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Yamareco

記録ID: 162301
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
奥多摩・高尾

東日原〜三ツドッケ(天目山)〜蕎麦粒山〜川苔山〜赤杭尾根〜古里駅

2012年01月14日(土) [日帰り]
 - 拍手
GPS
08:34
距離
21.0km
登り
1,476m
下り
1,797m

コースタイム

06:56 東日原バス停発
08:44 一杯水避難小屋
09:10 三ツドッケ(天目山)(〜09:25)おにぎり食べる
09:50 一杯水避難小屋 途中軽く道を間違える
10:30 仙元峠への分岐
10:45 蕎麦粒山(〜11:30)食事休憩
12:00 日向沢ノ峰(〜12:04)
12:20 踊平
12:48 曲ヶ谷北峰
12:55 川苔山(〜13:05)休憩
13:42 エビ小屋山 この後道無き道を行く(林道に出て救われる)
15:30 古里駅
(歩行時間7時間20分)
天候 晴れ。ほぼ快晴。
7時時点で小河内は-1.8℃、最高気温は13時の4.6℃
北斜面で風が吹くと非常に寒いですが、基本的には穏やかな一日でした。
過去天気図(気象庁) 2012年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
JR奥多摩駅からバス(東日原行き)
バスは1時間に1本程度しかありません。
コース状況/
危険箇所等
【道の状況】
ほぼ一般的な登山道ですが、一部踏み跡が薄いところがあります。
また、分岐に標識がない(あるいは目立たない)ところも多いです。
後述するとおり、私は二度道を間違えました。

◆東日原〜三ツドッケ
最初から急登ですが、危ないところはありません。
途中北斜面に入るところがあり、そこは一部凍結しています。
私は10mほどしかない凍結路に足を取られて転倒しました。注意してください。
一杯水避難小屋に近づくと、道が雪で白くなります。道が柔らかいこともあり、歩行に支障はありません。

◆一杯水避難小屋
写真のとおり、普通に使えるようです。

◆一杯水避難小屋〜三ツドッケ
もともと踏み跡が薄い上に雪が乗っており、滑りやすくなっています。
今はまだ凍っていませんが、凍結したらアイゼンが必要な箇所が出てくるかもしれません。
私は帰りに道を間違え、道無き道を少しだけ降りてしまいました。

◆一杯水避難小屋〜蕎麦粒山
広めの道も多く、基本的には歩きやすい道です。
雪もほとんどありませんでした。

◆蕎麦粒山〜踊平
アップダウンを繰り返しながら、踊平手前から急坂を下ります。
道はしっかりしているので問題ありません。

◆踊平〜川苔山
登りベースの道になります。

◆川苔山〜赤杭尾根
川苔山近辺の入り組んだ道は無事クリアしましたが、分岐を見過ごしてエビ小屋山に登ってしまい、さらに難路を下ってしまいました。
実はここが「エビ小屋山尾根」(地図には大抵載っていない)なのかとも思いましたが、事前の知識もなく、どうにも荒れた道を下るのには不安でした。
たまたま林道に出てすぐ登山道に復帰できたので事無きを得ました。
もし下る方向を間違えていたら今頃は…

あと川井駅と古里駅への分岐を古里駅側に向かう途中、一部道が極端に細くなり、トラバースするところがあります。
慎重に歩けば問題ありませんが、天候が悪化した際は要注意かと思います。

その他は特に問題ありません。最後はやや急な下りになります。

【登山ポスト】
どこにもなかったような…

【その他周辺情報】
トイレは東日原バス停にあります。他はないと思います。
東日原から集落を見下ろして撮りました。正面にちょこっと見える山はどこなのかな?
2012年01月14日 06:49撮影 by  u30D,S410D,u410D, OLYMPUS CORPORATION
1/14 6:49
東日原から集落を見下ろして撮りました。正面にちょこっと見える山はどこなのかな?
東日原バス停付近です。右側に見えるガードレールのところから手前に登り返します。
2012年01月14日 06:56撮影 by  u30D,S410D,u410D, OLYMPUS CORPORATION
1/14 6:56
東日原バス停付近です。右側に見えるガードレールのところから手前に登り返します。
最初はやはり樹林帯です。好きな木漏れ日を。
2012年01月14日 07:18撮影 by  u30D,S410D,u410D, OLYMPUS CORPORATION
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1/14 7:18
最初はやはり樹林帯です。好きな木漏れ日を。
明るい道に出ました。
2012年01月14日 08:11撮影 by  u30D,S410D,u410D, OLYMPUS CORPORATION
1/14 8:11
明るい道に出ました。
一杯水避難小屋に近づいたところ。真新しい雪があります。踏み跡は私のものではありません(笑)
2012年01月14日 08:34撮影 by  u30D,S410D,u410D, OLYMPUS CORPORATION
1/14 8:34
一杯水避難小屋に近づいたところ。真新しい雪があります。踏み跡は私のものではありません(笑)
一杯水避難小屋です。外にはテーブルもあります。
2012年01月14日 08:44撮影 by  u30D,S410D,u410D, OLYMPUS CORPORATION
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一杯水避難小屋です。外にはテーブルもあります。
一杯水避難小屋の中です。きれいですね。
2012年01月14日 08:46撮影 by  u30D,S410D,u410D, OLYMPUS CORPORATION
1/14 8:46
一杯水避難小屋の中です。きれいですね。
一杯水避難小屋の外にある温度計です。3℃です。でも登ってきて体が暑いので寒くは感じません。
2012年01月14日 08:47撮影 by  u30D,S410D,u410D, OLYMPUS CORPORATION
1/14 8:47
一杯水避難小屋の外にある温度計です。3℃です。でも登ってきて体が暑いので寒くは感じません。
雪混じりの道を登ります。ちょっと滑りやすい…
2012年01月14日 08:51撮影 by  u30D,S410D,u410D, OLYMPUS CORPORATION
1/14 8:51
雪混じりの道を登ります。ちょっと滑りやすい…
しまいにはこんな道に。ちょっと怖いです。
2012年01月14日 09:05撮影 by  u30D,S410D,u410D, OLYMPUS CORPORATION
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しまいにはこんな道に。ちょっと怖いです。
三ツドッケ(天目山)山頂に着きました。ある方の不法行為(樹木伐採)により、素晴らしい景色を見ることができました。
2012年01月14日 09:12撮影 by  u30D,S410D,u410D, OLYMPUS CORPORATION
1/14 9:12
三ツドッケ(天目山)山頂に着きました。ある方の不法行為(樹木伐採)により、素晴らしい景色を見ることができました。
三角点も半分雪をかぶっております。
2012年01月14日 09:12撮影 by  u30D,S410D,u410D, OLYMPUS CORPORATION
1/14 9:12
三角点も半分雪をかぶっております。
ごほうびの富士山です。ちょっと雲がかかり気味ですが、まぁいいでしょう。
2012年01月14日 09:12撮影 by  u30D,S410D,u410D, OLYMPUS CORPORATION
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ごほうびの富士山です。ちょっと雲がかかり気味ですが、まぁいいでしょう。
山が削られているところがあります。何でしょうか。
2012年01月14日 09:13撮影 by  u30D,S410D,u410D, OLYMPUS CORPORATION
1/14 9:13
山が削られているところがあります。何でしょうか。
何となく撮りましたが、正面は大岳山ですね。
2012年01月14日 09:13撮影 by  u30D,S410D,u410D, OLYMPUS CORPORATION
1/14 9:13
何となく撮りましたが、正面は大岳山ですね。
これから目指す蕎麦粒山方面です。
2012年01月14日 09:13撮影 by  u30D,S410D,u410D, OLYMPUS CORPORATION
1/14 9:13
これから目指す蕎麦粒山方面です。
北側になると思います。
2012年01月14日 09:13撮影 by  u30D,S410D,u410D, OLYMPUS CORPORATION
1/14 9:13
北側になると思います。
写真には写っていませんが、左に避難小屋があります。左端の石垣の上に「三ツドッケ」という小さな木の標識があります。ここを登り降りしました。右に進むと蕎麦粒山方面です。一杯水避難小屋からは3本の道があるので注意してください。
2012年01月14日 09:52撮影 by  u30D,S410D,u410D, OLYMPUS CORPORATION
1/14 9:52
写真には写っていませんが、左に避難小屋があります。左端の石垣の上に「三ツドッケ」という小さな木の標識があります。ここを登り降りしました。右に進むと蕎麦粒山方面です。一杯水避難小屋からは3本の道があるので注意してください。
一杯水です。避難小屋から蕎麦粒山にちょっと進むとあります。初対面でしたが、残念ながら枯れていました。
2012年01月14日 09:56撮影 by  u30D,S410D,u410D, OLYMPUS CORPORATION
1/14 9:56
一杯水です。避難小屋から蕎麦粒山にちょっと進むとあります。初対面でしたが、残念ながら枯れていました。
一気に歩いて、仙元峠との分岐です。峠に用はないのでそのまま蕎麦粒山に向かいました。
2012年01月14日 10:29撮影 by  u30D,S410D,u410D, OLYMPUS CORPORATION
1/14 10:29
一気に歩いて、仙元峠との分岐です。峠に用はないのでそのまま蕎麦粒山に向かいました。
蕎麦粒山へは直登、右に進むと巻き道のようです。
2012年01月14日 10:35撮影 by  u30D,S410D,u410D, OLYMPUS CORPORATION
1/14 10:35
蕎麦粒山へは直登、右に進むと巻き道のようです。
蕎麦粒山山頂です。誰も来なかったのでのんびりしました。
2012年01月14日 10:53撮影 by  u30D,S410D,u410D, OLYMPUS CORPORATION
1/14 10:53
蕎麦粒山山頂です。誰も来なかったのでのんびりしました。
今日の昼食は棒ラーメンにウインナーです。ウインナーを入れたのは、ラーメンの具を忘れたからです。「ダメだろう」と思いましたが、案外いけました(笑)
2012年01月14日 11:02撮影 by  u30D,S410D,u410D, OLYMPUS CORPORATION
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1/14 11:02
今日の昼食は棒ラーメンにウインナーです。ウインナーを入れたのは、ラーメンの具を忘れたからです。「ダメだろう」と思いましたが、案外いけました(笑)
青梅方面です。これはこれでいいものです。
2012年01月14日 11:22撮影 by  u30D,S410D,u410D, OLYMPUS CORPORATION
1/14 11:22
青梅方面です。これはこれでいいものです。
有田山への分岐です。いつか行ってみたい。
2012年01月14日 11:54撮影 by  u30D,S410D,u410D, OLYMPUS CORPORATION
1/14 11:54
有田山への分岐です。いつか行ってみたい。
日向沢ノ峰手前の分岐です。確か棒ノ折山まで6キロだったような…
2012年01月14日 11:58撮影 by  u30D,S410D,u410D, OLYMPUS CORPORATION
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1/14 11:58
日向沢ノ峰手前の分岐です。確か棒ノ折山まで6キロだったような…
日向沢ノ峰です。
2012年01月14日 12:00撮影 by  u30D,S410D,u410D, OLYMPUS CORPORATION
1/14 12:00
日向沢ノ峰です。
景色はこんな感じ。
2012年01月14日 12:04撮影 by  u30D,S410D,u410D, OLYMPUS CORPORATION
1/14 12:04
景色はこんな感じ。
もう1枚。
2012年01月14日 12:04撮影 by  u30D,S410D,u410D, OLYMPUS CORPORATION
1/14 12:04
もう1枚。
蕎麦粒山方面からの巻き道を合わせます。ただこの道がどの道なのか、地図を見てもわかりません。
2012年01月14日 12:14撮影 by  u30D,S410D,u410D, OLYMPUS CORPORATION
1/14 12:14
蕎麦粒山方面からの巻き道を合わせます。ただこの道がどの道なのか、地図を見てもわかりません。
踊平です。いわゆる峠ですね。ここから登りに入ります。
2012年01月14日 12:19撮影 by  u30D,S410D,u410D, OLYMPUS CORPORATION
1/14 12:19
踊平です。いわゆる峠ですね。ここから登りに入ります。
このまま赤杭尾根に入ることもできるようですが、もちろんここは川苔山に向かいます。
2012年01月14日 12:41撮影 by  u30D,S410D,u410D, OLYMPUS CORPORATION
1/14 12:41
このまま赤杭尾根に入ることもできるようですが、もちろんここは川苔山に向かいます。
わざと逆光で。光の先に何がある?
2012年01月14日 12:41撮影 by  u30D,S410D,u410D, OLYMPUS CORPORATION
1/14 12:41
わざと逆光で。光の先に何がある?
曲ヶ谷北峰です。帰りもここを通って下ります。
2012年01月14日 12:48撮影 by  u30D,S410D,u410D, OLYMPUS CORPORATION
1/14 12:48
曲ヶ谷北峰です。帰りもここを通って下ります。
あれが目指す川苔山か。ここに来るまでどの山か分かりませんでした。同じような高さの山がたくさんあるもので…
2012年01月14日 12:49撮影 by  u30D,S410D,u410D, OLYMPUS CORPORATION
1/14 12:49
あれが目指す川苔山か。ここに来るまでどの山か分かりませんでした。同じような高さの山がたくさんあるもので…
川苔山山頂です。大勢の人がいました。
2012年01月14日 12:56撮影 by  u30D,S410D,u410D, OLYMPUS CORPORATION
1/14 12:56
川苔山山頂です。大勢の人がいました。
川苔山からの景色。西側ですかね。
2012年01月14日 12:59撮影 by  u30D,S410D,u410D, OLYMPUS CORPORATION
1/14 12:59
川苔山からの景色。西側ですかね。
ちょっと近づいて。
2012年01月14日 12:59撮影 by  u30D,S410D,u410D, OLYMPUS CORPORATION
1/14 12:59
ちょっと近づいて。
なんだか素晴らしい眺めだったので、急坂にもかかわらず写真を撮ってしまいました。ここまでは純粋に楽しかった。
2012年01月14日 19:46撮影 by  u30D,S410D,u410D, OLYMPUS CORPORATION
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1/14 19:46
なんだか素晴らしい眺めだったので、急坂にもかかわらず写真を撮ってしまいました。ここまでは純粋に楽しかった。
広めの尾根道。木漏れ日が心地よいです。
2012年01月14日 13:34撮影 by  u30D,S410D,u410D, OLYMPUS CORPORATION
1/14 13:34
広めの尾根道。木漏れ日が心地よいです。
とここで、エビ小屋山に。分岐を見過ごしたのが敗因です(涙)
2012年01月14日 13:42撮影 by  u30D,S410D,u410D, OLYMPUS CORPORATION
1/14 13:42
とここで、エビ小屋山に。分岐を見過ごしたのが敗因です(涙)
暗い杉林になりました。道が明らかに不明瞭になります。
2012年01月14日 13:48撮影 by  u30D,S410D,u410D, OLYMPUS CORPORATION
1/14 13:48
暗い杉林になりました。道が明らかに不明瞭になります。
こんな感じで道が荒れていました。
2012年01月14日 13:50撮影 by  u30D,S410D,u410D, OLYMPUS CORPORATION
1/14 13:50
こんな感じで道が荒れていました。
杉林を通りすぎてから撮影。今から思えば「とおせんぼ」だったのか…もちろん真相はわかりません。
2012年01月14日 13:56撮影 by  u30D,S410D,u410D, OLYMPUS CORPORATION
1/14 13:56
杉林を通りすぎてから撮影。今から思えば「とおせんぼ」だったのか…もちろん真相はわかりません。
林道に出ました。これは振り返って撮影しています。真ん中辺りから左の林を下って来ました。助かりました。
2012年01月14日 14:06撮影 by  u30D,S410D,u410D, OLYMPUS CORPORATION
1/14 14:06
林道に出ました。これは振り返って撮影しています。真ん中辺りから左の林を下って来ました。助かりました。
ほどなくしてまた登山道があります。右側が古里駅方面です。まっすぐ進めば恐らく林道が続くことでしょう。
2012年01月14日 14:11撮影 by  u30D,S410D,u410D, OLYMPUS CORPORATION
1/14 14:11
ほどなくしてまた登山道があります。右側が古里駅方面です。まっすぐ進めば恐らく林道が続くことでしょう。
しばらくは林の中でしたが、突然ススキの道に出て展望が一瞬だけ開けました。
2012年01月14日 14:20撮影 by  u30D,S410D,u410D, OLYMPUS CORPORATION
1/14 14:20
しばらくは林の中でしたが、突然ススキの道に出て展望が一瞬だけ開けました。
赤久奈山への分岐です。一瞬「10メートル?」と思いましたが、よく見ると前に1がありまして…ここは巻きました。もうピークはいいです(涙)
2012年01月14日 14:23撮影 by  u30D,S410D,u410D, OLYMPUS CORPORATION
1/14 14:23
赤久奈山への分岐です。一瞬「10メートル?」と思いましたが、よく見ると前に1がありまして…ここは巻きました。もうピークはいいです(涙)
何の変哲もない道が妙にありがたくなり。
2012年01月14日 14:27撮影 by  u30D,S410D,u410D, OLYMPUS CORPORATION
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1/14 14:27
何の変哲もない道が妙にありがたくなり。
川井か古里か。私は古里へ。
2012年01月14日 14:55撮影 by  u30D,S410D,u410D, OLYMPUS CORPORATION
1/14 14:55
川井か古里か。私は古里へ。
過ぎ去ってから撮影。トラバースする道があり、細くてやや危険な感じでした。
2012年01月14日 15:06撮影 by  u30D,S410D,u410D, OLYMPUS CORPORATION
1/14 15:06
過ぎ去ってから撮影。トラバースする道があり、細くてやや危険な感じでした。
ついに登山道を抜けました。ここから古里駅まではすぐです。
2012年01月14日 15:21撮影 by  u30D,S410D,u410D, OLYMPUS CORPORATION
1/14 15:21
ついに登山道を抜けました。ここから古里駅まではすぐです。
古里駅北側です。ちょっと疲れました。
2012年01月14日 15:31撮影 by  u30D,S410D,u410D, OLYMPUS CORPORATION
1/14 15:31
古里駅北側です。ちょっと疲れました。

感想

今回は変なところでロスの多い登山となりました。
1つは一杯水避難小屋から三ツドッケまでの道で苦戦したことです。
雪で足場が悪かったのが原因ですが、道を間違えたのは自分のミスです。
2つ道があるように見えてしまい、右に曲がるべきところ、そのまま下ってしまいました。
かなり急なのと、踏み跡が全くない道のため、途中で転倒してしまいました。
「登りで自分が歩いているのに、踏み跡がないのはおかしい」と思い、引き返しました。
その後も避難小屋までは腰が引けた歩きになってしまい、時間を要しました。

もう一つは赤杭尾根における致命的なミスです。
エビ小屋山と巻き道の分岐を完全に見逃してしまい、尾根を直登してしまいました。
しかもエビ小屋山がルートから外れていることを確認できませんでした。
もし山頂で地図を見ていたら、その後のことはなかったと思います。

山頂通過後、そのまま下ると暗い杉林になりました。
これはよくあることですが、どうも道が荒れすぎているのです。
「赤杭尾根はこんな道なのかなあ」と思いながら下りました。
ところどころ白いペンキがついていましたので、それを頼りに進みました。
でも後から考えれば、これは作業用の印であるはずです。
登山であれば赤い(他の色もあり)テープが普通でしょう。
ここでも「おかしい」と気づけなかったのは残念です。
2年半、60回のトレッキングは何だったのかと落ち込みました。

写真の時刻を頼りにすると、約20分下ったところで、林道に出ました。
これも私の頭を混乱させることになりました。
なぜなら私の持つ地図には、この尾根で林道に出ることが書いていないからです。
あとでヤマレコを見たら、写真付きで書いてありました。先に調べるべきですね。

でもこの時点でもう登山道に戻る気力がなく、「このまま林道を行こう」と思いました。
しかし、わずか数分でまた古里駅への道があることが分かり、恐る恐る復帰しました。
ここからは特段問題はありませんでした。

もしここで林道に出なかったら、日暮れまでに下山できなかったかもしれません。
そのことを思うと背筋が凍る思いがします。
そもそもエビ小屋山のことは全く頭の中にありませんでした。
川苔山からの様々な道をうまくクリアすることに専念してしまい、
無事に通過できると「あとは1本道」だと思い込んでいました。
地図を見ればエビ小屋山の名称はかなり大きく書いてあるのですが…
思い込みとは恐ろしいものです。

さて、自分への戒めのためにトラブルネタを最初に書きましたが、ここからはそれ以外の道などの感想です。

東日原からの道はいきなり急登ですが、却って体勢を整えることができます。
40分ほど我慢して登ると、傾斜が緩やかになります。
そこでペースを上げて一気に登りました。今日は山頂まで早かったと思います。

蕎麦粒山までの道は意外とアップダウンが多く、いいトレーニングになりました。
冬場ということもあるのか明るい感じで、歩きやすかったです。
蕎麦粒山山頂は木々に囲まれているのでそれほど展望は良くないですが、
やはりこの時期なので木々の間から景色を見ることができました。
また青梅市街方面の眺めは良かったです。

そこからもアップダウンを繰り返しながら下っていき、踊平からまた登ります。
そろそろ歩行時間が4時間を超え、足もきつくなってきました。
でも一貫した登りではないので、急登と呼ぶほどではありません。

川苔山には10人以上の人がいました。私にとっては二度目の山頂になります。
座る場所がなかったのと、まだ体力的に余裕があったため、ほどなくして立ち去りました。

赤杭尾根は、道迷いの部分さえ除けば淡々といい道を歩いたというイメージです。
2時間以上歩くため、長いことは長いですが。
ここは分岐の標識が少ないため、登山道にいても「本当に大丈夫か?」と思ってしまいます。
ここまでいろいろあったので、体よりも精神的に疲れました。

登山道を抜けたときは本当にホッとしました。
皆さんも道迷いには気をつけてください。初めての道は地図をよく確認しましょう。

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