記録ID: 163859
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科
南八ヶ岳/赤岳(文三郎道)
2012年01月21日(土) 〜
2012年01月22日(日)



- GPS
- 64:00
- 距離
- 27.9km
- 登り
- 2,910m
- 下り
- 2,906m
コースタイム
21日
美濃戸山荘9:15 〜≪北沢経由≫〜 11:55赤岳鉱泉(テント設営)14:10 〜 15:20大同心稜2500m付近 〜 15:50赤岳鉱泉(幕営)
22日
赤岳鉱泉6:20 〜 7:15行者小屋 〜≪文三郎道≫〜 9:20稜線 〜 10:34赤岳(南峰)10:50 〜≪文三郎道≫〜 12:20行者小屋 〜 12:45中山乗越展望台 〜 13:20赤岳山荘15:15 〜 16:30美濃戸山荘
美濃戸山荘9:15 〜≪北沢経由≫〜 11:55赤岳鉱泉(テント設営)14:10 〜 15:20大同心稜2500m付近 〜 15:50赤岳鉱泉(幕営)
22日
赤岳鉱泉6:20 〜 7:15行者小屋 〜≪文三郎道≫〜 9:20稜線 〜 10:34赤岳(南峰)10:50 〜≪文三郎道≫〜 12:20行者小屋 〜 12:45中山乗越展望台 〜 13:20赤岳山荘15:15 〜 16:30美濃戸山荘
天候 | 21日 雪 22日 薄曇りときどき晴れ(稜線上は風が強い時もあった) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
●南岸低気圧の影響で、20日から21日まで積雪が50センチ程度、21日当日も夜半まで雪が降り続き、雪崩等の警戒が必要な状況。 ●21日の大同心ルンゼにおける雪訓で、ハンドテスト、スクラムジャンプテストを行ったところ評価3(結合状態・悪い)で、 明日の行動予定としている赤岳主稜(中級)、赤岳・文三郎道(初級)は中止も十分にある得る状況であった。 ※21日に文三郎道と中岳沢で雪崩が発生したとのこと ●22日、担当した初級班は途中途中でハンドテストを行ったが、結果は前日と異なり1〜2(安定〜おおむね安定)であった。 ただし、文三郎道稜線直下のトラバース等では、念のため、パーティーメンバー間の距離をあけて行動することとした。 ●前日と比較し雪の状態が安定したのは、21日夜の高温状況(テント内で寝袋から顔を出して寝れるほど)が、雪の結合を進めたのかもしれない。 ●南岸低気圧が通過しているものの、八ヶ岳周辺は疑似好天の状況で、稜線上に出た直後は、風が強い時もあったが、 概ね、天候も安定し、頂上に着いたときは青空も広がり、富士山、南ア、北アも望めた。 ●帰路は地蔵尾根を予定していたが、天候の変化が激しいと思われること、雪の状態も不安があるため、往路の文三郎道を下山した。 |
写真
感想
神奈川県勤労者山岳連盟が主催するアルパイン・リーダー学校のスタッフとして赤岳に行ってきました。私の担当は初級クラス。
当初、文三郎道から赤岳の頂上を踏み地蔵尾根で下山予定でしたが、前夜からの降雪と、気温が高い状態を考慮し、文三郎道ピストンに切り替えました。
(中級班は赤岳主稜から大同心稜〜上部ルンゼ〜横岳稜線に変更)
今年のリーダー学校は天候には恵まれず、これまで、沢登り、マルチピッチ、冬山トレーニングと、いずれも悪天候で中止、撤退、転進の連続でしたが、
今回は、南岸低気圧が通過する悪天予報とは異なり、八ヶ岳周辺は薄曇ながら比較的持続する疑似好天に恵まれ、ピークハントをすることができました。
ただ、これは、八ヶ岳周辺の天候や雪の状態がタマタマ良かったためであり、同じ条件でも、状況が悪い方向に振れることも十分あり得ますので、今後も十分な注意をもって臨むことが肝要です。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:2491人
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する