15:35 御主殿の滝
15:48 15:56 八王子城跡バス停
16:07 16:11 北条氏照の墓
16:33 16:34 霊園前八王子城跡入口バス停
17:04 高尾駅

八王子城周辺は見所が多く想定外の時間を費やしたがそれなりの価値はある

天候

曇り

アクセス

利用交通機関：

電車

JR高尾駅

コース状況／危険箇所等

太鼓曲輪尾根への取っ付きがわかりにくい。尾根にとりつくには、高速道路にかかる中宿橋をわたる必要があるが、地元の方が荒れた竹藪の中を橋のところまで案内してくれた。

その他周辺情報

北条氏照の御主殿跡は、遺跡整備がかなり進んでおり、一見の価値がある。また、北条氏照と家臣の墓も時間があれば見学したいところ。

写真

10/16 8:28

高尾駅北口。駅舎横に連なった喫茶では登山服姿で食事をしている人も、おにぎりも販売しているよう。甲府方面反対側にバス停

10/16 8:30

駅舎の立派な天井の下で再点検・出発

10/16 8:40

桜の花が：ジュウガツザクラとの記載

10/16 8:45

クラシックな建物：多摩森林科学園

10/16 9:04

脇道に入ると石仏

10/16 9:08

無人販売所：里いもおいしそう。でも、まずは行動。かえりに別の販売所にてシシトウ・谷中生姜をゲット。

10/16 9:21

散歩中のおじさんの先導で竹林に。

10/16 9:25

なんとなく段差が、尾根最初の曲輪だそう。
それにしては、竹藪荒れてるな。（f）

10/16 9:26

こんなところ行って橋あるの？（f）

10/16 9:27

中宿橋まで送ってもらった。ありがとうございます。

10/16 9:31

高速道路を渡ってすぐ登り始める、ロープがあった

10/16 9:34

笹ぶかい道を登っていきます。

10/16 9:37

時々マークなどが確認できる、キノコもついて

10/16 9:54

かなり背丈が高い笹だが、刈られているので助かります。

10/16 10:01

立派なキノコが

10/16 10:21

最近の台風でかなりの倒木があったようだ。

10/16 10:22

堀切のようです。

10/16 10:23

これはひどい。どうやって進もうかな。（f）

10/16 10:30

道標あり：コルから城に向かって降りる径？

10/16 10:32

再び上って

10/16 10:36

ここも堀切のようです。

10/16 10:39

堀切の前後にはルート標識も

10/16 10:41

堀切を示す標識

10/16 10:41

第三堀切。形状がかなりはっきり残っています。

10/16 10:49

第四堀切です。時には杉にテープが

10/16 11:24

北高尾山稜縦走ルートと合流

10/16 11:42

珍風景。尾根道に柿が食い散らかされています。あたりに柿の木ないしなあ？（f）

10/16 11:44

駒木野バス停・高尾駅、荒井バス停・摺差バス停、富士見台・八王子城山の分岐道標

10/16 11:44

太鼓曲輪尾根の道もようやく終了、さらに一般の登山道らしくなってきた。

10/16 12:05

熊笹山の標識

10/16 12:17

蔓に巻き付かれた樹：本ルート最大

10/16 12:20

富士見台に到着です。

10/16 12:20

富士見台からの眺望。
初冠雪の富士山の姿を心に描いて眺めます。（f）

10/16 12:21

奥武蔵・奥多摩地域の尾根筋の電波塔は殆ど確認した。高尾山の電波塔にも思い入れが出てきた(k)

10/16 12:48

堂所山方面と八王子城山の分岐

10/16 13:07

詰の城

10/16 13:11

サルノコシカケ、4段重ね

10/16 13:23

駒冷し。ここも大きく堀が切られています。

10/16 13:21

上記写真遠方に見える立入禁止標識：登山詳細図・城跡周遊ルート（熟達者向きB-C級）の一端

10/16 13:30

登山道の脇に坎井。今も水が汲めます。（飲料には不適らしい。）山城では、水の確保が生命線になるので、この城の優位性に納得です。（f）

10/16 13:33

八王子神社が見えてきました。

10/16 13:35

松木曲輪から。多摩御陵・武蔵野御陵の森も眼下に。

10/16 13:38

慶安元年7月7日の豊臣勢の攻撃。武州八王子古城の図。
（松木曲輪の展示）

10/16 13:39

松木曲輪説明版

10/16 13:43

松木曲輪にあった神社の由来記。その横に八王子城址碑もたっていた。いずれも大正年間の建立。

10/16 13:46

八王子神社：今秋の台風で神社本殿の覆殿に銀杏の枝が折れて突き刺さる被害を受けたようです。

10/16 13:46

できるだけ早く修繕し、神様にも安心してほしいですね。（f）

10/16 13:51

八王子城山山頂。杉木立で展望はよくありません。八王子城本丸跡の石碑あり

10/16 14:22

境内地にある天狗像

10/16 14:27

本丸周辺の曲輪の説明図

10/16 14:29

八王子方面が見渡せる

10/16 14:31

立入禁止標識：上記写真の立入禁止標識と対応

10/16 14:36

講の石碑？
参照：「邦井天界霊」と記されているのか/修験先達の慰霊碑のようだ

10/16 14:39

柵門台。

10/16 14:40

松竹方面との分岐。

10/16 14:51

明治45年に建てられた石造鳥居。

10/16 14:53

福善寺観音堂

10/16 14:54

「福善寺観音堂」の標識

10/16 14:57

旧道・新道の分岐：新道から降りてきた

10/16 14:58

八王子城本丸への登り口の標柱。

10/16 15:01

入り口広場にあった八王子城の野外模型。
これで全貌が把握できるね。（f）

10/16 15:12

林道から橋を渡って

10/16 15:19

復元整備なった北条氏照の御主殿の虎口、曳橋はコンクリートに

10/16 15:19

説明版も新たに

10/16 15:22

御主殿への門。冠木門というそうだ。

10/16 15:23

広い広場が開ける

10/16 15:26

御主殿跡。会所などの建物遺構や庭園遺構が整備されている。

10/16 15:27

会所の平面展示。

10/16 15:35

御主殿の滝入口。

10/16 15:35

御主殿の滝。落城時に御主殿にいた武士や婦女子が自刃して果てたとか。

10/16 15:46

ガイダンス施設入口。入場料無料です。

10/16 15:47

ガイダンス施設の全景

10/16 15:57

澄ちゃん櫻？

10/16 16:00

北条氏照墓と家臣墓入口の道標。

10/16 16:00

北条氏照と家臣墓への入り口

10/16 16:04

墓所は結構高台にあります。

10/16 16:06

墓の説明版

10/16 16:07

中央は氏照、向かって左が家臣中山勘解由、右はその孫の中山信治の墓。没後100年の追善供養に水戸藩の家老となっていた信治によって建てられた。

10/16 16:09

付近にはいろいろ古そうな墓石があります。

10/16 16:37

宮の前。朝はこの交差点を左折し、太鼓曲輪尾根に向かいました。

10/16 17:03

高尾駅に帰ってきました。

撮影機器：

PowerShot SX700 HS CANON

OLYMPUS STYLUS TG-4 Tough オリンパス

感想

kichichan

帰宅後、城の概要について知りたいと思い、近くの図書館で検索すると以下のような結果が得られたので適宜確認してみたい。
【検索語：　(すべて=八王子城)　 件数： 17件】
山に行くことによって新たな興味が引き出されることは楽しいことだ。
城周辺の地形などを含めてガイダンス施設にあった「八王子城縄張図（縮尺1/4000）」がわかりやすい。
以下のホームページにたどり着いた。参考になる。
http://hshiro.fuma-kotaro.com/index.html
また写真で「講の石碑？」で参照した文章は以下に記載されていた。大部の印刷体であるが、しっかりしたガイドブックである
http://www.ohoka-inst.com/hachioujishiroato.pdf
以下を確認したので時間があるときに散歩したい
高月城から滝山城へ
http://yoyochichi.sakura.ne.jp/yochiyochi/2009/08/post-30.html

fengsan

城の魅力は、縄張りによるところがかなりあります。特に山城となると、自然地形を生かして如何に攻防の拠点を形作るか、つまり曲輪と濠（堀）をどう設計するかが重要でないでしょうか。
八王子城は北条氏照が秀吉の小田原攻めを見越して築いた城といわれています。今回は、あまり登られていない太鼓曲輪から本城に尾根伝いに回り、最後に谷合にあるに日常的な居住区域の御主殿地区を訪ねる計画を立てました。
太鼓曲輪尾根の本城側の北斜面は、江戸時代から植林された檜などの林が生育しているので、尾根筋からは残念ながら本城の様子を十分伺うことができませんでしたたが、（公財）日本城郭協会によって日本100名城のひとつとして選定された城の魅力と規模の壮大さを実感することがてきた山行となりました。
（参考）日本100名城については、以下参照ください。
http://jokaku.jp/japan-top-100-castles/