東日原〜三ツドッケ(天目山)〜蕎麦粒山〜川苔山〜赤杭尾根〜古里駅
- GPS
- 08:34
- 距離
- 21.0km
- 登り
- 1,476m
- 下り
- 1,797m
コースタイム
08:44 一杯水避難小屋
09:10 三ツドッケ(天目山)(〜09:25)おにぎり食べる
09:50 一杯水避難小屋 途中軽く道を間違える
10:30 仙元峠への分岐
10:45 蕎麦粒山(〜11:30)食事休憩
12:00 日向沢ノ峰(〜12:04)
12:20 踊平
12:48 曲ヶ谷北峰
12:55 川苔山(〜13:05)休憩
13:42 エビ小屋山 この後道無き道を行く(林道に出て救われる)
15:30 古里駅
(歩行時間7時間20分)
天候 | 晴れ。ほぼ快晴。 7時時点で小河内は-1.8℃、最高気温は13時の4.6℃ 北斜面で風が吹くと非常に寒いですが、基本的には穏やかな一日でした。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
バスは1時間に1本程度しかありません。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【道の状況】 ほぼ一般的な登山道ですが、一部踏み跡が薄いところがあります。 また、分岐に標識がない(あるいは目立たない)ところも多いです。 後述するとおり、私は二度道を間違えました。 ◆東日原〜三ツドッケ 最初から急登ですが、危ないところはありません。 途中北斜面に入るところがあり、そこは一部凍結しています。 私は10mほどしかない凍結路に足を取られて転倒しました。注意してください。 一杯水避難小屋に近づくと、道が雪で白くなります。道が柔らかいこともあり、歩行に支障はありません。 ◆一杯水避難小屋 写真のとおり、普通に使えるようです。 ◆一杯水避難小屋〜三ツドッケ もともと踏み跡が薄い上に雪が乗っており、滑りやすくなっています。 今はまだ凍っていませんが、凍結したらアイゼンが必要な箇所が出てくるかもしれません。 私は帰りに道を間違え、道無き道を少しだけ降りてしまいました。 ◆一杯水避難小屋〜蕎麦粒山 広めの道も多く、基本的には歩きやすい道です。 雪もほとんどありませんでした。 ◆蕎麦粒山〜踊平 アップダウンを繰り返しながら、踊平手前から急坂を下ります。 道はしっかりしているので問題ありません。 ◆踊平〜川苔山 登りベースの道になります。 ◆川苔山〜赤杭尾根 川苔山近辺の入り組んだ道は無事クリアしましたが、分岐を見過ごしてエビ小屋山に登ってしまい、さらに難路を下ってしまいました。 実はここが「エビ小屋山尾根」(地図には大抵載っていない)なのかとも思いましたが、事前の知識もなく、どうにも荒れた道を下るのには不安でした。 たまたま林道に出てすぐ登山道に復帰できたので事無きを得ました。 もし下る方向を間違えていたら今頃は… あと川井駅と古里駅への分岐を古里駅側に向かう途中、一部道が極端に細くなり、トラバースするところがあります。 慎重に歩けば問題ありませんが、天候が悪化した際は要注意かと思います。 その他は特に問題ありません。最後はやや急な下りになります。 【登山ポスト】 どこにもなかったような… 【その他周辺情報】 トイレは東日原バス停にあります。他はないと思います。 |
写真
感想
今回は変なところでロスの多い登山となりました。
1つは一杯水避難小屋から三ツドッケまでの道で苦戦したことです。
雪で足場が悪かったのが原因ですが、道を間違えたのは自分のミスです。
2つ道があるように見えてしまい、右に曲がるべきところ、そのまま下ってしまいました。
かなり急なのと、踏み跡が全くない道のため、途中で転倒してしまいました。
「登りで自分が歩いているのに、踏み跡がないのはおかしい」と思い、引き返しました。
その後も避難小屋までは腰が引けた歩きになってしまい、時間を要しました。
もう一つは赤杭尾根における致命的なミスです。
エビ小屋山と巻き道の分岐を完全に見逃してしまい、尾根を直登してしまいました。
しかもエビ小屋山がルートから外れていることを確認できませんでした。
もし山頂で地図を見ていたら、その後のことはなかったと思います。
山頂通過後、そのまま下ると暗い杉林になりました。
これはよくあることですが、どうも道が荒れすぎているのです。
「赤杭尾根はこんな道なのかなあ」と思いながら下りました。
ところどころ白いペンキがついていましたので、それを頼りに進みました。
でも後から考えれば、これは作業用の印であるはずです。
登山であれば赤い(他の色もあり)テープが普通でしょう。
ここでも「おかしい」と気づけなかったのは残念です。
2年半、60回のトレッキングは何だったのかと落ち込みました。
写真の時刻を頼りにすると、約20分下ったところで、林道に出ました。
これも私の頭を混乱させることになりました。
なぜなら私の持つ地図には、この尾根で林道に出ることが書いていないからです。
あとでヤマレコを見たら、写真付きで書いてありました。先に調べるべきですね。
でもこの時点でもう登山道に戻る気力がなく、「このまま林道を行こう」と思いました。
しかし、わずか数分でまた古里駅への道があることが分かり、恐る恐る復帰しました。
ここからは特段問題はありませんでした。
もしここで林道に出なかったら、日暮れまでに下山できなかったかもしれません。
そのことを思うと背筋が凍る思いがします。
そもそもエビ小屋山のことは全く頭の中にありませんでした。
川苔山からの様々な道をうまくクリアすることに専念してしまい、
無事に通過できると「あとは1本道」だと思い込んでいました。
地図を見ればエビ小屋山の名称はかなり大きく書いてあるのですが…
思い込みとは恐ろしいものです。
さて、自分への戒めのためにトラブルネタを最初に書きましたが、ここからはそれ以外の道などの感想です。
東日原からの道はいきなり急登ですが、却って体勢を整えることができます。
40分ほど我慢して登ると、傾斜が緩やかになります。
そこでペースを上げて一気に登りました。今日は山頂まで早かったと思います。
蕎麦粒山までの道は意外とアップダウンが多く、いいトレーニングになりました。
冬場ということもあるのか明るい感じで、歩きやすかったです。
蕎麦粒山山頂は木々に囲まれているのでそれほど展望は良くないですが、
やはりこの時期なので木々の間から景色を見ることができました。
また青梅市街方面の眺めは良かったです。
そこからもアップダウンを繰り返しながら下っていき、踊平からまた登ります。
そろそろ歩行時間が4時間を超え、足もきつくなってきました。
でも一貫した登りではないので、急登と呼ぶほどではありません。
川苔山には10人以上の人がいました。私にとっては二度目の山頂になります。
座る場所がなかったのと、まだ体力的に余裕があったため、ほどなくして立ち去りました。
赤杭尾根は、道迷いの部分さえ除けば淡々といい道を歩いたというイメージです。
2時間以上歩くため、長いことは長いですが。
ここは分岐の標識が少ないため、登山道にいても「本当に大丈夫か?」と思ってしまいます。
ここまでいろいろあったので、体よりも精神的に疲れました。
登山道を抜けたときは本当にホッとしました。
皆さんも道迷いには気をつけてください。初めての道は地図をよく確認しましょう。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する