風不死岳 大沢
- GPS
- --:--
- 距離
- 4.9km
- 登り
- 818m
- 下り
- 816m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年11月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特に難しさはないが、様々な箇所で落石には気を使わなければならない。 対処等については、沢はじめての人を連れて行くことを想定して書いた。 1つめの10mFの巻きは、もしかしたらザイルFixなどをしたほうがいいかもしれない。 夏時期に行くと詰めのところにBushがうっそうと茂っていて大変らしいので、まさに秋沢でいくのにぴったりだろう。 Ganさんの本に書いてあるとおり、楓沢を下降すれば、充実した山行になるのではないだろうか。 樽前山に縦走してもいいと思う。 |
写真
感想
朝、道の途中の温度計を見ると3℃。本当にこんな気温で沢登りなんてできるのだろうか。
路肩の草には霜まで降りている。
北尾根登山口のちょっと先に車をデポして、大沢の右岸にある林道から入山。
ちなみにこの林道の入り口にも車を一台デポできる。
林道はいくつかある堰堤の最後まで伸びている。
ここで季節外れのムキタケ発見。思わぬ収穫に心が踊る。
ここから入渓。まだここは伏流している。ここだけ見ると本当に水が流れているとは考えがたい。
ちょっと登ると水が流れ始める。北尾根の夏道が一番近づくco400辺りにはデポ旗があった。
両岸が切り立ってきてしばらくするとco450の3mの小滝が現れる。中を直登。
そのちょっと先の屈曲部にco485の2段の滝がある。若干濡れながら突っ張って突破。初めて沢に行くようなメンツがいたら空身などもありかもしれない。
この沢は特に難しいというわけではないが、河原の石に浮石が多く、斜度があるところで大きなもの落とすこともあるので注意が必要。
再び両岸が狭まったco520に直登不可の岩壁から美しい10mの滝が流れ出ている。なかなかない落ち着いた雰囲気だ。
左岸の枯れ沢から高巻くが、ここは落石がかなりいやらしい。
途中手がかりの少ない段差を越えていき、さらに詰め上がって適当なところから尾根をのっこして潅木の斜面を下って沢に合流。
Ganさん本に書いてある梯子はなかった。手がかり少ない部分は対処したらいいかもしれない。
合流したあたりも侘び寂を感じる渓相。まさに晩秋というのにぴったりだろう。
Ganさんの本に出てくる直登不可の5mFは確認できなかった。
その次のco615の10mFもゴルジュと苔がいい雰囲気を出している。直登不可なのですぐ右手のルンゼを詰めていく。
ここも落石注意。途中から残置ロープを手がかりとする。最上部は段差をのっこす感じになる。
残置ロープに頼らないならシュリンゲを出すのがいいだろう。
この滝を越えて少し行くと再び水が伏流し、ガレ沢になるので水はここでくむ。
このガレ沢も落石には細心の注意がいる。かなり大きなものも浮いている。素直に沢中を行くのがいいだろう。
夏時期はオオイタドリが鬱蒼としていて結構な草漕ぎになるようで地図読みも大変だそうだが、
秋は全て枯れていて見通しがかなり効き地図読みも楽。
Co750付近で、適当に右にトラバースしていき、900から伸びているY字の沢地形の右俣を詰めていく。
少し急な地形で、基本的には足元しっかりしているが、たまに浮石がある。
ここを上がらなくても、適当に920付近の北尾根の夏道には簡単に出れるだろう。
振り返ればずっと美しい支笏湖が見えている。
登るにつれてどんどん見える範囲が増えていき、高度を稼いでいるのが実感できて気持ちがいい。
Co1070くらいで夏道に突きあげたらPeakまでは一瞬。
まるで十勝を彷彿とさせるような樽前やかっこいい恵庭、遠くには羊蹄と丸見え。
日差しも暖かく、11月とは思えない気持ちのいいPeakだ。ランドネの表紙になりそうな山ガールもいた。
この最高のPeakで優雅にお昼。
社会人の方が持ってきてくださったインラーにムキタケを入れて、さらにはホルモンとアルファ米で作った増水を食べて、コーヒーをいただく。
う〜んおしゃれな山登りだ。
ちなみにジャージに穴が開いていることを指摘されたtentyouは山ガールに対抗して露出度を上げているんだと言い張っていた。
Peakを堪能したあとは北尾根の登山道を使って快適下山。こうしてパーフェクトな平日登山は幕を閉じた。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する