湯俣温泉
長野県
まみち
体力度について
- GPS
- 08:44
- 距離
- 37.7km
- 登り
- 1,071m
- 下り
- 1,080m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 7:28
- 休憩
- 1:11
- 合計
- 8:39
| 天候 | 晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2015年11月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
|
| 予約できる山小屋 |
七倉山荘
|
写真
拍手
装備
| 個人装備 |
ヘッドランプ
予備電池
1/25000地形図
ガイド地図
コンパス
笛
筆記具
保険証
飲料
ティッシュ
三角巾
バンドエイド
タオル
携帯電話
計画書
雨具
防寒着
ストック
水筒
時計
非常食
ファーストエイドキット
医薬品
カメラ
|
|---|
感想
11月に入ってから非常に暖かい日が続いている。
真っ白になった北アルプスも気温が高いせいで、雪は全くなくなってしまった。
この暖かさならこの時期でも前から行きたかった、国指定の天然記念物の噴湯丘のある秘湯「湯俣温泉」にも行けるのでは？と思い急遽リサーチ。
とりあえず七倉ダムから先の高瀬ダムまで運行している特定タクシーは定期運用は終了しているようですが、徒歩で行く分には問題はなさそう。
でも、七倉ダムから高瀬ダムまでは徒歩で1時間20分もかかる。
湯俣温泉までは高瀬ダムから歩いて往復するとかなりの距離なので、できれば体力温存を図りたいと思って調べるもネットでは歩くかタクシー以外での進入はありません。
それでも自動車やバイクの進入はできなくても自転車なら行けるかもしれないと思い、クルマにMTBを積載して11月21日早朝、自宅を出発した。
6:28 大町ダム 雲が多くて晴れ間はありませんが、雨を降らせるような感じはありません。
6:33 トンネル通過
6:37 高さ125mを誇るロックフィルダムの七倉ダム
とりあえずあのダムの上までは車で行ける。
三連休初日とはいえ、シーズンオフになった駐車場には数台の車が停まっているだけ。
これから山に入る人はいないと思ってましたが、夫婦と思しき2人がテント泊と思われるザックを担いで入山するところでした。
七倉ダムから先は東電の管理用道路なので、高瀬ダムの排砂トラックの係員が立っており、自転車の進入について尋ねてみるが、答えは「×」
これだけはっきり書いてあればダメですよね〜
仕方なく歩いて入ることにしますが、
6:48 意気揚々とこんな撮影をしていますが、このあと前を行く2人を追いかけてトンネル内に入ったところで気が付いた！
「登山靴履くの忘れた…」
軽トレッキングシューズなので平坦なこのルートならこのまま歩けないこともないのですが、初めて歩くコースなので油断は禁物、数百メートル戻って登山靴に履き替えて再度出発で7時ちょうどでした。
七倉ダムからの道は東京電力の管理用の山の神トンネル（延長1,050m）から始まります。
このトンネル内には50mごとに距離表示があるのでとても便利だなあとは思いましたが、まさかこの時点では辛い帰りの心の支えになるとは思ってもみませんでしたが…
7:06 長いトンネルを抜けても洞門が続く
7:08 晴れ間が見えたぞ！
洞門続きの舗装された道を歩くのはつまらない。景色も枯れた山と雲ばかり。
寒さ対策としてフリースとジャケット着こんで歩いていたのですが、気温が高くて暑くてたまらないくらい。ジャケットを脱いでも良いくらいだが、荷物になるのでベンチレートなどを全開にして歩き続ける。
前を歩いていた2人はテント泊の重装備、トンネルを抜ける頃には追い越した。
てくてく、てくてく舗装道を行く。
ハイシーズンならタクシーでわずか15分足らずの道のりだが、人力では1時間20分かかる。
MTBを持ち込めればもうとっくに高瀬ダムの頂に立っていただろうが、ルールだから仕方ない。
7:47 ようやく堤高176m、ロックフィルダムとしては国内第2位の高さを誇る高瀬ダムにやって来た。
登山道を思えば大したことのない傾斜だが、排砂のダンプトラックが轟音をたてて行き来するので、その時はちょっと怖い。
7:54 ダンプトラックに抜かれまくって、ようやく高瀬ダムの頂上へ到達
エメラルドグリーンの貯水湖が美しいはずだが、今日は水が濁り、日も差していないのでいまいち。
ここまで来たのは十数年ぶり、前に来たのは今は無き、東京電力の高瀬川テプコ館の発電所見学の時以来かな。
独特のグリーンの水面が懐かしいなあ。
コースタイムでは1時間20分のところを約1時間なので、かなりいいペースだ。
このまま歩き続けれられれば、日没までには十分戻ってこれるだろう。
対岸にはあの巨大な排砂トラックが蟻のように見える。
排砂をしなければダムの機能が失われてしまうとはいえ、自然と人間の力の差を見せつけられているような気がした。
8:06 高瀬ダムからの道もいきなりのトンネルだ。（第1トンネル約900m）
ここは登山道というよりは管理林道といった感じで、クルマが行き来した跡があり、長い道のりを歩くのはちょっとつまらないかも。
トンネルの脇にはトイレがあるが、既に冬季閉鎖で入口等は封鎖されていた。
第1トンネル入口は比較的明るくて、一人でも怖さは感じません。
第1トンネルを抜けると北アルプスの稜線がわずかに見える。
裏銀座縦走コースの烏帽子岳と三ッ岳の間かな。
続いて長さ300mの第2トンネルは、照明が少なくなりかなり暗いトンネルだ。
8:12 第2トンネルへ
第2トンネルに入ると水音がする。
足を進めるにつれてその音は大きくなる。
第1トンネルよりかなり暗いので良く見えないが、壁から水が出ているようだ。
その場所に近づく。
なんと、温度は低いが温泉がかなりの勢いで湧き出していた。
このままでは温度が低すぎて入浴には適さないが、夏場なら強者がこの温泉をかぶっても不思議はないくらい、いい感じで湧いている。
温泉が湧いていた第2トンネルは300mと短め、すぐに外界へ出た。
8:18 向かう先は雲多め
8:29 アップダウンのない平坦な林道を歩いていると時たま山が顔を出すが、同定できず…
この平坦で単調な林道を歩いていると、時々右手の山中からゴサゴソと物音がする。
どうやら獣がいるようだ。
しばらくは姿を確認することができずにいたが、大胆にも目の前を歩いているのを目撃した。
「猿だ…」
餌に夢中になっているせいか、こちらには何の興味を示さないのだが集団で行動するので、目をつけられると厄介なので足早に立ち去る。
8:36 そういえば一般の登山道では無いけれど、水俣川から北鎌尾根から槍ヶ岳へ行く人もいるんだなあ。
8:40 第3トンネル通過、ここもトンネル内に水が湧き出ていたが、温泉ではなく冷たい水でした。
8:41 第3トンネルを出ると目の前は高瀬川第5発電所
8:44 高瀬川第5発電所を過ぎると、そろそろダム湖も終わり。
8:48 川沿いにしばらく歩くと、
8:54 林道が終わり、
登山道が始まった。
登山道と言っても、自転車で走れるくらい平らでアップダウンも少ない。
8:58 登山道は整備が行き届いています。
10月の豪雨で壊れた木道も仮復旧されていました。
高瀬川を右手に見ながら歩いていくと、
9:14 名無避難小屋に到着。
小屋の内部は、
ストーブや畳部屋があって使い勝手が良さそう。
積雪期に山に入るときには重宝しそうな施設ですね。
外には、
テーブルもあって、休憩するにはもってこいの場所。
ここから湯俣温泉晴嵐荘までは50分、高瀬ダムからは1時間30分
まだまだ元気なので休まずに前へ進む。
9:16 木と思いきや、ぐにゃりと曲がった鋼管、土石流等で流されたものか？
9:20 登山道のど真ん中に大きな落石が… ヒエー
落石の先は小さなトンネル
9:28 川沿いを歩く道となったが、キャタピラーの跡がちょっと興ざめ
川伝いに歩くころには、低い雲は無くなった。
ようやく景色を楽しめると、周りを見渡すと、
9:32 遠くにも山が見えるのだがなんだろう、牛首？ 北鎌尾根？
牛の歩みの更新内容ですが今日はここまで、続きは��で。
いよいよキャタピラの跡を離れて、深山へ突入！
9:35 コジ沢と思われる沢を渡り、
9:42 秋らしいうろこ雲。
でもこの雲って天気の悪くなる前に出る雲なんだよね。
9:46 セバ沢かな？
9:49 まだキャタピラの跡があるよ、どんだけ先まで入っているのやら。
09:53 おっと〜、視線を上にあげると北鎌尾根とその右肩に雪を纏った槍ヶ岳！
その右の小さな尖峰は子槍かな。
見た目は小さく見えるけど存在感は十分だね。
09:56 キャタピラの正体はこいつか〜
資材が置いてあるところを見ると登山道の修復中かな。
09:57 高瀬川第5発電所の貯水池の脇を通過し、
10:00 川九里沢の上流を見ると落ちた吊り橋が…
この先が廃道となっているかもしか新道らしいですが、道らしい道は残っていないようです。
もうそろそろ晴嵐荘に到着しても良い頃かなと思っていると、
10:07 晴嵐荘への吊り橋が見えてきました。
そしてその先には大きな重機が…
あのキャタピラの跡はお前かい！
結局、苦労して歩いて十数キロ登ってきた秘境のはずですが、2台の重機のおかげでなんとなく幻滅…
本日は風邪をひいてしまって調子が悪いので更新はここまで。
10:07 吊り橋の先には晴嵐荘発見〜
晴嵐荘の前の標柱をよく見ると、
噴湯丘16分少々、竹村新道（野口五郎、水晶方面）は分かりますが、
高瀬、七倉（新宿、名古屋、大阪方面）って表示は何なんでしょうか？
竹村新道を抜けた方が（距離的に）名古屋に近いような気がしますが…
晴嵐荘は冬支度で窓は冬囲いされていますが、入口だけはガラスにもかかわらず冬囲いなし、ここはそんなに積雪が無いのかな？
こんなガラス戸では冬が越せないようが気がしますが、大丈夫なんでしょうか？
晴嵐荘の周りには露天風呂があるみたいですが、ちょっと見渡した範囲では発見できず…
晴嵐荘の前の案内板には時間が書き換えられてました。
ちなみに指で押さえている水晶岳までは前の表記は8時間、それがテープで10時間に直されていました。
今なら高瀬ダムから2時間半で来られる場所ですが、昔はここから入山する人はそろいもそろって健脚な人たちばかりだったんでしょうね。
ちなみに山と高原地図では9時間10分の行程です。
こんな道をいつか歩ける日が来るんでしょうかね…
まあ、今日は噴湯丘が目的なので登山道の入口だけ覗いて引き返し。
そして、また吊り橋を渡りますが、
クマもんでます！？
クマもん出たら喜んじゃいますが、
実際に出てくるにはツキノワグマでしょうね〜
こんな山奥なのに何とも遊び心満載なんでしょう…
まあ、本物のクマが出る前に、噴湯丘へ急ぎます。
でも、その先の登山道は、
破壊されてました。
でも、この程度に道なら水は流れていても、平気平気！
10:18 おっとぉ、この先に見えるのは鷲羽岳かな〜
そしてよく見ると川原から湯気が見えるぞ！
ヤッホーい！
うーん、発電所みたいな施設があってどうやって向こうに行くんだろう？
なんて思ってましたが、
この建物の右側に小さな階段があって、登れるようになってました。
ちなみにこの施設の右側には、巨木が流れ込んで挟まってました。
さすがにここまでは重機が入ってこられないのでどうやって撤去するのかな？
なんて思いながらこの先を進むと、
もっと恐ろしい場所が待ち構えてました…
自分はなんとか渡れましたが、真似して落っこちても完全自己責任でお願いします。
そんな場所をくぐり抜けたところで今日はここまで、次回に続きます。
壊れた吊り橋で水俣川の対岸に渡り、水量の多い湯俣川沿いを上流に少し歩くと、
10:22 湯俣川の対岸に蒸気の上がる場所が場所が見えました。
その蒸気に近づいて見ると、それはかの有名な国指定天然記念物の湯俣の噴湯丘でした。
噴湯丘付近の湯俣川のいたるところに温泉が湧いています。
ハイシーズンならそこらじゅうに温泉好きが押し寄せてゆっくりと景色を楽しむこともままならないかもしれませんが、オフシーズンなのでこんな素敵な景色も独り占めです。
ネット情報によると対岸の噴湯丘の周りには先人が作られた湯船があるようですが、残念ながら湯俣川の水量が多いので対岸に渡るのは困難なので渡河は諦めました。
対岸に渡らなくても、湯俣川の川底からは温泉が湧き出ています。
周りを見渡しても誰もいない。気温も高いので寒くありません。
川底を見回し、手を突っ込み温度を確かめ適温な場所を探し出し、ドボーンと浸かってみました。
アーいい気持ちと思いきや、川底から熱湯が湧きだしているので、背中が熱い！
背中が適温な場所に移動すると、今度は尻が熱い！！！！
イモムシのように川の中を移動するが、結局どこに入っても身体のどこかが熱くてゆっくり入ることは叶わず、すぐに川から上がる羽目に…
でも、ちょっとでも湯に浸かったことで汗も流れ、体はホカホカに温まり、心地よく、秘湯に浸かった効果は十分にありました。
川底が黒っぽい所はだいたい熱湯が湧き出ていました。
流れの淀んでいる場所は水深が浅い。スコップがあれば掘ることもできたのかな。
川原にはこんな看板が置いてありましたが、書いてあることに間違いないことを身をもって知りました。
ちなみにこの河原から東を仰ぎ見ると、
大きな岩が見えます。
方向的には燕岳方面のようです。
十分に温泉を堪能したとは言えませんが、当初の目的は果たしたので名残惜しいですが帰ることとしましょう。
というわけで今日はここまで、次回に続きます。
訪問時と同じく壊れた吊り橋を渡って晴嵐荘の入口まで行くと、入山時に追い越してきた二人組と遭遇しました。
11:26
この二人組が噴湯丘まで行くかは分かりませんが、とりあえずこの先の状況を画像でお伝えだけしておきました。
今までは楽しくて空腹どころではなかったのか、ここまで戻って来たところでお腹が空いていることに気が付きました。
晴嵐荘に行けばベンチがあり場所に困ることは無いのでしょうが、時間的余裕はないので下りながら適当な場所探すことにしましょう。
サヨナラ、晴嵐荘！
また逢う日まで…
11:47 来た道を振り返ると槍の尖峰が北鎌尾根の右肩に突き抜けている
11:52 コジ沢、地図表記はカタカナだけど古路沢って書いてありますね。
ここまで戻ってくると、三連休の初日のせいか入山者とすれ違うようになってきた。
山ガールの二人組、大学のワンゲルっぽい男子4人組、いずれもテント装備らしき大荷物を担いでの入山者。
おいらもバイクツーリング用のテント装備（しばらく使っていませんが…）なら持っているので次回は担いで入山してみようかな。
11:55 登ってくるときには気が付きませんでしたが、対岸に名もなき滝
登山道沿いには休憩できそうな場所はなかなかないので、仕方なく高瀬川の川岸の大きな岩に腰掛け、昼食にする。
12:12 いつものカップヌードルですが、今日はSio味をチョイス！
ぐつぐつ湯を沸かしますが、風が強くてアルパインクッカーの取っ手の黄色のカバーが焦げた〜(ノ◇≦。)
気を取り直して、湯が沸くまではこれでしのぎ、
Sio味は初めて食べましたが、バジルとオリーブオイルの香り高くて旨いっす！
加えて大きな炭火焼チキンとポテトがごろごろ入っていて、これもおいしい！
空腹のせいもあるかもしれませんが、これは美味しいです。
レギュラーのカップヌードルの代わりに山ごはんの定番にしても良いくらい。
カップヌードルを頬張り、元気回復したところでまた歩きはじめたところで、大学生ぽい若者4人組と5人組とすれ違う。彼らも当然テント装備。
12:30 トンネル
12:36 名無避難小屋
12:54 壊れた橋
登ってきたときよりも気温が上がっているので、林の中を歩くのは気持ちがいい。
でも、かなりの距離を歩いてきたので足がだんだん重くなる…
12:58 登山道はここでお終い、ここからは林道だ。
13:16 林道歩きになると疲れも手伝ってあまり面白くない。
時々来た道を振り返るが、高瀬川沿いの道は眺望が開けるわけもなく、川の流れる音だけが耳を刺激し続ける。
13:22 高瀬川第五発電所通過
行く時は全く気にならなかった林道の小さなアップダウン、疲れた足にはその傾斜の変化の一つ一つが疲労となって蓄積する。
13:25 第3トンネルに突入！
13:30 行きにも出会った看板と再遭遇、まだまだ先は長い。
13:40 東鎌尾根かな？
13:45 高瀬ダムまであと1.5キロ！ 普通に歩けば15分くらいだが…
第2トンネル
300mのトンネルがものすごく長く感じるよ〜
13:50 第1トンネル！
右手にあるには殉職者慰霊碑、何人もの名前が記されており、難工事だったことを今に伝えている。
13:51 第2トンネルと比べると長いこと長いこと、先が見えませ〜ん。
14:01 歩くこと約10分、ようやく出口が〜
14:02 やっと高瀬ダムに戻ってきたよ〜
振り返りながら記事を書いていたら、長かった道のりを思い出して疲れてしまいました。
なのでこの続きは次回に
ハイシーズンなら、ここまで歩いてくればタクシーで七倉ダムまで楽々移動が可能ですが、オフシーズンなのでいくら待てども排砂のダンプが走っているだけでタクシーはやって来ません。
正直、足がかなり疲れているので交通整理のおじさんの車に乗せてもらおうか思うくらいですが、たぶん5時くらいまで働いているでしょうからこの時間では無理ですね。
下りとはいえ、この標高差を下るのは辛いなあ〜
ここからは歩きを楽しむ余裕もなく、ただただ歩数を数えながら小一時間、足を進めます。
14:31 高瀬ダムを降り、トンネルへ
14:49 いくつかのトンネルを抜け、洞門内で使徒襲来！
かわす余裕もなく、重くなった足を前に前に進めます。
14:50 洞門続き、ダンプも連なってジェットストリームアタックしてくるので、そのたびに足を止めて攻撃をかわします。
ちゃんと避けて通ってくれるのはわかっているのですが、あの巨体が連続して疲れた体の横を横切るのは、やはり怖い。
15:01 やはり歩みは遅く、行きより時間がかかってます。
でも、七倉ダムまではあと1,500m…
15:05
重い足を引きずって、やっと最後のトンネル！
このトンネルには、
こんな感じで出口までの長さのプレートが50mごとにはめ込まれています。
これを頼りに、あと何メートル！頑張れー、と心の中で自分に言い聞かせながら進む！
15:16 あと500m！
15:21 七倉尾根、七倉岳への登山口通過！ あとちょっとで山荘だ！
15:22 やっとトンネル抜けたぁ〜
そして車に足を引きずりながら着替えを取りに行き、
独り占めの七倉温泉へドボーン！
疲労困憊だったので気持ちいいことこの上なし！
うち湯だけでなく、気持ちのいい露天風呂へ
野湯も大好きですが、ゆっくり体を休めるにはこういった温泉が一番ですね〜
誰もいないのでいつもの記念撮影〜
なんてやっていましたら、体が動かなくなってきてしまいました(x_x;)
頭もボーとしてきて、これはヤバい！！！！
何とか体を動かし水道から水を口の中へ…
そして脱衣所へ避難！
思い起こせば今日は一回も水分補給しないで歩いていたんですよね。
水分は昼食のカップヌードルを飲み干しただけなので、軽い脱水症状になっていたみたい。
身体を温めた後は、
コーラ、一気飲み！
さて、移動して帰路につきたいのですが、温泉に浸かったら一気に気合が無くなって、座ったまま動けず…
ケータイで歩数を確認すると驚きの45670歩、あと8歩で45678歩ですがそんなことを考える余裕はないし。
歩行距離も36kmと過去最高
実際は最後は歩幅がかなり小さくなっていたので、36kmも歩いていないと思いますが、地図上では確実に30kmはあるので疲れて当然ですね。
小一時間休憩して、大町市街で夕食を摂ることに。
お目当ての俵屋飯店は準備中、それならばと近くのコンビニで仮眠して再び訪問しても準備中…
お店の中では明かりもついて、人も動いているので、開いているような気がしますが、確認する元気もないので第二候補の信濃大町駅前の豚のさんぽへ
メニューが豊富で迷いますが、
ダム帰りなので、今日はこれ。
黒部ダムカレー（税抜840円）
ほぐしたチャーシューがカレールーのダム湖に浮かんでいて、コクのあるルーとマッチして想像以上に美味しかった！
でも、厨房内から若い男の人が「忙しくてかったりぃなあ」みたいなことを言っていたのでちょっと幻滅。
確かにひっきりなしに客が入ってくるので、忙しいかもしれません。
若いから仕方ない部分があるかもしれませんが、客に聞こえちゃまずいでしょ。
店自体は非常に気に入ってるだけに、非常に残念でした。
次の日はツーリングだったので、あまり疲れないところに行くつもりでしたが、予想以上に自分の体にハードだったので、次回はもっとゆっくり歩いてチャレンジしたいです。
長々とお付き合いいただきありがとうございました。
これで北アルプス最深部の秘湯、湯俣温泉へGo！は終わりです。
本日の全行程
七倉山荘 07:00
高瀬ダム下部07:48
高瀬ダム上部07:55
第1トンネル08:00
第2トンネル08:12
第3トンネル通過（高瀬川第5発電所）08:40
林道終点08:54
名無避難小屋09:14
小トンネル09:20
コジ沢09:35
セバ沢9:46
川九里沢10:00
晴嵐荘吊り橋10:07
晴嵐荘10:09-10:14
湯俣温泉10:28-11:12
晴嵐荘吊り橋11:26
昼食12:05-12:20
名無避難小屋12:36
林道終点12:59
高瀬川第5発電所13:22
第2トンネル13:45
第1トンネル13:51
高瀬ダム上部14:04
七倉山荘 15:22
行動時間8時間22分でした。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この記録で登った山／行った場所
関連する山の用語
山行記録を公開しました
X
Facebook
リンク取得
メール
ブログパーツ
情報提供のお願い
山行記録を投稿して、ヤマレコのコミュニティに参加しよう！
この山行記録の写真
kawaken1 さん
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する