毘沙門山(白石山)

2018年11月11日(日) [日帰り]

• GPS: 04:39
• 距離: 9.9km
• 登り: 925m
• 下り: 930m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:06
• 休憩: 0:34
• 合計: 4:40

距離 9.9km 登り 934m 下り 936m

10:14 スタート地点
11:55 12:04 長合沢ノ頭
12:16 12:27 白石山(毘沙門山)
14:27 14:39 毘沙門水
14:54 ゴール地点

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

新要トンネル手前の路肩に駐車スペースがある。

コース状況／危険箇所等

○長合沢林道〜朽ち果てた小屋
踏み跡明瞭、道迷いの心配無し、アルミ橋から尾根までが九十九折の急坂。
小屋が見えてきたら、踏み跡よりも地形を見たほうが良い。

○小屋〜長合沢ノ頭ラストコル
踏み跡薄い、尾根上の樹木を縫うように進むため、尾根から外れないように進むと良い。

○長合沢ノ頭
とにかく急登、ザレ＋落ち葉でかなり滑りやすくなっている。キックして踏み込むように登ると良かった。稜線から少しだけズレると木や根っこがあるのでそれを手掛かり、足掛かりにして登ると良い。下りの場合多くのレコでロープの使用を推奨しているが、頷ける斜度。

○長合沢ノ頭〜毘沙門山の尾根終点
踏み跡は薄いがある。岩登り。
採石場はフェンス沿いに巻く必要があるが、なんとか通過できる。危険です、あくまでも自己責任で。

○尾根終点〜・851
踏み跡明瞭、ただしルートファインディング必要

○沢伝い地図上の小道
今回の最大の難所。祠のある分岐付近は、ほとんど道が不明。沢に下りても、道が所々消えて無くなり先達の足跡とテープがある程度。倒木が行く手を阻む。ザレの斜面を沢沿いに、沢に落ちないように進む。沢まではあまり高低差も無く、沢の水量が無いので、沢を下りてもあまり問題なさそう。

その他周辺情報

平成の名水百選 毘沙門水
維持管理費として100円以上とのことです。

写真

11/11 10:14

倉尾中学体育館、新要トンネル
スタート地点
ここに駐車させて頂きました。

11/11 10:17

長合沢林道
１km弱の緩やかな登りです。車の轍がぬかるんでいました。

11/11 10:26

朽ち果てた橋
写真右手、上流側の丸太がしっかりしているので、試しにゆっくり渡ってみました。

11/11 10:28

写真左の丸太を無事に渡れましたが、本来は沢に降りて渡るのが正解のようです。
水はそこまで無かったです。

11/11 10:31

アルミの橋
沢を渡り返し、すぐに左に回り込むように取り付きます。
ここでも沢に降りて渡っても問題ない水量でした。

11/11 10:51

榛名線154号
二つの橋以降も、踏み跡は明瞭で問題なく進めます。

11/11 10:52

榛名線154号 鉄塔

11/11 11:02

朽ち果てた作業小屋１

11/11 11:02

朽ち果てた作業小屋２
踏み跡がかなり明瞭で、テープも沢山ありました。

11/11 11:05

朽ち果てた作業小屋以降も明瞭な踏み跡を進んでいたら、紅葉に誘われて道を間違えてしまいました。

11/11 11:33

紅葉やこれから目指す稜線を左手に見ながら踏み跡を進んでいると、道が下り始めてきて間違いに気付きました。戻ってルートを確認したら、正しいコースには、分かりづらい踏み跡とテープがありました。朽ち果てた作業小屋辺りから明瞭な踏み跡を無視して、尾根上を登るのが正しいコースでした。

11/11 11:35

長合沢ノ頭へのラストコル

11/11 11:36

厳しい急坂
写真だと伝わりづらいですが、坂というより壁といった様子の坂です。

11/11 11:54

長合沢ノ頭が見えてきました。
かなりの急坂でした。

11/11 11:55

長合沢ノ頭

11/11 12:07

毘沙門山の尾根上は紅葉が綺麗でした。

11/11 12:08

蟻地獄のような大穴

11/11 12:09

深さ５ｍ?程のすり鉢状の穴になっています。
調べたら、石灰岩の台地などにできるドリーネによく似ています。地下の石灰岩が侵食されて、穴になっているのでしょうか。

11/11 12:11

毘沙門山頂上の岩峰
北側(左側)にルートがありました。

11/11 12:24

山頂風景
360°遮るものが無い大展望でした。

11/11 12:15

毘沙門山(白石山)山頂 三角点

11/11 12:16

山頂展望１
榛名線154号

11/11 12:16

山頂展望２
両神山と双子山、手前には長合沢ノ頭

11/11 12:17

山頂展望３
両神山

11/11 12:23

山頂展望４
双子山

11/11 12:17

山頂展望５
和名倉山(白石山)方面

11/11 12:18

山頂展望６
武甲山方面

11/11 12:24

山頂展望７
城峯山方面

11/11 12:27

東峰への道
採石場まではいけると解釈し、無視しました。
岩壁に当たると今度は右手にルートがありました。

11/11 12:32

東峰山頂
コンクリートの杭と昔のコーラの瓶がありました。

11/11 12:31

東峰からの展望１
榛名線154号

11/11 12:31

東峰からの展望２
毘沙門山 山頂

11/11 12:34

尾根上を進むと採石場が見えてきます。

11/11 12:37

採石場の大穴１
写真に収まらない大きさです。
あっち側の尾根に行きたいのですが…

11/11 12:37

採石場の大穴２

11/11 12:39

立ち入り禁止の柵
仕方ないので採石場に入らないように北側を巻きました。

11/11 12:50

巻いてきた採石場 大穴の反対側から

11/11 12:52

大穴を後にし尾根上をさらに東に進むと巨石があらわれます。

11/11 12:54

尾根上にある杭

11/11 12:59

尾根の終点は少し先ですが、のちにここを右に下りました。

11/11 13:01

尾根の終点からの展望
西秩父桃湖、合角ダムが見えました。

11/11 13:14

・851への尾根上にある祠
［大指村中 天保八酉年］と書いてありました。

11/11 13:18

この辺りの尾根は踏み跡も明瞭で、歩きやすいので紅葉を楽しむ余裕がありました。

11/11 13:20

・851
三又の尾根です。東尾根を下りました。

11/11 13:33

下りてきた尾根と小道がぶつかる所にある祠
［三日川村大字三山建 明治三十三年十月吉日］と書かれていました。

11/11 13:35

踏み跡はこの尾根上に伸びていきますが、ここに向かって左後ろ側(北西)に折り返すように下るのが正しいかと思います。
この辺りは地図の小道は見つからず、違う踏み跡が色々な方向に伸びていて右往左往してしまいました。

11/11 13:45

地図上の道を辿りながら、道なき道をピンクテープを手掛かりに下ります。急なザレザレの斜面を滑り下りるように進みました。

11/11 13:49

少し進むと沢に出ます。あとは沢沿いに下りますが、踏み跡は所々消えています。テープは絶えずあるので、歩き易い斜面を見つけながらの藪漕ぎで進みました。

11/11 14:17

沢沿いの石仏
苔でよく読めませんでしたが［昭和三年］と書かれていました。
優しいお顔の仏様です。

11/11 14:38

毘沙門水近くの道路に出てきたときはホッとしました。

11/11 14:38

毘沙門水 看板
カルシウムやミネラルが豊富な水質や周辺の景観の他にも、住民の方々の保全活動が評価され、平成20年に選ばれた事が書かれています。

11/11 14:37

毘沙門水
水を汲みにきたご夫婦と交流することができました。ご夫婦は毘沙門水が特にお気に入りだそうですが、各地の名水事情をご教示下さいました。ありがとうございました。
少し休んで行きましたが、沢山の方が水を汲みにきていました。

撮影機器：

iPhone 7 Apple

感想

モンブラン

林道、不安定な橋、九十九折、尾根道、急坂、岩場、大展望、信仰の足跡、沢、名水などなど、バリエーションに富んだ山行になりました。

もう少し整備されていれば人気の山になるのかなと思います。実際に楽しかったです。ただ、削られた山は痛々しかったです。

過去レコを参考にルートを計画しましたが、あまりオススメのルートではありません。また長合沢ノ頭の急坂は想像以上でした。あれを下りるのはかなり緊張を強いられると思います。

身近な秩父の山ですが、とても楽しく探検することができました。