羅臼岳

2003年07月20日(日) [日帰り]

• GPS: 16:00
• 距離: 29.4km
• 登り: 2,100m
• 下り: 2,170m

コースタイム

7/19
ウトロ温泉18:00―19:40岩尾別温泉―19:45木下小屋(泊)

7/20
木下小屋5:25―7:15銀冷水7:25―8:00羅臼平8:05―8:45羅臼岳9:15―羅臼平―10:45サシルイ岳11:05―12:15羅臼平12:45―13:35屏風岩13:45―14:20泊場14:35-16:20熊の湯

天候

晴れ、羅臼漁港は霧の中

アクセス

利用交通機関：

バス

往路は釧網本線斜里駅からバスでウトロ下車。
復路は熊の湯からバスで羅臼、中標津経由釧路まで行った。

コース状況／危険箇所等

ウトロ漁港からは車道を歩いた。岩尾別を過ぎてしばらくで親切なドライバーに拾われて木下小屋まで送ってもらった。

木下小屋は温泉付きの快適な小屋で、素泊まりだが宿泊料金も非常に安かった(1500円)。バックパッカーには天国のような小屋だ。

羅臼平への登りは快適な道で問題なかった。羅臼平から頂上往復も問題なし。羅臼平にはクマ対策で食料を入れておく鉄製の小型コンテナが置かれていて利用させてもらった。

羅臼平から三ッ岳を越えてサシルイ岳まで往復した。あたりは高山植物の楽園だった。

羅臼平から羅臼漁港側の熊の湯へ下る道は、木下小屋からの道に比べて踏まれていなかった。途中雪渓があり、踏み跡はついていないので地形図と照らし合わせて慎重に歩いた。泊まり場と呼ばれる沢の下で、数人の外国からの旅行者グループにあったが、それ以外には羅臼への長い下りの間、人に会わなかった。

珍しかったのはだいぶ標高の下がった、400m位の場所にハイマツ帯が広がっていたことだった。それを過ぎると下山口までは近かった。

山の上は良い天気で、国後島が北から南までよく見えたが、海岸沿いは深い霧に覆われ、気温は9度だった。

写真

木下小屋前にて。温泉付きの素晴らしい小屋だった。

羅臼平のお花畑

羅臼岳頂上から知床岬方面を望む。

サシルイ岳から東北方向を望む。一番左が硫黄岳。

サシルイ岳から羅臼平方向を振り返る。羅臼岳の手前に二ッ岳が重なって見える。

感想

tanno1967

2003年夏に登った羅臼岳の記録です。

札幌で所用を果たした後、釧路の姉夫婦宅に一泊。翌日斜里岳に登り、その足で知床のウトロまで行き、木下小屋泊。翌日羅臼岳を越えて羅臼まで行きました。(斜里岳の記録はこちらです)
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-164311.html

さて羅臼岳ですが、天候に恵まれ、温泉に入り、高山植物も美しく、素晴らしい山行でした。

知床連山を硫黄山まで縦走したい気持ちもあったのですが、テント泊では装備がかさみ、所用の帰りにというわけにいかないので、羅臼岳のみの計画になりました。

結果的にはサシルイ岳まで往復することができ、知床の原始的な雰囲気も少し味わうことができました。いつかは硫黄岳まで歩いてみたいと思っています。