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記録ID: 1640811
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無雪期ピークハント/縦走
朝日・出羽三山

名水湧く下越の藪山「鰈山」

2018年11月03日(土) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
6.2km
登り
331m
下り
319m

コースタイム

日帰り
山行
3:50
休憩
0:55
合計
4:45
9:10
5
広域農道(駐車)
9:15
25
入山口
9:40
9:45
30
林道終点
10:15
30
615M
10:45
10:50
30
685M
11:20
5
頂稜線
11:25
12:05
55
山頂
13:00
10
615M
13:10
13:15
40
林道終点
13:55
広域農道(駐車)
天候 快晴
過去天気図(気象庁) 2018年11月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
(日本海東北道)朝日まほろばIC→村上市(旧朝日村)高根
コース状況/
危険箇所等
序盤は刈り払いされた林道。以降は背丈を越える灌木混じりの激薮。
(今日の山)
村上市高根の「鰈山」(カレイヤマ)。山容を捉えられず、写真がないので、集落に立つこの看板左端のピークです。(要拡大)
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(今日の山)
村上市高根の「鰈山」(カレイヤマ)。山容を捉えられず、写真がないので、集落に立つこの看板左端のピークです。(要拡大)
(入山口)
岩船北部広域農道に面した林道から入る。林道は鍵付きの鎖で封じられ、一般車は通行出来ない。
(入山口)
岩船北部広域農道に面した林道から入る。林道は鍵付きの鎖で封じられ、一般車は通行出来ない。
(水源林)
一帯は地元森林組合が80年間借用する造林地の様だ。
(水源林)
一帯は地元森林組合が80年間借用する造林地の様だ。
(林道)
刈り払いされ車も走れる管理道。
(林道)
刈り払いされ車も走れる管理道。
(巡視路)
高圧線下を過ぎて左手に東北電力の巡視路看板が現れた。
(巡視路)
高圧線下を過ぎて左手に東北電力の巡視路看板が現れた。
(林道終点)
程なく105号塔横で管理道は終点。ここから廃道化し背丈を超える薮道に突入する。
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(林道終点)
程なく105号塔横で管理道は終点。ここから廃道化し背丈を超える薮道に突入する。
(北東ピーク)
薮中から正面は鰈山北東稜 699Mのピーク。
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(北東ピーク)
薮中から正面は鰈山北東稜 699Mのピーク。
(棘蔓)
薮中にイシミカワ風の棘蔓。触れると痛く、ズボンが傷付く。
(棘蔓)
薮中にイシミカワ風の棘蔓。触れると痛く、ズボンが傷付く。
(廃林道1)
標高460Mの左カーブ付近は薮が切れ一息付ける。
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(廃林道1)
標高460Mの左カーブ付近は薮が切れ一息付ける。
(マムシグサ)
ひときわ目立つ薮中の赤い実。
(マムシグサ)
ひときわ目立つ薮中の赤い実。
(黄葉)
朝日に輝く黄葉。
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(黄葉)
朝日に輝く黄葉。
(灌木)
中盤から再び薮道に。踏み跡が消え、灌木が増え出した。
(灌木)
中盤から再び薮道に。踏み跡が消え、灌木が増え出した。
(サルナシ)
幼少期“コクワ”と呼んで裏山で食べた懐かしい山の幸。食べ頃でとても甘かった。昔は堅い実は米櫃に入れて熟させたものだ。
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(サルナシ)
幼少期“コクワ”と呼んで裏山で食べた懐かしい山の幸。食べ頃でとても甘かった。昔は堅い実は米櫃に入れて熟させたものだ。
(ブナ樹林1)
650M付近南側のブナ樹林。ここも薮が切れて10分休憩。
(ブナ樹林1)
650M付近南側のブナ樹林。ここも薮が切れて10分休憩。
(蔓薮)
終盤で三度目の薮突入。蔓薮は手強く迂回しながら通過。
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(蔓薮)
終盤で三度目の薮突入。蔓薮は手強く迂回しながら通過。
(椿薮)
山頂西側に廻り込み、道は僅かに下り始めた。ショートカットを狙い適当に右手の椿薮に突入。帰路に備えマーキングしながらよじ登った。
(椿薮)
山頂西側に廻り込み、道は僅かに下り始めた。ショートカットを狙い適当に右手の椿薮に突入。帰路に備えマーキングしながらよじ登った。
(山頂稜)
小さな沢筋を跨いで山頂稜に乗った。山頂は左手(北)の様だ。
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(山頂稜)
小さな沢筋を跨いで山頂稜に乗った。山頂は左手(北)の様だ。
(山頂)
100M程で赤ペンキの枝が出現。標高709.3Mの山頂到着だ。
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(山頂)
100M程で赤ペンキの枝が出現。標高709.3Mの山頂到着だ。
(三角点)
枝下で落葉に埋もれた三角点も発見。
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(三角点)
枝下で落葉に埋もれた三角点も発見。
(展望1)
山頂は樹林に囲まれ展望は無い。
僅かに西側右端に葡萄山。
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(展望1)
山頂は樹林に囲まれ展望は無い。
僅かに西側右端に葡萄山。
(展望2)
東側手前に 699Mの山頂部。
(展望2)
東側手前に 699Mの山頂部。
(展望3)
南東遥かに朝日連峰。
(展望3)
南東遥かに朝日連峰。
(雲行)
山頂で休息中西空に怪しい雲。帰路ショートカットの薮下りも考えていたが、取り止めて早々に下山開始。
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(雲行)
山頂で休息中西空に怪しい雲。帰路ショートカットの薮下りも考えていたが、取り止めて早々に下山開始。
(ブナ樹林2)
天気回復。午後の日差しを浴びて美しいブナ樹林。
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(ブナ樹林2)
天気回復。午後の日差しを浴びて美しいブナ樹林。
(東方展望1)
帰路東方に三面山稜や遥か彼方に冠雪の朝日連峰。
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(東方展望1)
帰路東方に三面山稜や遥か彼方に冠雪の朝日連峰。
(東方展望2)
その左手の拡大。
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(東方展望2)
その左手の拡大。
(東方展望3)
同じく右手の拡大。
(東方展望3)
同じく右手の拡大。
(北東展望)
北東は化穴山(1,505.9M)か?(以東岳かも知れない。)
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(北東展望)
北東は化穴山(1,505.9M)か?(以東岳かも知れない。)
(紅葉1)
これぞ下越の紅葉。

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(紅葉1)
これぞ下越の紅葉。

(紅葉2)
その拡大、今季最高の紅色。
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(紅葉2)
その拡大、今季最高の紅色。
(池塘)
670M付近で地形図に無い池塘発見。
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(池塘)
670M付近で地形図に無い池塘発見。
(草薮)
草薮の穂先を押し返す帰路。憂鬱だが仕方が無い。
(草薮)
草薮の穂先を押し返す帰路。憂鬱だが仕方が無い。
(ムラサキシキブ)
往路気付かなかった紫の実。
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(ムラサキシキブ)
往路気付かなかった紫の実。
(山頂東)
山頂東方の肩と699Mの鞍部。紅葉も終わりだ。
(山頂東)
山頂東方の肩と699Mの鞍部。紅葉も終わりだ。
(三面山域1)
下山終盤。南東正面には見慣れた三面山塊が広がる。
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(三面山域1)
下山終盤。南東正面には見慣れた三面山塊が広がる。
(三面山域2)
右端の突起は懐かしい“岩船駒ヶ岳”(776M)。
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(三面山域2)
右端の突起は懐かしい“岩船駒ヶ岳”(776M)。
(管理道)
薮道終了、管理道に戻った。
(管理道)
薮道終了、管理道に戻った。
(名水)
下山後入山口から数キロ先の名水「鰈山清水」に立ち寄る。
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(名水)
下山後入山口から数キロ先の名水「鰈山清水」に立ち寄る。
(美味)
冷たく軟らかい清水をたら腹戴いた。

今日も美しく楽しい山だった。有り難う。(画像終)
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(美味)
冷たく軟らかい清水をたら腹戴いた。

今日も美しく楽しい山だった。有り難う。(画像終)

感想

1.下越三面(みおもて)山塊には入山者が少なく、個性的な薮山が散在するため毎年紅葉期に訪れている。
2.今回はその名も面白い薮山「鰈(カレイ)山」に登った。村上市に合併前の旧朝日村と旧山北町の境界尾根に立つ標高700M強の中高山であるが、海魚の名が付けられた由縁は定かではない。(山頂台地の700Mの等高線だけを眺めればカレイの魚形に見えなくもないが、まさかそんなことで・・・)
3.周辺山域には他にも「葡萄山」や「日本国」など奇抜な山名のピークが多く、変わり者?にはそれだけで惹かれる不思議な魅力の山域である。

4.今回のルート序盤は車両の通行も可能な立派な林道で始まったが、それも電力巡視路故か、入山口から1キロ余で終点となってしまった。
5.以後は廃道化して背丈を越える草と灌木の激薮に変わり、所々薮下に僅かな踏み跡は残るものの “薮荒れ”はなく、入山者も殆どいないことを物語っていた。
6.それでも太い灌木や有棘蔓草は比較的少なく、相対的には漕ぎ易い薮だった。幸運にも薮中で見付けた「サルナシ」は美味しく(入り会い権者にはスミマセン)、しばし幼少期の想い出にふけることが出来た。
7.山頂は地形図通り細長い台地の北端にあるが、樹林に囲まれ展望はなかった。
8.帰路は往路をピストンしたが、前方眼下に広がる三面山塊や遥か東方に聳える冠雪の朝日連峰がひときわ美しかった。(連峰西部は未踏のため、山座同定が出来ず残念。)

9.今回紅葉最盛期を少し外してしまったが、毎年一度は遠征する大好きな三面山塊の空気と清らかな湧水を存分に味わうことが出来た。楽しい一日に感謝、有り難う。

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コメント

私には無理
これは最早ルートなしの藪漕ぎでしょうか。私には到底できません。読図もできない私には無理と写真を見て思いました。朝日連峰が綺麗に眺望出来て良かったと思います。tonkaraさん山行はどのようにしてお決めになるのでしょうか。今回のルートではカミさんの許可も出ません。凄いですね。
2018/11/6 12:23
Re: 私には無理
gijin さん こんにちは
コメント有り難うございます。

今回は藪化した廃林道を辿る藪山アタックです。腰痛が全快しておらず、10キロ程度の安楽ルートを選択しました。😓

私の山歩きは、入山(登山)者が居らず、自然荒廃のない静かな未踏の藪山を単独で歩くことを基本としています。その為山中で人と出会うことは稀で、あっても年間1〜2回です。(本年は1回のみ)

藪山は無尽蔵にありますが、その中から特に登りたいと感じる山は実はそれ程多くはありません。登高意欲が刺激される要素には、山容や林相、市街からの隔絶度等色々なものがありますが、多分に感覚的かつ個人的なものです。例えれば、"一目惚れ"の様なものでしょうか。😀

大好きな山歩きも近年の体力衰退から、残り少ないことを予感させられております。😥
2018/11/6 16:09
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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